ここは、椎名高志先生が週刊少年サンデーで連載している、「絶対可憐チルドレン」に関する意見や感想を書き込むための掲示板です。 詳しくは、この掲示板についてをご覧下さい。
「黒い幽霊」公式HPwww 「気ままに絶チル!」さま経由の情報です【http://anime.blog.shinobi.jp/Entry/671/】。 あまりに面白かったんでコチラでもご紹介。
椎名WEBの「お知らせ」頁なんですが、本当に久々に更新されていた模様…つか…。
http://www.ne.jp/asahi/cna100/store/info/info.htm
ナンジャーコリャ!www 先生、何こっそりと更新してはるんですか!? うーん、長らくHP版の方は放置状態で、ここ暫くはブログ版完成原稿速報しか見てなかったもんで全然気が付きませんでした (^^;;;;
もうネタが満載…って、うわぁ、あの三人って「死亡」扱いなんだw
情報ありがとうございました!>「気ままに絶チル!」管理人さま
キャット・ウォーカー (6) どーも、再びお邪魔させていただきます、通りすがりです。
今週号の感想、2chの本スレになかなか鋭いことを書いておられた方がおりまして、 その方へのレスとして書こうと思ったことなんですが、 現在絶賛べろべろばー大規制キャンペーン中(怒)ということで書き込めず、やむなくこちらへ。
冒頭、保健室で悠理が泣きじゃくるシーンなんですが、コレ表面上の展開を追うと 「創作ダンスの発表を抜けてしまったことを謝ろうとしたら、前回のミラージュにもらい泣き(?)するような形で涙が止まらなくなった」 ということだと思うんですけど、どうも裏があるっぽいんですよね。
部屋にはたまたまバレット・ティム(影チル)・パティと過去に自分が人形として操っていた3人が一堂に会していて、 彼らの目の前でユーリ(あくまで悠理ですが)が泣きながら謝罪の言葉を口にする…という。 まさに「正」に対する「裏」の表現です。
言われてみればコマ割りも悠理のアップ→パティ→ティム・バレ→涙 という流れですね。 これは巧妙な仕込みなのかな?と自分は思いましたが、なにぶん椎名センセのことですんで 「あーそう言えばそんな風にもなってるねー」とか普通に言われそうな気もします。
まー真偽のほどは定かではありませんが、改めて凄い作家さんだなと実感しましたよと。 そんな話でございましたとさ。
ユーリちゃんの公式設定が発表されました…。 ミラージュちゃんがユーリちゃんで、本体。 ファントムちゃんが、本心(本音)。 悠理ちゃんが、模擬人格。
えーーとですね…、以前から「実は悠理ちゃんが本体」を前提として感想してきた身としては、足場が瓦解したような気分です…(汗)。
でも判った事もあります。ファントムちゃんが「本心」だとするならば、これは皆本の子供時代と同じですね。 皆本母いわく 「この子……自分にウソついてガマンするの得意なのよ。ヘタに頭いいもんだから、いい子を演じてるうちに時々自分の本音がわからなくなっちゃうのよね」 こういう事なら、皆本が初対面で直感したのも得心がいきます。「お父様の愛情」もあるかも知れませんが、ユーリちゃんは自分で自分を縛っていたという事みたいです。
さて、僕の今回の感想は以上です。 「悠理ちゃんは模擬人格」という事実を捉え直すのが思いのほか大変なので、これにて失礼させていただきます…。
>悠理ちゃんは模擬人格 でもでも、彼女は自分がもし、『普通』であったらというミラージュ自体の夢であったのかも知れませんよ? 本人が気付いているかどうかは謎ですが。 あと、フェザーの正体は薫のような気が私もしてきました。 ナイだと思ってたのになぁ。ほら、髪に使っているトーンが一緒だし
>これは巧妙な仕込みなのかな?と自分は思いましたが、なにぶん椎名センセのことですんで >「あーそう言えばそんな風にもなってるねー」とか普通に言われそうな気もします。 私もこれは椎名先生が意図的に施した演出だと思います (^^) 何しろ、ティム・バレの駒で、ステルスモードを発動させているバレットをもキチンと構図の中に組み込んでいますもんね。 単に悠理視点だけなら、これは必要のない演出だったハズですので。 今回のこの悠理(≒ユーリ)の謝罪シーンは、今後のユーリの自立の端緒と成り得る「キャット・ウォーカー」編の〆として、これ以上ない出来栄えだったと思います。 更に今エピソードでは、バベル勢とパンドラ勢の進む方向が、合流したのも興味深い。 これまで、個々のエスパーと言う現場レベルでのコンタクトは、チルドレン(主に薫)を通じて度々ありましたが、更にもう一歩進んで、現場上層部レベル(皆本や局長)までもが、パンドラ・チルドレンへの歩み寄りを見せたのは大きい…特に、非公式要請とは言え、パンドラの力を借りるなんてのは、内敵の多い局長にとっては相当の覚悟が要るハズなんですよね。 加えて、最後には指導者レベルでも歩み寄りが描写されましたが…こちらは、現場レベルほど単純な話ではないでしょうね f(^^; 兵部は、あくまで未来設計へ介入してきた不確定要素をあぶり出すのが目的ですし、そんな兵部の様子から彼が持つ独自の予知情報源の存在に気付いた蕾見姐さんも強かですw 現場レベルの理想に基づく合流とは異なり、この二人は互いに腹の探り合いをしながらの一旦の休戦協定ってカタチになりそう?
