No.1 | 2002/05/29 00:34 | kitchensink(kitchensink@jcom.home.ne.jp) |
ジャン・バルジャンさん、こんばんは。kitchensinkでございます。
前回の作品とは打って変わってシリアスな作品でしたが、相変わらずジャンさんらしいテンポの良さ&話の展開の上手さが感じられました(偉そう)。あのアシュ編の際に「もし横島クンがあのまま結晶を破壊してなかったらどうなっただろう?」と「GS美神」ファンなら誰しも考えることですが、実際にここまでしっかりとその後の世界まで想像し、構築できるのはさすがと言う感じですね。少なくとも私には絶対にムリです(笑)。
前世の記憶を殆ど無くしてしまっている横島クン(イブリース)とルシオラが最後に美知恵ママに対して「自分たちはとても幸せだ」と答えているシーンが印象的でした。それまでの(つまり「GS美神」本編の現代世界)の全てを投げ打ってでも手に入れたかったものを彼らは手に入れたわけですから、「幸せではない」はずがないですよね。しかし同時にその彼らの様子を見た美知恵ママが言うに言われぬ悲しみを覚える感情もまた理解できます。私としましては、「GS美神」本編で見られた未来(つまり横島クンが結晶を自ら破壊し、アシュを滅ぼした未来)でも横島クンは(かわいそうではありますが)それなりに「幸せ」を獲得できた、と感じておりますし、この今回の作品内の未来でも「幸せ」を手に入れることが出来たところが良かったと思います。ただやはり本編の未来での横島クンの方が現実に起こったことを知っていると言う点では辛いこともある反面、より「幸せ」な気がします。いくらイブリースたちは「幸せ」になったとは言え、現実に自分たちの過去で起きたことを知らなければ彼らの生は言わば仮のもの、あるいは何となく空虚のものな気がします(その観点から言うとイブリースたちの「幸せ」はその実一種の「不幸」を伴っている気もします)。えっと、段々文章がめちゃくちゃになってきましたが(爆)、要するに私が言いたかったのはこの作品を通じてやはりあの時(横島クンがアシュを滅ぼしたことは)彼にとって、また周りにとって正しいことだったなあ、と感じられたということです。(ジャンさんが意図した作品に対する考え方じゃなかったらごめんなさい←汗)。
今回も様々な面から存分に楽しませてもらいました♪
No.2 | 2002/05/29 18:58 | ヒッター |
こんにちは。
ヒッターと申します。以後、よろしくお願いします。
『幸せ』ってなんだろうなぁ…って考えさせられる作品でした。
あの、苦しい2択を迫られた時の横島君…。
原作では、ルシオラが命を張って守った世界を…
この作品では、自分の大切な人、ルシオラを…
ぶっちゃけ、私はこの作品のようにルシオラを選んでほしかったです。
なので、こんな未来もありだと思います。
(正直、だれも横島君を責めることはできませんから。)
やっぱり、kitchensinkさんとおなじで、
最後に二人とも、『幸せ』と言っているのが印象的でした。
う〜ん。このアイディアはすごいですねぇ〜。
なんか設定もしっかりしていて、参考になりました。
今後の作品も期待しています!
頑張ってください!!
No.3 | 2002/06/01 14:29 | ジャン・バルジャン |
ちょっと反応が怖かったんですけど……案外好評っぽいのでほっとしてます。(俺はこんな展開は認めん!という方はここを介して言って下さい。猛省しますので)
少し解説を付け加えたいのが『横島』につけた『イブリース』について。
この名前はイスラム教から拝借しました。
かれは唯一神アッラーにアダム(人間)をあがめるように言われてそれを拒否したため悪魔とされました。
ですが、ごく一部の信者の中にはアッラー以外の存在をあがめなかった彼こそが本当の意味でのイスラム教の信者、とする人もいるようです。
さて、世界を尊重しなかった彼は悪魔でしょうか?
それとも本当の意味での愛の信望者だったのでしょうか?