高橋留美子展に行きたいサンデー34号感想

金剛番長

 金剛番長も爆熱番長も基本的にバカなので、「人間は体に強い電流が流れると感電して死ぬ」ということそのものを知らないのではないかと思われます。自分が感電して死ぬという概念そのものがないので、感電しても死なないのです。即ちバカだから死なない。新感覚だ。

ハヤテのごとく!

 このエピソードがこういう結末になることは判っていたなずなのですが、いざ実際読むと辛いです。子供は基本的に例えどんな親であろうともその親に愛されようと振る舞うものなので、その健気な姿を見ているだけで、なんかこう切なくて死んでしまいそうになります。ハヤテの心情も判るし、ハヤテを二度と外に出させまいとするアーたんの心情も判るので、この二人の闘いを見ているのは本当に辛いですね。
 アーたんとしてはもはやハヤテがこれ以上不幸にならないためなら独房に監禁することも辞さないくらいの気持ちなはずですが、しかしハヤテには彼女の心境は理解できないでしょう。果たしてアーたんの選択や如何に。

神のみぞ知るセカイ

 栞編のサブタイトルは全て新井素子先生の小説のタイトルから取られているのだそうで、中学生時代に新井素子作品を読んでた自分としては何かこうグッと来ます。そして次回のタイトルは「おしまいの日」だそうです。「おしまいの日」。自分が初めて読んだサイコホラー小説なので、この作品は今も深く印象に残ってます。

 「おしまいの日」は、確か「自分の考える理想の結婚生活」と「現実の生活」が著しく乖離していることを認めることができず、自分は理想の結婚生活を送っているんだと信じ続けた挙げ句、妊娠したことがきっかけで精神が崩壊してしまう女性の姿を描いた物語だったと記憶していますが、栞もまた本を偏狂に愛するばかりに「視聴覚ルームを作るために本を処分する」という現実を拒否し、桂馬の子をお腹に宿したまま発狂して放浪してしまう運命にあるのでしょうか(子供?)。
 しかし桂馬には、どうやら彼女のエンディングが見えてきた様子。彼がエンディングが見えたということは即ち彼女に類推するキャラが出てくるギャルゲーをプレイした経験があるということであり、こんな心を病みがちなやっかいな女子もギャルゲーの世界ではそんなに珍しくないというかむしろゴロゴロしているところが、ギャルゲーの凄いとこだと思います。

史上最強の弟子外伝

 つまり、ジーク殿は単独で外伝マンガの主役を張れるほどの人気があるという解釈でよろしいのでしょうか。しかもメルヒェンなお話であるということは、こういうメルヒェンが大好きな子供達の間で人気があるということに?
 登場したての頃は単なる変態だったのに、今では子供達のヒーローたる立派な変態に。初登場時からのジーク殿のファンとしては嬉しい限りです。

オニデレ

 何ですかこの最終ページのラブラブっぷりは!
 洋介先生がこんなベッタベタでラーブラブなシーンが描ける人だったとは思いませんでした! 期待以上の面白さです! 洋介先生はやればできる子!(エラそう)

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コメント

  1. より:

    既にツッコミ入ってるかもしれませんが、洋平?

  2. fukazawa より:

    ご指摘ありがとうございます。
    修正しました。