あとがき


 皆さんこんにちは、お久しぶり、初めまして。高三のこの時期になって未だに小説書いている桜華です。
 今回のこのSS。雪之丞の母親が登場します(回想のみですが)。書こうとしたきっかけは、彼女でした。というより、それだけが書きたかった。
 連載時のセリフによれば、雪之丞の母親は彼が赤ん坊の頃に死んでいます(今そこにある危機!!)。しかしながら、母親の姿を覚えている事や(ex.「ママに似ている」)、母親が自分に言っていた事をしっかり覚えている事(ex.「ママがよく言ってたぜ。友達はよく選べってよ。そいつのおかげさ」)などを考えると、とても物心つく前の赤ん坊の頃に死んだとは思えません。そう考えて、雪之丞のセリフと矛盾する事のない母親とは?
 彼の母親は彼が赤ん坊の頃に死んで、しかしかわいい我が子が心残りで幽霊として現世にとどまった、と、こう言う考えがふと浮かび、「おお。これならすべて丸く収まる!」と一人で喜んだあげく、増徴してこのSSを書いてしまいました。
 最初は雪之丞と弓かおりの痴話喧嘩から発展させて書こうとしていたのですが、ギャグも入れようとするとなんだか雰囲気が中途半端になってしまい、結局挫折しました。何よりも、横島が愛について語るというエピソードが、自分で書きながら許せませんでした。そんなキャラじゃないもん、あいつ。
 「ミッション・ポッシブル2」や「ダイターン・A・E」は、その時の名残です。

 もう高三の大事な時期に来ているので(それでも受験という実感もなければテンションも上がらない。やばいよ)、これを最後にしばらく冬眠しようと思います。
 無事、春が――色々な意味で――来たら、またがんがん書こうと思っています。
 もし、それまでにまた書くようなことがあれば、

1,受験のストレス発散(あるかも)
2,合格すると確信(絶対ない!)
3,もう何もかもがどうでもよくなった(一番ありそうでコワイ……)

 のどれかだと思います。まあ、多分書かないだろうとは思いますが。
 ともかくそれまで、しばしのお別れです。それでは皆さん、さよ〜なら〜。

                                  桜華

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