紫穂ママからは「教育的指導」時代のキャラ臭がするサンデー9号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 普段は猫かぶってるけど本性は割と凶暴キャラな葉と賢木の二人が、密室で対決するの巻。
 賢木は「皆本と逢う前は結構やんちゃしてた」ことが既に語られていますし(下半身は今もやんちゃみたいですけどねダッハハハ←オヤジ笑い)、葉は出てくる度に真木や兵部にやんちゃしてますので、そんな二人が極限状態で二人きりになればやんちゃバトルが発生することは必然。更に、同じ「やんちゃ」と言えども、葉が「気に入らない奴はみんなブッ殺す」系の破壊型やんちゃであるのに対して、賢木は「紫穂や皆本に手を出したらタダじゃおかねえ」系のオレの大切なモノに手を出すな型やんちゃであるという対比構造になっているのも面白いところです。
 こういうタイプの二人を極限状態下に置くと面白そうだ、という発想が作者にはあったのかも知れません。椎名先生も「頭の中で勝手にキャラが動いてる」状態であることをブログで語っていますが、この二人のやり取りはまさにそういう状況で生まれたものだったのでしょう。

 しかし、実際読んでみれば納得の面白い組み合わせではあるのですが、そもそもこの二人を掛け合わせたら面白そうだ、という発想に至ることは、これまでありませんでした。なので、今回は何か読んでてもの凄く新鮮でした。
 ですのでパティは一刻も早く目を覚まし、「賢木を掛け算の対象から外す」とした先週の決定を撤回していただきたい所存です。賢木がポケットに銃をしまっている描写が見方によっては股間に銃を挟んでいるように見えるとか凄い暗喩ですよパティさん。皆本に手を出したらオレのマグナムが(略)ですよ。妄想ネタとしておいしすぎますよ。

 そして今回は、薫と葵、そして紫穂が、ついに自分達が将来エスパーのリーダーとなる宿命を背負っていることを知ってしまったことも重要。今のところはこれが今後どんな形でストーリーに影響するかは判りませんが、今回のメインキャラは明らかに紫穂なので、次回紫穂がこの「予言」に対してどのような反応をするのか期待です。
 彼女は、葵のように単に「嘘や!」と頭から否定してかかるタイプではないように思えます。

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