クナイ伝の掲載位置の急降下っぷりが心配なサンデー9号感想

ハヤテのごとく!

 ボクが子どもの頃は、ラジコンなんて高くて買ってもらえなかったよ!(30代男性)

 今週のお話は、オモチャを大切にする心を子どもに養わせる、教育的でイイお話だと思いました。
 そして、そんなイイお話の中でも、ラジコンの化身をあえてキモくしたり、マリアさんの年齢偽証疑惑を更に拡大させるネタをあえて仕込むところは流石です。子どもの読者と30代男性の読者の双方に対する配慮が行き届いていらっしゃる。

結界師

 閃が落ち込む良守に優しい言葉をかけ、フラグを立てることに成功した話と理解しました。
 また、一方の時音姉さんの「神殺し」に対する覚悟完了っぷりも凄いです。何という凛々しさ。そして責任感。まるでヒロインじゃないみたい(ひどい)。

 あと何か修復術凄い。地盤が派手に陥没するなど、もはや基礎のレベルから破壊されていた校舎をわずか一晩で修繕できるだなんて凄すぎます。日本のリフォーム業界は間流修復術を一刻も早く研究するべき。というか墨村さんちはリフォーム屋になるべき。

金剛番長

 せっかく剛力番長が舎弟といい雰囲気になっていたところに、「知ったことかー!」と叫びながらタンクを投げ込んで雰囲気をブチ壊す金剛のお茶目さに惚れました!(まちがい)
 しかも先週の殴り合いは、「剛力番長の背後に毒が入ったタンクがあったから本気を出せなかった」という思慮の深さも垣間見せる始末。どこまでカッコいいんでしょうか金剛番長。

 あと個人的には、「知ったことかー!」のコマの金剛のポーズの決め具合にグッと来ました。どんなポーズを取っても様になる男です。

史上最強の弟子ケンイチ

 今回の岬越寺とガイダルのワイヤーアートバトル的な異常な展開が全く違和感なく読者に受け入れられる格闘マンガは、おそらく「ケンイチ」だけだと思われます。ケンイチすごい。

お茶にごす。

 何かこう、姉崎部長に着々とフラグが立ってるような気がして来てなりません。
 私、姉崎部長には幸せになって欲しいんです!(乙女チックに)

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サンデー9号「鬼月」感想

鬼月

 個人的には好きな作家さんなんだけど、でもそのあまりに少年漫画してなさ過ぎるダークな作風から「やっぱ少年誌でやっていくのは難しいんじゃないだろうか」と余計な心配をしてしまう新人漫画家・桐幡歩先生が、「天国の本屋」以来の再登場を果たしました。
 しかも今回はビッグネームや若手有望作家が次々登場する、「読切大連立」というネーミングセンス以外は素晴らしい読切枠での参加ということは、「少年誌でやっていける作風なのか」という自分の懸念は杞憂であり、既にサンデー期待の新人作家にまで成長している、ということで良いのしょうか。良いのでしょうか?(反復)

 その辺はともかくとして今回の「鬼月」ですが、どこか前で読んだことがある話だなーと思っていたら、これって以前超増刊に掲載された同名の作品のリメイク版っぽいですね(→超増刊版の時の感想)。話そのものは「閉塞環境にいる無垢な少女が世界の姿を知ってしまう」タイプの極めてシンプルな構造なんですけど、桐幡氏独特のダークな雰囲気を読者にアピールするという意味においては、この「鬼月」という物語は最も適しているのではないかと思いました。氏の描く和風の女の子はとっても可愛いですしね(そこか)。

 氏のあまり少年漫画らしからぬ絵柄と作風がどこまで受け入れられるのか、果たして本誌での更なる再登場はあり得るのか。個人的には頑張って欲しい作家さんなので、今後の活躍に期待しております。

 そしてこの物語から得られる教訓は、いくら大切な女の子でもあまり過保護にし過ぎると世間知らずに育ってしまい、パッと見の男にホイホイ付いて行ってしまうようになるので、あまり過保護過ぎるのも考え物だというところでしょうか(間違い)。

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サンデー8号「パンドラキューブ」感想

パンドラキューブ

 時間が取れなかったので遅れましたが、先週のサンデーの感想の続きです。

 渡瀬悠宇先生がサンデーに降臨して描いてくれた「パンドラキューブ」。学校に何故か置いてあった変な箱をネタに、少年達が一度は壊れた友情を再生させていくという趣向の物語です。
 結局、「何故パンドラキューブが学校に置いてあったのか」とか「パンドラキューブとは何だったのか」という説明は最後までなされないままでしたが、この物語の主題はあくまで「些細な行き違いで壊れた友情の再生」ということになっているので、パンドラキューブは登場人物達が抱えている問題の象徴を具体化させたものである、と解釈するのが妥当なところなのでしょう。

 パンドラキューブが提供する「ナゾ」が全て主人公のカズヤが持ち前の直観力で解決可能な範囲のものであったのも、「2人と今度こそ、本当の友達になるんだ!」と決意したことでかつての仲が良かった頃のカズヤ達三人の映像がフラッシュバックし、友情が復元するラストに繋がるのも、例え問題があっても行動を起こせば結構何とかなるものだというメッセージなのではないかと思いました。
 そういう意味において、この「パンドラキューブ」は極めてポジティブかつプリミティブな、少年漫画らしい少年漫画なのではないかと感じます。

 ゲーム的な数学パズルが題材なだけに、要所要所で「学校もあんまり魔窟と変わらなかったな」とか「人の気持ちは数字みたく割り切れない」とか青臭い台詞が出てくるんですけど、それはそれでまた少年漫画の醍醐味ということでひとつ(ひとつ何だ)。

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