After word――あとがき――
え〜、こんにちわ。極めて久しぶりではありますが、皆様覚えていてくれましたでしょーか。こちらは、ロックンロールであります。……んでもって、今回の相方は――
愛子(以下『愛』):「こんにちは! 永遠の青春ハンターにして退廃の敵、好きなドラマは『金○チ先生(第一期)です♪』のプリティー学校妖怪、愛子ちゃんでーす♪ 魚高様、ご指名ありがとうございます〜♪」
おお、出たな八十年代の遺物。
愛:「……誰が八十年代ですって?」
そーか……良く考えてみると、九十年代から数えて三十年前なんだから……おお! 六十年代の遺物!
愛:「……ねぇ、作者さん♪」
なんだ?
愛:「私って、一応妖怪なのよね?」
うむ。そーだな。
愛:「永遠にあなたを異次元空間に閉じ込めるくらいの力は持った妖怪なのよねぇ?」
……先ほどの無恥な妄言を撤回いたします。
愛:「分かればいいけど……アンタにはプライドというものがないの?」
そんな形のないものに縛られて生きるのは虚しいと、最近悟った。最近は専ら、そのときそのときの欲求にしたがって行動してるぞ。
愛:「……まぁ、いいけど。そんな刹那的な生き方で人生楽しめるんなら……」
はっはっは。馬鹿だなぁ愛子。形に嵌らないというのは、八十年代の青春物の黄金パターンじゃあないか。○崎豊だってそんな事歌ってたような気がするぞ? 熱狂的なファンが怖いからこれ以上言わないけど。
愛:「またドツボに嵌るような事を…… ンで、今回の話の内容について触れなくていいの?」
おおそうだ。んで愛子、お前はどう思う? 今回の話。個人的には、前回前々回に比べれば少し明るくなっていると思うんだけど……
愛:「私に言わせれば前回の方がまだ明るいわね。シーンとしても内容としても、話が暗くて見えなすぎなのよ。敢えて点数をつけるとしたら、青春度63点ってトコね」
……ちなみに何点万点?
愛:「150点満点」
100じゃないのか!?……お前、幾ら型に嵌らないのが青春だからって、そーゆー型に嵌らなさはちょっとちがうんじゃあないか?
愛:「100点満点に換算し直すと42点ね。こーゆー些細な食い違いって、何だかこう、『青春だなぁ……』って感じしない?」
するかっ! 青春を摂取して生きてるお前と一緒にしないでくれ!
愛:「そんな……ユンケルを主食にして生きてたような受験生とは違うんだから……」
お前、そんな事言ってると最終話に予定されてる出番削るぞ……? ただでさえこの話、登場人物が、かーなーり偏っている上にマニアックなんだから。
愛:「今回は、一回……それも二話こっきりの登場の某小娘が登場してるしね〜」
いや、あの娘はさりげなくファンが多そうだからいいんだ。……ただ、現時点で次回登場予定となっている某人物は、今差し替えを真剣に検討してるほどマニアックだし。
愛:「そんな事するくらいだったら私を出してよ。私まだ、横島君主観のプロローグの中でしか登場してないわよ」
お前を出すくらいだったら、小竜姫かヒャクメを出す。神魔族の出番が少ないからなぁ、この話。
愛:「……そんな、また自分の首を絞めるような発言を」
大丈夫だぞ、愛子。少なくとも小竜姫とヒャクメのファンの数を足せばお前のファンの数を上回るのは自明の理。民主主義的な理論に基けばこちらの方が絶対有利だ。
愛:「……民主主義なんて、青春じゃないわ…… 各人の投票用紙に『本気度』を加味すれば私が圧倒的に勝利する事は確実なのに……」
オウ。欠片もそーは思わんが、たとえそーだとしてもお前がおキヌちゃんやシロタマに勝てる事はないだろうな。
愛:「……………………」(無言で机から降りる)
ん? どーした愛子。
愛:「…………吸いなさい」
オイ、あ――――のわああぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁ…………………………………………
愛:「…………よし」(満面の笑顔で2カメを向いて。隣には、微妙にその体積を増したような気がしないでもない机)
愛:「ハイ! 作者は急用の為、ちょっとどっかにいっちゃいました! 今回のあとがきはこれで終了させていただきます♪ それでは、読んでくれた皆様、ありがとうございました〜♪ また次回からも、このプリティー青春学校妖怪・愛子ちゃんをよろしくお願いしま〜す♪」
(作者を飲み込んだ机を残して、愛子退場。ステージ上に残される机一個)
…………ゲフ。(机から噴き出す多量の血液)