「美神令子・その人生・その愛」スペシャル
レポート323・「甘い生活!!」その4騒動
(1998/ 5/10)
サンデー98年23号に掲載された、GS美神・極楽大作戦!!の「甘い生活!!」(その4)は、最後の5ページの展開が今までの「横島とルシオラのラブラブ路線」という構図を大きく崩す可能性を秘めたものであったため、今までラブラブ路線を指示してきたルシオラファンの間で、大きな物議を醸し出すことになりました。
このコーナーは、その「物議」がどんなものであったのかをここで紹介し、ファンがこの衝撃の展開をどう捉えている(いた)のかを考えてみよう、という趣向の元、急遽作成しました。
なお、ここに上げられている発言は、主に「ベストカップルコンテスト」の横島・ルシオラ組、「ザ・グレート・展開予想ショー」、「ルシオラオンライン」の書き込みから引用したものです。
引用元の文章を書かれた方には、無断でここに再掲載した事に対してお詫びを申し上げます。
ショック系
まず、今週のGS美神の構成が泣かせます。
ルシオラの着替えシーンをナイスアングルで捉えた魅惑の表紙から始まり、「これは今週も期待できそうだ」と思わせておきながら、最後の5ページでルシオラの思い出をズタズタに引き裂くに等しいあの展開がやって来てオチ、という残酷な内容。
ルシオラファンのせつない心情や如何に?
表紙のルシオラ姫のあまりの可愛らしさに、ニヤニヤしながらページをめくったら、ラストのあの場面・・・。
たしかに悲恋がキーワードになってたカップルで、我々も心のどこかであらゆる悲劇に備えてきたはず。
だけど、こんな残酷なシーンは、想像できませんでしたよ。
たとえ、ヨコシマの本心がどうであっても、この出来事がどれほど姫にダメージを与えたことでしょう・・・。
笑顔がみたい、
笑顔がみたい、
ルシオラの幸せそうな笑顔が、みたい!みたい!みたい!
セクシーショットはおあずけでいいからっ!
なんなんだろう…
この憤りと遣る瀬なさは…
胸が抉られるようなこの痛みは何…?
今週号、読みました…
いまだに彼女の「どうして…」と絶唱している
泣き顔が目蓋に焼き付いています。
ああ、自分は彼女にこんなにも感情移入していたんだな…と
今さらながらに実感してしまいました。
ひどいッス椎名先生系
では、何故あのような脚本を、椎名先生は用意したのでしょうか?
今週のラストは、今後の展開に対する深遠な伏線となっているのか、それとも単なる次週への場つなぎに過ぎないのかが謎である現在、あのシーンを持ってきた椎名先生への不信感を持った読者も少なくなかったようです。
この二人が、すんなりうまくいくとは思わなかったけど・・・
ちょっとひどいですね。
今後二人がどうなるかわからないけど、これ以上ルシオラを
不幸にしないでほしいです。
またルシオラの笑顔が見られる様、二人の完全復活を待ってます。
横島くんが心の奥底で美神さんを想ってたというのはわかりますよ。
でも、「ワン・フロム・ザ・ハート」編でルシオラに言った力強いセリフ、
「ライトスタッフ」編で見せた今まで誰にも見せなかったあの表情。
強くならねば!と堅く誓った決心。
「そして船は行く」編で見せた悲しげな顔、
それらの想いはどうなったの!?
話の流れで一時期だけ盛り上がった恋?
「スピード2」じゃないのよーーー?!(涙)
あっあんな展開、認めてたまるか!!!
横島クン、ヒドイっ系
でも、何より許せないのが、例え無意識下だとは言え、ルシオラの美しい思い出
in 東京タワー with 夕焼けを台無しにしてしまった横島ッスね!
横島には、過去にも23巻でおキヌの告白をギャグにした前科がありますが、どうしてこうコイツは女心を踏みにじってしまうんでしょうかね!
奴を「人として最低」となじるなら、今がチャンスだ!(断言するオレ)
横島のバカーーーッッッ!!!
横島にもいろいろと言い分はあるんだろうけど…
たとえ無意識の行動なんだろうけど…
あれはやっちゃ〜いけないよ。
ひまわりに笑われてもいい…
今週は、泣いて過ごそう…(;_;)
もう、これは二人の愛を堅くするための試練だと思って自分を納得させるしかありませんね…。
このままこの二人の関係が終わってしまうと二度と立ち直れないかもしれないけど…。
うぅ…、くそう、自分が登場人物の一人だったら、今すぐにもルシオラを抱き締めてあげて慰めてあげるのに
思いつめちゃだめだよ、何かの間違いだよって…。
しかし、これをできるのは、やっぱ横島だけだ〜…
あぁ〜〜〜…!
だのに…だのに…!!(;O;)
横島のビジョンを考察する系
では、何が彼にあのような「夢」を見させたのでしょうか?
やはり、あれは横島の美神に対する想いの深さと取るべきなのでしょうか? それとも、「女をとっかえひっかえしたい」という、単なる健全な男子なら誰でも持っているエロコミ的欲望のなせる業に過ぎないのでしょうか?
