現代っ子は「おっぱいミサイル」に反応できるのだろうか(性的な意味で)サンデー31号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 俺、寝て起きたら村枝先生の「オースダイン」が載ってるサンデー32号を買うんだ…(フラグ立て挨拶)

 毎度のことながら、ギリギリアウトのタイミングでサンデー31号の「絶チル」感想です。

・「自分で予知して自分で防いだと言っている
 これって、コンピュータワクチンの製造メーカーが自分でウィルスを捲いた上で自分でそれの対応プログラムを作って儲けてる、という噂が流布しているのと同じようなものでしょうか。こういうのは噂の対象(この場合はウィルスソフトメーカー、「絶チル」の場合はバベル)への感情的なやっかみがある場合に発生しがちなので、この辺の描写は妙にリアリティがあるなあと思いました。税金払ってるのに何やってんだとかそういうレベル。多分。

 あと「事故確率30%」がいまいち信用されていないのは、(マンガの中でも出てきたメタファーですが)天気予報と同レベルでしょう。日常的にそういう予報が出ている世界であれば、「事故確率30%」が実際どのレベルで当たっているものなのかを一般市民は経験で知っており、それ故に「まあ自分が事故に巻き込まれることはないだろう」というノリで海水浴にゴーみたいな。
 そして実際に事故が起こると世間は被害者に「自己責任」を押しつけ、事故の当事者は行政やバベルを批判する流れに。嫌な世界ですね。やはりこの社会は一度パンドラの手によって滅んだ方がいいのかも知れません。

 でも仮に世界が滅んでパンドラが世界を支配するようになったら、非難の矛先が単にバベルからパンドラに変わるだけなので、社会を滅亡させるコストの分だけ勿体ないのでやっぱり滅亡しないでいいです。

・「あれでおちない女っているのかな
 薫はああ見えてマッチョ系男子がお好きなのかと思いました。あるいは、椎名先生のマッチョ体型への憧憬と嫉妬がないまぜになった感情が発した発言? 昔女性から「貧弱な坊や」と言われてしまった経験がおありなのでしょうか?(捏造)

 このシーンでは、マッチョなライフセーバーと体型を比べられた皆本が体を隠してしまうところが面白かったです。それまでボディを晒していたってことは、やっぱり皆本は内心で自分の鍛えたスレンダーボディにそこそこ自信を持っていたことの現れであり、それ故に薫達に「貧弱な坊や」扱いされたのが悔しかったに違いありません。
 これはつまり、ちょっと自分の体に自信があったヒロインがライバル女子の巨乳キャラのナイスバディっぷりに気後れして水着姿になるのを躊躇するというよくある構図と同じ心理であり、図らずも先週提唱された皆本ヒロイン説を補強する展開であると言えましょう。

 実際問題としては、ガチガチに鍛えられた細マッチョよりは均整の取れたスレンダーボディの方がビーチサイドではモテるんじゃないかと思われるので、皆本はもっと自信をもってそのエロスなボディを晒すべきだと思います。ヒロインとして。

・あと、賢木の水着もなんか腰履きのローレグ気味なのが気になります。皆本に対抗しようとしているのか。それとも皆本へのアピールのつもりなのか。表紙で妙に皆本とベタベタしようとしているところも気になります。

・今回の結論としては、筋肉描くの面倒くさいと言いながら大量に男性キャラを脱がせて筋肉を描かざるを得ない状況に自ら陥った椎名先生は、実は筋肉が大好きに違いないということです。もう貧弱な坊やとは呼ばせない!(二次元では)という気概を感じさせてくれて頼もしい限りです。
 「GS美神」の頃は、せっかくの水着回で夏の海をエンジョイするリア充達に嫉妬した挙げ句に周囲を驚かせて嫌な気分にさせるだけの妖怪・コンプレックスを登場させて憂さを晴らすネガティブっぷりを発揮していたあの非モテな椎名先生が、今では仕事場に人気女性声優がやってくるくらいに立派になって…(涙)

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