月姫ぇ!(挨拶)
というわけで、人魔第13幕〜自分ヨリモ大切ナ〜はいかがだったでしょうか桜華です!
今回はもう、バトル、バトル、バトル! チャンバラチャンバラチャンバラよ〜! としか言いようのない内容です。
量もすごいです。今までで三番目の容量です。ちなみに一番は第八幕、二番は第四幕でした。
書き終わってみれば、書き始めに考えていたときと結末が著しく違うというのはいつものことですが、今回はそれが顕著でした。リュックが死ぬという結末は変わらなかったのですが、それまでの過程が。まさか、斉天大聖まで出てくるとは思いませんでした。美神も活躍してるし。
そしてそれ以上に、リュックの正体。最初は普通に肉体を持っていたのに。
これというのも、やはり月姫の影響です。このゲームの、シナリオ担当の奈須キノコさんの影響を多大に受けてしまいました、私。
知らない人のために説明しますと、月姫はサークルTYPE−MOONより発売された同人ゲームです。タイプとしては、よくあるアドベンチャーノベル。
なんだ、同人かと思うなかれ。シナリオ枚数が五千枚を越え(ちなみに人魔は全部で千枚程度)、一人のヒロインクリアするのに半日以上かかるという、壮大なゲームです。
それでもやってしまうのは、それだけ奈須キノコさんの筆力が圧倒だからです。
奈須キノコさんは、わたしの心の師匠です。
他にも、人魔を書くにあたり影響を受けた人はいます。
例えば、電撃文庫で活躍している秋山瑞人氏。この方の文は、読んでいてぞくぞくします。『文の終わりは句点』という文章の基本かつ絶対的常識を無視した書き方は震えます。
そして、これは音楽なのですが、サークルSound Horizon。またしても同人ですが、ここのCDをいつもBGMにして書いてました。今もかけてます。『忘レ物ハ在リマセンカ?』。
さて、少しは内容について話をしましょう。
今回書きたかったのは、リュックとパピリオの決着です。結果的にリュックに止めを刺したのは美神令子の破魔札ですが、倒したのはパピリオだと思っています。
そして、幕間です。愛子です。月夜です。月姫の影響です。
月華三部作と心の中で題しているこの幕間。月夜の下で物想う美女は、後二つ続きます。
次回はサミュエルです。短いです。この幕の三分の一程度です。各幕でこんなにばらつきがあるのもどうかと思いますが、今さらです。
人魔を目覚めさせたサミュエル。しかし彼は、重大な過ちを犯していることに、気付いていなかったのです。
次回、人魔第14幕〜個の定義〜、お楽しみに。