サークル文珠のibex氏から「週末にShinshoさん上京記念オフ会をやるから来い」(要約)との報せをもらったので、せっかくだから今東京で公開されているインド映画「パダヤッパ」の鑑賞、および秋葉原でのお買い物を兼ねて上京することにしました。
また、日頃IRCとかでお世話になっているチーム西海岸の飲み会にもタイミング良く誘われたので、そちらにもお邪魔することにしました。
会社のバドミントン大会に出場。
途中、バランスを崩して派手にすっ転んで腰を打つアクシデント発生(伏線)。
小田原のウドン屋で昼食。
食後、周りでウドンを食べている人達に迷惑にならないように現在服用している胃薬をコッソリ飲もうとモソモソしていたところ、私の前の机に座っていた中年男性が唐突に立ち上がってカウンターに出向き、「おばちゃん、ぬるま湯ないかなぁ! オレが薬飲むのに必要なんだけどよぅ!
」と、いきなりメニューにない品を注文して周囲を嫌がらせ始め、個人的に敗北感を味わう。近くにこんな薬飲みのライバルが潜んでいようとは! オダワラ侮りがたし!(ライバル?)
しかし、そのうどん屋のおばちゃんは無茶なオーダーに怯むことなく、即座に「うどんを茹でる鍋の湯を水で割った、妙に白濁した液体」をおじさんに手渡してました。この勝負、明らかにうどん屋のおばちゃんの勝ち。
メニューにないオーダーにも素早く応じるとは、まさに料理人の鏡! オダワラ侮りがたし!
東海道新幹線経由で、東京駅に到着。
電車に乗っている間に午前中に打った腰がちょっと痛み始めたので、対策として東京駅構内のドラッグストアで湿布を買った(伏線強調)。
でも、どこでこれを貼ればいいの?
買い物目的で秋葉原に到着。天気は雨。
早速、駅のすぐ近くにあるゲーマーズに駆け込み、トイレの個室で腰に湿布を張ることに(伏線回収)。ゲーマーズのトイレは清潔で特に臭いもないが、個室の方までは芳香剤の香りが届かないらしく、どこからともなく漂う刺激臭との戦いを強いられたりした。
あと、今色々な意味で話題の「シスタープリンセス」のグッズが店舗内に並んでいたのが印象的。こんなにグッズが出回る程、シスプリって世間で流行っているんですかね? 私の知る範囲では、「シスプリ」という単語を聞いただけで「それだけはカンベンして! オレが悪かった!」と泣きながら逃げ出す事例しか報告されていないのですが。
携帯電話に接続する赤外線モデム・IrGEAR for KEITAI を購入するため、モバイルグッズの専門店・イケショップ・モバイルプラザへ向かう。
でも事前のリサーチ不足で店の場所が分からず(ヘボ)、店を探して雨の秋葉原を放浪する羽目に。
途中、同人誌を売ってる本屋に寄ったり、イケショップを探して放浪したり、ブラックゲーマーズに入って売っているグッズのダメさ加減に唖然としたり、イケショップを探して放浪したり、「ラブひな」フィギィアのガチャガチャを回したり、イケショップを探して放浪したり、ソフマップの店頭デモで流れていた「サクラ大戦3」のネコ耳踊りを見てあっけに取られたりしているうちに、なんか何時の間にやら雨が雪に変わり、いきなり秋葉原は大騒ぎ!
東京じゃもう桜も開花しているっていうのに、何故雪が? 今年の東京は本気でお天気がおかしいです。
なお、一応 IrGEAR は買えました。
スタヂオ世界機械のナガカワナルキ氏のお誘いで、新宿で開かれた#西海岸:*.jpの飲み会に参加させて頂く。
(脚注)
ナガカワナルキ氏は、黎明期の頃から Web で活発な活躍をなさっている方で、氏のサイト「スタヂオ世界機械」は私がネットに繋いで初めて「面白い!」と思ったサイトでした。私がネットで尊敬している方の一人です。
飲み会では、蟹とか刺身とか串カツとか食べながら、ひたすらゲームとマンガとアニメと声優の話をしていたような気がする。まさにスガワラクニユキ氏のマンガ「魔法っ子!海堂くん!」で言うところの、「くやしかったらゲームとマンガとアニメと声優以外の話をしてみやがれ!
