[今年もよろしくお願いします。サンデー3+4号感想

2012/01/01 21:17
電波教師

 「鑑純一郎に担任を持たせる気ですか? あれだけ時期とクラスを慎重に判断すると…
 「慎重に判断して、”今だ”と思いました。
 「ウソだーっ!

 「電波教師」の台詞進行の特徴として、ボケる側が突っ込む側の話を全く聞いていないことが挙げられますが、その中でも理事長の暦は話を聞かないで常に独断専行で物事を進めるという意味において、間違いなくこのマンガ内で最強のキャラクターだと思います。まあ、彼女の独断専行っぷりは、彼女の鑑に対する信頼というか、自分の「人を見る目」の正しさに絶対的な自信があることの現れであることはよく判るのですが。
 その辺の彼女の性格は、今回の問題児である七海『改造人間』征十郎を学校にスカウトしに来たシーンにもよく現れてます。客観的に見ればこの展開は普通に人身売買なのですが、そうするだけの価値が七海にはあると彼女は今も思っているのでしょう。多分。

 あと鑑が叶『顔面パンチ』美奈子を人質にとって七海にゲームでの対戦を強要する件はどうみても鑑の方が悪役なのですが、まあこれはそういうマンガなのはみんなもう判っているので、まったく問題ないと思いました。

銀の匙

 今回は、八軒が「豚丼」の処分について悶々とする一方、その八軒と吉野の間に何故か全く根も葉もない不純異性交遊の噂が飛び交う! というお話でした。こういう浮いた噂ができる共学校が羨ましいなあとか思う男子校出身者です。こんにちは(挨拶)。
 今回キャラクターとして面白かったのは間違いなく始終体を張ってボケ倒した常盤君なんですが、噂を聞いて動揺するアキもラブコメ的な観点からすると見逃せない動きをしてくれました。最近つくづく思いますが、本当にこのマンガ面白いです。何でこんなに毎回面白いんでしょうか?(と言われても)

アナグルモール

 自分を家族であると言ってくれた京介を守るため、同じ間人であるクワトロールに対して毅然と反旗を翻したルチルがやたらかっこよかった今回。
 地上の人間が脆弱であることを間人が知ってしまったここからが、本当の「アナグルモール」の始まりなのだ! と確信するに十分な内容でした。2012年の更なる盛り上がりに期待したいマンガです。

ムシブギョー

 「蟲奉行様」が白髪の美少女であることは超増刊連載版で提示されていましたが、彼女が何故「蟲奉行」なる職務に就いているのか、彼女が如何なる能力を持っているのか、何故彼女が江戸を蟲から守るためにわざわざ江戸から離れた場所に遷る必要があるのか、そもそも「蟲奉行様」とは何なのか? など、肝心な部分は明かされないまま週刊連載に移行してしまったので、いよいよ週刊の方でこれらの謎に迫る展開が!? と期待してるところです。
 なお、蟲奉行様はご覧のとおりミステリアスな美少女であり、その容姿や身分からして真ヒロインを名乗る資格は十分あるのですが、仁兵衛はおっぱいの小さい女性には興味を示さないため、多分仁兵衛殿とそういう事になるとは思えないのが残念です。

GAN☆KON

 いつか物語に絡むんじゃないかと期待されていたメガネ図書委員こと三峰椿さんですが、思いも寄らない形で代行者バトルに巻き込まれる形になってしまった模様。
 何か勢いでうっかり新太に惚れてしまいそうな展開になってますが、仮に惚れてしまったとしても、あの男性を虫けらのような表情で見下す性格だけは最後まで固持していただきたいなと思いました。

はじめてのあく

 ここに来て、まさかの黒澤×大神カップリング成立回。黒澤がテレて視線を逸らしながら自分が如何に大神のことを大切な友達と思っているのかを告白→大神も赤面しつつその告白を受け入れ、自分達が親友であることを改めて自覚→互いに抱擁→キャッキャウフフ、という美しいガールズラブ的な流れ。読んでて心が洗われる想いでした。
 まあ、肝心のキャッキャウフフの場面が、「キャッキャウフフ」と書いて「さば折り」と読ませるハードな絡みだったことだけがちょっと普通のマンガとは異なりますが、格闘系カップリングだからこそできるハードな愛のコンタクトであると言えなくもないのではないのでしょうか(まちがい)。

 「はじあく」も連載期間が長いし、そろそろ展開や人間関係など色々と煮詰まってきているので、今年はアニメ化決定か、あるいは連載終了かの岐路に立たされるんじゃないかとビクビクしてます。どうしよう。

おすもじっ!

