After word――あとがき――

 春。
 もういちど。春。
 地球温暖化の影響だろうか。異常に暖かい、春。
 そして……花粉のヤロウが我が物顔にその辺を跋扈する……春。
 

 てなわけで、現在は大分楽になりましたが、ちょっと前まで花粉症に死ぬほど苦しんでいたロックンロールです。こんにちは。優しさ以外のバファ○ンの成分のもう半分って気になりませんか?
 春……良い季節ですねェ。土筆はその辺にポコポコ生えてくるわ、タンポポの黄色い花が公園とかに咲き乱れているわ。それに付随して眠気が湧いてくるというのは、むしろ必然のように感じますね。ああ眠い。
 とまぁ、眠いだけじゃ話が進みませんので本題に入りましょう。今回はここで是非とも語っておきたい事があるんです。でもそれは最後に回しましょう。たまには私も明るいムードのあとがきを書いてみたいですし。
 薀蓄だけで場を埋めるのも何ですので、今回の話について語りましょう。個人的には、出すモノを出してしまったという感じなのですが、皆様に置きましてはどうでしょうか。『暗すぎる』という方、私もその事はよおっく分かっています。その辺の溜まってくるモノは、展開予測などで晴らしていますのでアレですが……今回は意図的に雰囲気を暗くしました。
 ……いえ、偉そーにこんな事書くのは性に合いませんね(笑)。
 実はここまで書くだけで、あとがきを書き始めてから既に三日経過してます。我ながら見事なまでに遅筆です。もうちょいで学校も始まってしまうと言うのにこれは何なのでしょう。代々木に足げしく通っている私は何なのでしょう。実は今年受験生なのです。それなのに何故私は小説を書きつづけているのでしょう。ストレス発散と言うのもあるのですが。……ってそれで何故こんなに暗い話をっ!?
 今日は久しぶりに仲間と会いました。学生と云う身分ですので、やはり長期休暇は学校の仲間とは疎遠になりますね。皆、一ヶ月前と全く変わっていなくて私もホッとしています。一ヶ月の間に彼女が出来たとか言ってる奴もいましたが、敢えてここは黙殺です。
 ここまでで、私が文字数を稼ぐ為に身内ネタに走っているという事に気付いた人はどれ位いるのでしょうか? 駄目モノ書きの典型ですね。すみません。
 私は話を書いた後には必ずあとがきを付ける事にしているのですが、やはり私も楽しい事を書きたいのです。でもでも、何故かこのように思考が暗い方向へ、暗い方向へと進んでいくのを止める事が出来ません。これはどうするべきでしょうか。いえ、訊いても意味のない所か害悪な事にしかならないのは私にもよおっく解ってます。もひとつすみません。
 更に、この憂鬱感に耐え切れず、先日とてつもないモノを展開予測のほーで始めてしまいました。しかもシリーズ化です。甘いモノ書けないってのに、見事なまでに自分で自分の首絞めてますね。いっそのこと紐で天井からでもぶら下がろーか。……あ、駄目だ。いけないいけない。
 ちなみに、ここまでであとがきを書き始めて既に五日目です。本気で取り留めもない事をダラダラ書いているだけなのに、何でこんなに時間がかかるのでしょうか。いっその事、ここらであとがき終らせてしまいましょうか。……え、駄目?
 取り敢えずここまで書いたモノを読み返してみました。取り留めなさすぎです。真面目に書こうと思って話の内容に入ったと思ったらいきなり身内ネタが出てきますし、そんで鬱になったりしてますし。ああ、私はこのあとがきに何を求めているのでしょうか……私が求めるのはガチャ○ンのよーな強靭な身体と熱い心(バーニング・ソウル)だけだとゆーのに。○チャピン、凄いですよね。何でもやっちゃいますもんね。しかもみんなの人気者。只者じゃあないですよ、ガ○ャピンは……
 話が逸れました。で、何の話でしたっけ?……そうそう、ここらで前半語るのを避けていたことに話をシフトしましょう。以下真面目モード。グイ(←スイッチを切り替える音)。
 

金明飛について
 はっきり言います。彼は、当初からここで終わりという予定で登場させた人物です。狂四郎の異常性の確立と、雪之丞の行動の理由付け。その為に登場させた人物であるので、本来なら明確な設定は書く必要がないキャラクターでした。ていうかそうでした。……しかし、それでは本当に彼は『死ぬ為だけ』に登場した人物になってしまいます。折角オリジナルで作ったのにこれでは余りにも不憫なので、展開予測の方で幾つか彼主体の話を書き、彼の人物に厚みを持たせようと努力をしてみました。……そうしたら、今度は私が彼を殺したくないと思い始めてしまったんですね……(汗) 愛着もありますし、何より雪之丞とのカラミが書きやすく、幾らでも絡められるキャラではありました。
 しかし、それで当初のプロットを改修し、全体のストーリーを見直してみようとしても、やはり私にはしっくり来なかったのです。マリーを生存させ、ストーリーの大幅な修正を行った桜華さんは、やはり偉大だと思います。私には、出来ませんでした。この話を書くのがここまで遅れたのには、実はこういう理由も一つにあります(対極的には、私の遅筆が一番の原因なのですが)。
 そして、結局はこういう形になりました。後は、本文にあった通りです。この解説は、展開予測において明飛の話を読んでくださった皆様に対するお詫びでもあります。
 

鎌田狂四郎について
 さり気なく前々回から登板してますこのヒト。名前が出たのは今回が初めてですけどね。鎌田勘九郎の弟という設定ですが、このよーに設定を自分で作ってしまうというのは如何なモノなのでしょうか。いいのでしょーか。
 ちなみに日本刀を使っているのは、ただ単純に私の趣味だったりします。
 

 ふぅ、真面目なコト書くと疲れるなぁ。
 さて、次回は『5』ですね。そろそろ受験が近づいて来ているので、すぐに書けると言えないのがもどかしいです。夏までに書けなかったら、多分少なくとも1月、下手をしたら3月まで書けないと思います。
 深沢さん、毎回レイアウト(特にhtml関係)でご迷惑をお掛けして申し訳ありません。そして、ありがとうございます。やっぱりタグって難しいですね……勉強しなきゃ。
 そしてやっぱり、回りくどい&抽象的かつ暗く、しかもあとがきまでも暗い話にここまで付き合って下さった皆さん、
 

ありがとうございます!

――2002 4月12日  ROCKNROLL――


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