」の世界がココに! いや、私もむしろそれ以外の話題は全くしたくないタイプの人間なので、それはそれで一向に構わないんですけどね!(ダメ)
皆さん噂に違わぬオモシロイ人達ばかりで、なんか2分に1回くらいの割合でゲヘゲヘ笑ってたような気がします。面白過ぎて死ぬかと思いました。
場所をゴールデン街に移して二次会。
新宿ゴールデン街と言えば、「芸術家を気取った映画監督がエラそうに講釈を垂れながら酒を飲む街」という歪んだイメージがある歓楽街として有名(オレだけに)。というか、新宿ゴールデン街は私の中では現実じゃなくてフィクションな世界に存在する場所であり、例えるなら天空の城ラピュタやひなた温泉街と同レベルのリアリティしか持っていなかったので、マジで「ゴールデン街」の看板を見た時は、「凄いぞ! ゴールデン街は本当にあったんだ!」と妙に感動してました(既に酔っていたらしい)。
この飲み会には、途中からアニメ・マンガ系クリエイター総合ポータルサイト「TINAMI」を運営しているまさしろ氏が参加されていたのですが、氏が突然「俺が丹下桜を育てたんだ!
」ともの凄い勢いで声優トークを始めた時には、「ネットベンチャーを手がける人は言うことが違うなァ!」と感動してました(既に酔っていたらしい)。
蒲田のホテルに到着。
寝る前に秋葉原で買った IrGEAR を箱から出し、携帯電話に接続して revo(イギリス産のマイナーなPDA) との通信をさせてみようと試みたが、適当に設定をしたせいか上手くいかず。
調べるのも面倒くさいので、箱の中身を散らかしたまま爆睡(伏線)。
ホテルをチェックアウトし、モスバーガーで朝食。店内には、パンチパーマ+派手なチェック柄のズボンのおじさんと、その娘らしい5、6歳くらいの利発そうな女の子が並んで飯を食べていた。
その女の子は、店の窓から見える色々なものを指差しては「ねぇ、なぁに? あれなぁに?」と父親を質問責めにしていたが、そのパンチのおじさんは(面倒くさそうな顔しながらも)ちゃんと丁寧に「あれはね…」と答えていたのが妙に微笑ましかった。なんか、朝からいいものを見させて頂いた気分。
なので、日頃から人類を守るために戦いながらも「人類には護るだけの価値があるのか?」とデビルマンチックな疑問を抱いているヒーローの方々は、ぜひこの親子の微笑ましい姿を見て考え直して頂きたい。人間万歳!(短絡)
もし愛が選挙なら、君は大差で一人勝ち!(挨拶)
という訳で、銀座で公開されている、インドはタミル地方のスーパースター・ラジニカーント主演の映画「パダヤッパ」を鑑賞。
中身は、唐突でご都合主義な展開と唐突で派手なダンスシーンの繰り返しで物語が進行する、これぞインド映画の王道! ってパターンの映画。最大の売りは主役のラジニカーント(以下、ラジニのおじさん)のド派手なアクションの数々であり、ラジニのおじさんが大げさなアクションをするたびに場内は大爆笑+大歓声に。やっぱ、インド映画は劇場で見たほうがボルテージ上がって断然面白いっすね。
ただ、映画のストーリーとしては、今回のラジニの敵役の女性の凶暴さ+救われなさ+周囲の彼女の境遇への無理解さっぷりがちょっと後味を悪くしており、特に最後のシーンでの唐突なオチの付け方に対しては、それまで大騒ぎで見ていた観客の皆さんもスタッフロールが終わるまであっけに取られて何も喋れなかった程でした。
基本的には誰でも楽しめるエンターテイメント映画なのですが、いきなり観ると倫理的な部分や社会風習などの違いに戸惑う部分もあるかも知れないので(そういう部分があるからこそインド映画特有のロジックが成立するんだけど)、まずはより敷居が低い『ムトゥ・踊るマハラジャ』辺りでインド映画に対する耐性を付けてから鑑賞つかまつることをお勧めします。
