美神 令子・その人生・その愛
この間、fj.rec.comics で、「サンデー連載の2大まんがが来年2月で終了する」という投稿が「ファンロード」誌にあった、という記事がポストされ、ちょっとの間話題になった。当然、我等がGS美神も終わるんじゃないかという話題も上がった。
個人的には……えーと、最近の展開の激変ぶりを見る限り、なんか終わってもおかしくないかも、とは思っている。
おキヌが生き返って、横島が強くなって、そんでもって美神が横島に激ラブしちゃったりしたら、果たして椎名氏は従来のような「GS美神」なお話が作れるのかどうか。しかしまぁ、「サンデーの2大まんが」と言えば、昔からあだち充先生と高橋留美子先生のマンガと決まっているしなぁ(笑)
ホント、何か終わるんだろ。ちょい気になる。
今週のサンデーの「投稿コミックショー」(いつも思うが、すごいセンスのタイトルだよなー)に、「キャラクター人気投票をやるよ」という企画があった。今、こういう企画を行う真意は今一つ掴めないが、まぁ「君の考えた魔族大募集!」とかするよりはいいんじゃないのと思う。
トップはまかり間違いなくおキヌちゃんだろうな。僕は子鳩ちゃんイチ押しだけどざ。
みんな、ちゃんと似顔絵描けよ。あと年齢もだ。約束だぞ。
C-WWW でやりたい企画の一つに、「椎名マンガでボケてみよう」というのがある。
要は、GS美神なんかで出てくるキーワードでボケをかまそうというもので、例えば:
- ガソリンスタンド美神
- グループサウンズ美神
- GS御神三吉・「わしの歩を受けてみぃ!」
- 十二志ん生
しかし、誰も後に続いてくれないのではないかと、現在途方に暮れている。
付き合ってくれる人募集中。
上であんな事言っておいてなんだが、GS美神はどうやらまだまだ終わらない様子だ。良かった良かった。まぁ、今のペースではどう考えても2月にゃ終わらないだけどね。
同様に、「2月で終わる」の有力候補だった「うしおととら」も、今のペースでは2月は無理だろう。まだ白面の尻尾すらも見えない状況だし。すると……やっぱ「らんま」かな。なら仕方がないな(オイ)。
「必要なのは戦友なんだ!」
ついに不退転の決意をあらわにした横島。
「しばらくは商売もおあずけになるかもね!」
現在の事態を受け入れ、こちらも覚悟を決めた美神。これらの台詞から、椎名氏がもう完全に昔のようなパターンのエピソードとは縁を切る意志を表明していることが伺える。
いよいよ対魔族戦に本腰を入れるつもりなようだが、これはかなりのギャンブルだ。作品の方向性を転換することを意味しているからだ。このまま椎名氏が考えるような展開で物語を収束できるのか、それともストーリー破綻や人気低下などで挫折するのか? 見守るしかあるまい。
今週のサンデー連載の最後で、横島の謎の珠に TrueType フォントのゴシック体で書かれたような「爆」っつー文字が浮かび上がった。
おそらく、これは投げるとどっかーんと爆発するものだと思われる。そうすると、他の文字を浮かび上がらせてみたくなるのが人情と言うもの(理由は聞くな)。
例えば:
- 「スカ」 ボケの基本。
- 「痛」 当たると痛い。
- 「臭」 くさい。
- 「愛」 素敵だ。
- 「縛」 縛られて責められ放題。勢い余ってマゾッ気爆発。
- 「獏」 何でも出てくるばくさんのかばんが登場。ば〜くばくばくばく〜。
- 「幕」 また来週。
以前、サンデーで募集していたキャラクター人気投票だが、信頼できる筋からの情報では「現在のトップは横島」らしい。
ここの GS Mikami Conventional Wizdom でもそうだが、やはり横島の人気は高いのね。
で、この人気投票の真の意図は未だ不明だが、「合縁奇縁」でこんな話を聞いた:
「GS美神でサターンの格ゲーがよく出てくるが、実はアレはサターンでGS美神の格ゲーを出すための伏線なのではないか。あのアンケートは、そのゲームの登場人物を選定するために行っているのだ」
