What's Old


03/08/25  (更新情報へ)

8/26更新: 先週分のサンデー感想を追加しました

■破壊僧ジョドー(別名:弥勒様がみてる)

 「マトリックス」が発想の元だと語っていたはずなのに、何故そこでナイト2000が?(挨拶)

 ごきげんよう(専門用語)。というかお久しぶりです。
 色々あってまとまった時間を取る事ができず、メールや掲示板にもロクに返事できない日々を送っております。申し訳ない。

 それで超増刊掲載の「破壊僧ジョドー」を読みましたが、期待に違わぬ面白さで満足でした。後半のジョドーの正体にもビビらされましたが、序盤のシークエンスが特に素晴らしいです。というか、序盤の展開の異常さは明らかに異常(意味不明)。
 マトリックス→ナイト2000もそうですが、どうすればこんな発想ができるのか不思議でなりません。やっぱりスゲエなぁ。

 また後日感想とかを書きたいと思いますが、今日は時間がないので連絡だけ:

 

更新情報:


■今回も今更ですが書きました:サンデー38号の萌えポイント烈伝
  1. ボイン・チョップ(金色のガッシュ!!)
  2. 朝チュン(ロボットボーイズ)
  3. 半ズボンメガネ君(美鳥の日々)
  4. のけぞるメガネ君(売ったれダイキチ!!)
  5. 「ふぁいとの暁」の最近の展開全般

1. 我らが大スター・フォルゴレ様が歌う「チチをもげ!」が収録されたキャラクターCDがタワーレコードでベストセラーアルバムの仲間入りを果たし、アニメ「金色のガッシュ・ベル!!」の中でもガッシュ役の大谷育江さんが嬉しそうに「おっぱいぼいんぼい〜ん!」と嬌声を上げるなど、もはや「ガッシュと言えばおっぱい」という認識が広くコンセンサスを得ていると言っても過言ではない今日この頃(過言です)。

 そんな中、先週のサンデー36号では、ナゾナゾ博士と共に戦う12人の正義の仲間「MJ12」のメンバーにして、おっぱい以外の特殊能力を持たない謎の女戦士・ビッグ・ボインが登場しました。
 登場時にはどう考えても役立たずにしか思えなかった彼女でしたが、しかし「おっぱいを自らチョップで震わせ、相手の注意を反らせる」という方法でデコイ(おとり)としての役目を果たすと同時に自身の唯一の特徴をアピールすることに成功、結果的に見事パーティーの危機を救いました。おっぱいで勝利に貢献です。ありがとうビッグボイン、ありがとう雷句先生。どこまでグルービーなのでしょうかこのマンガ。

 彼女はこれまでマンガの中に一回しか登場していない(はず)のですが、でもおそらくサンデーの読者であれば、彼女のことは絶対に覚えているはずです。アニメ版の方に登場するまでシェリーやココの名前をすっかり忘れていた私ですらビッグボインのことは覚えていたのだから、間違いありません(ヘボ)。
 一度見たら忘れられない強烈なインパクトを持った一発キャラを創造する力、そしてそんな一発キャラをここ一番で再利用するセンスを持った雷句先生は、本気でグルービーな漫画家だと思いました。


2. 先週の「ロボットボーイズ」は、これまでは作品の舞台である「体育会系女子によって支配されている恐怖の学園」における体制側の人間の象徴として描かれていたヒロイン役(推定)の月岡をフォローするお話でした。基本的には

 彼女が幼なじみの主人公の迫水君を迫害する側に回ったのは、彼がそれまでひたむきに取り組んでいたはずの「スポーツ」の世界を捨て、(彼女にとっては理解不能な分野である)「メカ」の世界に走ったからなのですが、でも彼は昔スポーツをやっていた頃のひたむきさを、今でも失ってはいなかったのだ! 自分が好きだったはずの彼の「本質」は、今も変わってはいなかったのね! と再認識し、彼女は彼氏を見直すようになります。前回に引き続き、今回もまた良いエピソードだと思います。

 ――と、基本的には良いお話だったのですが、でも最後のページに出てきた「朝チュン」シーンで、そんな雰囲気も一挙に台無し
 朝チュンと言えば、エロ表現が規制されている少年・少女向け雑誌媒体において『晴れて恋人同士となった二人が一緒に一夜を過ごした』象徴として描かれるシーンであることは皆様ご存じの通りですが、いきなりこのマンガでそんな熱い妄想を抱かせる飛び道具的な表現を持ってくるとは、さすがに予想できませんでした。
 「ななか6/17」の雨宮さんがコミックス10巻分のエピソードを費やしてようやくたどり着いた境地に、彼らはわずが6話で到達してしまいましたよ! なんてラブラブなんだ!