何れにしろ、「フェザー」を介して物語がまたうねりを見せ始めた様相ですね (^^) それから前スレのpeaceyさんへのレスとして…。 私も、今エピソードでミラージュとファントムが、完全統合されたとは思っていないんですね (^^) 前回のミラージュがファントムに掴みかかったシーン、この段階では一旦統合は成されたと思ってます。 しかし、人格統合って、キチンとしたプロセスを踏んで人格分離の問題点を明らかにしてそれを本人にも納得させなきゃいけない、そんな時間のかかる“治療”のハズですし、問題が解決してない以上は再分離の危険だってあるハズ。 ユーリが「黒い幽霊」の側に居続ける以上は、分離の根本的な原因となったストレス自体は何も改善されないワケですから、ファントムが再び現れても何も不思議ではない…と、私は思ってます。
お久しぶりです…。 あれからずっと「悠理ちゃんの存在意義」について考えていたのですが、結局「解らない」という結論に達しました…。 ミラージュちゃんとファントムちゃんが同一人物である事は判るのですが、なんとなく悠理ちゃんは別人と言いますか…別個のように感じてしまうんです…。いえ、「お人形」なので当たり前といえば当たり前なのですが。 アシュタロス的表現をお借りして、ユーリちゃんにとって悠理ちゃんは「道具」なのか「作品」なのかも考えてみました。それこそkeymonさんのおっしゃる「『普通』であったらというミラージュ自体の夢」=「作者の心が反映された作品」である可能性が高そうなのですが…、そうじゃないかも知れないという思考もあり、結論に対して二の足を踏んでしまいます…。推測に対してヘッピリ腰になっている僕がいます(汗)。
悠理ちゃんへの捉え方がある程度形成されていないと感想を抱く事が出来ないのですが、それでも今の僕は「そうかも知れないし、そうじゃないかも知れない。現時点では解らない」という結論に達するしか出来ませんでした。 今後しばらくは「悠理ちゃんの存在や行動がユーリちゃんとってどれほどの意味があるのか? どこまで影響があるのか?」に着目しながら、悠理ちゃんを見守りたいと思います。
『絶チル』第20巻は、今日発売です と言うワケで、何故か職場からアクセスw(ぉぃ 今巻の購入特典については、すでに絶チル系ブロガーさん方が押さえて下さってますけど、遅ればせながら一応こちらでも。 で、今回は以下の3店舗になりますね。 ・恒例の、「とらのあな」さま、イラストカード【http://www.toranoana.jp/info/comic/100218_z-child/】 ・同じく、「アニメイト」さま、メッセージペーパー【http://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1002757】 ・で、前巻に引き続きの新興勢力w、「紀伊國屋書店」さま、描き下ろしペーパー【http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#sunday】 「気ままに絶チル!」管理人さまが本日の「絶チル買うツアー」を提唱されていて【http://anime.blog.shinobi.jp/Entry/656/】私も参加したかったのですが…どうも定時に上がれる見込は全く無し、つか、また帰りは遅くなりそう orz で、明日も都合が悪いし、明後日も朝から仕事…ツアー参加どころか、名古屋まで『絶チル』を買いに行く暇自体が無かとよー!! と、テンパッりまくった私がブチ切れて採った道は → 今日、半日休暇取って、午前中に弾丸単独買い物ツアーを決行してきましたwww 本当は一日休みを取りたかったんですけどね…1月からこっち休日出勤の連続で、いい加減代休取りたかったですし…でも、半日が精一杯でした orz お陰で時間との勝負の中、効率重視で高速巡回となりましたが、何とか上記3店舗+ゲマズを周り切れました(それにしても、まさか自分の部下がマンガ買う為に年休取ったなどとは、如何な上司と言えども解りますまいw) とら&メイトは入荷量も多いでしょうから後日に回しても別に心配なかったのですが、問題は紀伊國屋さん…入荷数見込も把握できないですし、出来れば発売当日にGETしておきたかったんです。 で、名古屋名鉄店開店直後に突貫しましたところ…新刊コーナーで9冊平積み、既刊棚の前にも5冊平積み。 開店直後でしたし恐らくまだ店頭に出してなかった分もあるでしょうから、前巻に比べてかなり特典付きの入荷が増えた印象です。 前巻での問い合わせの多さとか売上実績などが加味された結果だとすれば、嬉しい事ですね (^^) その肝心のペーパーは、なんとA4版と言う大振りさw 画柄もバレンタインをモチーフにした皆本+チルドレンver.でとても微笑ましく可愛らしいイラストです。 物自体は元稿から普通にコピーした感じですが、むしろアニメイトの特典よりも綺麗に印刷されています。 一つ残念なのは、(名古屋名鉄店では)このペーパーが4つ折りになってコミックスに封入されていた事です…うーん、イラストの印刷も綺麗なだけに、折り目がクッキリついちゃってて勿体ないなあ (TT) ともあれ、特典付与につきましては、本当に有難うございました>各店舗様 ちなみにゲーマーズも覗いてみたのですが、こちらは特典無しでした。 或いはメイトとの共通イラストでも付いてるかなって期待したのですが、ちょっと残念。 さて、感想等はまた後日として、そろそろ仕事に戻ります (^^;;;; あ、でも一言だけ感想を…オマケマンガについてですが、思春期少年のリビドーを慮るのならば、「ちち」「しり」が有って「ふともも」が無いのは如何なものか!?>椎名先生 正にその三位一体、井戸に向かってイドを穿つ咆哮こそが、思春期なればこそ!www
無事に20巻特典手に入れることが出来ました。でも帰ってきたらブログがメンテ中で更新できずw 紀伊国屋書店さんの特典には私もびっくりしました。A4とは想定外です。 本当に折り目無いバージョンも配っていただけたらよかったですね。 今日HPで在庫を確認したところまだ有るようでしたのでご購入されていない方はぜひどうぞ。 椎名先生のサイン会から紀伊国屋書店さんとはパイプが出来たのでしょうか? そうだとかなりうれしいですね。(まぁ本を買う冊数は増えてしまいますけど) これからもサイン会のたびに特典がつくお店を増やしていただければと思います。 今度は唐突にツアーとか出なくちゃんと予告して行いますかね。 絶チル買って食事に行って集団で黙々と読んでいる光景w
前巻、ウツミさんが兵部の下に回収されることになったいきさつをオマケでやってくれなかったのが残念だったので、今巻ちょっと期待していたんですが、期待かなわず………と言うか、今巻はウツミさん出番ないんで当然っちゃー当然なんですけど(笑)。
でもほんと、ウツミさんにまつわる話は情報量が少ないので、もうちょっと見たいですね。さぷりめんとでの設定開陳はなかなか難しいでしょうか。
内容の方は、いよいよ「ユーリ」「ミラージュ」「ファントム」にまつわる謎が明らかになりつつある頃の話で、またワクワクしながら再体験できました。そして皆本と局長の言葉を通じて繰り返し主張される「今できる最善を尽くすことが未来を作ることに繋がる」というテーマが一貫しているところがいいですね。その理想を体現しつつある薫を、私も褒めてやりつつなると同時に、皆本の奮闘の甲斐あって、これだけまっすぐに育った薫を、(皆本が死ぬわけでもないのに)「破壊の女王」の未来にどうやってつなぎうるんだろう?という所は興味深いポイントです。(前巻兵部がちらっと漏らしたセリフによれば、世界情勢がにっちもさっちも行かなくなってやむなく………という辺りらしいですが)
> 椎名先生のサイン会から紀伊国屋書店さんとはパイプが出来たのでしょうか?