……リベラルな意見だと思う。
12/17に、GS美神関係のサークルが集まった同人誌即売会、「合縁奇縁」に行ってきた。
個人的にああいう同人誌即売会に行くのはものすごい久しぶりで、久々にアニメ・マンガのディープなカルチャーの世界を垣間見た、という感覚だった。色々な意味で結構クラクラ(笑)。
このイベントについては、藤宮ケイさんが C-WWW 上でレポートする予定なので、興味のある方はお楽しみに。
メリークリスマス。
今週のサンデー連載の中で、横島の例の文珠の効果の説明が紹介されていた。それによると、どうやら「文珠に念じて投げ付けると、その効果が現れる」という、凄い応用が効く能力であるらしい。
「倒」で重力を操作してデミアンがコケたところを見ると、これの効力は物理的なものに留まらないようだ。なんかこれって、使い方によってはもの凄く強くない? 念じた事がそのまま実現してしまうのなら、理論上ではどんな強い敵だって「死」「殺」「呪」とかいう不吉なキーワードで倒せてしまったりできてしまわないだろうか。
RPG とかだと、こういう強烈な魔法は成功率が極端に低いモノだが、とにかくこういう便利な能力には何等かの歯止めが必要だろう。それより何より、この「文珠」なる能力が、どこからどうやって沸いて出てきたものなのか、まだ明確な説明がなされていない。現在のエピソードでこれが提示されない場合、この謎はそのまま FAQ に回して適当に解釈してしまうぞ(笑)。
C-WWW でやりたい企画の一つに、「類似品にご注意下さい」というのがある。
これは、要はGS美神に似たような舞台設定やキャラ設定をしているマンガなどを探して指摘して遊ぼうというものだ。ちょうど、椎名作品 FAQ に投稿して下さった井汲さんが、これに近い趣旨のネタをいくつか提示しているので、ここで紹介する。
- 冥子 「動物のお医者さん」の菱沼
ぼーっとした喋り方と性格がそっくり。私の頭の中では、全く同じ喋りをし ています。菱沼は時に何の根拠もなく強気に出ることもある点が冥子とちょっ と違うかも。
- おキヌ 「ARIEL」のナミ
地球を侵略にやって来た弱小3流侵略会社ゲドー社の地上工作員、0073 ナミ。健気な性格といい、喋り方といい、ちょっとボケてる所といい、もーク リソツです。こちらも、私の頭の中では全く同じ口調で喋ってます(笑)。
私もこんな感じでいくつか上げたかったのだが、あんまり思い浮かばず、結局現在途方に暮れている。
付き合ってくれる人募集中。
今月の Wired 誌の "Speedmeeter" というコーナーを見て知ったのだが、週刊少年サンデーの発行部数って150万部「しか」なかったのね。
ジャンプの653万部は言うにおよばず、同じ発売日のライバル、マガジンの410万部にも遠くおよばない。サンデーの発行部数って200万部は越えているだろうとなんとなく思っていたのだが、そうでもなかったらしい。こりゃまたウッカリ君。
発行部数では、チャンピオンの120万部と競っている状況のようだ。チャンピオンはここ最近「覚悟のススメ」「鉄鋼のジャン!」などの個性的なマンガの人気が高まっており元気が良い。下手すりゃ抜かれちゃうかもしれない(笑)。現在サンデーは連載マンガの入れ替え時期に入っているが、この状況をどう巻きかえそうとするのかが、96年前半のサンデーの見所となるだろう。
でも、下手に発行部数を伸ばそうとしてマガジンやジャンプノリのマンガばっかりになったらやだなぁ。既存のサンデー読者層も満足できるような戦略を取って欲しい。
そういうわけで、95年の更新はこれが最後。
96年も C-WWW をよろしくねー。
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