 スズメが軽やかに朝の到来を告げる中、晴れて深い仲となった迫水君と星沢君が仲良く気持ちよさそうに熟睡! 迫水君の上にかけられた学生服は、きっと星沢君が先に眠ってしまった迫水君に『風邪を引かないように』と気遣かった結果であることは明白であり、こんな描写からも彼の優しさを垣間見ることができますよね! そして、朝日に照らされた部室の中には、二人の愛の結晶である新作ロボットの勇姿が! 完璧だ!
 こんなメタ的な情報をたった3コマの中に詰め込めるなんて、このマンガの作者の上川敦志先生は相当グルービーですよ!(誉めてるの?)

 あと、ちゃんと「メカ」を描いてるところは好感持てます。「このロボットがどうやって動くのか」と絵から判断できるようになっているのは流石と言えましょう。
 フォロー完了(すみません)。


3. 今では綾瀬さん(17)や葵さん(38)を代表とする美少女キャラを描く漫画家、として知られる「美鳥の日々」の作者の井上和郎氏ですが、かつてはサンデー超増刊において、毎回毎回主人公がクリフハンガーなピンチに追い込まれる正当派ドッキドキアクション活劇マンガ「HEAT WAVE」を描いていた時代があったりしました。
 そのマンガに登場したキャラクターで個人的に印象に残っているのが、異常な動体視力を持った半ズボンの少年。彼が発射された拳銃の弾を瞬時に見切って鉄パイプで跳ね返すシーンは、今でも強く印象に残っています。
 つまり私が何を言いたいのかと申しますと、「井上和郎は美少女だけでなく、半ズボンの少年も結構イケる」ということなのですが。どうよ皆さん(と言われても)。

 なお、今回は気弱だけど内心はしっかり者の半ズボンメガネ君と、跳ねっ返りのおてんばだけど内心はカワイイおませな栞ちゃんがラブラブになるお話でしたけど、「これで掲載誌がサンデーではなく、茜新社のアンソロジーコミックだったら…」と悔し涙を流した人が、全国に5人くらいはいたんじゃないかと思いました。


4. 今や『名探偵コナン』のコナン君と並ぶサンデー屈指のメガネ君キャラに成長した(オレの中だけで)「売ったれダイキチ!」の真君ですが、今回もまた細かいところで魅せてくれました。ホント君はのけぞるの好きな!

 ただ、次回からはいわゆる武闘会モードに突入しそうなのが気がかり。商売人マンガで武闘会やるのは、正直意外な展開です。どうなるのかちょっと想像付きません。
 もしかして、今後のこのマンガは、『カイジ』みたいな悪知恵合戦マンガになるのでしょうか。ここで負けた人間は、横浜港から出港した「希望の船」から降りられないまま、人間としての生涯を終えるのでしょうか?
 次週、生き残ることが出来るか!(このマンガ自身が)


5. それで「ふぁいとの暁」ですけど、人気がなさそうなキャラを他校に移籍させるだけならともかく、まさかあの松波先生までいなくなるとは!
 あの先生、デブ専の人に人気ありそうなのに!(失礼)

 大半のレギュラーキャラを入れ替える行為に代表されるように、現在このマンガは作品の構造そのものをこれまでとは全く違った形に作り替えようとしている意図が、明らかに見られます。ネットでは「引き抜いた生徒をいきなりその年の大会で選手として使うのは合法なの?」といったリアリティの欠如を指摘するコメントを見かけますけど、これは今の無茶な展開に対する正直な感想でしょう。
 今後、そういう突っ込みを無粋なモノとして切り捨てられるだけの面白さを見せてくれるのかどうか、この作品は正念場に差し掛かったと言えます。

