モンゴル奥地 

「横島君、お願い!」 
「お、俺っすか!?」 
「横島さん危な―い!」 
『おんどりゃ――――――――!!』 
どか――ん! 
「うっぎゃ―――!!」 
「せ、先生―――!」 
「あ―あ・・・ありゃ死んだわね。」 


きつねレポート

ハイスクール・アタック


「横島さん!?」 
校門前で反対側からやってきた横島に、小鳩は駆け寄った。 
「あ、おはよう小鳩ちゃん。」 
「どうしたんですか? 昨日は部屋に戻ってこなかったみたいだから、今日はお仕事でお休みだと思ってたのに。」 
「帰ってきたのはほんとついさっきさ。 さすがに休みすぎるとやばいんでね、空港からそこまで美神さんに送ってもらったんだ。」 
「お仕事大変そうですね。」 
「もう慣れっこさ。 そんなことより早くいこうか、鐘が鳴っちまう。」 
「あ、はい!」 

「はよ――っす!」 
「おはようございます、横島さん。」 
「横島さんギリギリじゃのう。」 
「そうよ、もっと早く来なくちゃ。」 
ピートとタイガーと愛子が固まっている所に、横島は近づく。 
「しゃ―ね―だろ? さっき日本に帰ってきたばっかりなんだから。」 
「モンゴルでしたっけ?」  
「まあな・・・・当分どこにも行きたくねえって気分だ。」 
「あなたも大変ね―、青春だわ。」 
「それよりどうした? 2人とも浮かない顔して。」 
「ええ・・・まあ・・・」 
「何と言うかのう・・・」 
「?」 
「ピート君とタイガー君、ちょっと失敗して落ち込んでるのよ。」 
「ふ―ん。」 
「実は昨日、また除霊がうまくいかなくて・・・・」 
「わっしも、またエミさんに怒られてしまって・・・・」 
「いや、別に聞いてね―って・・・」 
「やっぱり・・・やっぱり僕なんてしょせん半人前なんです・・・」 
「わしは・・・わしはエミさんに見捨てられたら・・・」 
「今日かばん持って来れなかったけど大丈夫かな―・・・?」 
「ちゃんと聞いてくださいよ横島さ―――ん!」 
「そうですじゃ――――!!」 
「わ、わかったから首っ! 首締めるなって!」 
「2人とも元気出しなさいよ。 横島君を見なさい、ドジで失敗しても馬鹿で他人をひどい目に合わせても全っ然めげないじゃない。 いつまでもくよくよしても何にもならないわよ?」 
「・・・・そうですね、横島さんを見ると、なんとなく元気になります!」 
「おい・・・」 
「わっしもまた気分を新たに頑張りますけん!」 
「よかった、元気になって。」 
「ありがとうございます、愛子さん。」 
「持つべきものは友達じゃのう。」 
「どういたしまして。」 
「お、おま―らなあ・・・・」 

昼休み 

「くわ〜〜〜・・・」 
「口が大きいわよ?」 
あくびをする横島に、愛子が笑った。 
「眠いんだよ・・・」 
「そうね、珍しく真面目に授業聞いてたみたいだし。」 
「そうか?」 
「いつもはほとんど聞いてないじゃない。」 
「いつも見てんのかよ?」 
「ええ、頭がかくっと落ちるとこなんか最高に滑稽よ。」 
「そりゃど―も。」 
「ふふふっ。」 
「楽しそうじゃのう、お2人さん。」 
「別にそんなんじゃね―よ。」 
「どうしたの?」 
「せっかく天気もいいですし、屋上でお昼でもどうです?」 
「あ、いいわね〜。 ほら、行くわよ横島君。」 
「は〜? お前らだけで行けよ〜・・・」 
「たまには除霊委員の親睦を深めるのもいいでしょ?」 
「たまにも何も、皆同じクラスじゃねえかよ・・・」 
「ほ―ら、つべこべ言わない!」 
「ふあ〜〜〜〜〜・・・」 