 今回の話は、東京からやって来た司に、生粋の京都人である寿が京都特有の年末年始の文化を伝えるという趣旨の、このマンガならではのとても文化的価値の高いエピソードなんですけど、司の天然ボケな性格と「実は女の子」という設定から来る独特の危うさ、寿の「京都の料理人」らしからぬ性的な意味で下劣な態度、破天荒芸妓見習いという枠から全くブレない七美など、出てくる連中がちょっとアレなので、どっか何かがおかしい雰囲気になってるのが面白かったです。

 「おすもじっ!」は、第二部になってからかなり面白くなったと個人的には思ってるマンガなのですが、ギャグのノリなどが完全におっさん向けなどの要因があるので、多分サンデーを背負って立つようなメジャーな作品にはならないんじゃないかと思ってます(ひどい)。個人的な今年の注目作品ということで一つ。

2巻の表紙の司が可愛すぎて辛い。1巻と対になってる構図ですね

[TVドラマ版「らんま1/2」は職場でちょっとだけ観ました(近況) サンデー1号感想

2011/12/14 00:57
BUYUDEN

 「うちはただボクシングが好きだからやっとんねん!
 これまでのこのマンガのボクシングの試合展開では、「『勝てる!』と油断した直後にカウンターでパンチを食らう」「自分の信念に固執するボクシングで却って不利に」「体を強くする努力をして試合に望んだけど才能ある対戦相手に倒される」など、(満田先生の前作「MAJOR」とは違って)熱意が必ずしも結果に繋がらないシビアさを描いて来た感があるのですが、ここに来てついに「自分のボクシングに対する気持ちを自覚した萌花が渾身の右フックを放ち、対戦相手であり前回大会のチャンピオンである筧にクリーンヒットさせてダウンを奪う」という、少年マンガ的に極めて正しい正統派の展開を見せてくれました。
 しかしその直後、パンチを食らった筧も逆襲の右フックを放ち、萌花をダウン。例えヒロイン補正が入っている萌花と言えども、筧は熱意だけで倒せる相手ではないということなのでしょう。この辺の生半可なさっぷりは流石です。

GAN☆KON

 元々生きる世界が異なる神と人が共に生きることの困難さ、そしてその困難さもお互いの信頼があればきっと乗り越えられる! という希望。とても崇高かつ哲学的なテーマを、「空から降ってきた人間じゃない女の子さいこう!」であり、かつ「主人公の必殺技が亀甲縛りでアッハーン!」な「GAN☆KON」で読むことになろうとは思ってませんでした。
 実はこのマンガ、根底に抱えているテーマはもの凄く深いんじゃないんだろうか? と錯覚しそうになってしまいましたよ。ヤバイヤバイ(←ひどい感想ですが一応褒めてるつもりです)。

銀の匙

 「八軒はヘタレだねぇ~~そしてあんたはひどい女だねぇ~~
 自分もそう思いました(感想)。

神のみぞ知るセカイ

 久しぶりにエルシィが本編に復帰。前々回まで歩美とちひろと桂馬の三角関係地獄が繰り広げられ、ちひろは桂馬に(女神がいなかったという理由で)こっぴどくフラれ、歩美はそんな非道な桂馬に蹴りを食らわせて関係を悪化させるという後味の悪い結果になってしまったので、エルシィの相変わらずの脳天気な笑顔にはとても救われました。ありがとう

 物語の方は、桂馬が物語の舞台となっている舞島学園創設の秘密に迫る展開になって来ました。この秘密は、おそらく「何故この学園に駆け魂の大群が封じられていたのか」「何故今、この街に旧悪魔が集まっているのか」の謎に繋がっていることは間違いないでしょう。現世と地獄のみならず、歴史的な方向にまで物語が広がる。今更ながらですが、何かすごいスケールのマンガになって来ましたね。
 今となっては、物語初期にエルシィに無理強いされて歩美を攻略していたあの頃のシンプルさが懐かしいです。続く。

読み切り:CATCH&THROW

 今月のゲッサンで連載を始めたとよ田みのる先生による読み切り作品が掲載。
 「CATCH&THROW」というタイトルが示す通り、言葉も思うように通じず性格も正反対だった少年と少女が、フリスビーを通じて次第に気持ちを通い合わせて行くという、とてもよくできた美しいボーイミーツガールストーリーだと思いました。面白かったです
 絵柄は独特というか、今風の絵柄とはちょっと違った古風な雰囲気を感じますが、それと物語が醸しだす暖かい雰囲気がマッチしていますね。それがこの作品の魅力なのでしょう。