 あと新キャラでは、「これで全国制覇しろってのかい」と言いながらも妙に楽しそうな新監督(?)のおばあちゃんや、暁と同系統っぽいひたすら脳天気そうな新女子マネよりも、「羽深の弟」を名乗る新キャラに注目。兄はキヨちゃんに横恋慕した挙げ句に恋のライバルである暁に敗れ去って転校してしまいましたけど(曲解)、彼の今後の運命や如何に。
 兄と同じ轍は踏むな! 狙うのはじゃなくて、同級生の女子マネ程度にしておこうぜ!(曲解)


03/08/12 

8/14に追記

コミックマーケット64 椎名高志作品関連サークル情報

(漏れていたら教えてください)

■2日目(8/16)
  • 東 タ- 1a 風色通り(GS美神 雪之丞×ピート) ※リンク先はCna小売店(まきしゃさん)のサイトの紹介ページです
  • 東 タ- 1b カカロッ闘(GS美神 オカルトレンジャー本)
  • 東 タ- 2a カタクリ(MISTERジパング 五右衛門×信長、江戸浪狼伝 藪月×清次)
  • 東 タ- 2b 野良犬ロック(MISTERジパング 日吉×信長)
  • 東 タ- 3a 鳥獣戯画(MISTERジパング 源助×晴信)
  • 東 タ- 3b 黄金の国(MISTERジパング 信長メイン)
  • 東 タ- 4a 櫻花壇(MISTERジパング 信長×光秀)
  • 東 タ- 4b 暗殺計画(MISTERジパング 信長×日吉)
  • 東 ピ-38b リアリティ・バイツ(メインはトライガン。MISTERジパングの日吉×信長もあり)
■3日目 (8/17)
  • 東 L-10b 真面目屋(GS美神 男性向け)
  • 東 エ-24a 播磨屋本舗(創作少女。MISTERジパングもあり)
  • 東 エ-28a 美神神社(注:今回は「GS美神」の表記はありません)

※8/16の夜に、藤宮さんがオフ会(というかタダの呑み会ですが)を企画して下さっています。
 詳しくは掲示板まで。


(8/14追記分)

 夏のコミケでは、個人的には「武装錬金」本を探したいですね。より具体的に言うと、私は斗貴子さんでモエモエしたりハァハァしたりしたいのです。
 エッチでキレイなお姉さんさいこう〜(そろそろ歳を考えようぜ←自分)

 そんな感じでこんにちは。
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。


■近況報告というか余談:遺伝子組み換え植物を考える

 12日に、みんな大好き赤松健先生の「魔法先生ネギま!」コミックス2巻を購入しました。

 まだこの巻に収録されたお話はどちらかと言えばキャラクターの紹介+顔見せ的な要素が強く、大局的な目標に向かって物語が動いて行く普通のストーリーマンガとして盛り上がって来るのはこの次の3巻以降からになるのですが、それでも赤松健デザインの明るくて可愛くて元気な美少女キャラ達が、主人公のネギ少年をからかったり萌えたり服を剥がしたりしながら大騒ぎする様を見るのは、素直に楽しいですね。
 また、読者投票で人気が高かったキャラクターをさりげなく(露骨に?)登場させるソツのなさが伺えるようになったのも、この辺からでしょうか。そういう視点からも十分楽しめる様になっているのは流石であります。

 で、いきなりですが、先月発売されたサンデーGXの「吼えろペン」には、「今何が流行ってるとか、こんな二匹目のドジョウはどうだとか、誰かが切り開いたブームの尻馬に乗ろうとか……オレの作品は、遺伝子組み換えマンガだったのか?」と悩む漫画家が登場し、読者の間では「この漫画家のモデルは誰だ?」と話題になったりしました(「過去の島本先生自身」が正解らしいですが)。
 が、個人的には、マーケットを強く意識し、よりウケるように戦略的にキャラクターや物語を作り込んでいくことを志向する「ネギま」は、ここで言うところの『遺伝子組み換えマンガ』の称号を与えるに相応しい作品なのではないか、と思いました(注意:この行から下はバカ話になります)