「おお―――っ! たまに来ると気持ちのいいもんだな〜。」 
「そうですね―。」 
「日差しも気持ちいいし、来てよかったでしょ?」 
「ん、まいった。」 
「そりより飯にしませんかのう?」 
「ふふっ、じゃあそうしましょうか。」 
4人は各々腰を下ろした。 
「あっ、横島君今日はお弁当持参なんだ?」 
「へへ―、いいだろ?」 
「よ、横島さんずるいですじゃ―!」 
「だ―っ、暑苦しい顔をよせんじゃねえ! 分けてやるから泣くな!」 
「うお―ん、横島さ――ん!!」 
「ピッ、ピート助けてくれ――!」 
「ほらタイガー、少しは落ち着いて・・・!」 
「青春ね〜。」 

き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・ 
「!?」 
「? ・・・・どうしたの横島君?」 
「急に真面目な顔になって・・・」 
「悪いものでも食べたんですかいの―?」 
「・・・・・」 
ぴんぽんぱんぽ〜ん・・・ 
『・・・ガガッ・・・・心霊現象発生、心霊現象発生、除霊委員は直ちに学生食堂に集合せよ。 繰り返す、除霊委員は直ちに・・』 
「な、なんだこの放送は・・・!?」 
「なんか恥ずかしいの―。」 
「と、とりあえず行きましょう。 これ以上こんな放送を流してもらうわけにはいきません・・・・!」 
「行く動機が不純ね〜・・・これも青春だわ・・・!」 
「何目輝かせてんだよ?」 
『・・除霊委員、早く来ないと名前を述べ挙げる! 3年B組横島忠・・』 
「わ――わ―――――!!」 
「とにかく急ぐですじゃ――!!」 

「ぜ―っ、ぜ――っ・・・」 
「つ、疲れた―・・・」 
「机が重い・・・」 
「僕は別に平気ですけど・・・?」 
「お前は自分だけ飛んで先に行きやがってずるいぞ―!」 
「抜け駆けはいかんですよピートさん!」 
「せ、青春・・・・」 
「まだ言うか?」 
「遅いぞ! 除霊委員!」 
校長が学食の前に立って呼び寄せた。 
「校長〜、あの放送はなんなんすか?」 
「ああでもせんと、お前達はめんどくさがって来ないだろうが。」 
「まあ、確かに・・・」 
「愛子君、きみは責任者なんだから、こいつらがちゃんと除霊するようにきっちり見張っておいてくれたまえ。」 
「任せてください校長!」 
「見張れって・・・俺達はいったい・・・・」 
「それよりいつ愛子さんが責任者になったんですかいの―?」 
「いいじゃないですか、愛子さんなら適任ですよ。」 
「ほおら、行くわよあなた達!」 
「ほら、こんなにやる気だし。」 
「やる気ってもな―・・・」 
「張り切りすぎるのもどうかと思うんじゃが・・・」 
「そこっ! つべこべ言わない!」 
「へ〜〜い。」 
「学食内はすでに皆が避難しているから、お前達は適当に除霊しといてくれ。 ただし中を壊すなよ?」 
「簡単に言ってくれるよな・・・」 
「まあまあ、頑張りましょうよ横島さん。」 

