Archive for 2009/06

[ご愁傷さま朧さん(ニヤニヤしながら)サンデー28号絶チル感想

2009/06/12 11:57
絶対可憐チルドレン

 大人になった葵のおっぱいがあんなにデカいはずはない!(挨拶)

 今回の「試験に出る超能力」編は、薫の皆本への過剰意識の描写から始まり、「カタストロフィ号」を得たパンドラの新たな活動への布石、既に「幽霊」と化している宇津美との対比によって浮かび上がった過去に囚われ続けている兵部の姿、薫の「女王」の才能の更なる鱗片、澪と薫との間の「絆」の発露など、今後の展開への実に示唆に富んだかなり興味深いエピソードであったと思うのですが、そのエピソードを締めるのがよりによって皆本が如何に女性に対してボンクラなのかを一話丸ごと費やして紹介するというのが、何かこうどうしても必要以上に面白くしないと気が済まない作者の意地のようなものを感じました。
 いくら相手が葵とはいえ、ここまでデート中に女性に気を使えないボンクラ男が童貞じゃないなんて、とても信じられません(こだわる)。

 確かに日本科学未来館は基本的に男の子が大喜びで行くところであり、あまりデート向きの場所ではないのですが、時々大人のデートプランに組み込めそうな特別展示をやっている場合もあるので、どうしても彼女連れて行きたいのであればそういう展示をやってる時が狙い目(逆に言うと今は無理)。ちゃんとイベント情報をチェックするのは「ときメモ」時代からのデートの鉄則です。それができないからボンクラなんだけど。
 にしても『君と私のメモリーチップを交換しないか?』でウケが取れるここの観客(葵除く)のSFリテラシーの高さはあなどれません。やっぱりここはそういうボンクラ共が集まるところなのか。もちろん自分もボンクラなので、日本科学未来館は大好きです。お台場っつったら、パレットタウンや海浜公園じゃなくてまずはここですよね。次が国際展示場。

 でも、葵のボーイフレンドの黒木君も間違いなく科学館で大喜びするタイプのこっち側の男子なので、葵はいずれ今回の艱難辛苦を黒木君相手に再び味わう羽目に陥るのではないか? と予想します。黒木君が葵にフられるエンディングが見えた!(決めつけ)

 そして最後のコマの薫の台詞「ま、それもカワイイけど」は、個人的には男をダメにする女の台詞なのではないかとか思いましたが、でも女子にこう思ってもらえないとサンデー読者の男性の8割を占めるボンクラの心が救われないので、薫にはいつまでもそのピュアな気持ちを忘れて欲しくないものですね。ものですね。

 皆本のボンクラっぷりを揶揄する時の賢木は、本当に楽しそうだなあと思いました(今回の感想)。

[こんなパトラッシュみたことないよ?(月光条例読みながら)サンデー27号感想

2009/06/10 01:43
マギ

 「アラビアンな格好をした精霊」と聞いてディズニーのジーニーじゃなくてアーナム・ジンの方が先に出てくるおっさんゲーマーの皆さんこんにちは(挨拶)。

 このマンガは、基本的には精霊(ジン)が入ったランプを手に入れた主人公の少年がジンと一緒に大冒険に! という王道パターンなのですが、そのジンが「極度のシャイで女性に触れられると全く役に立たなくなる」というギミックが入っているところが面白いです。
 この設定により、「女性が側にいるだけでピンチな状況に陥る→女性キャラが出るとストーリーが波乱に満ちる→なら女性キャラがたくさん出てきた方が面白くならね?」というロジックが成立するわけであり、即ちアラビアンな格好をしたお姉さんが今後もわんさか出てくることが期待できる訳ですよ。素晴らしい設定です。
 でも結局、一番かわいいのは主人公のアラジン少年なんですけどね!(だいなしな結論)

 あと今回のお話では、アラビア商人の少女と隊商の娘の間の友情がテーマになってましたが、こういう話を「隊商の娘と商人見習いの少年」という普通の組み合わせではなく、あえて女性同士にしたところが、何というか現代的だなと思いました。百合的な意味で。

MAJOR

 吾郎が「一試合完全燃焼主義」という言葉に恥じない、一人アストロ球団状態になって来てます。そろそろ観客が一斉に「男なら~男なら~男なりゃこそ死ぬ気でかけた~野球一筋アストロ戦士~」と歌い出してもおかしくないくらい(おかしいです)。タマとバットは男の証。

