Archive for 2009/09

サンデー・マガジンのDNA展に行ってきました日記

2009/09/11 23:03
サンデーマガジンDNA展

 川崎市市民ミュージアムで9/13まで開催されている、サンデー・マガジンのDNA展へ行ってきました。

 展示内容は、サンデー・マガジン50年の歴史の間に掲載されて来た代表作100作品の原画展示をメインに、10年毎に区切られた時代年表、両誌がこの50年で如何に相互に影響を及ぼしながら「進化」してきたかをDNAの螺旋に見立てて「野球」「学園」「ラブコメ」などの要素ごとにディスプレイした図解、戦後マンガ史を語る上では外せないトキワ荘時代の漫画家達の資料など、様々なものが展示されていました。
 あだち充先生のラフスケッチも展示されてましたよ。初めて見た。

 以下雑感。

  • 年代物の作品の原画がずらりと並んでいる姿は、やはり圧巻。これは確かに漫画原稿は美術品として解説付きで美術館に飾られるだけの価値があるものだ、と実感させられます。「ゲゲゲの鬼太郎」の原画とか見てると、何故かとてもありがたい気持ちになって来るのが不思議です。
     あと個人的には、ながいけん先生の生原稿を初めて見られたのが嬉しかったです。現在展示されているのは、「神聖モテモテ王国」でモテモテ王国主席全権大使がガンダムの盾を持って犬と和平条約を結ぼうとしているところ。勿論、「GS美神極楽大作戦!!」の生原稿も展示されてました。あれはコミックス4巻で小竜姫のいる妙神山で修行するエピソードの第一話の冒頭部分ですよね(細かい)。
  • 60~70年代のマガジンの代表作にはことごとく「梶原一騎」の名前があり、当時における氏のマガジンに対する影響力はすさまじいものがあったことを伺わせます。かつてマガジンの編集長が「マガジンの基本は梶原イズム」と語っていたのもよく判ります。「空手バカ一代」面白いもんなあ。当時の子ども達は、「空手バカ一代」に載っている話は一字一句全て真実だと思っていたものだったんですよ(よ?)。
  • 展示を見ていると、マガジンが今のようなスタイルになったのは70年代初頭、一方のサンデーは80年代の初頭くらいかな? という感想を持ちました。マガジンは前述のように梶原一騎作品や「あしたのジョー」「巨人の星」が、サンデーは「タッチ」「うる星やつら」のあだち+高橋の両巨頭による影響が大きいことがよく判ります。
  • 過去のサンデーやマガジンの雑誌そのものも、資料として豊富に展示されていました。60年代のサンデーはまだ少年向けの総合情報誌という要素が色濃く残っており、表紙に陸上攻撃機イントルーダーの編隊写真が載っていたり、鼻に骨を刺してるニューギニアの高地人の写真が表紙を飾るサンデーに「カラーショック!世界の未開人」「難事件をズバリ解決!佐賀の超人間」なんて記事が載っていたりと、何というかこう当時は色々な意味で大らかな時代だったんだよなという気にさせてくれます。60年代の佐賀にいったい何が。
  • 展示されていたDNA螺旋図の「学園」の解釈によると、「ハリスの旋風」「愛と誠」から始まったマガジンの学園ジャンル作品の伝統を今に伝える役目を果たしているのが、「さよなら絶望先生」と「魔法先生ネギま!」になっていたのが面白いところ。週刊少年誌に掲載されるマンガはその「時代」を象徴しているものであると考えれば、「絶望先生」や「ネギま」は確かに今の時代を反映した学園モノであるという解釈には納得できます。君のためなら絶望して死ねる。
     そしてサンデーの「男組」から始まる学園DNAの現在を受け継いでいるのは「金剛番長」らしいです。先祖返りしていると言えなくもなくない?
  • 展示されている全作品の中で一番新しい作品は、サンデーは「神のみぞ知るセカイ」、マガジンは「ダイヤのA」。どちらもその雑誌の「今」を象徴している作品という位置付けと捉えると、興味深いチョイスであると言えます。
  • ちなみに原画ですが、久米田先生(絶望先生)と畑先生(ハヤテのごとく!)は隣り合って展示されてました。そして1つ離れた場所には「魔法先生ネギま!」を擁する赤松先生が悠然と構えています。この配置には何か深遠な意図が!(単に年代順に並んでいるだけです)

