つまり、葵は薫に見られるためのパンツを自分で選んでいるということですか?サンデー9号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

あらすじ:
 今回はナイがチルドレン相手に自爆覚悟のガチバトルを仕掛ける展開一直線になるかと思いきや、今回もまた前回に引き続いて「フェザー」が介入、今度は皆本の指揮の邪魔をし出して事態は流動的に。フェザーはまるで皆本にちょっかい出したくて仕方がない子供の様にも見えませんか(←あらすじ?)。
 その一方、ユーリは自分が施した洗脳を解かれてから人生を謳歌している(やおい妄想で)パティを眺めつつ、「生きるって何?」という哲学的思索に耽る境地に達しつつあったのであった。続く。

 生きるとは何か。ユーリが自分に投げかけたプリミティブな問いは、古来から様々な宗教や哲学、そして視聴者に『何の為に生まれて、何をして生きるのか?』と常に問いかけを行う「アンパンマンのマーチ」に到るまで、実に様々な人々が挑んできた非常に深淵かつ根源的なものです。とりあえず、悩み多き思春期には一度悩んでおいて損はないテーマであると言えましょう。
 大人になると、割と生きてることそのものがどうでもよくなりますからね(ダメ)。

 その辺はともかくとしても、エスパーを人間であると捉えず、常に道具として扱ってきた「黒い幽霊」の組織の一員であるユーリが、斯様な問いを発することができるレベルまで到達する程にまで人間性を回復したことは、目をみはるべき事ではないかと思いました。
 「悠理」の人格が薫たちと友達として交流するうちにユーリ達とは違う独自の自我を獲得していったことが、本来の「ユーリ」の人格にも影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。

 しかし、ユーリがその境地に達するきっかけを作ったのが、「何の為に生まれて、何をして生きるのか?」という問いに対して「アニメやマンガでやおい妄想」とハキハキと答えられるリアルバウト腐女子であるところのパティであるところが、まあ何というかこのマンガらしいと言えばらしいです。
 そのパティのキャラ紹介の欄には「腐女子化進行中」と書かれていますが、彼女はアレでまだ進行中なのでしょうか。中学生にしてはかなり出来すぎてると思うのですが、まだまだ腐る余地は十分にあるということなのか。パティの今後にも注目です。

 あと、最近は「『フェザー』の正体」についての考察を、ネットで時折見かけるようになりました。「未来」の薫が何らかの形で関わっているのは多分間違いないと思うのですが、皆本のことを「ミナモト」とカタカナで呼称してることを考えると、フェザーは純粋に薫の意志の産物だけではないような気がします。
 皆本を「ミナモト」と呼ぶキャラと言えばケンメアリーが真っ先に思い浮かびますけど、まさか彼らの意志がフェザーに宿っていたりするのでしょうか?(頑張って曲解してみた)

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