『うお――――っ!!』 
がしゃ―ん ばき――ん どか―――ん 
「だ、誰だあれ?」 
「どちらの幽霊さんでしょうか?」 
「ずいぶん荒れてますの―。」 
「中もそうとう壊されちゃったわね・・・」 
倒れた机をバリケードにして隠れている4人は、包丁を手に暴れ回る霊の様子を探る。 
「どうすんだよ?」 
「そうですねえ・・・」 
「これって修理費とかわしらが出すんですかいの―?」 
「え、マジ・・・?」 
「ぼ、僕はお金なんてありませんよ・・・?」 
「俺だってねえよ!」 
「わしら貧乏組じゃから・・・」 
『んんっ!?』 
「ちょっと何考えてるのよ、そんなこと今は考えてる時じゃないでしょう!?」 
「お前は金がなくても生きてけるだろうけどな―、俺達は金がないと生きてけんのじゃ!」 
「わ、わしは国に帰らんといかんくなるかもしれんですじゃ・・・」 
「ぼ、僕も昨日先生に余計な経費を出させることになってしまったし、こっ、これ以上は・・・」 
「3人とも、そんなこと言ってると・・」 
『お前ら―――――――!!』 
「わ――見つかった!?」 
どか――ん 
「うわ―!?」 
「きゃ―!」 
バリケードごと吹き飛ばされた。 
『許さん・・・俺は、俺はこんなところに使われるようなもんじゃねえんだ――!』 
「よくわからんが、たいそうご立腹のようだぞ・・・」 
「仕方ありません、やりましょう!」 
ピートが立ち上がり身構える。 
「タイガー! 一瞬でいいからあいつの動きを・・・!」 
「合点! うおおおおおおおっ!」 
『ぐがっ・・・!?』 
張り巡らされた霊圧に、霊の体が硬直した。 
「今だ! ダンピール・フラッシュ!」 
どかあああんっ! 
『ぎゃああああああああ・・・・・』  
「やった・・・!」 
「ふっ、哀れな奴。 このGS横島に喧嘩を売ったのがお前のミスだ。」 
「あなたは何もしてないでしょう。」 
「いいじゃねえかよ別に・・・・・ん!?」 
「横島君?」 
「ピート、タイガー! まだだっ!」 
「え・・・?」
「なっ・・」 
『うがああああああっ!』 
粉塵を突き破った霊が、ピートとタイガーに襲い掛かってきた。 
「そんな・・」 
ばきっ 
「うわ――!」 
「ピートさん・・・ぐはっ!」 
一回り大きくなった霊に突っ込まれ、ピートとタイガーは吹っ飛ばされた。 
『許さん・・・・許さんぞ・・・こんなところはぶっ壊してやる!』 
「や、やばい! そんなことされたら俺達破産だ・・・!」 
「え? 問題はそこなの・・・?」 
霊は横島と愛子の方に顔を向ける。 
『邪魔するな――!』 
がたがた 
「何だ何だ!?」 
「ちょっと・・・」 
散らかった食器や包丁、壊れた椅子や机が浮かび上がる。 
『死ね――!』 
「きゃ――――っ!」 
「くそっ!」 
飛んで来るいろいろなものに、横島は愛子と本体の机を抱えて横に飛びのいた。 どがぐしゃがっしゃ――んっ! 
「あ、あぶね〜!」 
「よ、横島君何とかしなさいよ!」 
「無茶言うな!」 
「そうじゃなくて下ろして!」 