 ただ、「ネギま」の赤松氏が「吼えろペン」に登場した漫画家と大きく違うのは、当の赤松氏はこんな悩み方はおそらく絶対にしないだろう、ということです。流行に敏感で常に時代の先端を走る道を選んだ、リビングオンザエッジな漫画家である赤松氏なら、「遺伝子組み換え植物は、どんな劣悪な環境下でも成長して実を結んで収穫を得るために作られたのだ! 病気や害虫に強いし農薬の量も減らせるし生産性も高い! 地球と人類にやさしい遺伝子組み換え上等!」と吼えて下さるに違いありません。
 いやその、多分実物の赤松先生はそんなこと言わないと思いますが、オレの頭の中にいる赤松先生ならきっとそう言ってくれます。そういうマンガを作り出すことに対しては、絶対の自信とプライドを持っているに違いないですからね! 先生は!(誉め殺しか?)

 なお、遺伝子組み換え植物に対しては、遺伝子を人為的にいじっているのでそれを人間や動物が接種した時の長期的な影響がどうなるのか予測できないこと、意図しない形で種子が広まることによって在来種を駆逐して繁殖してしまい現在の生態系を破壊する恐れがあること、多様性が失われてしまうために未知のウィルスや害虫が出現した途端に大きな被害を受けてしまう可能性があること、などが問題点として指摘されているそうです。
 人の手によって生まれた遺伝子組み換え植物は、今や農業のあり方のみならず、地球環境に対しても影響を及ぼしかねない存在となりつつあるのです。

 遺伝子組み換え植物は、我々人類に新たな問題を投げかけることとなりましたが、果たして遺伝子組み換えマンガの雄である「魔法先生ネギま!」は、後に何を残すことになるのでしょうか。
 「ネギま」から栄養を大量に摂取した読者の遺伝子に何らかの影響が発生し、次世代の子供達のマンガの嗜好に影響を及ぼすことはないのか? 「ラブひな」がラブコメマンガの変異種たる「エイケン」を生み出すきっかけを与えた時と同様、「ネギま」は漫画界の生態系に変化を引き起こす因子となり得るのか? マンガ雑誌の紙面が、似たような萌え萌えマンガで埋め尽くされるような事態が発生し、多様性が失われてしまうのではないか?

 環境問題アナリストの視点で、私は今後も長期的なスパンでこのマンガを見つめていきたい所存であります。
 ……すみません(バカ話おわり)


03/08/09  (更新情報へ)

■チチをもげ

 椎名先生のサイトに載っていた伊号ちゃんのイラストを見た時、チャットで
 「全身ウェットスーツならもっと良かったのに!」と発言したら、
 「それはいくら何でもマニアだろう」と言い返されました。

 何で?(挨拶)

 というかこんにちは。
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW の更新情報ページです。

 椎名先生のところにも情報がありましたが、8/19発売の「ヤングマガジンアッパーズ」誌上において、椎名先生の描いた水着ギャルのイラスト(ポロリ付き)が掲載されます。
 これに関する詳細に関しては現在発売されているアッパーズの次号予告を参照して頂きたいのですが、どうやら椎名高志氏の他にも村枝健一・米倉けんご・瓦啓助といったその筋の人にはたまらないメンバーが集い、みんな一斉におっぱいポロリな水着イラストを描いてそれが一挙に掲載されるという、何というかこう「これぞヤンマガ!」的なノリを感じるイラスト企画が掲載される模様。
 「アッパーズ=おっぱい」という(自分のような)認識を持っている読者の期待をどこまでも裏切らない、大変に素晴らしい企画と言えます。講談社は相変わらず容赦がありません。

 それで今回の椎名センセのポロリ担当要員ですが、「伊号ちゃん」というネーミングからして、彼女のモデルは旧日本海軍の伊号潜水艦なのではないかと推測されます。「成恵の世界」に登場する魔砲少女四号ちゃんが、旧ドイツ軍のIV号戦車H型をモデルにしているのと同じ様なものですね(多分)。兵器を美少女化するのは、オタクアートの基本中の基本です。
 潜水艦を擬人化したというからには、彼女にはやっぱり魚雷を発射する機能が搭載されているとみるべきでしょう。あの身体のどこから魚雷を発射できるかと言えば、そりゃもうおっぱいで決まりです。おっぱい。美少女型ロボがおっぱいからミサイル撃つのは、「マジンガーZ」におけるアフロダイAの時代からのお約束なのです。きっとアレですよ、魚雷を発射する時はあの胸元の部分がガバッと開いて、ピーという発信音と共におっぱい型魚雷が(以下略)。
 つまり、「伊号ちゃん」におけるおっぱいポロリとは、即ち魚雷発射体勢に他ならないのであります。ポロリにつられてうっかり彼女のチチをもごうだなんて思っちゃったりしたら、逆に魅惑のおっぱい型魚雷でイチコロですよ! 物理的に!

