椎名作品Q&A

No.49(98.9.15 02:41)
投稿者
TOMO.KIN
質問タイトル
Re: 時間移動について
質問内容


〉これから私が論ずるのは科学的解釈ではなく、
>私の中途半端な知識を独自の解釈で纏め上げたもので、
>信憑性はありません。お時間がありましたらお付き合いください。

〉「時間の流れ」といいますが
>「時間」とは何が流れているのでしょうか。
>川ならば水が、雪崩なら雪が、というふうに
>「流れるもの」があってはじめて「流れ」ることができるのです。
>しかし、時間には流れるべきものがありません。
>「淀みなく進んでいく」様が流れのようにおもえるから
>そう呼んでいるにすぎないのです。

だとすると、「情報」というものはどう説明しますか?
実体はないけど、「状況の変化」をつたえるし、
新たに生み出すこともありますが...
(情報子・ミームという概念もありますが...)

「任意の観察対象の、指定された「時間経過後の」状況の変化」が
物理の「実験・観察」による「理論の検証」の大前提ですから、
大は重力(天体現象)、小は原子核の範囲まで、
「時間が不可逆」という定義の元での理論ですから...
「量子力学」の領域までいくと実証不能の観がするのですが...
「宇宙の年齢の何百倍の時間をかければ
あらゆる可能性の現象が観察出来る」という説など
「誰が確かめるんや!!」とツッコミ入れたくなります(笑)

〉時間というものは瞬間の連続です。時間を空間に置き換えると、
>瞬間とは点(零次元)です。点の連続は線(一次元)です。
>我々は、ある瞬間にはある一点にしか存在できませんので、
>我々の存在は一次元をたどることになります。
>この線がいわゆる「時間軸」です。

ここで見落している物が「干渉」と「線の断絶」です
「いのち」という現象は途絶えたら、「復活しない」というのが
我々の理解する物理現象です
破壊した建物は「誰かが直すまで」元には戻らないが、
「もとと似たような」建物を造る事は可能だが
完全にもとと同じ位置に(原子レベルで)再現は不可能です

〉閑話休題、繰り返すということから時間は直線ではない
>ということは明らかです。つまり時間は曲線なのです。
>曲線ですから、任意の二点を通る線は無数にあります。

数学的な存在としてあるなら「線の曲率」というのが
求められるのだが(2次元にせよ、3次元にせよ)

>それどころか、「任意の点」を「任意の実数」個通る線は
>無数に存在します。
>つまり、「同じ過去と未来を持つ時間軸は無数に存在する」
>ということです。

「曲線の曲率」を観察するには「世界の外」という視点が必要
ですが、それはもはや「神の視点」ですから、
「人には検証不可能」という結論になります

〉ですから「未来は常に変化する」し、
>また「何が起きても未来は変わらない」のです。
>一見相反するこの二つの事象は「同時に体験すること」は
>できません。ある時間軸にとって、
>任意の距離を進んだ位置に存在する点は一つだけだからです。
>しかし、ある瞬間にとって任意の距離を進んだ位置に存在する点>は無限です。

たとえていうならば「破裂した花火の、火玉の前線」の様なもの
と、考えてよいのかな?
だけどこの場合は過去の時間線は「無限」ではないので
限定された領域でしかない。
花火製造工場から出荷された製品は、
打ち上げ現場に制限された領域内でしか
「事象の変数」は取り得ない(事故はあるにしても)
隅田川で打ち上げた花火が、大阪の通天閣まで
火の粉が飛んでくるのを観察するのは
「ほぼ不可能」と言っていいでしょう

たとえが適切かどうかは自信無いのですが
「無限の可能性」を言い出したら、
それは議論の「収束」ではなく「放散」となってしまいますから...
「限定」ではないけど、ある程度の予想の枠くらいないと
「なんでもあり」はそれから先に進めないのですから
 
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