 これでもし吾郎ちゃんが再起不能になったりしたら、スポ根黄金期によく見られた「主人公ぶっ壊れエンド」に連なる作品として新たな伝説と化すに違いありませんが、しかし吾郎ちゃんはいずれ宇宙リーグで戦う男なので(地底少年チャッピーネタ)、まだこんなところで完全燃焼する訳には行かないのです。吾郎は生き残ることができるのか。世界制覇のその日まで! 男ならやってみな!(何だこの文章)

神のみぞ知るセカイ

 「けいおん!」でドラムの律がおもしろキャラ担当になっているのは、往年のバンドアニメ「アニメ・ザ・ビートルズ」でドラマーのリンゴ・スターがおもしろキャラ担当になっていた頃からのドラマーの伝統である説を提唱!(ウソ)

 そういうアレで、何か本当にガールズバンド編が始まってしまいました。若木先生のブログによればかなり作者の実体験が入っているとのことで、そういう意味でも単なるインターミッションではない実りの多いエピソードになりそうな予感。桂馬がどのようにこの騒動に巻き込まれるのかにも期待です。
 あと今回面白かったのが「軽音部を作りたい」とけしかけられて「英語で100点取れ!」と無茶な条件を出した時の児玉先生の、「どいつもこいつも『あいつ』とは違うな!」という反応です。『あいつ』とはつまり、授業中にゲームをやり続けるがために優秀な成績をキープしている桂馬のことであることは間違いなさそう。桂馬には己の道に邁進できるだけの力を持っていることを、暗に児玉先生も認めているのかも知れませんね。

オニデレ

 今回の話が始まった直後は「『オニデレ』がついに違うマンガになっちゃったのか?」と驚きましたが、読み終わる頃には「やっぱりいつもの『オニデレ』だった」と安堵させて頂きました。覇王巣ダメだわこいつら(いい意味で)。

 今回の結論としては、方言をしゃべる女子は素敵だと思います。

トラウマイスタ

 創造主たるダヴィンチが死に、完全なブラフマン(神)と化したスジャータを、かつてそのスジャータから「勇気の剣」を授かったピカソ少年がその剣を以て倒すという、宗教的なスケールにまで達したラストバトルでした。
 ダヴィンチ登場以来「何だかよくわからないけどとにかく凄いものを読んでいる気がする」オーラに充ち満ちていたこの「トラウマイスタ」も、ついに次回最終回。中山先生、本当にありがとうございました。