河童
 写真はサンマガ展の横で展示されていた河童。

[賢木は6巻で不二子と再会するまで騙され続けていたのか…(´;ω;`) サンデー40号絶チル感想

2009/09/08 01:31
絶対可憐チルドレン

 黒巻姉さん…(´;ω;`)ブワッ
 遅くなりましたが絶チル感想です。

 今回の焦点は、勿論ユーリの第四人格さんこと「フェザー」が皆本にキスしたこと。というか、より正確に表現するなら皆本がフェザーに唇を奪われたこと。敵か味方か正体不明の仮面キャラからいきなりキスされて赤面しちゃうだなんて、やっぱり皆本さんはどこまでも乙女です。何という堂々たるヒロインっぷり。流石です。

 あの時、皆本はフェザーに拘束されながらも「一緒に来てもらうぞ! それが君のためでもあるんだ!」と相変わらずのエスパー保護欲を発露させてましたけど、結果的にそれがフェザーの中の保護されたい欲求(後の皆本が「心のどこかでSOSを発している」と表現した感情)を自覚させてキスに至らせたとも考えられる訳で、あの局面ではああすることがフェザーに対するフラグを立てるという意味においては最善の行動だったと言えます。フェザーに唇は奪われたけど、逆にフェザーの心は奪った皆本。格好いいですね。代わりにチルドレンからの信頼は失いましたが。
 でも、チルドレン達も皆本が乙女だということは判っている訳ですから、そろそろ「皆本が女に迫られる」ことはあってもその逆は絶対にないことに気付くべきだと思います。紫穂は多分気付いててからかってるっぽいですけどね。皆本に盟神探湯仕掛けるとかマジハンパない。

 今回の話からすると、「フェザー」はユーリの人格が分裂したものというよりは、元々レアメタルのイヤリングに宿っていた別の人格がユーリの体を動かしていると考えるべきであり、今後の悠理/ユーリを巡る物語は「レアメタルに宿っていた元の人格は誰なのか」が焦点になると考えてよさそう。
 今回のエピソードはとりあえず次回でほぼ完結するっぽいので、次回でどこまで謎が明かされるのか気になります。あとは「Strings」の歌詞も気になります。二番までフルコーラスってどれだけ本気なんだ。

 ちなみに今回薫が川底に隠れていた念動力者を気絶させた技は俗に「ガッチン漁法」と呼ばれているもので、水辺にある岩をハンマーとかで叩いて衝撃波を起こし、周囲の魚を根こそぎ気絶させて捕まえるという、たいへんに環境によくない漁法です。よい子は真似しない。
 個人的には、安永航一郎先生の「海底人類アンチョビー」のクライマックスにおいて、海底人類を全滅させる目的で使用されたことで有名です(古い)。

[「マギ」の人を蔑む視線の描き方が素敵すぎてゾクゾク来てますサンデー40号感想

2009/09/06 16:36
神のみぞ知るセカイ

 少女とひまわりと青空の組み合わせは鉄板!(挨拶)

 帰郷編開始。このマンガは基本的に桂馬とエルシィの行くところ常に駆け魂あり、というマンガなので、最後に出てきたホラー少女の幽霊も多分駆け魂絡みの何かなのではないかと思われます。エルシィの話からすると、この世界は悪魔はいても幽霊はなしの方向みたいなので(ただしソースはエルシィ)。
 でももしアレが駆け魂だったりした場合、桂馬は対応を間違えると刃物のようなもので手足を斬られかねない凶暴な小学生の女の子を攻略しないといけないことになりかねないので、いいぞいいぞもっとやれと思いました。桂馬のギャルゲーライブラリの中には小学生女子を攻略する術があるのかなーとちょっと思いましたが、いくらでもありそうなのが現代ギャルゲーの恐ろしいところです。

 あと、桂馬が実家をゲーム倉庫として利用しているという設定は妙にリアルだと思いました。一人暮らしのオタク共はみんな普通にやってますよね(決めつけ)。
 「神知る」がアニメ化したらあの茶碗は商品化されるに違いありません。