まったくの当てずっぽうですが、どっちかと言うと小学館側からのアプローチなんじゃないかと予想しています。サンデーの売れ行きがいよいよ下降線を辿るばかりなので、これまであまりやらなかったタイプの営業活動にも力を入れつつあるんじゃないかなあ、と身も蓋もないことを(笑)。
キャット・ウォーカー (5) 取り敢えず決着…しかし結局、ナイの身柄確保には至らず、でした。 ナイ&ユーリ共々、バベルに捕縛される事無く逃げおおせた様ですね。 でも、今回のエピソード前と後とでは、ユーリの立ち位置は(少なくとも彼女の内心上)相当に違ってきそうです。 感情を凍らせてエスパーに対しても冷酷であろうとしていたのに、本来持っていた優しさを思い出してしまったユーリ。 今まで陰で暗躍するのが彼女のスタイルであったのに、自分の身を晒してまでもナイを庇おうとする姿…例え「道具」であってもナイに生き続けていて欲しいと願ったその心からの叫びには、胸が熱くなりました。 そしてそんな優しさを取り戻しても尚、ナイに生きていて貰う為に、そして「お父様」を捨てる事も出来ないであろうユーリは、恐らくまだ「黒い幽霊」の元に居続けるしかないのではないでしょうか…。 ですから、これからの彼女は厳しい感情の葛藤の中で生きていく事になるのかもしれませんね…それも何だか辛いなあ。 だって、ユーリがフォース・オブ・アブソリューションに自らの身を晒されながら、そのまま「灼かれてしま」いたいとさへ思ってしまったシーン、これが全てを表現してます。 それで自分が「生まれ変われる」かもしれない…ユーリが抱いたその想いって、裏返せば “今の自分” を否定してるって事ですから。 恐らく、彼女は自分のやらかして来た事を理解していますし、「黒い幽霊」に居続ける以上、これからもその様に生きていかなきゃいけない事も理解してる。 そんなどうしようも無い「現実」の前に、優しく暖かい薫のもたらした光の中で全てを投げ出して楽に成りたい、そんな思いに駆られたのだろうな…私にはそう思えて、読んでいて無性に悲しくなりました。 しかし、トリプルブーストによって洗脳と言う他者の干渉から解放されたティム・バレやパティとは異なり、自分の意思で「黒い幽霊」の一員であったユーリは、この光の中でさへも全てをリセットする事は出来ません…例え、どんなにそれを望んでも無責任に “全てを忘れて” 一からやり直すってワケにはいかないのですよね。 だから、彼女を最終的に救えるのは…多分、彼女自身なのでしょう。 フェザーの采配のお陰で、ユーリは本質的な部分で解放されたと言えましょう。 でも、彼女が本当の笑顔を取り戻すには、もう少し時間が掛りそうに思えます。
ユーリはバベルに身柄を抑えられた方が、彼女にとってまだしも幸せへの近道だった様な気がしますが… しかし、ネックになるのが、やはりナイに埋め込まれた爆薬。
何よりも今回描かれた起爆装置のレスポンスの早さに驚きました…先に、問題点として洗脳解除と起爆とのタイムラグについて触れましたけど、この早さではタイムラグどころか、トリプスブースト自体が「禁じ手」として封ぜられたも同然に思えます。 これでは、洗脳解除よりも先行して爆薬除去を行わねばナイの命が保障された事にはならないと思われますし、これに加えてもしも無線による手動起爆さへも可能だとしたら…益々ナイの身柄確保は難易度の高いミッションになりそうな予感。 或いは、ナイも含めて当面は動かし難い境遇になるのかもしれませんね…そうなると尚更に、ユーリにとって雲居悠理としての生活は、何にも代え難い救いになるかもしれません。 さて、やっぱりチルドレンも皆本@フェザーに対しては違和感感じていた様ですね (^^) そして、その正体をも喝破していた紫穂は、流石と言うべきかw ええ、この展開は歓迎です。 もしも…違和感を感じつつ、それでもチルドレンが皆本を疑わない様な展開になった場合、この違和感はそのまま皆本への不信感へと変換されても不思議ではなかったですからね。
ところで、椎名先生って本当にさり気無い一コマでも無駄にしないなって感心しました。 一旦、身体の主導権を取り戻した皆本が、トリプルブーストを解禁しようと端末を見てハッとするシーン。 この時の端末画面は、フェザーが既にブースト解禁しようとしてアクセスしかかった状態になっていたワケで、それに皆本は気付いたワケです。 敏い皆本のことですから、今回フェザーが現われたのは、単純に【ブーストの邪魔をする=爆弾テロを幇助する為】だったのではない事にも直ぐに気付いたでしょう。 皆本も、当初はトリプル・ブースト解禁が妨害された事で(やはりフェザーは敵かもしれない)って思いもしたでしょうけど、これによってフェザーの行動には何らかの意図があったのだろうって事にも恐らく思い至っているハズです。 それだけの事を、このたった一コマだけで描写しているのですから、これには感嘆させられます。
>私が少し前から気になっているのは、爆弾のことをミラージュに伝えた「黒い幽霊」の構成員のことです。そのことをわざわざミラージュに伝える意図がわからないんですよね。 テオドールは、ユーリにとっては「黒い幽霊」からのメッセンジャーってポジションですが、彼自身はユーリの監視役も兼ねているのだろう、私はそう思います。 で、彼女にナイの爆弾の事を伝えたのは、監視対象を試しているのだろうな…と。
この揺さぶりを受けても、尚、今まで通りにナイを冷然と切り捨てる事が出来たのなら、ユーリは彼らにとってまだ暫くは利用価値のある「道具」だと確認できます。 逆に、情にほだされて任務よりもナイを優先してしまうならば(正にそんな展開になってしまったのですが)、「あのお嬢様も道具としてはもう寿命だな」って疑念への確証が得られる事になります。
