絶対可憐チルドレン 一覧

絶対可憐チルドレンTVアニメ化決定

 1/9発売分のサンデーの表紙画像がネットに出回ったことで、「絶チル」アニメ化決定情報が先行して流れる形に。アニメ化の噂は随分前から流れてはいましたが、これでほぼ確定でしょう。
 ただ、まだ放送時期や時刻、放送局などの情報はまだ掲載されていない模様。「ハヤテの後番」とも「夕方の時間帯に」とも噂されているらしいですが、その辺はいずれ明らかになると思われます。

 あとファンサイトの立場でこんなこと言うのも何なのですが、「絶対可憐チルドレン」は確かにロリキャラがわんさか出てくる系の話ではあるものの、正直椎名先生の絵柄は今時の萌えトレンドからは既に外れているのは明らかなので、そういう路線で売るのは辛いんじゃないかと思うのですがどうだろう。
 なんか、普通に「小さい子どもがスーパーパワーで大暴れ!」なノリのキッズアニメとして作られるんじゃないかと思うようになって来ました。君もチルドレンギアで強くなろう!(宣伝文句)


一番湯のカナタ1~3巻発売中♥ サンデー4+5号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 本当に全部四コママンガだったよ! すげえ!
 と、判っていてもあえて驚いてあげるのがファンの勤め!(挨拶)

 なお今回の最期に出てきた亡霊について一応補足しておきますが、これは「一番湯のカナタ」という椎名先生のサンデーにおける前連載作品です。2002年21号から2003年2号まで掲載。全29話。最期は打ち切りを食らって終了しました。このサイトにおける感想ページはこちら(新規書き込みはできません)。

 そして「休載した直後にカラー」が何故不吉なのかというと、「一番湯のカナタ」の場合、コミックス3巻に掲載されている「変身」編第一話が休載明けに一度センターカラーになったのですが、そのわずか8話後に作品そのものが打ち切られてしまったという経歴があるからです。
 当時は「センターカラーになった週で読者アンケートの結果が奮わなかったから打ち切りが決定した」とも、「センターカラーが掲載された時には既に打ち切りが決まっていた」とも言われたものですけど、まあ結果として打ち切りになったのは事実なので、今となってはどっちでもいいです。

 この事実から得られる教訓は、「普段は下位に掲載されている漫画が突然センターカラーに来た場合、編集部は『この回の読者アンケートの結果でこの漫画の人気を推し量りたい』という意図を持っていると推測されるので、ファンの人はちゃんとアンケート出しておいた方が良い」という事です。
 ですので、次回のサンデーで「絶チル」が巻頭カラーになった場合も、「重大発表って、もしかしてアニメ化の発表とかがあるんじゃね?」とかゆめゆめ油断することなく、ちゃんとアンケートを出すなどの形で応援して頂きたいと思いました。
 例えあと8週で打ち切られたとしても、「カナタ」の時みたいに悔いが残らないようにしないとね!(ドクロ)

 以下雑感。

  • 青山先生と畑先生に対して、キッチリ義理を返してますね。律儀だなあ。
  • 80-56-83なら十分じゃね?(何)
  • 私は皆本と身長が一緒なのに、体重が20kgも違う件について。
  • 朧さんがどんどんフツーに…(「絶望先生」で日塔奈美を嘆くような口調で)
  • 「絶対チルチル」は間違いなくテレ東規制に引っかかるので、関東U局で放送されているに違いないと見ました。
     これがテレ東だったら、おそらくパンチラにモザイクかかります。エロい。逆効果だ。
  • 「ボクに108人の妹が!?」という時点で原稿を叩き付けない薫を尊敬していきたい。

 そして、おそらくこんな機会は二度とないので、「カナタ」のアフィリエイトを張っておきます。
 最期のセンターカラーから打ち切りに至るまでのハチャメチャさが楽しめる3巻がお奨め。いやマジで。


加筆修正によって皆本がキャリーとヤッてないことが公式設定となったと解釈したコミックス11巻感想

 発売日に買いました!
 感想書きます!(発売から1ヶ月以上経過していることをごまかしつつ)

 この巻のメインは、「空から降ってきた人間じゃない女の子と恋に落ちる」という、全人類男子憧れのシチュエーションに皆本が遭遇した「面影」編。通称キャリー編。
 いやもう、空から降ってきた、人間じゃない、身体は大人だけど中身は子供な、しかもオレだけを愛してくれる女の子って、やっぱ最高っスよね!(満面の笑みで)

 しかしこのエピソードは単にいきなり湧いて出てきた女の子とイチャイチャできてめでたしめでたしなだけの話ではなく、相思相愛状態にあった皆本とキャリーが「皆本はキャリーの、そしてキャリーは皆本にとって最も良い結果となる行動を取ったが故に、二人は結ばれず別々の道を歩くこととなる」という悲恋の物語でもあります。

 コミックス化されるにあたって追加された2ページ(P.103~P.104)でキャロラインが「半分別人になった私は今ここでこうしてたかしら」と独白しているシーンがありますが、キャリーが皆本への想いをキャロラインと融合させないようにしたからこそキャロラインは自分の意志で宇宙に飛び立つことができ、また皆本も日本へ戻ってキャリーが観た『翼』の持ち主である薫達チルドレンの育成任務に就くことができたのですから、結局「面影」編で取った皆本とキャリーの選択は正しかったのでしょう。正しいが故に結ばれない。だからこそこの物語は悲しく、かつ美しいのです。

 キャロラインが自分がキャリーと融合した仮定の話をしようとした時、皆本が「『もし』はないんだ」とキャロラインに言って言葉を遮ったのは、「あの時はそれ以外に選択のしようがなかった」という皆本の意志の表れと取ることができます。まあ、自分がキャリーと結ばれなかったことへの未練を断ち切りたいだけなのかも知れませんけどね。

 ただ、薫はそんな皆本に対して「好きだったら一緒になればいいじゃん」という、至極子供らしいストレートな疑問を持ちます。また皆本も、あの時は「君さえいればそれでいい」と言ってはいけないことが判ってはいても、「もう一度同じことがあったら、僕はどうするんだろう」と迷いを見せています。
 「もう一度同じことがあったら」とは予知されている薫と皆本の未来のことであることは明らかなのですが、こんな今の二人のままではやっぱり破滅の未来になってしまうんでしょうか?

 そんな感じで、「面影」編は今後のこのマンガの行く末を示唆する意味でも極めて重要なエピソードであったと、改めて思いました。
 以下雑感。

  • サンデー掲載時の感想にも書いた気がしますが、「キャリー」という名前にしろ超能力を持った少女が国から狙われる展開にしろ、そして「アルジャーノンに花束を」を想起させるラストにしろ、椎名先生のオールドタイムSF映画に対する好きっぷりが出てるよなあと思いました。
  • オマケマンガは、「皆本をからかうと面白い」ことに目覚めた賢木がえらい楽しそうでした。自分が彼の立場でも、絶対に皆本をああやってからかったと思う。いいなあ賢木。
  • 教授に「単位やるから」と言われただけで、拳銃を持った黒服連中に全くひるまずに襲いかかって KEEEL!! NAGOOOL! するアメフト部の連中がバカ過ぎて熱いです。体育会系キャラに対する扱いが相変わらずヒドイですね。それでこそ椎名先生です。

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