さらに、ファンの中には、こんな理由を上げている方もいます。
横島の夢の中でルシオラと美神が入れ替わってたのは、パピリオの蝶のリンプンのせいで脳の機能が狂って記憶回路がバグを起こしたものと思われます。夢の中にルシオラ介入した途端意識が戻った辺りそれっぽいです。
だからこのマンガの展開の早さとアンハッピーエンドはあり得ないってことから考えて、次週でそれが判明しますね。でもそのときルシオラがショックで失踪してたってのもありそうです。
きっとパピちゃんの、
「ルシオラちゃん、わたしのところに戻ってきてほしいでちゅ。ついでにポチは私のペットでちゅ。」
という思いが、毒に作用して催眠効果を生み、あんな夢を見させたものと思い込むことにしました。だから、来週には誤解が解けてラブラブモードに再突入するはずです。<自分に言い聞かす・・・
あの情景は、美神さんが横島君を助けようとして彼に馬乗り状態になり、あまつさえ人工呼吸を施そうとした
行為が、夢に伝達されて、印象深いルシオラとの思い出に被さってしまったのではと解釈しています。
真偽のほどはさだかじゃないですけど…
こうでも思わないことには、1週間が耐えられません…(;_;)
夢は深層心理を反映しますが物理的な要因も反映しますので(夢を観ている最中に話し掛けるとその会話が夢にあらわれるとか…)その現象が現れただけだと思います。
きっと、美神さんとルシオラの両方の呼び掛けがあんな夢になったんでしょう…。
だいたい、ルシオラが入った時は確かに美神さんだったかもしれないけど、後5分ずれてたら誰だったことやら(^^;;
どーせ横島君のことだから女の子の顔はじから取り替えてを楽しんでるんだろうし、ルシオラ、あまり気にすることないって(^o^)
今後の展開を予想する系
今のルシオラ=横島のラブラブ展開に対し、今週の展開は確実に影響を与えるでしょう。
ルシオラと横島の関係は、このまま破綻してしまうのか? それとも、これがキッカケになって、ルシオラは再度恋心を燃え上がる事ができるのか?
読者は今後の展開を、どう予想しているのでしょうか。
この後この二人どうなるのでしょうか。
この話をみた後
パピリオとアシュタロスの元に帰る→横島に関する記憶を消す→横島と戦う→死ぬ
という最悪の展開を予想してしまい、勝手に涙してましたが皆さんのこういう展開もあるんじゃないかというコメント(特にこれは結ばれるための伏線というコメント)をみて少し元気づけられた気がします。(でも不安)
とにかく我々にはこの二人を見守るしかないでしょう。(でも不安)
長くなりましたが、私の勝手な最悪の展開予想は気にしないでください。
私の予想は一度たりとも当たったことがないので。(でも不安)
どうかはずれてくれますように。
今週号を読んだ感想としては・・・
椎名先生は本気でこのカップルを成立させようとしているのではないか・・・なんて思ったんですけどどうでしょうか?
だって、まず、このまま・・・ではあまりにありきたりすぎるし、ルシオラにもしものことがあれば、おそらく横島君の心(精神)が持たないでしょう。
また、美神さんとただくっつけるだけなら、前のままただラブラブの「甘い生活」を続けていればルシオラのインパクトが下がって自然に・・・で別に良かったのではないかと思いますし、また、ただ単に美神さんとくっつけようとするのならもっと他の方法、もっと直接的な方法を採るような気がします(このまま美神さんへ、では、ルシオラがいないから美神さんへという引き算的な流れになりかねず、それではみんな納得できないのでは?)。
そこで、わざわざここで上手くいってきたことに対する反動を持ってきたということは、読者を納得させる形で自然にこのカップルを成立させようとしているのではないか?などとおもった次第であります。皆さん、どうでしょう?(^^;;
静観するおキヌファン系
このルシオラ騒ぎを比較的静観しているのが、対アシュ編が始まって以来、今まで冷遇されて来たおキヌファンです。
この意見が、今の彼らの気持ちを代弁しているのかも。苦労してるんですね……
「ルシオラ道」の人々はいろいろ苦しんでるようですが、出番すらなかったこっちの人々にすりゃあそれほどの苦しみにも見えませんけどねえ
ポエム系
「不幸は人を詩人にさせる」と申しますが、あまりのショックにポエムが入ってしまった方もおられます。
ルシオラの悲しみは俺の悲しみ。
ルシオラの切なさは俺の切なさ。
ルシオラの苦しみは俺の苦しみ。
ルシオラの生きる道は俺の腕の中。
悲しいのは判りますが、どさくさ紛れに「俺の腕の中」ってアンタ……
まとめ
ともあれ、次回のサンデー連載を読めば、この一件が二人、さらには美神やおキヌ達にどんな影響を与えたのかが判る事は確かです。C-WWW
や Cna-BBS に書かれた感想や予想も、その多くは「今後の展開が読めなかった頃の、過去の発言」として忘れ去られてしまうでしょう。
しかし、それが出る前の今、あえて「熱心なファン達の間であのシーンがどんな形で受け入れられたのか」をリアルタイムで残しておくことも、今この時の熱気を伝える意味でも有意義な事であると思い、あえてこのようなページを作成しました。
ここに転載・引用した発言を書かれた方をはじめ、C-WWW や Cna-BBS に参加している皆さんの熱意に敬意を表しつつ、キレイにこのコーナーを終了したいと思う次第です。
※転載した発言を書かれた方々へ:
もし、このような形で取り上げられることが不本意であると思われた方は、私までご連絡下さい。対象発言を速やかに削除します。
[ 美神令子・その人生・その愛へ
]
fukazawa@st.rim.or.jp