 というかもう今日最終回が載ってるサンデー出てるんですが。寝て起きたら買ってきます(おわり)。

雪乃は心が歪んでいるのではなく単に手段が歪んでいるだけのいい子じゃないですかサンデー27号絶チル感想

2009/06/09 22:27
絶対可憐チルドレン

 遅くなりましたが(いつもだけど)、サンデー27号の「絶チル」感想です。

  • カタストロフィ号、発進!
     それにしてもこの真木、ノリノリである(今回の感想)。
     真木は「バビル二世」の(変身能力を持つ)ロデムがモデルであるとのことですが、それ故に形から入るというか、コスプレするとそのキャラになりきれる特性があったりするということなのでしょうか。メイド服着せると心身共にメイドになって「ご主人様」とか言ってくれるんでしょうか。侮りがたいですね。彼はきっと尽くすタイプですからね。
     今回のエピソードではこの他にも激高するあまり兵部にタメ口を二回も言ったりと、地味に真木がいい味出してた気がします。
  • 前回兵部が言った「薫を罠にはめる」とは、そのカタストロフィ号が「船」であり、よってパンドラは常に海に居るという誤った情報をバベルに伝えることにあったみたいです。敵を欺くにはまず味方からのバリエーションです(違う)。
     カタストロフィ号が空に浮かんだ時に兵部は「エスパーはどこにでも行ける」と言ってますけど、でも皆本および可憐Girl’sライブお疲れ様でした)が言うところの「どこにでも行ける」とは、物理的にどこにでも行けるということよりも、むしろ『己がそう望む限り人は精神的に自由になれる』という意味での「どこにでも行ける」「何にでもなれる」を指しているので、ちょっと意味合いが違うと思われます。
     兵部は皆本への皮肉の意味で言ったんでしょうけど、逆に「エスパーがノーマルの道具として扱われていた」自身の過去の因縁に囚われて自由になれていないところが出てしまっているような気がしました。
  • この兵部が過去に囚われている感は、兵部とウツミさん(何故か敬語をつけたくなる)の最後の会話にも現れています。ウツミは薫と交流することで自分自身が幽霊であることに気付き、それでも「幽霊にも未来は必要だ」と薫が抱いている希望への共感を口にしましたが、兵部はそれを「さよならウツミさん」と否定し、彼が宿っているノートを閉じてしまいました。
     兵部は自身が一度死んだ過去から抜け出せない「幽霊」であると自覚しており、かつ自身が幽霊であることに拘りを抱いているのではないかと思われます。
  • あと今回もう一つの目玉は、澪がついに薫に対して「好き」と告白したも同然の台詞を言ったこと。釘宮ヴォイスのツンデレキャラが自分から愛を告白するだなんて、あんたもう眼鏡キャラが眼鏡を自分から外して素顔を晒すことに匹敵する一大イベントですよ(何その比較)。
     そして告白するだけでテンパってる澪に対して、薫は「友だちだと思ってるけど、今のままじゃ一緒に遊べない」と返した上で澪を海に突き落とすという、相手の好意を見据えた上でこちらの思惑に引き込もうという余裕のある対応。即座に切り返せなかった澪は、結果的にしまぱんを見せつつ退却せざるを得ませんでした。この辺はさすが未来の女王の器と言うべきでしょうか。
     その薫も皆本に対しては澪みたいに余裕がなくなっちゃうんですけどね。ここら辺がテーマなのか(何の?)。
  • そして、パンドラはあれだけ妙齢の男女がうようよしている団体なので、性教育もちゃんとした方がいいんじゃないかと思いました。男の子にとってちんこが立つことは大切なことなのよ?

[「やおよろっ!」クラブサンデー移籍記念・サンデー26号感想

2009/06/03 01:21
ハヤテのごとく!

 一難去ってまた一難。ただし危機の色はピンクスィーツ
 ミノコス編になってからの「ハヤテ」は、『三千院家の遺産』を巡る争いに巻き込まれたハヤテの危機をベースにラブコメ的な要素を絡ませることで、実に「サンデーに掲載されている少年マンガ」的に正しいマンガになっているんじゃないかと思ってます。

 ただ、今のままの展開で行くと、ミノコス編は最終的にヒナギクがハヤテに告白することが最終的な落としどころになりそうな感じ。かつて西沢さんはハヤテと自転車の二人乗りをして自分の気持ちに踏ん切りをつけたことをきっかけとして爆発的な成長を遂げたものでしたが、ヒナギクにもそれと同じ様な事がこのミノコスで起こりえるのか否か。というか、そもそもそのようなチャンスがヒナギクに起こりえるのか。というか、そもそもハヤテは無事ミノコスから生きて帰ることが出来るのか。
 斯様に大きな物語を内包しながらも毎回毎回バカバカしい(褒め言葉)ドタバタをしている「ハヤテ」は、ホントに読むのが楽しみなマンガになってます。

神のみぞ知るセカイ

 みなみ編終了。何か桂馬が頼もしい人生の先輩に見えて来ちゃいますが、今回は主眼が「みなみの視点から見た桂馬」を描くことにあったと思われるので、桂馬をそう見せることが本来の目的だったのでしょう。
 しかし桂馬もすっかり「落とし神」としての貫禄が身に付いてきました。「終わっても残ってる。すべての終わりがみなみちゃんの力になる」と桂馬はみなみに対して言ってますが、それは桂馬自身に対しても同じなのかも知れません。すぐに消えてしまう仮初めの恋愛を繰り返している桂馬ですが、そうすることが彼の「力」になっている――と、桂馬自身が信じたいが故に出た台詞だったら、なんか色々と深いですよね。知らないけど(知らないのか)。

はじめてのあく

 ジローの大姉上・アヤ登場の巻。おっぱいでかいです(強調)。ジローがやたらキョーコのおっぱいをでかくしようとしていたのは、アヤの存在によって「おっぱいがでかい女はすごい」と刷り込まれていたが故なのかも知れません。
 でももう今はキョーコの存在によって「おっぱいは小さくてもおっぱい」って刷り込まれているっぽいですけどね。オレ達が