「あ、わりい。」 
横島は愛子を下ろした。 
『ぐるあ――――・・・』 
「完全に逝っちゃってるなあ・・・」 
「どうするの?」 
「ピートとタイガーのびちまってるからなあ・・・」 
がしゃあんっ 霊は厨房を引っくり返し始めた。 
『くかかかかか・・・・』 
「あいつ何してんだ?」 
「さあ・・・もう頭おかしくなっちゃったんじゃない?」 
「・・・・・」 
(・・・・・この臭い・・・!)  
「愛子逃げろ!」 
「えっ!? 何・・」 
『燃えちまえ―――――っ!!』 
ぼっ 
「あいつ油を・・」 
ぼあああああああああああああああっ 
「火が・・」 
『死ね―――っ!』 
炎がいくつもの帯となって飛んで来る。 
「いや・・」 
「馬鹿っ、下がれって・・・!」 
横島は愛子を後に突き飛ばした。 
「あっ・・」 
愛子の瞳に炎に包まれる横島が映る。 ぼかあああああああああんっ・・・・! 
「いやあああああっ! 横島君―――――――!!」 
「よ、横島さん・・・!」 
「横島さ――ん!」 
ピートとタイガーも体を引きずって叫んだ。 
ごおおおっ・・・ 
『・・・・!?』 
「な、何・・・?」 
炎が横島のいた所を中心に回転し始めた。 あたかも命あるもののように飛び交い、収束して丸く膨らんだ炎の切れ目から、光る金色の髪がなびいているのが見えた。 
「あれは・・・」 
「確か・・・」 
「タ、タマモさん・・・・!?」 
両腕を左右に開いていたタマモは、腕を頭上に掲げて炎をコントロールする。 
「タイガー! ピートに霊力を集めるわ、サポートして!」 
「は、はいですじゃ!」 
「ピート、炎を霊力に変換してあんたに送る、もう1度撃ちなさい!」 
「で、でも僕では・・」 
「やりなさい!!」 
「はっ・・・はい!」 
タマモはにっと笑うと霊を睨み返す。 
「炎よ、我が息吹となりてその姿光と成せ! ピート!」 
ごばっ 炎が掲げられたタマモの両手の前で光となり、それがピートに向かって飛んだ。 
「主よ、僕に力を――!」 
ピートはクロスさせた両手に2つの霊波を作る。 
「くらえ―――!!」 
閃光が霊を貫く。 
『ぐはああ・・・』 
どしゅうううっ・・・・ 霊は散り散りになって消えた。 
「や、やった・・・かな・・・・?」 
「大丈夫、もう消えたわ。」 
タマモは霊の消えた場所に向かって歩いた。 
「愛子さん、大丈夫かいの?」 
タイガーが愛子に手を差し出した。 
「え、ええ。 彼女が・・・・タマモ・・・ちゃん、なの?」 
「そうじゃ、妖弧のタマモさんじゃ。」 
「へ―・・・」 
タマモは包丁を拾い上げる。 
「ふ―ん・・・これね。」 
「何ですか?」 
ピートに見せる。 
「これが今の霊の正体ってとこね。」 
「えっ・・・これが? どういうことです? それに何であなたがここにいるんですか? 横島さんは?」 
「後でね。 あ、と。」 
タマモはしゅぼっと横島に化けた。 
「なっ、何じゃこれは―――――――!!?」 
学食に入ってきた校長に、4人はダッシュで逃げ出した。 

