約束とは、破るために存在する!(おい)
これを書いている時点で、今年度終了まで後10分。たしか今年度中に人魔を終わらせるとかどこぞで叫んでいなかったかなぁと思わなくもありませんが、きっと気のせいなのでしょう。そうでしょうそうでしょう。(遠い目)
というわけで皆さんお久しぶりです。大嘘つきの桜華です。
まぁ、遅れた理由を言い訳させてもらえば、現実って思い通りにはいかないもんなのよねぇ、ということでしょうか。
ラストスパートをかけようと思っていた二月の最初の週に風邪引いてぶっ倒れまして。そのまま試験期間突入で2月末までほったらかし。
で、一番の誤算は帰省の日程分を計算に組みこんでいなかったことです。いや、計算に入れてたんですが、向こうにも一応パソコンはあるからそっちで作業すればいいかと思っていたんですよ。
まさか、フロッピーを受けつけないどころか、メールの送受信もできない状態までぶっ壊れているとは夢にも思いませんでした、ええ。
そんなこんなで、二十日間ほど作業停止に陥った次第でございます。
さて、作品内容について少し。
今回は少々詰め込みすぎた感があります。読者を置いて淡々と進んでしまうような。
このまま投稿しようかどうか随分と悩んだのですが、これだけの量をさらに詳しく心理描写等を行なうととてつもない量になり、最後まで読むのが苦痛になってしまう可能性もあるのでそのまま投稿しました。なにより、ここまで来たのだから一気に最後まで突っ走ってもいいかなと思ったので。
今回の主役は大竜姫でしょう。マリーだという声もあるかもしれませんが、一番目立ってるのは大竜姫です。一番謎を振りまいているのも大竜姫です。
こんなによくわからん伏線張りやがって、桜華は全部回収する気あんのか? と思う方もおられるでしょう。
……すいません、ありません。
今回(に限らず今まで)ばら撒いた大竜姫のよくわからない台詞とかは、すべて大竜姫の過去からくるトラウマを暗示しています。
が、それは人魔の事件とは直接的な関係がないので、この物語でそれを書くつもりはありません。いつか外伝かなにかで書こうかなとも思うのですが、そうするとGSキャラの一切出ないGSSSというわけのわからない代物になってしまうので見送っています。
本編で回収しないといえば、前幕のマリーの過去においても同様のことが言えます。『横島との初めての邂逅』は、本編終了後に書く予定の外伝に対する伏線です。
書けるかどうかもわからないのに無謀なコトするなぁ、私。
んでもって、幕間ですが。
まぁ、ぶっちゃければネタが尽きたんです。もう、幕間で大体のキャラクターは出してますから。まだ出していないとなると………冥子か西条?
病院で意識を取り戻した冥子。傍にはまーくん。横島の無事を尋ねる冥子に、彼女をなだめるまーくん。
と、いうものも書こうかとも思ったんですが、物語が佳境に入ってる状態では今更という気がしましたので、西条でいきました。
で、なんで西条で日記で、しかもこんなに横島憎! なのか。それは、黒絹のせいです。(よくわからない方。グレ展を漁ってみて下さい)
この後の西条の運命は、最終幕にて(笑)
…………さて。
い・よ・い・よ、人魔も残すところ後二幕となってしまいました。
そして次の幕こそがクライマックスです。
私がなんのためにこの物語を書いたのか。何に2年間をかけたのか。マリーが台頭してきてプロットをすべて破棄することになっても、それは変わりません。本来ほんの数幕で終わるはずがここまで長引いたのも、これが書きたかったがためです。途中で横島が一切出なくなってるのも、『横島』が女言葉なのも、『横島』が自分のことをアタシと呼んでいるのも、これを書こうとしたからです。
それでは。
次回、人魔第17幕 〜ハジメマシテ〜
ようやく、彼女が登場します。