最近のサンデーまとめて感想日記(~2010年15号)

このエントリの要旨:

 ここのところ「絶チル」以外のサンデー掲載作品の感想とか書けなくてストレスが溜まっていたので、それを発散するためのエントリです。
 勢いで書いたので、内容の質はいつも以上に保証できません。

國崎出雲の事情

 私のリサーチによれば人妻に大人気な「國崎出雲の事情」(人妻サンプル数:1)。このマンガは、「女形」と「女装」を意図的に同一視し、「女形なんだから普段から女装しても大丈夫」みたいな流れでとにかくカワイイ主人公にモリモリ女装させてみんなにハァハァ言わせてやる! という意志に満ちあふれており、個人的にたいへんに好感を持っているのですが、今回の対玄衛編では「カワイイ主人公が女装して年下のもっとカワイイ男の子を籠絡する」というますます歯止めが効かなくなってるストーリーが展開されており、とても微笑ましいです。

 もっとも、ストーリー的には玄衛が「成熟を拒否して子どものままで居たい」気持ちと「役者として舞台に立ち、大人へ成長したい」気持ちの間で葛藤するという割と少年マンガらしい展開になっているのもポイントで、少年誌に掲載される作品として押さえるべきところはキチンと押さえている感じはします。でも結局、最後は玄衛も出雲(の女装姿)に惚れちゃってますますたいへんなことになるオチが待っている様な気がしてなりませんが。
 主人公の少女の周りに主人公のことが大好きな男性キャラがわんさか集まってくる系のコメディーは少女マンガ界では珍しくありませんが、主人公の少年の周りに主人公のことが大好きな男性キャラがわんさか集まってくる系のコメディーが少年誌に掲載されるのは、比較的珍しいことなのではないかと思われます。「國崎出雲の事情」は、そういった意味においてますます油断できないマンガに進化しつつあるのかも知れません。

境界のRINNE

 先週と今週のサンデーに載っていた、ドコモの携帯と「境界のRINNE」のコラボ広告を読んだ時の「何で貧乏な主人公がハイコストなドコモの最新携帯の宣伝をやってるの?」と不安になってしまう感覚に、適切な名前を付けて下さい(挨拶)。

 最近のこの作品は、鳳(あげは)を当て馬にして桜を嫉妬させ、りんねとのラブコメ機運を盛り上げようという、実に高橋留美子先生作品らしいストーリー展開を志向しているように思えます。今週の最後で、りんねと鳳がいちゃついているように見えるシーンでわざわざ桜を登場させる間の悪さは往年の「めぞん一刻」などでもよく見られたパターンであり、「今、まさに自分は、高橋留美子のマンガを読んでいるのだ!」との思いを改めて自覚させられます。
 そのせいか、最近は「RINNE」を読んでると「めぞん一刻」をリアルタイムで読んでいたあの頃の記憶がフラッシュバックしてしまい、当時の自分のアレっぷりを思い出して七転八倒した挙げ句に死にたくなって来るので大変です。あの頃の自分はもういないはずなのに! もう過去は振り返らないと決めたのに! いやもう本当に勘弁して下さい!(←何があった)

怪体真書0

 フルヘッヘンド!(挨拶) 先週から始まった「怪体真書0」は、「怪体真書」なるバイブルを武器に、人に取り付く虫のような姿形の「病魔」を退治していくという、サンデー的な意味において極めて清く正しい格闘モノ作品であると認識してます。
 個人的には、雷句誠先生の初期の傑作「玄米ブレード」を彷彿とさせます。あとは虫繋がりでクラブサンデーの「ムシブギョー」も。今、サンデーは虫がキているのかも。

 内容は極めて真っ当なので基本的には素直に「すごーい」と思いながら楽しく読める作品なのですが、強いて言えば主人公たちが自分自身の職業を「闇医者」と言ってるところがちょっと気になりました。闇医者
 自分から「闇」とか名乗っちゃうところからすると、彼らのやってることは「病魔」が渦巻くこの作品世界においても正規の医療行為ではなく、医療免許を持てない非合法な存在であることを自覚しているということなのでしょうか。それとも、普通じゃない魔法めいた力で病魔を退治するなんて格好いいから「闇医者」って名乗っちゃおうZE!的な、中二病的な何かの力が作用しているのでしょうか。あるいは、無免許医師の先達である「ブラックジャック」をリスペクトしているのか。闇医者だけに真相は闇の中です(上手いこと言ったつもり)。

 あとは、オペ時には毎回「怪体真書」から病魔の情報を得たり退治するための道具を出したりしていますが、連載が続くに連れてページ番号が同じなのに書いてあることが違う! みたいなことが起きないか心配です(まさに余計な心配)。

神のみぞ知るセカイ

 既に先週以前のエピソードの話になってしまいますが、対五位堂結編は本当に面白かったです。体が女になって精神が肉体に引きずられて絶望する序盤、その絶望は「駆け魂」の存在によってもたらされていることを自覚して反撃を決意する中盤、そして「乙女ゲー」のロジックで『万事を尽くして、後は信じて待つ』ヒロインに徹し、それが結果的に結を突き動かしてハッピーエンドに至った終盤と、どれも見応えがありました。改めてコミックスでじっくり鑑賞したいエピソードです。

 そして今週から始まったエピソードは、芸術家肌っぽくて明らかに存在自体がエキセントリックそうな春日檜。人気キャラの春日楠の姉ということもあり、今後の展開がかなり楽しくなりそうな予感がします。ここだけの話、「クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡」の佐久間絵美以来、ああいう頭にサングラス載せてるお姉さんキャラが好きなんですよ。

 今の「神知る」の面白さはかなり神懸かってますね。いやマジで。大丈夫でしょうか?(何が)

ハヤテのごとく!

 基本的に私はナギ派だと自負していたのですが、ここのところの展開を読んでるとアーたん派に転びそうです。助けて!(誰に)
 この世界は、アーたんが幸せになれるような場所になるべき。

ARAGO

 連載が始まってから今まで触れる余裕がなかったのですが、「ARAGO」は毎回楽しく読んでます。特にアラゴ(とユアン)の幼なじみであるリオが登場してからは、アラゴとリオの双方が相手に対してツンツンした態度を取りつつも徐々に信頼関係を築いていく様子がとても初々しく、何か妙に微笑ましいです。ツンデレ同士の恋愛ってのもいいものですね。
 個人的には、この二人の掛け合いを明らかに楽しんでるサリバン刑事に感情移入しつつ、ニヤニヤして読んでる次第です。若者同士のカップルの上に、人生の先輩に当たるおっさんを比較的重要なキャラとして配しているのが功を奏している感じ。さすがは「ダレン・シャン」でステキおっさんキャラを連発した新井先生。判ってますね(決めつけた)。

金剛番長

 最終回。金剛番長と日本番長による兄弟喧嘩で地球が破壊されそうになるものの、最後は兄弟が和解、地球の崩壊を食い止めてハッピーエンドという、このマンガらしく無駄にスケールの大きいクライマックスでした。
 「金剛番長」が連載開始時に狙っていたところとはちょっと違ったところに来ちゃったかな? という感はありますが、この作品本来のテーマである「ビックリ人間が大集合してすごいバトルを繰り広げるマンガ」については終始筋が通っていたので良しとしたい所存です。鈴木先生の次回作に期待。

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