2週間後には兵部アニメが始まってる記念・サンデー2013年2+3号感想

マギ

 マグノシュタットがレームと開戦の巻。マグノシュタットの背後には煌帝国があるのはレームのシェヘラザードも知っているでしょうから、これはこの戦いが煌帝国との大戦に発展することを覚悟しているように思えます。つまり、学長がティトスに萌え萌えになったが故に世界大戦が始まってしまう訳です。これがけなげ・はかなげ・いたいけを取り揃えた傾国の美少年の威力…(まちがい)。
 マグノシュタットと黒い金属器の関係を知ったアラジンが、おそらく圧倒的な戦力差でレームに蹂躙されるであろうマグノシュタットの姿を見て、その上でどうふるまうつもりなのか。その辺がこのマグノシュタット編の焦点になりそうな気がします。

 そして今回は、レーム帝国お抱えの金属器使いと、「レーム帝国最強」のアオリをバックに登場したファナリス兵団なる面々が初お目見えしました。どいつもこいつも一癖ありそうな厄介なキャラクターですが、個人的には語尾に「のだ」が必ず付く辺りが「ゆめりあ」のねねこを彷彿とさせるミュロンに注目です。例えが古いですか?(古いです)

終末のラフター

 連載開始時点では単なる賑やかしの幼女かと思われていたハルが、実は今年で16歳になる娘さんだったとは! ようじょせいかつ10年のベテラン幼女さんですよ! すごい!(そこか)

 今回は「悪魔喰いの男」とハルの過去についてのエピソードでしたが、やはり予想通り「悪魔」に家族を惨殺されていたという辛いものでした。
 あとは「悪魔憑き」になる方法が、海底から来た名状しがたいアザラシの子供のようなものに触れるという、割と簡単なものであったのも驚き。幼女ハルに取り憑くために悪魔の方がわざとキュートな形状を取ったのかも知れませんが、でもああいう形態であれば幼女でなくても普通はつんつん触ってしまいますよね。カワイイものに擬態して近づくとは、まさに悪魔の所業です。悪魔怖い。

 あと個人的には、ハルの「悪魔の口」が足の裏に出来れば、悪魔喰いをする時に「幼女に踏まれて殺される」というその筋のフェチには堪らない決め技が可能になるので、ぜひその方向性を検討して頂きたいと思いました。

ささみさん@がんばらない

 邪神三姉妹で一番人気が出そうな邪神かがみの声優に花澤香菜を配置するところに、アニメ版の本気を感じます(挨拶)。

 本編は、ささみが辛い現実からの逃避するためにネトゲ中毒の引きこもりになった過去に触れつつ、彼女がその引きこもり状態から自ら脱却するまでを描いた感動巨編でした。アニメで見たら更に盛り上がりそう。
 が、個人的には最後のページの「うちの実家、月読家は──かつて『最高神アマテラス』を生け捕りにしてこの国に人間の栄華を築いていた一族」って解説しているコマが気になりました。何というかこう、凄い重要なことがサラリと書かれているような気がしてなりません。
 「『最高神アマテラス』を生け捕りにして」って、実はもの凄く大変なことな気がします。手塚治虫先生の「火の鳥」で火の鳥を生け捕ることに成功するようなものじゃないかと思いました。例えが古いですか?(古いです)

正しいコドモの作り方

 あまりに悠がこれまで「いきまりマッパになって『抱いて炊いて』と迫ってくるおかしい女子の群れ」相手に己の童貞を守るために戦い続けて来てしまったため、本命の幼馴染の今日子が覚悟を決めて迫って来ても疑ってかかってしまうようになってしまった悲劇を描いたエピソードとなってしまいました。
 でもまあ、こうなっちゃいますよね。未来から来た「能力者」達の狙いが違った形で実を結んだと言うべきでしょうか。

 ただ何かその「能力者」達の狙いは単に悠と今日子をくっつけないというだけではなさそうということも、今回のエピソードでは提示されました。個人的には、来人と悠の関係を観てニヤニヤする程度には腐っている、女子として正常な感性を備えた明日香の無事が気になります。

BE BLUES!