結界師

 奥久尼さん亡き後、「カケルとミチルの百合カップルの行く末」が結界師における個人的な興味だったのですが、今回はそのカケルとミチルが扇七郎の介入であっけなく退場。ミチルがカケルを庇う様に攻撃を受けたところが泣かせます。多分彼女は最初から自分達がこうなる運命だったことを知っていて、最後にカケルの望みをかなえようとしていたのでしょう。

 次回からは、ついにこれまで登場した敵の中でもトップクラスの底知れなさを持つであろう扇七郎と、覚醒して底知れない「烏森」の力を身に付けた良守の、底知れない者同士の対決という形に。ついに裏会崩壊編もクライマックスに近付いているのでしょうか。

ハヤテのごとく!

 ハヤテがついに自分のアテネに対する感情に「好きな人です」と名前を付けた回。ヒナギクとのディナーでハヤテがアテネの名前を出すことは(読者にとっては)既定だったとは言え、ここでハヤテに告白しようとしていたヒナギクにとってはきつい展開となってしまいました。次回修羅場開始となるのか、それともヒナギクがハヤテのために手を差し伸べる覚悟を決めるのか。

 そして「他の人とは違う――僕にとって彼女は――」のページにはハヤテと関わった人達が走馬燈の様に(間違い)流れてますが、登場する順番はハヤテにとっての重要度という認識でいいんでしょうか。マリアさんが一番最後に出て来ているのは、「マリアはハヤテにとっての憧れの人である」という連載開始時の設定がまだ残っていることを示唆しているものと解釈しました。マリアさんファンとしては嬉しいです(ヘタレキャラという立場が確定している訳ではないという意味で)。
 しかしこのシーンにナギが出てこなかったのは意味深長です。ナギはハヤテの中では「他の人」という括りの中ではない、もっと大切な何かなのでしょう。

ジオと黄金と禁じられた魔法

 ジオの兄弟子ギンの妹らしき人物・リィン登場。「このまま男だらけのファンタジー世界を貫いて欲しい」と書いた次の週に美少女キャラが出て来ましたが、桐歩先生デザインの美少女なら大歓迎なので、素直に喜んでおきます(弱い)。
 リィンの初登場時、彼女を見たサザが「それにしてもひどい格好だな」と言ってましたが、本当に文字通りのひどい格好だったのが面白かったです。

はじめてのあく

 主人公カップルが赤ちゃん相手に四苦八苦するという古典的ラブコメマンガに必須のエピソードを、「はじめてのあく」も無事にクリアしました。子どもが嫌いだったジローが別れる時に一番号泣するというお約束も完璧。
 「赤ん坊を拾ったら素直にそのまま警察へ行け」という突っ込みは、これはそういうマンガなのでしません。

 なお、最後のコマが「ところで子供ってどうやって作るんだ?」というジローの台詞の下に「次号は作者取材のためお休みです」と書かれていたため、「藤木先生は子供の作り方を取材するために次号はお休みなのか」とうっかり思ってしまった人は自分以外にもいるはずだと信じてます。初心でネンネな藤木先生ならありえる…(ないです)。

DEFENSE DEVIL

 「これからが本当の地獄だ…」(主人公が悪魔なだけに)的な、次回からの大幅な路線変更というか、いよいよこの物語の本質に迫る展開への意向を示唆するエピソードだと認識しました。明確にバトルマンガに移行するんでしょうか?
 にしてもイダマリアはいい女でしたよねー(感想?)

[クラブサンデー読んだ日記

2009/09/05 17:42

 最近仕事が落ち着いてきたので、半月ぶりくらいにクラブサンデーを読む時間が取れました。
 以下、気になった作品の感想。

M・S DOLLS

M・S DOLLS – DOLLS』 第5想

菅原健二
(C)Kenji Sugawara /Shogakukan 2009

壮絶なM・S修行を終えたアオイ。大敗を喫したワカツキへのリベンジを果たすため、M・S・T会場へ!!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 MSバトル(趣旨:オタク同士が相手の趣味に悪口を言い合う)編開始。主人公のライバル・ワカツキは「セレブなオタクなのでレアなグッズを沢山持ってて他のオタクから羨ましがられるので強い」というのが極めて判りやすい表現だなあと思った。