ゲッサン 2012年 01月号 [雑誌]
小学館 (2011-12-12)

タケヲちゃん物怪録」も読んだ人はみんな面白い面白い言ってるので、自分も読んでみたいです

[(今週号であったらしい!)の話題に完全に乗り遅れたサンデー52号感想

2011/11/30 00:04
GAN☆KON

 第一話の表紙にも登場していた黒猫狼・マガミが登場。彼はやたらイサナに好意を抱いているようですが、今の少女形態ならともかく、元の姿である巨人形態の頃からイサナが好きだったんでしょうか。八百万の神々のセンスはいまだによく判らないところがあります。

 物語的には、そのマガミがドジを踏んで意図しないバトルに巻き込まれる──という至って正統派な展開を繰り広げており、そういった面でもこのマンガは設定は少々異常だけどやろうとしていることは極めて真っ当な能力系バトルであると言えると思います。イサナの入浴シーンがあったり、新太が「ちちしりふとももー!」とばかりにイサナに飛びかかったりするのも(イサナには乳も太腿もありませんが)ある種の懐かしさをも感じさせる程にオーソドックス。このマンガは、実は世間的な「サンデーのマンガ」の一般的なイメージに合致する、至って正統派な作品なのではないのでしょうか。

 まあ主人公の必殺技が亀甲縛りなのが正統派なのか? という問題はありますが、この技は何かかけられた方も気持ちよさそうなのでいいんじゃないんでしょうか。非致死性兵器を主力にするところも何だか現代的ですよね(詭弁)。

マギ

 「帰れグチババ!
 アラジンから無償の愛情を受けていないとものすごい勢いでダメになるアリババの姿を堪能するエピソードでした。アラジンいないとここまでダメな子に逆戻りするのかこの子。「故郷に帰る」ことを真剣に考え始めているモルジアナのことも少しは気にかけてあげたほうがいいんじゃないか? とも思うんですが、今のアリババはそこまで気が回らないくらいアラジンのことで頭が一杯な様子です。ほんとダメなー(嬉しそうに)。

 次回以降は、マグノシュタットへ向かうアラジン、暗黒大陸に向かうモルジアナ、そしてぐたぽよ~なアリババの三元中継で物語が進む多極的な展開になるんでしょうか。判っていたことですが、このマンガはどんどん壮大なスケールになって行きますね。

電波教師

 教師よりも生徒会長の方が権限が強いラノベのような設定の学園で、メイドカフェのメイドを題材にメイドの品格を語り出す主人公の鑑。何だか判らないけど、次回への引きとしては完璧な構図です。
 サンデー読んでるような人たちの約八割は、メイドカフェやメイドさんについて一家言ある面倒くさい連中ばかりであると推測されますが、その読者をも唸らせるメイド論を展開してくれることを期待します。

アナグルモール

 前回のエピソードでは、持ち前の素直さを発揮して見事にストーカーと意志を通じ合うことに(する必要ないのに)成功したルチルですが、今回はそのルチルがやって来た「地下世界」の紹介といった趣向でした。何かこう地下世界のイメージに違わぬ弱肉強食、かつ陰謀渦巻くおっかない世界であり、もし彼らがその気になれば地上制覇なんて容易い事が想像できますけど、「地上の人間はおっかねえ」という思い込みがあるが故に、どっか何かこうピントがズレてるというか、全編天然ボケなままでシリアス劇をしているかのような、妙な可笑しさがにじみ出てるのが面白かったです。

 今回登場した面々が地上に出て来てからが、本当の「アナグルモール」の開幕ということになるのかも知れません。楽しみです。

11/18に発売されたはじあく11巻は「とらのあな」で購入。おまけのカードは大神さんでした。
なお、「(今週号であったらしい!)」のネタを知らない方は検索してみて下さい(なげやり)