まあ、確証を得たからと言って直ぐに捨てるってワケでもないでしょうけど、これによってユーリはもう「卵を産ま」なくなった「ガチョウ」と認識されてしまったかもしれません。 これからは、表向きは「お嬢様」として立てつつも、いつ切り捨てても惜しくないそんな程度の道具として、必要な局面になれば簡単に捨て駒にする事も厭わないのではないでしょうか。
さぷりめんと(95) いやいやカズラちゃん、どんなものでも女の子の水着姿は眩しいんですよ☆ そしてパティちゃんは…、薫とは欲望のベクトルが違うのですねw
カガリくんは…悪魔の実の能力者みたいな…w 転校初日はあんなに格好良かったカガリくんが、どんどんヘタレて…もとい等身大の男の子になってゆくようですw
それから、この号が発売された時の現実世界は雪が降るほど寒かったので、最初読んだ時「夏だっけ???」とちょっと唖然としてしまいましたw 登場人物がほとんど長袖なのでそう思ってしまったのかも知れません。任務服にノースリーブが駄目なら、これはもうシースルー素材を採用してもらうしかありませんネっ!w
本編は、もうギリッギリの「ここしかない」というピンポイントに落とす椎名先生の手腕に感嘆しきりです…!!! 「ナイちゃんの洗脳は1回のブーストでは解けないかも知れない」という最終手段に賭けるフェザーさん、意識を取り戻す皆本、ブーストするチルドレン、ナイちゃんを助けるミラージュちゃん、ナイちゃんの危機、皆本から主導権を取り返し解禁中止するフェザーさん、離脱するミラージュちゃん&ナイちゃん。 何と言っても、全員が目的を達している事が凄いです…!!! しかも妥協なしの全力でぶつかっての結果ですから、それはもう奇跡のように凄い事だと思います…!!!
そして、ミラージュちゃんが「黒い幽霊の娘」としての体裁を保ちながらナイちゃんを助けた事が印象的でした。 チルドレンに対してイメージを損なわない事は勿論、テオドールに対して「ナイはまだ利用価値があるから生かした」という主張が通りそうです。まぁ疑われるでしょうけど、現段階では深く追求されないはずです。
「強制解放(フォース・オブ・アブソリューション)」は「黒い幽霊」の洗脳を解く技ですけど、「女王による赦し」という側面もあると思っています。 洗脳されて様々な罪を犯していたとしても、ここからやり直せる…と言いますか…、上手く言えないですけど「罪悪感からの解放」みたいな意味合いもあると思うんです。 ただ、るかるかさんもご指摘されているように、ユーリちゃんは事情があったにせよ自覚的に「黒い幽霊」に加担していたので、そう簡単に無罪放免にはならないし、なってはいけないのでしょう…。事情があったからこそ情状酌量の余地もあると思うのですが…、「黒い幽霊」の被害者は納得しないでしょうね…。 お父様の意志に背くという大きな一歩を踏み出したミラージュちゃんですけど、まだまだ希望の光はおぼろげにしか見えない感じです…。
ちなみに僕は、ミラージュちゃんとファントムちゃんの統合はまだ成されていないという見解です。ゴメンナサイ(汗)。 首を絞めるという行為はもろに“抹殺”なので、それで“統合”はしないかもという点と、分裂していた人格の統合という見せ場を椎名先生はあんなアッサリ描写しないハズという点が根拠です。 ガンコですいません…(汗)。 ファントムちゃんの存在理由は「反発心」なので、ミラージュちゃんが「黒い幽霊」に立ち向かう上では心強い味方になってくれると思ってます。 それから、ふと、ユーリちゃんからミラージュちゃんとファントムちゃんの部分を引いた残りが悠理ちゃんなのかも知れないと思いました。その存在は無垢にして抜け殻…すなわち「お人形」なのかも…なんて思いました。 そして、3つの人格が統合されて初めて「黒い幽霊」に対抗できるのかも知れないと思いました。
さてさて、次回で今エピソードは締めみたいですけど、葵のパンチラはこれで見納めなのでしょうか…?w 「無地かと思っていたら柄物! 一粒で二度おいしい!!」みたいな感じでそこそこ満足なんですけど、もう一押しあったら更に嬉しいですw
フェザーさんは精神体なので捕らえる事はほぼ不可能だと思うのですが、紫穂が電撃を使ったら判らないですね。紫穂ならやりかねないですw
締めは、やっぱり創作ダンスになるのカナ?
蛇足:ナイちゃんの悲鳴は「にゃあああああーーーっ!!」かも知れないと密かに期待していましたw さすがに緊迫感が欠けるのでそれは無しですよネ。
キャット・ウォーカー(4) さぷりめんと(94) この夏服が採用されていたら、この漫画の人気が一割上がったかも知れないと思いましたw そして、絶対領域が却下されていたら、この漫画の人気が一割下がっていたかも知れないと思いました。 何と言いますか、薫の欲望は尊重されるべきなのかも知れませんw
椎名先生って短髪のキャラって苦手でしたっけ?w マッスルが唯一の成功例?? この3人は実はそんなにかぶってないんですけど、ただデフォルメした時に危ないんですよネw しかし…、きっとパティちゃんは3コマ目の画からだけでも色々と妄想できるのでしょうね……(汗)。
本編は、ナイちゃんがスパッツを着用している事に愕然…もとい感心しました。 自身の戦闘スタイルにスカートがそぐわない事を解っていて、スポーティーかつキュートなスパッツを着用する事により、活発な動きとパンチラ防止を両立させています。ナイちゃんが社会的常識を身に付けていた事がとても嬉しいです。…たとえパンチラの可能性がゼロになったとしても…!!w
冗談はさておき、ナイちゃん、チルドレン、フェザーさん、ミラージュちゃんの想いが激しく交錯するとてもスリリングな回でした…!!!
