まさか生きているうちに再び正月仮面の姿を拝めるとは思っていなかったサンデー48号感想

最強!都立あおい坂高校野球部

 監督がちゃんと采配してる!(感想)

 鈴ねえ監督は、基本的にその存在自体が選手のモチベーションとなってチームをまとめているカリスマ型の監督なので、このマンガにおいて鈴ねえが今回(や、前の試合のダブルスチール)のような監督らしい働きをするシーンは、実はとても貴重だと思います。ありがたく拝まさせて頂きました。
 いや、ホントは彼女もコーチとしての実力は非常に高い人だとは思うんですけど。でもこのマンガは「おお振り」ではなく「あおい坂」なのでこれでいいのです(ひどい)。

 あと「あおい坂」も今度DSで出るサンデー×マガジンの野球ゲームに参戦するそうなのですが、チームの半分が超人ではないただの人間で構成されたチームが、60~70年代の化け物揃いのスポ根野球マンガ勢に太刀打ちできるのか、今から心配です。

ハヤテのごとく!

 なんか最近のマリアさんはハヤテを意識しすぎてどんどんダメになっているというか、連載初期の頃のハヤテに対する超然とした余裕のようなものがなくなってしまっているような気がしてなりません。更になんかハヤテはマリアさんが相手だと、何時にも増してマリアさんの発する空気が読めなくなるボンクラになるので、一方的にマリアさんが空回りしてドタバタする展開になりがちなのが見ていて切ないです。

 かつては作品世界におけるヒエラルキー最上位に位置していた彼女も、いよいよかつて西沢さんが占めていた「報われない女性キャラナンバーワン」の座を狙えるくらいにまで落ちぶれて来たのかも知れません。私の心の中の落ちぶれキャラ萌えセンサーがマリアさんに反応する日も近そうです。

神のみぞ知るセカイ

 「なんだ、この90年代ギャルゲーレベルの会話は!!」が全ての回。前回のエピソードで完全にフラグが立っちゃって桂馬のことが気になって仕方がないハクアの、「頭が良くてプライドが高くて主人公をからかったりするけど、主人公のことが好きなのが周囲にはモロバレな女の子」のアーキタイプそのまんまな態度が好印象でした。ハクアは「新時代の悪魔の優等生」という位置づけなので、即ち新時代の悪魔は色々な意味でギャルゲーレベルな存在であり、そんな悪魔達が住まう地獄はギャルゲーの舞台そのまんまということになるのでしょうか。二次元はあるよ! 地獄にあるよ!(妄想)

 今回は他にも「逃げ出した駆け魂の数は六万匹以上」「恋愛で心のスキマを埋める以外にも駆け魂を捉える方法がある」という重要な情報が提示されました。しばらくは終わらない駆け魂探しに、捕獲方法のバリエーションの提示。これはつまり、ハクアのフラグ立て化と併せた長期連載化への布石ですね。わかります(妄想)。

アーティストアクロ

 スバル、アーティスト協会との戦いを決意し、館から旅立つの巻。ニコの視点からスバルが館に引きこもっていた理由を解説する手法が新鮮で良かったです。ニコの手に大穴が空いていたのは今回への伏線だったんですね。
 特に最後、ニコがスバルの旅立ちを喜んで泣いてしまうところとか最高。人間とロボとのコミュニケーションネタがツボな私としては、「心がない」自動人形が泣く演出に弱いんです。サンデー読んでる独身男性はみんなニコを嫁にもらうべき。

 あと今回は最後に「きっとそこには、あなたにきっかけをくれた人もいるだろうから」という表現が出てきましたが、これはニコがアクロをスバルの連れ合いとして認めたと解釈しました。保護者公認カップルの誕生です。

金剛番長

 「だったら僕が…二代目金剛番長になってやる!!

 今回は悪矢七がまさかの大覚醒で著しく盛り上がりましたが、この路線だと金剛番長は本当に死んでしまいかねません。いや死んでるんだけど。この調子で初代金剛番長が死んだままマンガが最後まで行ってしまい、「金剛番長はオレ達の心の中にいるんだ」みたいなオチになったらどうなるんだろう。楽しみになってきました。

オニデレ

 モモの担当回(ギャルゲーのアニメ化作品の批評サイトっぽい表現)。サヤと正の関係を知っていたり、その一方で生徒会の咲の親衛隊に入っていたりと、このマンガにおいて唯一謎の存在であったモモですが、結局全ては「モモはサヤのことが大好きで、サヤの幸せを守るために全力を尽くしている」ということだったみたいです。サヤは鬼頭衆のみんなから愛されてますね。全て歪んだ形で。

 あと、先週はなんか妙にいい人だった生徒会長は、今週はただの不死身の変態に戻っていたので安心しました。

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