紅の騎士ロックウェル

紅の騎士ロックウェル – 第5話

灘谷航
(C)Wataru Nadatani/Shogakukan 2009

自分を守るため、ヘルムートが瀕死の傷を…ロックウェルは、師から授かった勇気をもって、竜に立ち向かう!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 ヘルムート様ー!(感想)
 「騎士は渋いオッサンに限る」という個人的に嗜好にガッチリとマッチしていたヘル様ついに散るの巻。主人公ロックウェルがヘル様直伝の必殺技でドラゴン倒したところとか超泣ける。ツボをちゃんと押さえた演出に好感。

GOLDEN★AGE

GOLDEN★AGE – 最終話

寒川一之
(C)Kazuyuki Samukawa/Shogakukan 2009

サエグサ杯優勝の歓喜から4年・・・イレブンはそれぞれの道を歩み始める。本格中学サッカーストーリーここに完結!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 連載終了。Webに移行してからの近江の成長っぷりには毎回目を見張るばかりだったけど、最終回でついに唯の立っている場所にまで追いつき、かつ小波ちゃんよりも周囲からキャーキャー言われてモテモテな彼を見て、やっぱりこのマンガの正ヒロインは近江だったんだなと思いました。おつかれさまでした。

幻影少年

幻影少年 – 第6幻

万乗大智
(C)Daichi Banjo/Shogakukan 2009

10年前の英国。「悪魔」と呼ばれる少年がいた。その少年の名は―――秋月サトワ!! サトワの過去とは!?

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 週刊少年サンデー9/9号に掲載が決定、9/17にはついに単行本が発売と、着実に実績を積み上げているこの作品。さすが万乗先生は違う
 今回は、万乗先生のマンガには欠かせないオッサンキャラ(「DAN DOH!」の拓さん似)が登場するので、「DAN DOH!」好きだった方は必見。オレ大喜び。

やおよろっ!

やおよろっ! – 番外編 & 54人目!! & 55人目!!

なつみん
(C)Natsumin/shogakukan 2009

唐突に番外編! 冷やし中華ちゃんと犬さんがクラブサンデー考察って何事!? 他2編!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 今更ですがコミックス重版おめでとうございます。「やおよろっ!」はクラブサンデーの今後を担う最重要作品ですからね!(ややマジ) これからもクラサンを牽引する存在として頑張って下さい。
 今回はクラゲちゃんが何だか切ないです。夏も終わりか…

ムシブギョー

ムシブギョー

福田宏
(C)Hiroshi Fukuda/Shogakukan 2009

時は江戸、将軍・徳川吉宗の命によって世にも有名な「目安箱」が設置された。寄せられた庶民の声をすくい取って、ひとつの新しい奉行所(役所)が誕生。その名は「新・中町奉行所」、別の名を…「蟲(ムシ)奉行所」! お役目は江戸に跋扈する巨大蟲を駆除すること! 個性溢れる蟲奉行所のメンバーは、それぞれ特殊能力を持ったスペシャリスト! 田舎侍の仁兵衛は、一心不乱にお役目に邁進する!!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 超増刊の新連載作品。江戸の街に蠢く蟲を退治する蟲奉行所に勤めることになった田舎剣士・仁兵衛の成長物語といった志向。ストーリーやキャラクターがとても判りやすく、絵に迫力もあってとても面白かった。今後に期待したいです。
 ヒロインの春さんのおっぱいがでかくて素晴らしいです。

つりらば

つりらば

田口ケンジ
(C)Kenji Taguchi/Shogakukan2009

神社の跡取り息子の執行架月は、妖弧に代々「女にモテない呪い」をかけられていた。その呪いを打ち破るべく、架月はあるアイデアを思いつき…? 期待の俊英が描く崖っぷち恋愛コメディー読切!!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 クラブサンデー新人王受賞作品。モテない呪いをかけられた一族の末裔である主人公の少年がモテようとするドタバタコメディーに、妖怪退治の要素と姉萌え要素を組み合わせたところがポイント。面白かったです。
 架月君は姉と結婚するがいいと思いました(感想)。