まず、ナイちゃん。 モッテモテの修行を経て猫の動きを体得していましたニャー♪ スカートの中から奇襲なんて『絶チル』界でトップ5に入るくらい素敵な技だと思いますw ラストの葵の帽子の中からの襲撃では「こんにゃろー!」という心の声を僕はしっかり聞きました。これはもうOVAの初回特典の候補に「ナイちゃん(猫ver.)のぬいぐるみ」を入れなくてはw しかし、全体を通じてハッキリ思うのは「なぜナイちゃんがこんな事をしなければならないのか!?」、「なぜナイちゃんがこんな目に遭わなければいけないのか!?」という事です。わずか8才の女の子が爆弾とかヘンタイとか刃物とか殺すとかが横行する場に居る事が悲しくてなりません…!! なにかもう、『化物語』のあとがたり『なでこスネイク』編における神谷さんの「助けてあげなきゃ駄目だよ!」という気持ちが解ったようでした…。
つづいて、チルドレン。 皆本をよく知るチルドレンにとって、今回の皆本の発言はとにかく不可解なものだったでしょう…。「ブーストするな」、「手加減するな」…、なによりも淡々とした口調が一番皆本らしくありません…。それでも指示に従うのは普段の信頼関係からでしょうね…。 薫が、まだ嫁入り前なのに上半身半裸にされてもひるまないのは、きっと誰よりもナイちゃんを解放したいと思っているからでしょう…。洗脳の呪縛が見えるので尚更だと思います…。
皆本に憑依したフェザーさん。 彼女の最重要事項は「この場でナイちゃんにブーストさせない事」。一見、非情に見える言葉の数々は、ただただナイちゃんの命を救うため…!! 淡々とした口調は実はフェザーさんのもので、そこから彼女の心情を窺い知る事ができます…! あとはミラージュちゃんが仲裁に飛び出して来るのを待つだけなのですが、…もしかしたらフェザーさんにできるのはここまでなのかも知れないですね…。詳しい事情は判りませんが、この場をフェザーさんが解決しては何かマズいような気がします。 それにしても…、もし皆本がナイちゃんの事情を知っていたら、どんな対応をしたのでしょう?? なんとなくフェザーさんと同じように力づくで抑えつけていたような気がします…。それとも全く別の作戦を立てたでしょうか……。 ちなみに僕は、爆弾は、(レアメタルへの細工と同じように)洗脳解除を察知して起爆する自動型か、洗脳解除を「黒い幽霊」の人間が確認してリモコンで起爆する手動型のどちらかだと考えていて、どちらにしろ爆弾除去が先という事実は動かないと考えています。
そして、ミラージュちゃん。 本心はナイちゃんを助けたい事が判ります。でもお父様はそれを望んでいない…。どうやら「お父様の愛情」こそがユーリちゃんを真に縛っているものみたいですね…。 ちょっと言葉が悪いですけど、チルドレンがバベルに拾われたように、真木さんや澪たちがパンドラに拾われたように、ユーリちゃんは「黒い幽霊」に拾われた…! たとえ非人道的組織の首領だとしても、ユーリちゃんにとっては唯一無二の父親…! 実の親子か義理の親子か確定していないにしても、それを裏切るのは容易な事ではありません…! ただ僕は、お父様のユーリちゃんに対する愛情はゼロではないと信じたいですっ! 補正されたとしても、ユーリちゃんの家出にヘコんでいた事もあった訳ですし。そもそもこんな可愛い女の子を愛さない理由がどこにあるんだコノヤロー!w
次回は、詰まるところ、薫が動くのが先かミラージュちゃんが動くのが先か、という事になりそうです。 と言いましても、薫は皆本不在ではブーストできないので、ナイちゃんを見逃すのかも知れないと思っております。 ミラージュちゃん(またはファントムちゃん)がナイちゃんに撤退を告げるのが最良の展開なのですが、それはそれで2人の今後が心配です。 希望的観測は多々あれど、実現困難な要素もまたあるので、本当に次回がどうなるのか判りません。週刊連載の醍醐味を噛みしめつつ、ワクワク☆ハラハラ☆ドキドキしながら次回を待っております。
初めてかきます。 すごく面白かったです。皆本のなかにフェザーが入ってどうなるのだろうと思います。 そして、薫はどうするのだろうと思います。今、チルドレン達は皆本がどうなっているかとか、ブーストをして、催眠がとけたらどうなるかなどを知らないのできになります。
『教育的指導』の頃から気になっていたのですが、椎名先生自身が「堕落したよいこ」なんだと思います。 ミラージュの「よいこ」へのしがみつき方が、実感ありますもの。 私も自己愛型人間なので、「親の愛を自らの愛で買わないといけない」立場の子どもの気持ちは分かります。それはつらいですよ。 愛を取引きすべき資源(好意とか有能さとか)が失われたら、親から愛情が得られなくなるという恐さは、人生を歪めてしまいます。 歪んだ果てに「ミラージュ」と「ファントム」に分裂してしまったわけですが、椎名先生がすごいのは「ミラージュ」と「ファントム」が便宜上の道具として作った「ユーリ」が人格統合の核になるという仕掛けが施してあるという所です。 これが、結婚して子どもができるなどの人生経験から来る自身の成長によるものではなくて、『教育的指導』の頃すでに「頭が良すぎて滑稽なほど孤立する天才」を描いている時点でテーマとして内在しているのですねぇ。 つまり、マンガ家になる前に「ユーリ」による統合を自身が果たしている、そしてそれを自覚しているという事がすごい。 ファンに評価されている以上に、知的に早熟な人だったように改めて思います。
今回の見所は、薫のブラチラ…じゃなくて、ユーリの葛藤シーンですね、やはり。 「お父様」に逆らう事を放棄していたユーリですが、それは取りも直さず自分の感情の放棄でしかなかったのでしょうね。 エスパーを冷酷に切り捨てて行く「お父様」に加担し続ける行為が、ユーリにとって本心ではどんなに辛い事だったのかが良く解るエピソードでした。 しかし、どんなにそれが辛くても、「お父様」から受ける愛を(例えそれが仮初のものでしか無かったとしても)失う事は、彼女にとってそれ以上の恐怖だったのでしょう。