放課後の屋上  

「じゃあ、横島さんは怪我を・・・?」 
「ええ、んで代わりに出席してくれってことになったわけ。」 
「横島さん相変らず大変じゃのう。」 
「・・・・・」 
「それより包丁のこと、教えてもらえませんか?」 
「ああこれね。」 
タマモは3人に包丁の柄を見せる。 
「ほら、消えかかってるけど銘が彫ってあるでしょ。」 
「ほんとうじゃ。」 
「もう読めませんねえ。」 
「多分、どこかで腕利きに使われてたのよ、こいつは。」 
「それが、何でここに・・・」 
「さあね。 どういう経路かは知らないけど、とにかくこいつはここの学食に流れついた。 扱いの落差に、こいつは我慢が出来なかったんじゃないかしら。」 
「そんなことで・・・」 
「確かにそんなことでしょうけど、それなりに魂が宿ってたのなら、こいつなりの誇りとかがあったんじゃない?」 
包丁を空にかざしてみせるタマモは、その刃で日の光を弾いた。 
「ピートさん、わしらそろそろ・・・」 
「そっか、掃除当番だっけ? タマモさん、それでその包丁は・・・?」 
「アタシが貰っとく。」 
「え?」 
「冗談よ。 綺麗にして、どっかの職人に使ってもらうわ。」
「お願いします。」 
「じゃあ、わしらは行きますけえ、よろしく頼みます。」 
ばたばた走っていくピートとタイガーを、タマモと愛子は見送る。 
「・・・・・・・」 
「・・・・・・・」 
「・・・・・」 
「・・・・・」 
「・・・何?」 
「え・・!?」 
「何か言いたいことでもあるの? あんたさっきから黙ってるけど、用がないならアタシは帰るわよ。」 
「あ、あのっ・・・・えっと・・・」 
「何?」 
「何で・・・・そんなにうまく化けれるの?」 
「はあ・・・?」 
「だからっ! ・・・・・どうしてそんなに横島君そっくりに化けれるのかなって・・・・」 
「ばれたら意味ないでしょ。」 
「そうじゃなくって!!」 
「言いたいことがよくわからないんだけど。」 
「あああああっ、もうっ、いいわよ!」 
「くっくっくっ・・・・」 
「なっ・・・・何よ・・・?」 
「冗談よ、冗談。 あんた可愛いわね。」 
「何よ・・・・もうっ!」 
「怒んないでよ、アタシが悪かったわ。」 
「ふっ・・・・・ふははははっ・・・」 
「ははははっ・・・」 
「ふふっ、私こそごめん。 あなたのことは横島君から聞いたことがあるわ。」 
「アタシもね。 あんたシロと同じね、からかいやすいわ。」 
「ひどいわね―・・・・私は、これでもあなた達より年上なのよ?」 
「たいした差じゃないわよ、アタシにとってはね。」 
タマモが柵にもたれかかって校庭に目をやり、愛子も並んでそれにならった。 
「でも、今日は楽しかったわ。」 
「そお?」 
「ええ。 よかったら、また遊びに来ない?」 
「ん――? 横島が怪我したらね・・・」 
「別に代わりになる必要ないわ。 私はあなたに来て欲しいの。」 
「ま、気が向いたらね。」 
「え―・・・いいじゃない別に。」 
「何でアタシがこんなとこ来なきゃならないのよ?」 
「友達に会うのに、理由がいる?」 
「・・・・それあんたのこと?」 
「そうよ?」 
「・・・・・・・」 
「もうっ、てれないてれないっ!」 
「・・・・・・・」 
「ほうら笑って笑って!!」 
愛子はタマモに跳び付くと、わき腹をつついてくすぐった。 
「うはっ、ちょっ、やめっ、はあはっははははは・・・・!」 
「さあ、観念しなさい!」 
「何がっ!? つはっ、ひはははは・・・」 
「ほらほらほらあっ!?」 
「ひ――っはははははっはっはっ! わかっ、やめっ、あはっ、あはははははは・・・・!」 

「? ピートさん、あれ。」 
「何です?」 
ゴミ箱を運んでいる2人は、見上げた屋上でじゃれあっているタマモと愛子を目にする。 
「すっかり仲良しですの―。」 
「いいことですよ。」 

白井総合病院 

「うお―――っ、そこの可愛い看護婦さん! 僕の傷ついた心と体をあなたのハートで癒してくださ――い!!」 
「ひ―――――っ!!」 
「先生辞めてくだされっ! その役目なら拙者が・・・!」 
「ガキなんかいらんっ!! 俺は大人のお姉さまがいいんや〜〜〜〜〜〜!!」 
「いや―――っ! こんな仕事もう辞めます――――!!」 
「姉ちゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!」 
「先生―――!!」 

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【次回予告】 
おキヌ「たっ、大変です美神さん!」 
美神 「何よ、どうしたっての?」 
おキヌ「横島さんのお母さんがまた来ます!」 
美神 「ほ〜う、まためんどくさそうね・・・」 
シロ 「おおっ、先生のお母上でござるか!?」 
おキヌ「それが、横島さんお見合いすることになったって!!」 
シロ 「がが――――――んっ!!?」 
美神 「もの好きな・・・・でも何か臭うわね・・・?」 
おキヌ「どうしましょう〜・・・・?」 
美神 「って、何でいちいち私に頼るかな―?」 
おキヌ「だって〜・・・・」 
シロ 「先生は渡さんでござる――!!」 
美神 「とりあえず緊急のバイト放棄における違約金はっと・・・」 
おキヌ「誰からお金取る気ですか・・・!?」 
タマモ「次回、『プロジェクトY』」 
シロ 「犬塚シロ、いざ参る!!」 
タマモ「どこに?」 


※この作品は、狐の尾さんによる C-WWW への投稿作品です。
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