 幼馴染男子の下半身をうっかり見てしまって悶々とする女子の姿はいいものですよね(挨拶)。

 あと今回は、優人が同じクラスのポニテで性格がクールというかキツそうな江藤さんに一目惚れしてるんじゃないか? 的な描写がありましたが、彼はやっぱりそういう女性が好みなんでしょうか。前は強度なツンデレであるアンナのこともカワイイとか言ってましたし。具体的には自ら尻に敷かれに行くタイプ。
 でもそういう生き方もまあいいんじゃないかと、個人的には思います。男が尻に敷かれることで上手く行く男女関係ってのもあると思うんですよね。サッカーマンガの話とは思えませんが。

ハヤテのごとく!

 風邪で弱ったヒナギクがハヤテに介護される話。
 普段のヒナギクは介護する側にいるキャラなので、こういう話は珍しいと思います。

 アニメが放送されていた「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」等を見ていると、最近の美少女わんさかコメディーは誰かから介助されないと一人ではとても生きていけなさそうな要介護美少女が沢山出てくる印象が強く、こんな美少女たちの面倒をみないといけない主人公男子は大変だなあと思ってしまうことしきりなんですけど、でもこれが今のトレンドなんですよね。多分
 ナギお嬢様なんて、まさに介護が必要な美少女ですよ。「ハヤテ」が始まった年代を考えると、彼女は要介護美少女ジャンルの時代の先端を行っていたのかも知れません。

 なので、ヒナギクさんもたまにはそのトレンドに乗って要介護美少女になってもいいんじゃないかと思いました。
 介助がないとズボン履けない美少女とか先端行ってますよ。大丈夫ですよ(感想?)。

絶対可憐チルドレン

 最近の椎名先生のTwitterを見てると、中年男性に子猫を与えるのがどれだけ危険なことなのか実感させられます。ああダメだ子猫かわいい…(´・ω・`)。

 それで今回は、既に前回のエピソードでみんなの記憶から抹消されて一人旅立つことが提示された悠理の「最期の一日」を描くものになりそう。
 彼女本人はかつて自分が「黒い幽霊の娘」としてエスパー達を洗脳していた過去に囚われてみんなと一緒には居られないとの決意を固めていますけど、ハンゾウの言葉にもあった通り、過去は過去として、その過去を踏まえてどう生きるか次第で「みんなと一緒には居られない」未来以外の道も、彼女は選ぶことが既にできるようになっているとは思うんですよね。少なくとも、薫たちは悠理の過去を知ったとしても、彼女を受け入れてくれるはずです。
 でも多分悠理はその辺を踏まえた上で、それでもやっぱり過去を精算しなければならないと考えているのでしょう。それも一人で。この辺は真面目というか、自分の行いに対して律儀だなあと思います。その割にカップラーメンを一人では作れないけど(しつこい)。

 にしてもハンゾウは、かつて皆本が言っていたことと同じようなことを言えるようになりましたね。初登場時に不二子相手におしっこ我慢比べをしてた頃とは大違いです。
 彼は彼なりに、過去を踏まえて悠理やナイと共に未来を歩く決意をしていたんでしょう。それだけに、最終的に悠理に記憶を消されてしまうのは悲しいところではあります。

 あと椎名先生は最近ニンジャスレイヤーの存在を知ったそうなので、彼が「アバーッ!」「アイエエ!」とかの奇声を発したり、「つまりオヌシをカラテで殺す。ドーモ。はじめまして」なんて口調で喋りだしてしまうのではないかと、ちょっと心配です。

絶対可憐チルドレン 32 (少年サンデーコミックス)

コミックス32巻買いました。おまけマンガは「男性が無理して女子っぽい言葉で喋ってる」感がにじみ出ていて好きです(褒めてます)

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