「お父様」に自分を見続けていて貰う為には、「お父様」の期待に応え続けねばならなかった。 故に、その為にこそ切り離された感情の一旦が、ファントムだったのですが…ナイを切り捨てる事へ逡巡する事で、多分、本来のユーリが戻りつつあったのでしょうね。 このタイミングでファントムが現れたのは偶然ではなく、正に戻りつつある感情の表れとしての必然。 そして、当のファントムからその現実を突き付けられ、遂に激したミラージュがファントムに掴みかかったシーン…これには、思わず背筋がゾクリとしました。
そして、その直後の彼女の表情の変化が、これまた素晴らしいの一語。 (わかってる…本当はわかってるわ「ファントム」…!)と心の中で呟くミラージュ…いえ、もうこの時点(ミラージュがファントムに掴みかかったその瞬間)では殆どファントムとの人格統合が成されたのではないかと思えますので、元々の人格である「ユーリ」と言うべきか…。 切り離し、無くしていた感情を取り戻したかの様な、一瞬の呆然→自らの境遇を自覚し、こみ上げる何かを唇を噛んで堪えるかの様な表情の流れには、胸が熱くなりました。
今回の話しを読んで、ナイもモチロンですけど、彼女もまた救われるべきだ…私は強くそう感じました。 ただ、洗脳されて「黒い幽霊」の指示に従ってきただけの(しかも、当時の記憶も無くした)ティム・バレやパティと異なり、ユーリは自覚的に「黒い幽霊」に加担してきたワケで、その罪を背負わざるを得ない事を思うと…どうしても悲劇的な流れも感じてしまいます。 果たして、椎名先生は彼女をどの様に処遇なさるのでしょうね…。
そして、ナイと言う存在を切欠に、正にピンポイントでユーリの葛藤を導き出したフェザーのコンダクトには舌を巻きます。 これは確かに同じ時空に在る者の所作ではないですね…ある程度の状況を把握できている、目線が異なる高さにあってこそ出来る業でしょう。 ただ今回、その為に皆本を操った事に関しては、peaceyさんが仰っている様に、あまりにも普段の皆本らしくない言動故に、作中でその不自然さをどう処理するのかは気になるところです。 いえ、憑依皆本の言ってる事は、理屈では正しいのですけどね。 ただ、私たちが読者目線で感じた違和感は、長年生活を共にしているチルドレンも当然ながら感じていておかしくないハズですし。
>ちなみに僕は、爆弾は、(レアメタルへの細工と同じように)洗脳解除を察知して起爆する自動型か、洗脳解除を「黒い幽霊」の人間が確認してリモコンで起爆する手動型のどちらかだと考えていて、どちらにしろ爆弾除去が先という事実は動かないと考えています。 私は当初、強力な念波の干渉を受ける事で起爆装置が起動するのかと思っていたのですが、今回「洗脳が解ければナイは死ぬ」となっていましたので、恐らくpeaceyさんのご指摘の通りでしょうね (^^) この場合、自動型だと恐らく洗脳解除に伴う脳波や内分泌系の変化などを感知してって事になるでしょうから、タイムラグとの勝負になりそうでちょっと心配ですが。 一つ気になっているのは、いずれにせよナイの身柄を保護出来た後、果たして皆本はチルドレンにナイの置かれた状況(裏切り防止の為に、人間爆弾にされていた事実)を知らせるのだろうか…って事です。 紫穂あたりは勝手に知ってしまいそうですし、知っても(少なくとも表向きは)冷静に対処できそうですが、薫がそんな「事実」を知ってしまったら「黒い幽霊」への憎しみだけがネガティブに亢進されそうで、それも不安です。 或いは、パンドラがナイの身柄を掠め取って行くと言う展開も有り得るかもしれませんが…果たして?
いつも思うのはパティの能力が、まだ十分に生かされていない点です。
パティの微粒子化能力ですが、衣類ごと粒子化できてるわけですよね。 生物の他の個体は微粒子化できないのでしょうか。
つまり、ナイの身体を爆弾だけ残すように微粒子化していって、別な所で再構成するんです。 爆弾を取り出すのではなく、爆弾を残して体だけ粉にして篩い分けしてしまうんです。
これ最強の外科手術だと思うんですが。
>ナイの身体を爆弾だけ残すように微粒子化していって、別な所で再構成
Σ( =□=) こ、これは盲点でした…もしそれが可能ならパティさん、最強ですねw 問題があるとすれば、自分の体の丸ごと粒子化とか(視覚等で)感覚的に認知できる範囲(体に纏う服など)の粒子化なら兎も角、他者の体内と言う認知し難い部分の粒子化をどうコントロールするのかって事かなあ…。 まあ、大気中に拡散した花粉のコントロールも出来た位ですから、パティの合成能力には周辺状況を把握できる精神感応系能力も混在してると思えますので、ある程度は可能…かな? ただ、脳みたいに極めてデリケートな箇所となると、他の高超度な精神感応系能力者や空間認識能力者たるテレポーターとチームを組んだ方がよりベターな気はしますね。
他人の粒子化までできるとするのはちょっと難しそう。それが可能だとすると、厄介な敵を簡単に無力化できる(粒子化して、元に戻さず放置すればよい)ので、便利&強力すぎるという問題がありそうです。
私が少し前から気になっているのは、爆弾のことをミラージュに伝えた「黒い幽霊」の構成員のことです。そのことをわざわざミラージュに伝える意図がわからないんですよね。「黒い幽霊」側に何のメリットもない(特に、ミラージュを切り捨てることも織り込みずみならなおさら)ばかりか、むしろミラージュの離反を期待・ないし促してすらいるように思えます。
これは、まさしくそのように意図された何らかの伏線を椎名先生が用意しているのか、それとも単に読者に背景をわかりやすく見せるためだけでこれと言ったウラはないのか、どっちなんだろう………と思っています。
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「黒い幽霊」公式HPwww
「気ままに絶チル!」さま経由の情報です【http://anime.blog.shinobi.jp/Entry/671/】。
あまりに面白かったんでコチラでもご紹介。
椎名WEBの「お知らせ」頁なんですが、本当に久々に更新されていた模様…つか…。
http://www.ne.jp/asahi/cna100/store/info/info.htm
ナンジャーコリャ!www
先生、何こっそりと更新してはるんですか!?