[かわいい女の子だと思った?残念!彩香ちゃんでした!(おすもじっ!の)サンデー51号感想

2011/11/20 01:49
銀の匙

 自分も割と農村と言って良い地方の出身で、親戚も当時は農業をやってる人が多かったので、「美味いものを人に食べてもらう時のこの人達のわくわく顔」の感覚は何となく判ります。
 今思えば、やたら野菜とか送ってくるのは「あんたんとこの野菜美味かった」って言葉を聞きたいってのもあるんかなあ。こういう付き合いを煩わしいと思うかどうかで、農村暮らしが合うかどうかが分かれるんかなあ。自分はどっちかというとダメでしたが(ダメ)。
 勇吾君は今回、絞った牛乳をお釈迦にしてしまったことをやたらと気に病んでますけど、こういう性格も彼が農業を続けていくうちに次第に大らかになったりして行くんでしょうか。大らかな勇吾の姿はまだ全然想像できませんが。

 あと先週の話に出てきた勇吾兄ですが、典型的な「頭はいいけど社会不適合」タイプの困った人間だなあという感じ。多分ラーメン屋とかの飲食店経営には向かないと思うので、ずっと放浪してる方がいいんじゃないかと思いました。
 ああいう兄と厳格な父親に挟まれて育った勇吾の気苦労が伺えます。ちょっとしたミスでも凹んじゃう性格になるのは致し方ないのかも知れません。

マギ

 最近、職場にサンデーを持っていって机の上に置いておくと、マンガが好きそうな女性から「『マギ』見たいからサンデー読んでいい?」って話しかけられませんか?(挨拶)

 今回の「マギ」は、アラジンがきれいなおねえさんの色香につられてエッチないたずらをするのがメインの、本来「マギ」ってこういうマンガだったよねーと再認識させられる内容でした(本来?)。あと個人的には、ドゥニヤ姫とヤムライハの間に主従百合が成立しそうな余地があるところに、ちょっとグッと来ました。来ますかね?(こなさそう)
 なお、職場の同僚女子から話を伺ったところ、「やっぱジャーファルですよ」的なコメントを頂いたので、今後は彼の動向も気にかけていきたいと思いました。

ムシブギョー

 基本的に「ムシブギョー」という作品は、登場人物がみんな仁兵衛に萌え萌えになって行くようにできているので、今回登場した「寺社組」の白榊もやはり最後はちょっとだけ仁兵衛にデレて帰って行きました。
 超増刊版では白榊は最終的に仁兵衛にデレッデレになったりしてたんですけど、週刊版の方の彼はどこまでプライドを維持してツンツンできるのかが見ものです。まあでも彼もいずれは今回の長福丸のようになってしまうはずなので、その過程を楽しみに読みたいと思います。

 なお先週のエピソードでは、仁兵衛の孤独な頑張りを彼の頭を撫でながら褒めた小鳥が素敵でした。今の仁兵衛を赤面させることができるのは、お春のおっぱいと小鳥さんだけです。

電波教師

 前回いきなり主人公の鑑が学校教師を首になったかと思ったら、今回は「得体が知れない危険人物ばかり」を集めたおかしな学校に教師としてスカウトされ、かつその学校の理事長は「美少女」を自称する色々とおかしそうな(頭が)美少女だったという怒涛の展開に。ここからが本当の意味での「電波教師」が始まる模様です。
 今回は、主人公の「頭の良さ」を表現する方法が「魔法少女の変身が可能であることを素粒子物理学レベルで証明する」というのが、新しいというか今っぽいと思いました。理事長の暦が語った「経済とも産業とも違う価値観がこの国には必要」なる現代日本の問題点の指摘もそうなんですが、やはりこの作品は「今作られ、今読まれるべき必然性がある」タイプのマンガだなあ、という認識です。

 にしても、「美少女」理事長の暦といい、今回登場したCERNCERMの素粒子物理学者のリン博士といい、相変わらずこのマンガに登場する女性キャラはみんなおっかないです。これでこそ東先生のマンガです。

おすもじっ!

 「うちは、お兄さまだけのもんや…
 ヤンデレ! 彩香ちゃんはやっぱりヤンデレでしたよ! ヤンデレ美少女の誕生です!(うれしそうに)

 彩香の料理の腕が凄いことは今回のエピソードで十分判りましたが、彩香がそこまで心酔している『お兄さま』は、本当にあの寿なのか? という疑問が出てきます。彩香の兄が寿である可能性は(叙述トリックでなければ)高いものと思われますが、「大志万」時代の寿は、今のボンクラでアダルトビデオが大好きな寿とは全くの別人だったのでしょうか。
 次回はこの二人が邂逅すること必至な様相なので、「おすもじっ!」第二部における最大の謎である「寿の過去」が明らかになるのかも知れません。

 あと、彩香は今のところ司を男の子だと思っていますが、実は女の子だったことを知ったらどういう反応を示すのでしょうか。精神状態が不安定そうなヤンデレさんなだけに、司の体が心配です。包丁の扱いとか慣れてますし彼女(ひどい感想)。

