美神 令子・その人生・その愛

美神 令子・その人生・その愛


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96/12/ 6

 しばらくほったらかしてる間に、何か3週間も経過してしまい、さらにその間に「料理の鉄人!」編はおろか「遊びの時間は終わらない!」編まで始まって終わるという、なかなか疾風怒濤の展開を見せてしまったGS美神。

 「料理の鉄人!」編は短いながらも魔鈴めぐみというキャラの存在によってかなり人気を博したようだが、その次の「遊びの時間は終わらない!」編はミニ四駆というショタ萌え萌え〜なネタである点、および出てきた敵が単なるガキという点が災いしてか、「ミニ四駆なんて知らないー」「つまんねぇ」という感想を漏らすファンが多いようだ。


 「遊びの時間は終わらない!」については、GS美神でも「こち亀」みたいなマニアックな話を作ることもできるのだという点、および「ミニ四駆」をテーマとしても話が成立するという懐の広さを示した点に、GS美神ストーカー(笑)は注目するべきだろう。

 また、「遊びの時間は終わらない!」は、基本的にコロコロコミックの正当派少年ヒーローマンガ(「ゲームセンターあらし」「とどろけ! 一番」系のアレだ)のノリで話が作られているので、これを機会に「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」とか「爆球連発! スーパー・ビーダマン」なんかのコロコロ連載コミックに目を通して、ミニ四駆とかビーダマンなどの熱いキッズ・カルチャーの世界を垣間見るのも良いのではないのだろうか。
 というか、このノリを知らないと「遊びの時間は終わらない!」は楽しめないのだろうな。

 という訳で、今夜はショタ萌え萌え〜(意味不明)


96/12/ 6

 で、実は、この「美神令子・その人生・その愛」のコーナーも、12/ 7 を以てついに一周年を迎える。こんなことは誰も祝ってくれないので、一人で祝おう。いぇーい。

 元々ここは、まだ C-WWW が立ち上がった直後でコンテンツも参照数も貧弱だった頃(1週間で20Hit とかいう時代もあったのだ)、「何か1週間〜1ヶ月に1度くらいは定期参照してもらう方法はないか」と考えた結果、当時から Web で流行っていた「日記」をやろうという発想からスタートしたものだ。

 そんな当時考えていたアイデアの一つに「人工無能めいこちゃん」というのがある。
 これは文字通り、六道 冥子とお話ができる CGI なのだが、冥子らしい思考パターンのアルゴリズムが全然浮かばず、結局とん挫した(笑)。冥子ちゃん侮りがたし。誰か作って。


 あと、最近漠然と考えているのが、「GS美神極楽大作戦クロニクル」(not Magic the Gathering) 。
 現在のサンデーでは「今日から俺は!」に続く長期連載マンガに成長したGS美神を、連載されていた時代の背景や何かとリンクさせながら、GS美神というマンガそのものだけではなく、その読者や作者にどんな影響を及ぼし、また与えていったのか……を壮大なスケールでお送りするのが狙いだ(もちろん、狙うだけ)。

 なお、これの開始時期は、GS美神の連載が終了した後になる予定(笑)


96/12/24

 メリークリスマス。
 また三週間近く開けてしまって、申し訳ない。来年はもう少し善処します(笑)。

 という訳でもう年末なのだが、皆さんは年末年始の週間雑誌の発売日を把握しておられるだろうか。
 特に今年の場合、ジャンプが 12/20、マガジンが 12/21、サンデーが 12/24 に出るという、まるで週刊誌立ち読み読者への挑戦であるかのような不規則な発売日になっているので、混乱している方も多いのではないのだろうか。

 という私も、来年初めの雑誌の発売日を知らなかったりする。
 えーと、ジャンプ・サンデー・マガジン共に 1/4 でいいんっすよね。チャンピオンはいつ発売でしたっけ、先輩?(<誰だよ)


 で、今回はサンデーを毎週読んでGS美神をチェックしているこまめな皆さんに、ちょっとした「今後の連載の展開を邪推するコツ」を伝授しよう。

 ここでも何回か触れたと思うが、現在のGS美神は、コミックスに収録される時のことを考えて1エピソードの長さを調整する方針で作られていると考えられる。
 「コミックスに収録される時のことを考えて」というのは、具体的には

 ・エピソードの最終話を次の巻にはみ出させるように調節する
 ・もしくは、エピソードの最初の話を、コミックスの最終話(リポート10)に入るように調節する

 のどちらかであると思って良い(笑)。
 ここ最近発行されたコミックスは前者のパターンが多いが、18巻や19巻は後者のパターンである。


 現在サンデーで連載されているエピソード「サバイバル合コン!」の巻は、コミックス26巻に収録される。ここで、26巻に収録されることが予想されるエピソードを並べてみよう:

 という感じになり、コミックス26巻の残り話数は2つであることが判る。


 ここで、先ほど話した「コミックス収録時の調整の法則」を思い出して頂きたい。今回もこのどちらかのパターンで話を作ろうとすると、必然的に今後の連載内容はこうなるものと推理される。

・「エピソードの最終話を次の巻にはみ出させるように調節する」パターン
 →5・6号から最低3話続く、比較的短いエピソードが連載される

・「エピソードの最初の話をコミックスの最終話に入るように調節する」パターン
 →5・6号は単発の読み切り
  7号からは4〜11話くらい続く、比較的長いエピソードが連載される

 どうだろう。なんか信憑性がありそうではないか(笑)。


 だが、これくらいで喜んでいては、真のGS美神展開邪推ラーになることは難しい(なる必要性はまったくないが、ここでは無視)。エピソードの長さの違いによって、「作者はどんな内容の話を描くつもりなのか」まで考えなければならないのだ。
 考えてみよう:

・比較的短いエピソードが連載
 →27巻は、26巻と同じようなノリの軽めの話が続く
  時期を考えると、2月にはバレンタインデーネタが見られる可能性が高い

・長いエピソードが連載される
 →27巻は、対魔族戦のようなヘビーな話が中心となる
  バレンタインデーネタなんて学園ラブコメの基本などやってるヒマなし

 てな感じになるのではないのだろうか。

 とにかく、来年初めてのサンデー掲載分は「短編が続くのか、それともまた長編を持ってくるのか」を判断する材料になるかも知れないので、注目するべし。いつまでもモチ食ってる場合じゃないんだゼー


 ……で、実際は全然展開が違ってしまっても、怒らないでね(笑)。まぁ、長期連載マンガには、こういう楽しみ方もある、という事で。
 と、予防線を張りつつ、今日は以上。