うーん、長らくHP版の方は放置状態で、ここ暫くはブログ版完成原稿速報しか見てなかったもんで全然気が付きませんでした (^^;;;;
もうネタが満載…って、うわぁ、あの三人って「死亡」扱いなんだw
情報ありがとうございました!>「気ままに絶チル!」管理人さま
キャット・ウォーカー (6)
どーも、再びお邪魔させていただきます、通りすがりです。
今週号の感想、2chの本スレになかなか鋭いことを書いておられた方がおりまして、
その方へのレスとして書こうと思ったことなんですが、
現在絶賛べろべろばー大規制キャンペーン中(怒)ということで書き込めず、やむなくこちらへ。
冒頭、保健室で悠理が泣きじゃくるシーンなんですが、コレ表面上の展開を追うと
「創作ダンスの発表を抜けてしまったことを謝ろうとしたら、前回のミラージュにもらい泣き(?)するような形で涙が止まらなくなった」
ということだと思うんですけど、どうも裏があるっぽいんですよね。
部屋にはたまたまバレット・ティム(影チル)・パティと過去に自分が人形として操っていた3人が一堂に会していて、
彼らの目の前でユーリ(あくまで悠理ですが)が泣きながら謝罪の言葉を口にする…という。
まさに「正」に対する「裏」の表現です。
言われてみればコマ割りも悠理のアップ→パティ→ティム・バレ→涙 という流れですね。
これは巧妙な仕込みなのかな?と自分は思いましたが、なにぶん椎名センセのことですんで
「あーそう言えばそんな風にもなってるねー」とか普通に言われそうな気もします。
まー真偽のほどは定かではありませんが、改めて凄い作家さんだなと実感しましたよと。
そんな話でございましたとさ。
ユーリちゃんの公式設定が発表されました…。
ミラージュちゃんがユーリちゃんで、本体。
ファントムちゃんが、本心(本音)。
悠理ちゃんが、模擬人格。
えーーとですね…、以前から「実は悠理ちゃんが本体」を前提として感想してきた身としては、足場が瓦解したような気分です…(汗)。
でも判った事もあります。ファントムちゃんが「本心」だとするならば、これは皆本の子供時代と同じですね。
皆本母いわく
「この子……自分にウソついてガマンするの得意なのよ。ヘタに頭いいもんだから、いい子を演じてるうちに時々自分の本音がわからなくなっちゃうのよね」
こういう事なら、皆本が初対面で直感したのも得心がいきます。「お父様の愛情」もあるかも知れませんが、ユーリちゃんは自分で自分を縛っていたという事みたいです。
さて、僕の今回の感想は以上です。
「悠理ちゃんは模擬人格」という事実を捉え直すのが思いのほか大変なので、これにて失礼させていただきます…。
>悠理ちゃんは模擬人格
でもでも、彼女は自分がもし、『普通』であったらというミラージュ自体の夢であったのかも知れませんよ?
本人が気付いているかどうかは謎ですが。
あと、フェザーの正体は薫のような気が私もしてきました。
ナイだと思ってたのになぁ。ほら、髪に使っているトーンが一緒だし
>これは巧妙な仕込みなのかな?と自分は思いましたが、なにぶん椎名センセのことですんで
>「あーそう言えばそんな風にもなってるねー」とか普通に言われそうな気もします。
私もこれは椎名先生が意図的に施した演出だと思います (^^)
何しろ、ティム・バレの駒で、ステルスモードを発動させているバレットをもキチンと構図の中に組み込んでいますもんね。
単に悠理視点だけなら、これは必要のない演出だったハズですので。
今回のこの悠理(≒ユーリ)の謝罪シーンは、今後のユーリの自立の端緒と成り得る「キャット・ウォーカー」編の〆として、これ以上ない出来栄えだったと思います。
更に今エピソードでは、バベル勢とパンドラ勢の進む方向が、合流したのも興味深い。
これまで、個々のエスパーと言う現場レベルでのコンタクトは、チルドレン(主に薫)を通じて度々ありましたが、更にもう一歩進んで、現場上層部レベル(皆本や局長)までもが、パンドラ・チルドレンへの歩み寄りを見せたのは大きい…特に、非公式要請とは言え、パンドラの力を借りるなんてのは、内敵の多い局長にとっては相当の覚悟が要るハズなんですよね。
加えて、最後には指導者レベルでも歩み寄りが描写されましたが…こちらは、現場レベルほど単純な話ではないでしょうね f(^^;
兵部は、あくまで未来設計へ介入してきた不確定要素をあぶり出すのが目的ですし、そんな兵部の様子から彼が持つ独自の予知情報源の存在に気付いた蕾見姐さんも強かですw
現場レベルの理想に基づく合流とは異なり、この二人は互いに腹の探り合いをしながらの一旦の休戦協定ってカタチになりそう?
何れにしろ、「フェザー」を介して物語がまたうねりを見せ始めた様相ですね (^^)
それから前スレのpeaceyさんへのレスとして…。
私も、今エピソードでミラージュとファントムが、完全統合されたとは思っていないんですね (^^)
前回のミラージュがファントムに掴みかかったシーン、この段階では一旦統合は成されたと思ってます。
しかし、人格統合って、キチンとしたプロセスを踏んで人格分離の問題点を明らかにしてそれを本人にも納得させなきゃいけない、そんな時間のかかる“治療”のハズですし、問題が解決してない以上は再分離の危険だってあるハズ。
ユーリが「黒い幽霊」の側に居続ける以上は、分離の根本的な原因となったストレス自体は何も改善されないワケですから、ファントムが再び現れても何も不思議ではない…と、私は思ってます。
お久しぶりです…。
あれからずっと「悠理ちゃんの存在意義」について考えていたのですが、結局「解らない」という結論に達しました…。
ミラージュちゃんとファントムちゃんが同一人物である事は判るのですが、なんとなく悠理ちゃんは別人と言いますか…別個のように感じてしまうんです…。いえ、「お人形」なので当たり前といえば当たり前なのですが。
アシュタロス的表現をお借りして、ユーリちゃんにとって悠理ちゃんは「道具」なのか「作品」なのかも考えてみました。それこそkeymonさんのおっしゃる「『普通』であったらというミラージュ自体の夢」=「作者の心が反映された作品」である可能性が高そうなのですが…、そうじゃないかも知れないという思考もあり、結論に対して二の足を踏んでしまいます…。推測に対してヘッピリ腰になっている僕がいます(汗)。
悠理ちゃんへの捉え方がある程度形成されていないと感想を抱く事が出来ないのですが、それでも今の僕は「そうかも知れないし、そうじゃないかも知れない。現時点では解らない」という結論に達するしか出来ませんでした。
今後しばらくは「悠理ちゃんの存在や行動がユーリちゃんとってどれほどの意味があるのか? どこまで影響があるのか?」に着目しながら、悠理ちゃんを見守りたいと思います。
『絶チル』第20巻は、今日発売です
と言うワケで、何故か職場からアクセスw(ぉぃ
今巻の購入特典については、すでに絶チル系ブロガーさん方が押さえて下さってますけど、遅ればせながら一応こちらでも。
で、今回は以下の3店舗になりますね。
・恒例の、「とらのあな」さま、イラストカード【http://www.toranoana.jp/info/comic/100218_z-child/】
・同じく、「アニメイト」さま、メッセージペーパー【http://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1002757】
・で、前巻に引き続きの新興勢力w、「紀伊國屋書店」さま、描き下ろしペーパー【http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#sunday】
「気ままに絶チル!」管理人さまが本日の「絶チル買うツアー」を提唱されていて【http://anime.blog.shinobi.jp/Entry/656/】私も参加したかったのですが…どうも定時に上がれる見込は全く無し、つか、また帰りは遅くなりそう orz
で、明日も都合が悪いし、明後日も朝から仕事…ツアー参加どころか、名古屋まで『絶チル』を買いに行く暇自体が無かとよー!!