魔王

 「鯨」が出て来たと思ったら、最後の最後で「押し屋」まで登場。これまで「魔王」に出てきた殺し屋のオールスターが勢揃いするという大盤振る舞いの展開に、個人的に大喜びしてます。
 これだけの人間を雇うために半年もかけて自分の能力で金を貯め続けた潤也の執念はやはり異常の域に達していると思われますが、これが彼の戦い方なのでしょう。金こそが彼の力。ここまで金に執着する主人公がサンデーに出てくるのは「GS美神」の美神令子以来かも(比較対象として不適切)。

トラウマイスタ

 「ただピカソを苦しめるため」だけという凄まじい理由で、スジャータがブラフマンとして巨大化して復活。ダヴィンチのピカソに対する歪んだ愛憎のために世界が崩壊の危機に陥るという、なんかもの凄いシュールな展開になってきました。それでこそ「トラウマイスタ」です。
 ブラフマンと化したスジャータが世界を危機に陥れる一方、ピカソは自意識の中でスジャータに出会い、スジャータから最初に与えられた力である「勇気の剣」を取り戻します。巨大化したスジャータがダヴィンチの自意識の具体化であるならば、「勇気の剣」はピカソの自意識の具体化。いよいよ自意識が世界と一体化するセカイ系っぽいスケールに入って来ました。果たしてこのマンガの行く末や如何に。

[卑猥な言葉を言わされそうになって赤面する葵はやはり女神の称号に相応しいサンデー26号絶チル感想

2009/06/01 00:47
絶対可憐チルドレン

 超能力者が軍に徴用されて戦うという「超能部隊」の筋書きから、何となく岡崎つぐお先生の『ジャスティ』を連想してしまう皆さんこんにちは。
 もう25年も前のマンガなんですよね『ジャスティ』。お互いオッサンになりましたよね。

 で、今回の主題はあくまで薫が「紙と文字を操る能力者」宇津美さん(←何故かさん付け)の能力を経て皆本の愛情を知り、自分の力で勉強をする意欲を取り戻す――という、担当編集者が言うところの「健やかな子供を育むよいこの小学館」的な内容であることに間違いはないのですが、しかしそこに至るまでの過程で出てきた宇津美さんの官能小説朗読こそが今回の真のメインであることは疑いようがありません。

 サイコメトラーが如何にテキストから情報を読み取ることができるかについては前回の賢木と紫穂の会話で解説されていましたけど、今回の宇津美さんのエロ小説朗読(および皆本作のプリントの解析)はそれを実際に運用したものであると考えられます。サイコメトラーの賢木や紫穂は、テキストを読み込んでそれの構造を理解しても自分以外の人間にそれをそのまま伝えることはできませんが、宇津美さんの場合は更にそれを他人に伝える能力も持っている、ということでしょう。
 結果的に、薫は皆本の作ったプリントから彼の「勉強」への想いを読み取って自力で勉強する意欲を得ることができましたし、カガリはカガリでエロ小説から人妻や女体への欲望の深さを読み取ってちんこの意欲が(以下略)。

 まあ、カガリとカズラが今後仮にそういう事になった時にちゃんと機能しないと困るのはカズラの方なので、薫の言うこともごもっともだと思います。カガリは今回の件がトラウマになり、いざという時に(以下略)にならないといいのですが。個人的にはちょっと心配です。何の話だ

 ストーリー的には、このまま薫が皆本の家に帰ってお勉強始めればめでたしめでたしで終わるんでしょうけど、兵部の台詞からしてまだまだ何か起きそうな感じ。「今回はちょっとばかり罠にはめさせてもらう」とは実際どういうことなのか、次回を楽しみに待ちたいと思います。
 あと細かいところでは、ちゃんと葉が子供達と遊んでるところがほのぼのしてて良かったです。あと真木が激高して兵部にまたタメ口叩いてるところとか。ちょっと見ないうちに随分フランクになりましたね真木っち。

 そして問題作のサプリメントの細雪編(仮称)ですが、秒のためらいもなく双子の弟をバットで殴りにかかる雪乃はやはり恐ろしい子だと思いました。素直でカワイイパンドラの子達と比べると、バベルの子供は何かみんなどっか病んでますね。それでこそバベルです。