 なお、「このイラストをよく見ると、おっぱいじゃなくて足の方に魚雷発射口みたいのがあるじゃん? こっから撃つんじゃねぇの?」という客観的指摘は、積極的に聴かなかったことにして行きたい。やっぱり、魚雷撃つなら太股からよりも胸からですよ! というかおっぱいは兵器! 凄いおっぱいを形容する言葉として武器の名前が使われているのがその証拠です! さんかくおぱーいロケットボイン! おさるのおぱーいバズーカボイン!

 「チチをもげ」は名曲だと思いました(結論)。


 あと、今のアッパーズ執筆陣で個人的に思い出深いのが、スポーツマンガとしては異色のバドミントンを題材にした「やまとの羽根」を連載している咲香里先生。自分が初めて読んだ、いわゆる「デジタルコミック」の作者がこの方でした。
 正確な時期は忘れましたが、確か当時はまだPC-9801が隆盛だった頃で、グラフィックの表示性能は640x400ドットの16色カラーが標準だったという、今の水準からするとかなり貧弱なレベル。肌色と白のドットを交互に打って肌の光沢を表現するなど、CGを作る時にはハードウェアに依存した独特の職人芸的なドット打ちテクニックが必要な時期でした。そんな頃だったので、氏のデジタルコミックを「うわぁスゲエなぁ。レズってエロいなぁ」と感心しながら読んだ覚えがあります(後半は余計)。そのためか、咲香里=CG作家というイメージが未だにありますね。
 なお、この作品は現在は咲香里先生のサイトからフリーで参照できる様です。時代を感じて下さい。

 あと咲香里作品の個人的なオススメは、知る人ぞ知る病弱妹溺愛系コミックの傑作「Sweet Pain Little Lovers」ですね。ちょっと古い作品ですが、「加奈〜いもうと〜」でボロボロ泣ける御仁ならツボに入る物語かと思いますので、ソッチ系の趣味がある方は万難を排しても入手して頂きたい。


■サンデー36・37号の萌えポイント列伝
  1. P.126で床に落ちた薔薇の花(ロボットボーイズ)
  2. しろがねのエルフ耳姿を妄想した勝(からくりサーカス)
  3. 天使な小生意気最終回
  4. トレーラーの中にいた水着ギャル二人組(売ったれダイキチ!)
  5. 風林寺美羽(史上最強の弟子 ケンイチ)

1. 個人的に今週のサンデーで一番面白かったのは「ロボットボーイズ」でした。
 これまでは、主人公の迫水君が「理屈をこねるのは好きだが実力が伴っていない口先野郎」みたいな取られ方をされかねないキャラとして描かれていたので、「体育会系女子に支配された恐怖の学園!」とか「迫水君と星沢君のやおいチックな関係が!」とか、そういうメタなレベルで面白がる必要があったんですけど(←ひねくれたモノの見方です。真似しないで下さい)、今週の物語でようやく迫水君を中心にこれまで登場したキャラクター達が動き出しそうな予感がする展開になって来ました。今後が期待できそうです。

 今週はその他にも、卓球台に挟まれる主人公のドジっぷり(普通は死にます)とか、背景に薔薇を背負って登場したナンパ男・霧野が退場した後に薔薇の花が床に散らばったままになっているところとか、その霧野に襲われそうになって怯える袴女子(レギュラー化希望)とか、霧野をだますために内心バカにしている幼なじみの主人公を「天馬サマ」と平気で呼ぶヒロイン(推定)の月岡麗の性根の座りっぷりとか、色々と見所や突っ込みどころも満載。やればできるじゃんこのマンガ! と、エラそうに評価できるだけの面白さがあるなぁと思いました。

 あと、今週その月岡さんが呟いた「ここじゃ永遠にドン底だよ…」が、今後結構大きな