【ネットで】サンデー2013年15号月光条例感想【話題に】

月光条例

 普段サンデーを買っても読んでいない友人や同僚から「サンデー買ってるよね? 今週のサンデーの『月光条例』読ませて!」って言われた皆さん、こんにちは!(挨拶)

 「月光条例」ちょう面白いので、今週だけと言わずに毎週ちゃんと読め!(返答)

 今週の「月光条例」は、ゲームやマンガや映画、果ては童話に至るまでの、この世のあらゆる『物語』の登場人物達が一方的に『月の軍勢』によって虐殺され、更には藤田和日郎先生の代表作である「うしおととら」「からくりサーカス」までもが消滅(ディストピア)させられ、最後はサンデーが真っ白になってしまうという衝撃的な展開がネットで話題となりました。
 あの真っ白な見開きのページは、我々サンデー読者にとって馴染み深い作品が本当に「消滅」してしまうことの恐ろしさを表現した、素晴らしい演出だったと思います。

 ただ正直なところ、「話題になっているから」といって今週のサンデーの「月光条例」だけを読んでも、なぜ今回こんな虐殺劇が繰り広げられいるのか理解できずに『どうしてこうなった!?』で終わってしまい、「月光条例」というマンガに対して誤解を抱いてしまうのではないか? という気がしないでもないです。ネットで瞬間風速的に「トレンドとして消費するべき話題」になるのも大変だなあ。

 そんな感じで今回の「月光条例」は「うしとら」や「からくりサーカス」が粉微塵にされるショッキングな展開だったんですが、個人的には途中に出てきたギャルゲー風の物語のメインヒロインが真っ二つにされるシーンが、一番グッと来ました(来たのか)。藤田先生のこうゆう絵柄は滅多に見れないので、何か嬉しかったですね。惨殺されちゃうのもまた藤田先生のマンガらしくて素敵です。
 あとせっかくサンデーをまるごと消滅させるんだったら、現在サンデーで連載している他のマンガのキャラを藤田先生が描いてくれたらもっと嬉しかったかなとか思いました。藤田先生デザインのエルシィやアラジンや美羽や皆本やコナンが出てきて、みんな死んじゃう。想像したら何かワクワクして来ます。コミックスでの加筆に期待します(勝手)。


からくりサーカス(43) (少年サンデーコミックス)

Amazonのクラウドに保存された電子書籍なら簡単には消滅しないと思う(そういう問題ではない)

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