サンデー38号感想続き

銀の匙

 馬に乗る姿が楽しそうなアキが印象的だった今回。本番に弱いタイプと称されていた彼女が表彰台に乗るスコアを残せたことは、彼女自身にも乗馬に対する心境の変化が現れていることを、暗に提示しているものと思われます。

 あと乗馬といえば今放送している「TARI TARI」というアニメで、騎手を目指していた女の子が集合時間に間に合うために街中を馬に乗って走るシーンが登場しましたが、観たのが「銀の匙」を読んだ後だったので、「きっとあの馬が走った街中には馬糞が落ちてて大変なことになってる場所もあるんだろうなあ」とか思ってしまいました。馬=馬糞なのが「銀の匙」の世界観ですし(決めつけ)。

おすもじっ!

 端的に申し上げて、今回も彩香ちゃんの狂気が冴え渡っていた回でした。兄に全力で甘えている時に竹谷に邪魔された時の彼女の表情が明らかに人間ではない鬼の形相をしていたのもヤバいですが、「欲しい、うち。赤ちゃんが。」と兄の影に向かって堂々と言い放つところはもっとヤバいです。「妹の品質示すBMW」とかいうレベルを遥かに超えてます。
 信じていた兄に対しても「自分に本当のことを言っていないのではないか」と疑念を持ち始め、それでも兄に甘えるしか感情のやり場のない彼女は、やはり明らかに狂気に囚われています。彼女が色々とおかしいのは既定路線とは言え、何か今回の件で彼女は更にまた一線を超えてしまい、もはや戻ってこれないところにまで行ってしまっているのではないかと思わざるを得ません。

 また、兄の寿が司を助けるつもりで彩香についてるウソが結果として彩香を追い詰めていることも、また彼女の救われなさをより一掃引き立てているように思えます。唯一頼れる兄に裏切られる定めの彼女。果たして彩香は、次回の勝負が始まるまでにどれほどの変貌を遂げてしまうのか。彼女の先行きを見守るのが怖くなって来ました。


神のみぞ知るセカイ

 時間移動モノは、移動回数に制約があると俄然緊張感が増して面白くなりますよねー(感想)。
 残り3回ということは、若木先生は既にこの残り3回という制約を活かしたストーリー展開を既に完成させていると解釈していいんでしょうか。楽しみです。

 あと前回まではどっちかというとお近づきになりたくない系の女性だった今回の攻略女子ですが、マストから落ちた後でドロドロ言いながら起き上がったコマの彼女は全体的にしどけなくて実に良かったので、何とかイケそうな気がしてきました。

 続きます(多分)。

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TARI TARI面白いですね。欠かさず見てます。紗羽が馬に乗って走ってる姿を見るだけで大喜びしてます(単純)

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