【胸に】サンデー11号はじあく感想【貴賤なし】

はじめてのあく

 先週は「キョーコくんのうすい胸…うすい腰…うっすい尻…」や「こんな感じのネコミミ娘にしてもらえるなら協力は惜しまん」とか「しっぽは弱点でお願いする!」とかのダメ名台詞が勢揃いした神回であり、何か書かないといけないと思っているうちに公私ともに忙しくなってしまって(以下略)という感じで大変に残念でした。

 そして「透明人間になって女子更衣室に潜入する」という正統派少年マンガな展開を見せた今回のポイントは、ついにそのキョーコのうすい胸が名実共に明らかになってしまった上、ジローがそのうすいおっぱいを鷲づかみにしてしまったことに尽きます。
 特にジローがおっぱいを掴んだコマは「キョーコの胸のうすさ」と「うすいなりにちゃんと柔らかそうな感触」がきちんと表現されており、私なんかはもうそのコマばっかり何度も何度も見返してしまいました。ウブで純情な藤木先生の、精一杯のエロスな表現を堪能。ありがとうございました

 にしても、本当にキョーコは胸がないですね。スポーツブラをつけているとか、まるで「絶チル」の小学生時代の薫のようです。サイズ的にも(ひどい)。
 薫の場合は胸のサイズの成長がそのまま彼女自身の成長のメタファーとなっているので、薫はおっぱいが大きくなることが運命付けられているのですが、キョーコの胸はもはやジローが改造でもしない限り大きくなる見込みがないことも、また運命付けられていると言えます。そしてジローは、今回の一件でおっぱいのスペックは大きさで決まるモノではないことを文字通り体感した訳であり、彼はキョーコの胸を改造する必要性をそれほど感じなくなったのではないのでしょうか。つまりキョーコのおっぱいは、永遠にあのまま。それでいいのです。
 キョーコの登場によって、サンデーのセックスシンボルが「ちちしりふともも」であった時代は名実共に終焉を迎え、「うすい胸…うすい腰…うっすい尻…」の時代が到来したのです。私は今回の「はじあく」を読んで、そう結論付けるに至りました。

 そしてキョーコの友達のユキはキャラ紹介に「見かけによらず大胆!?」と書かれてましたが、彼女はむしろ「見かけによらず変態」だと思います。彼女は渡キョーコファンクラブに入って会員ピンクを名乗るべき。

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コメント

  1. すがたけ より:

    >「ちちしりふともも」の時代から「うすい胸…うすい腰…うっすい尻…」の時代へと
     藤木先生は自らのキャラ造形を『帯をギュッとね!』『モンキーターン』『とめはねっ!』でおなじみの河合先生の影響が強い、と言及していた記憶があります。
     河合先生といえば『柔道着にブルマ』という取り合わせを開発し、日本人らしい胸の薄さを追求した偉大なる先駆者です。
     故に、時代が変わったというよりはむしろ、河合先生の頃から受け継がれた『うす胸・控え目胸』の血脈がここに来て花開いたのだ、と提唱したく思います。
     とはいえ、「ちちしりふともも」の系譜もまた滅んではいません。『オニデレ』のクリスタル先生、そして、藤木先生の不倶戴天のツンデレ対象である某“モリT氏”先生や藤木先生曰く“おっぱいソムリエ”な大塚先生が、サンデーの次代の「ちちしりふともも」の血脈を担うことは想像に難くありません。

     セックスシンボルは表裏一体!太極図のように盛衰を繰り返し、永劫に受け継がれていくことでしょう―― サンデーが続く限りは。

  2. fukazawa より:

    サンデーに息づくうす胸の系譜!
    大河チックな考察ありがとうございます!

    この記事は「はじあく」のキョーコはサンデーにおける貧乳ヒロインキャラのブレイクスルーとなるであろうことに興奮して勢いで書いたエントリなので、あまり深いこと考えてませんでした。
    サンデーは「ケンイチ」の美羽に代表されるボヨヨンボヨヨンダッダーンなキャラがメインストリームにあることは間違いなく、今後もその傾向は続くと思うのですが、でも我々の様なコアなサンデー読者が求めているのはキョーコのようなおっぱいなのではないかという気持ちは今もあります。
    「はじあく」が今後キョーコのうす胸を如何にアドバンテージとしたエピソードを作ることができるのか、今後も注目していきたいと思いました。