ちいさいひと

 掲載される度に、我々読者に児童虐待の現状を再認識させられる社会派コミック「ちいさいひと」が帰って来ました。今回は、東日本大震災直後の宮城県石巻市における、孤立した避難所が舞台の模様です。
 当時は、今回のマンガのように沢山の子供たちを抱えたまま孤立した状態となった建物が沢山あり、ツィッターに救助を求める情報が飛び交っていたことを、このマンガを読んで思い出しました。個人的にはあの時からまだそれほど時間が経っていないように思えるんですが、実際はもうあれからもう半年以上が経過しているんですよね…。

白榊が登場する超増刊版「ムシブギョー」3巻。週刊連載とは比べものにならないドメスティックバイオレンスが炸裂してます

[やはり妹は凶暴に限るサンデー49号感想

2011/11/09 01:29
電波教師

 「GAN☆KON」の菅原先生に続き、クラブサンデー時代の成長株である東毅先生がサンデー本誌に登場。
 超増刊で連載されていた前作「超弩級少女4946」は、最初のうちは彼女が欲しくて仕方がない少年・マコトと、ちょっと体が大きい少女・まなの巨大女フェチ願望充足型ドタバタラブコメディかと思わせておいて、最終的には物理的にもタイムスケール的にも全地球規模にまで話が膨らむという、壮大な巨大女フェチ願望充足型セカイ系ラブロマンスに発展するという展開をしたことで、個人的に印象深い作品でした。勿論面白かったです。

 そして今回の「電波教師」ですが、これは第一話としては理想的な内容だったと思います。
 「オタクがオタクの強みを発揮して問題を解決する」という内容そのものは「神のみぞ知るセカイ」などでも見られますが、「電波教師」の場合は登場するギミックが「美少女アニメのフィギュア」「声優」「携帯ソーシャルゲーム」「学校裏サイト」「ニコニコ動画」「2ちゃんねる」「まとめWiki」と極めて俺たち向きな点、「祭り状態の実況スレで個人情報を晒される」というネット時代におけるリアルな脅迫を巧みに使っていじめっ子を懲らしめるという展開もまた極めて俺たちのツボを突きまくっている点など、表現方法が現代的なのが素晴らしいと思いました。東毅先生は、俺らの気持ちを実に良くわきまえていらっしゃいます。

 「頭脳は優秀だけど好きな事しかやりたくないので引きこもっている」という主人公のキャラクターもそうですが、何というかこう今こういう時代だからこそ成立するマンガであるなのではないのでしょうか。こんな社会風刺な側面を持ったマンガが、少年サンデーの誌面を飾る時代になったんだなと思うと感慨深いです(大げさ)。

GAN☆KON

 前髪少年の佐野くんはやっぱり美少年でした(感想)。
 あと綾小路は地味なメガネで三つ編み姿の方がグッと来ます。よね

神のみぞ知るセカイ

 自分がイニチアチブを取るために人がいない方にちひろを誘導しようと焦る桂馬が、まるで彼女とキスしたいけどデートに慣れていないなばかりに上手に振る舞えない不器用な男子のように見えて微笑ましかったです。
 というか、既にちひろにイニシアチブ取られてないですか。すっかりその気になってそうなちひろに押し倒されでもしたらどうするんですか(と言われても)。

 あとは、メイド姿の歩美を桂馬に注視させまいとして注意を反らせたちひろと、そんな彼女の振る舞いに気付いた歩美の緊迫したやり取りも興味深かったです。歩美の怒りゲージは、今回も順調に溜まってるように見えます。

アラタカンタガリ

 コトハとミクサが半裸な格好でお互いを意識しあってキャッキャウフフな展開に!(ちょっと間違った解釈)
 やはり渡瀬悠宇先生のちょっとエロスな話を作り出すセンスは侮りがたいものがあるなと再認識させられました。

はじめてのあく

 アヤお嬢様と戦部殿は、多分酒飲むごとに毎回こんなことやってるんじゃないかと思いました。
 微笑ましいといえば微笑ましいのですが、お互いもういい歳なので、さっさと年貢を納めるなり何なりして自分の身を片付けた方がいいんじゃないんでしょうか。特に戦部殿。男が30代後半になってから結婚とか子育てとかやるのマジ大変よ?

そういえば「超弩級少女4946」に登場した妹キャラもおっかなかったです