また、今回のラジニの敵役(ニーランバリ)の女優はラジニのおじさん並みにキャラ立っていましたね。彼女はこの映画を切っ掛けにインド映画界で大ブレイクしたらしいが、それも頷けるというもの。
そして、タミル地方では牛に背後を取られるな! 死ぬぜ!(映画から得られた教訓)
ibex氏が企画した、shinshoさん迎撃オフに参加するために新宿へ。
今回、ここで初めてあの井汲景太氏に逢いました。彼は、このサイトや Cna-BBS を昔から見て下さっている方なら誰でも知ってると思いますが、かなり強面のアニメ論客としてブイブイ鳴らしている方であり、無節操にキャラ萌えアニメとか観て喜んでるノンポリ魂な私なんぞは会った途端に怒られるんじゃないか、と思っていたのですが、実際に会ってみると穏やかそうな顔立ちと性格の如何にも女性にモテそうな色白の好青年、といった感じの方でビックリ(失礼)。
江古田にある「餃子専科LEE」という餃子屋で、ibex, shinsho, 井汲氏と飲み開始。
「この店には椎名高志先生のサインが飾ってある」と事前にibex氏から聞いてはいたが、実際に行ってみたら椎名氏のみならず、藤田和日郎氏、村枝賢一氏、山田貴敏氏を始めとした10名程の有名漫画家さんのサインが並べて貼ってあって驚く。さすがは漫画家群生地として知られる江古田にある店だなぁ、と感心。
でも、餃子が出てきた途端にみんなそんなことは忘れ、餃子+酒+マンガネタのトークショーに集中。花より団子! サインよりギョーザ!
キムチギョーザが美味かったです。ああ、他の餃子も食いてぇ。また行きてぇ(わがまま)。
新宿に場所を戻して更に飲み。
ここで体調不良の為、井汲氏が離脱。ibex氏は、今日の彼を評して「今日は体調悪そうでしたけど、本当のイクミさんはまだまだこんなものじゃないッスよ!」と語っていた。
あれでもまだ実力の半分も出していないとは! イクミケイタ怖るべし!(アオリ過ぎ)
新宿では、主にサンデーや椎名高志作品について喋っていた。ような気がする(酔っぱらい)。
今回の主賓・Shinsho 氏が展開する「『ファンタジスタ』は今のサッカーのシステムを踏まえた上で作られた、とても現代的なサッカーマンガとして評価するべき」とか「『MISTERジパング』の今川義元は、アシュ様よりもキャラが立ってて断然面白い。悪役はこうでなくては!」等の理論的な解説に感服(酔っぱらいながら)。マンガをしっかり読んで消化できている人だと思った。
また、一方の ibex氏は相変わらずの「極楽大作戦!」への熱意を披露、「『極楽』の考察は私にとってのライフワーク」とまで言い切る潔さに感心(酔っぱらいながら)。
なんか、飲んでいるうちに不真面目にマンガ読んでる自分に申し訳なくなり、「もっともっと頑張らなくちゃ!」(小西寛子@グランディア2のエレナの声で)という気分になるが、何分酔っぱらいなのですぐに熱意を忘れる。すみません(誰ともなしに)。
新幹線に乗って帰宅の途へ。
かなり疲れていたのでちょっと居眠りしたかったのだが、同じ車両に乗り合わせた行楽地帰りっぽい親子連れがかなりのライバル。子供の嬌声で眠れそうにないので、仕方無く私と同じ様に「眠りたいんだけど周りが騒がしくて眠れない」系の人の苦悶の表情をウォッチして過ごす。いい気味だね!(悪趣味)
帰宅。
寝る前に IrGEAR を買っていたことを思い出し、Web で関連サイトを検索して revo の設定を調べて再設定した結果、IrGEAR でちゃんとネットに接続できることを確認した。9600bps しか出ない携帯経由なので通信速度が遅いのは仕方無いが、出先でのメールの送受信くらいなら問題なく行えそうな感じ。
案外いい買い物したかも、と思って早速ユーザー登録をしようとしたところ、昨日宿泊したホテルに箱の中に入っていたユーザーIDが書かれた紙を置いてきてしまったことに気付いてガッカリしながら寝ました(伏線回収しておわり)。