After word――あとがき――

 ども。ロックンロールです。ぢつを言うと、このあとがきって本編書き終わる前に書き始めてるんですね。前回の反省からとは言え、全ッ然あとがきじゃないですね、これ。……むしろまえがき?
「そーだねー」
 ……誰だお前。
「自分で出したキャラくらい覚えといてよ。金明飛だよー」
 前回非業の死を遂げたお前が何でこんな所に現れる?……ってよく見るとお前身体透き通ってんな。幽霊か? 雪之丞に除霊されたんじゃないのか?
「そこはそれ、話の都合というか。ボクだってあれで出番終わりじゃ余りにも悲しいし」
 しかもお前、何か性格変わってるぞ? こんな性格設定だったっけ?
「伊達サンは目上の立場の人だけど、作者相手にへりくだる必要なんてないもーん」
 つまりは素か。……まぁいい。今回は旅立ち編なのだが、お前の師匠も出てきてるな明飛。何か思う所はあるか? 師匠随分落ち込んでるみたいだけど。
「いやだなぁ。ゆーれーにそんなコトを訊きますかアンタは? ボクはしがない一幽霊だから、最早俗世のことも試験も学校もなーんも関係ないし」
 結構いい性格してるなお前……
「それが美点なモンで」
 話を戻すが、実は私は今受験生なのです。
「不安がってる割に、全ッ然勉強してないけどね〜」
(無視)それ故、次回以降『アメリカ編』は、受験後になる公算が高いのです。色々と設定や伏線が残っている上、ファウストはどーしたファウストは!……などとゆー突っ込みをいたるところから入れられそーで非情に怖いのですが、スミマセンが1月くらいまで待っててください……
「現状が読めないモノ書きの典型だね」
 五月蝿い。死人が何をゆーか。
「あ、幽霊差別! 下半期極楽世界の根本にあるまじき非道な言動許すまじッ! おキヌちゃんに言いつけてやるうぅっ!」
 いや、それはやめてくれ頼むから。つーかお前は何でおキヌちゃんを知ってるんだ? お前日本にきたことすらなかったはずだが。
「天国でお年よりの幽霊とかライダーの幽霊とかにうわさを聞きました」
 成る程。おキヌちゃんは天国でも有名人なのか。つーかまた話がずれたな。何の話をしてたんだっけ。ええと……ガ○ャピン?
「前回のあとがきでも登場してたね……○チャピン。そんなに好きなの?」
 大好きだ(断言)。彼はイイぞ? あの体型で料理はおろか、スキューバ、スキー、スノボ、サーフィン、スカイダイビング……果ては宇宙(そら)を飛んでしまう始末。相方の○ックもびっくりだ。
「そんなある程度以上の年齢の人にはわからないネタを振ってないで……未だに『みんなのうた』のカセットなんかを取っておいて、時々聴いてる人のネタなんて、余人には判らないって……」
 何を言う! あの曲達は名曲ぞろいじゃないか。特にあのイカロスの唄。曲的には格好良いけど、ホントのイカロスの伝説を調べてみてから格好良いとは思えなくなってしまった…… つくづく大人になんてなるもんじゃないなぁ……
「実はただのどら息子だもんね……イカロス」
 うむ。その上父親のいうことを聞かずに空高く飛んで、有名な『蝋で固めた鳥の羽根』が解けちまったんだもんな。蛮勇というよりは、むしろタダの馬鹿だ。
「そこまで言う……? 伝説上の英雄に……」
 うむ。(きっぱり)話を戻すが、ついに始まったな。
「何が?」
 椎名先生の新連載がだ。
「……いつの話だよ」
 個人的には、三週間くらい前という感じなのだが……
「まぁ、書いてる時期がそんな時期だからね。つーか本文終わってないのにあとがきから先に終わらそうとなんてしちゃっていいの? まーた本文と矛盾が出てきてあとがき書き直しなんてことになったら、いくらボクでも怒るよ」
 安心しろ。いくら怒ったところで、これ以上おまえの出番はない。
「くっ……! また作者横暴を……ッ! 大好きなタマモちゃんに訴えるぞ!」
 いや、だからやめてくれホント、頼むから。……ちなみにタマモ様の事は誰に聞いたんだ?
「天国に居た低級霊に……」
 ほう。どんな低級霊だ?
「何か、地上ではロボットに乗り移って暴れてやった……と言ってました」
 デジャヴーランドのアイツか…… でもあれって横島とおキヌちゃんに倒されたんじゃ……
「実は彼らよりタマモちゃんの方が気になっていたみたいです。俺が負けたのはその所為だとか言ってたけど……」
 まさかロ○コン……『あの』横島ですら禁忌としているロリ○ンなのか!?
「低級霊なのにねぇ」
 うをおおおッ! あぁのクソ幽霊ぶっ殺してやるうううううぅぅッ!! 明飛、蝋燭と金槌持って来いいいいぃぃッ! 藁は飼い葉で代用ッ!
「……何する気?」
 霊には直接的な手段は通じん! ならば間接的な手段で滅ぼすまでよ! 必殺丑の刻参り――あんな低級霊には耐えられまいッ!!
「いや、幽霊はもう死んでるんだし……」
 ……………………(止まる)。
 ……それもそうだな。じゃ、明飛。お前やって来い。生前はそれなりに霊力進歩したんだろ? ぬ〜○〜で読んだことあるぞ。霊能力者の霊は『サイコゴースト』とか言うのになって、ものすんごく強くなるんだ。
「いやボク悪霊じゃないし……」
 クッ……使えない奴め。
「それにしても、好きな割には今回活躍してないね。タマモと、あとシロも」
 うむ。今回、普通に書いても28キロバイトだ。実は当初は34キロバイトあった。
「……どこを削ったの?」
 多くは、シロタマの出番を……(汗)
「好きなのに何で?」
 仕方なかったんだ……ストーリー的には、彼女らはそれほど重要な役割を持っていない……だというのに、彼女らを描写しようとすると……何故か文字数がどんどん増えて行くんだ……
「好きだからじゃないの?」
 この私の苦しみがお前に分かるか!? いいや、お前なんぞに分かるはずねぇっ!!(反語)
「……それよりそろそろあとがき終わらせてもいいんじゃない? もうずいぶん書いたと思うけど……」
 うをっ、本当だ。やっぱり会話調にするとスラスラ書けるなぁ。今度からあとがきこの形態で行こーかな。読者の皆様、感想を書いていただける際には、是非ともこのあとがきの感想もお願いしますね〜。
「『面白い! やってもいいぞロックンロール!』とゆーよーな意見が多かったらこれ続けて見ます。『何だこのくだらない会話あとがきは! 死ねやアアアアアァァッ!!』とかゆー意見が多数を占めた場合、(作者の)命が危ないので普通に戻ります。ま、ボクとしては作者なんかどーでもいいんだけど」
 コラ。
「でも取り敢えずボクが再登場できるかもしれないんで、賛成してくれたら嬉しいです(ボクが)」
 ……お前なんかもう登場させてやらん…………
「じゃ、再び会える日を楽しみにして……」
 では、また次回お会いしましょう。読んでくれた皆様、ありがとうございます!

――2002 7月22日 ROCKNROLL――


[ 煩悩の部屋に戻る ]