皆さん、お久しぶりです。桜華です。
 前回からかなり間があいてしまいました。実に三週間ぶりの投稿です。
 三週間待たしてこれかいって突っ込みは耳が痛いところです。自分としましてはまだ改良の余地があるとは思うのですが、それでもこれ以上を書けるかと聞かれたら書けそうにありません。
 無駄に長い。そんな気もします。だって、容量で言えば今までで一番長かった第一幕の倍以上、文字数で言えば約18100文字。第一夜の時点ではまさかこんなに長くなるとは思ってもみませんでした。
 それでは、各夜について、ちょこっとだけ触れたいと思います。

 第一夜。
 調子に乗ってお笑いも書いてたらどうやって終わらせるかわからなくなった夜。無駄にずるずると引きずっては消し、悩んでは書き、無駄に長いので消しという作業を延々と繰り返した。はっきり言って最初の二週間はこの夜のみに悪戦苦闘してました。

 第二夜。
 第一夜でこりて、全七夜を病室にて行なう予定だったのを何を思ったのか熱帯雨林の中に移した夜。第三夜と共に、マリーの心情を変化させるのに使った。

 第三夜。
 計算してみると一夜余ってしまうので、続けてマリーの心情に使った夜。雲って眠れるのかなぁ。

 第四夜。
 男の欲望がひた走った夜(笑)。マリーの心を、恐怖より安らぎが占めるようにするためと、横島にとってマリーを多少なりとも特別にするために使った。マリーのテンションの落差がものすごく、書いてる本人も違和感バリバリだったりする。

 第五夜。
 『ジュラシックパーク』を読んでいて影響を受けた夜。舞台をサバンナにして、『カオスの縁の生命』を入れたりもしてみたけどあまりにも不自然だったので結局は削った。マリー以外の魔族の出てくる唯一の夜。少年のイメージは、PSソフト『ヴァルキリ―・プロファイル』に出て来るウル。って言っても、誰もわかんないだろうなあ。

 第六夜。
 男の欲望がひた走った夜パートU(笑)。ちゃんと会話もつくるつもりだったけど、第一夜の二の舞が恐かったので粗筋だけとなった。これはこれでいいと思う。無駄に長いよりかは。にしても、横島は美味しい役だ。

 第七夜。
 『人魔』覚醒の夜。マリーの過去は、最初は第六夜と二日でやろうと思ったけど、前述の理由で第七夜のみに収束。マリーの過去を整理しているうちに色々と付け加えたい事も出てきて、まとめるのに苦労した。一時は母親を殺した罪に神の手で修羅界(仏教で言う六道の一つ、だったと思います。「聖闘士聖矢」の乙女座のシャカ編参照)に落とされたというものまであった。でも、他の五つのうち、どうしても一つが思い出せなかったのでお蔵入りに。ちなみに、修羅界、人間界、地獄界、餓鬼界、天界。あと一つはなんだったかなあ。

 同時刻〜。
 極楽メンバー全員を一箇所に集めるためにやってみた。実験的要素が強い。初期設定では、極楽メンバーには「横島暴走の際にはこれを止める事を最優先とする」という盟約を作っていましたが、本文では書く機会なさそう。ちなみに弓かおりと一文字魔理は単に学校に怪しい気配がしたから行っただけで、事情は知らない。峰さんも書きたかったけど、まだ名前が決まってないので保留。次回は出しますよ!

 幕間。
 美智恵さん泥酔心情暴露の夜。最初は第一夜の最後に入れていたんだけど、削ることになってこちらに持ってきた。って言うか、幕間のネタが思い浮かばなかったので。

 こんな所ですね。それと、残念ながら千春さんはこの回にてリタイアです。幕間では出てくるかもわかりませんが、本編では出る予定はありません。
 しかし、疲れた。もう、何度この回を飛ばして次から始めようと思ったかわかりません。マリーを横島に惚れさせるのが――というより、惚れていることに気付かせるのが――こんなにも大事だったとは。七回に分けたのも痛かったです。でも、六夜や五夜じゃなんだか響き悪いしなあ。

 次回は再来週になる予定です。ちょっと、卒業(アンド浪人)記念旅行として仲間としまなみ海道をサイクリングするので。
 それでは、また再来週にお会いしましょう。
 桜華でした。

 

 応援メールを下さったまきしゃさん。どうもありがとうございました。とても救われました。この場を借りて、お礼を言わせていただきます。

 いないかもしれない私の小説なんかを楽しみにしてくださった奇特な方々。『そろそろ終わりに近づいてきたかな?』とお思いでしょうが、ところがどっこい、まだまだ続きます。全体として、今は中盤あたりでしょうか。

 次回は第一部最終回です(えらそうに)。題名は――未定です。いえ、それよりも峰さんの名前を決めないと……


[ 煩悩の部屋に戻る ]