投稿者 |
修羅魔破拳 |
質問タイトル |
Re: 時間移動について |
質問内容 |
〉「ストレンジャー・ザン・パラダイス」では未来は常に変化すると言っていますが 〉「今、そこにある危機!!」では小竜姫が時間移動は大した力はなく時間の復元力 〉は人や神の力よりずっと強いと説明しているのですがこれはどういう事でしょうか? これから私が論ずるのは科学的解釈ではなく、私の中途半端な知識を独自の解釈で纏め上げたもので、信憑性はありません。お時間がありましたらお付き合いください。 「時間の流れ」といいますが「時間」とは何が流れているのでしょうか。川ならば水が、雪崩なら雪が、というふうに「流れるもの」があってはじめて「流れ」ることができるのです。しかし、時間には流れるべきものがありません。「淀みなく進んでいく」様が流れのようにおもえるからそう呼んでいるにすぎないのです。 時間というものは瞬間の連続です。時間を空間に置き換えると、瞬間とは点(零次元)です。点の連続は線(一次元)です。我々は、ある瞬間にはある一点にしか存在できませんので、我々の存在は一次元をたどることになります。この線がいわゆる「時間軸」 です。 しかし、空間座標内において、ある一点を通る線は無数に引けます。これと同様に ある瞬間に帰属する未来は無限に広がります。つまり、「未来は一つじゃない」ということです。なお、ある瞬間に帰結する過去もまた、無限に存在します。ここではじめて「過去」と「未来」が等価なものとして認識できます。 パラレルワールド(平行世界)というものは、つまり「異なった時間軸」ということです。また、時間軸は直線とは限りません。何より時間が非常に大きなスパンで繰り返しているということは最近よく耳にします。一日周期で繰り返し、一週間周期で繰り返し、一年周期で、一世紀周期で、千年世紀周期で、、、、これは遊園地のコーヒーカップを思い浮かべていただければいいのではないでしょうか。カップはそれ自体が自転し、その床はまたそれ自体で自転し、そしてアトラクション全体がそれらを乗せたまま自転している。「時間の繰り返し」を空間模型に置き換えればこういうものになるでしょう。 閑話休題、繰り返すということから時間は直線ではないということは明らかです。つまり時間は曲線なのです。曲線ですから、任意の二点を通る線は無数にあります。それどころか、「任意の点」を「任意の実数」個通る線は無数に存在します。つまり、「同じ過去と未来を持つ時間軸は無数に存在する」ということです。 ですから「未来は常に変化する」し、また「何が起きても未来は変わらない」のです。一見相反するこの二つの事象は「同時に体験すること」はできません。ある時間軸にとって、任意の距離を進んだ位置に存在する点は一つだけだからです。しかし、ある瞬間にとって任意の距離を進んだ位置に存在する点は無限です。 「現在」を「時間座標中の独立したある一点」と見るか、「ある時間軸上に限定されたある一点」とみるかによって「未来の定義」が変わります。オトナ横島と小竜姫の未来、及び時間に対する意見が違うのは「現在の定義」に相違があるからにほかなりません。 冗長な文章になってしまいましたが、最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。この意見について御意見御感想などいただけたらと思います。 e-mail zzgundom@tb3.so-net.or.jp 修羅魔破拳(シュラマッハケン) |