投稿者 |
shinsho |
タイトル |
いろは歌 |
元ネタ |
shinshoです。 デッド・ゾーン(その2)で、横島君の前世、高島殿が牢の中で、 「無実を訴えなければ・・・!」と、白々しい事をいって牢の壁に書く歌、 これは、有名ないろは歌です。 この時代の48音全てを使い、涅槃経の四句の偈(しくのげ)を盛り込んだ もので、 いろはにほへと 色は匂へど散りぬるを (諸行無常) ちりぬるをわか 我が世誰ぞ常ならむ (是生滅法) よたれそつねな 有為の奥山今日越えて (生滅滅己) らむうゐのおく 浅き夢見じ酔ひもせず (寂滅為楽) やまけふこえて あさきゆめみし ゑひもせす という、有名な歌ですね。右に書いたほうが意味になります。 で、なんでこの歌が無実の訴えになるのかというと、この歌には実は 暗号がくみこまれております。左側、ちょっと不自然に7音で区切った 者の最後の音を順に呼んでみますと。 「とかなくてしす」=「咎なくて死す」 高島殿の台詞でも「罪(とが)・・・・なくて・・・死す・・・と・・・」 とある様に、罪なくして死に至らしめられたという無実の訴えが 隠されているわけです。 このいろは歌の作者は弘法大師とかよく言われたりしますが、実際の 所は不明であり、諸説あるところです。いずれにしても、全ての音を組み込み、 更に涅槃経を歌った上で暗号を盛り込むと言う、まさに日本語と言うものを 最高点まで活用した歌で、作者が天才であるという事は確かです。 その作者がなんと高島殿だったとは・・・・(^^;; いろは歌の謎に付いての詳しいお話はこちら! →http://www.tokaido.co.jp/lab/wada/furoku3.htm |