と、テンパッりまくった私がブチ切れて採った道は → 今日、半日休暇取って、午前中に弾丸単独買い物ツアーを決行してきましたwww
本当は一日休みを取りたかったんですけどね…1月からこっち休日出勤の連続で、いい加減代休取りたかったですし…でも、半日が精一杯でした orz
お陰で時間との勝負の中、効率重視で高速巡回となりましたが、何とか上記3店舗+ゲマズを周り切れました(それにしても、まさか自分の部下がマンガ買う為に年休取ったなどとは、如何な上司と言えども解りますまいw)
とら&メイトは入荷量も多いでしょうから後日に回しても別に心配なかったのですが、問題は紀伊國屋さん…入荷数見込も把握できないですし、出来れば発売当日にGETしておきたかったんです。
で、名古屋名鉄店開店直後に突貫しましたところ…新刊コーナーで9冊平積み、既刊棚の前にも5冊平積み。
開店直後でしたし恐らくまだ店頭に出してなかった分もあるでしょうから、前巻に比べてかなり特典付きの入荷が増えた印象です。
前巻での問い合わせの多さとか売上実績などが加味された結果だとすれば、嬉しい事ですね (^^)
その肝心のペーパーは、なんとA4版と言う大振りさw
画柄もバレンタインをモチーフにした皆本+チルドレンver.でとても微笑ましく可愛らしいイラストです。
物自体は元稿から普通にコピーした感じですが、むしろアニメイトの特典よりも綺麗に印刷されています。
一つ残念なのは、(名古屋名鉄店では)このペーパーが4つ折りになってコミックスに封入されていた事です…うーん、イラストの印刷も綺麗なだけに、折り目がクッキリついちゃってて勿体ないなあ (TT)
ともあれ、特典付与につきましては、本当に有難うございました>各店舗様
ちなみにゲーマーズも覗いてみたのですが、こちらは特典無しでした。
或いはメイトとの共通イラストでも付いてるかなって期待したのですが、ちょっと残念。
さて、感想等はまた後日として、そろそろ仕事に戻ります (^^;;;;
あ、でも一言だけ感想を…オマケマンガについてですが、思春期少年のリビドーを慮るのならば、「ちち」「しり」が有って「ふともも」が無いのは如何なものか!?>椎名先生
正にその三位一体、井戸に向かってイドを穿つ咆哮こそが、思春期なればこそ!www
無事に20巻特典手に入れることが出来ました。でも帰ってきたらブログがメンテ中で更新できずw
紀伊国屋書店さんの特典には私もびっくりしました。A4とは想定外です。
本当に折り目無いバージョンも配っていただけたらよかったですね。
今日HPで在庫を確認したところまだ有るようでしたのでご購入されていない方はぜひどうぞ。
椎名先生のサイン会から紀伊国屋書店さんとはパイプが出来たのでしょうか?
そうだとかなりうれしいですね。(まぁ本を買う冊数は増えてしまいますけど)
これからもサイン会のたびに特典がつくお店を増やしていただければと思います。
今度は唐突にツアーとか出なくちゃんと予告して行いますかね。
絶チル買って食事に行って集団で黙々と読んでいる光景w
前巻、ウツミさんが兵部の下に回収されることになったいきさつをオマケでやってくれなかったのが残念だったので、今巻ちょっと期待していたんですが、期待かなわず………と言うか、今巻はウツミさん出番ないんで当然っちゃー当然なんですけど(笑)。
でもほんと、ウツミさんにまつわる話は情報量が少ないので、もうちょっと見たいですね。さぷりめんとでの設定開陳はなかなか難しいでしょうか。
内容の方は、いよいよ「ユーリ」「ミラージュ」「ファントム」にまつわる謎が明らかになりつつある頃の話で、またワクワクしながら再体験できました。そして皆本と局長の言葉を通じて繰り返し主張される「今できる最善を尽くすことが未来を作ることに繋がる」というテーマが一貫しているところがいいですね。その理想を体現しつつある薫を、私も褒めてやりつつなると同時に、皆本の奮闘の甲斐あって、これだけまっすぐに育った薫を、(皆本が死ぬわけでもないのに)「破壊の女王」の未来にどうやってつなぎうるんだろう?という所は興味深いポイントです。(前巻兵部がちらっと漏らしたセリフによれば、世界情勢がにっちもさっちも行かなくなってやむなく………という辺りらしいですが)
> 椎名先生のサイン会から紀伊国屋書店さんとはパイプが出来たのでしょうか?
まったくの当てずっぽうですが、どっちかと言うと小学館側からのアプローチなんじゃないかと予想しています。サンデーの売れ行きがいよいよ下降線を辿るばかりなので、これまであまりやらなかったタイプの営業活動にも力を入れつつあるんじゃないかなあ、と身も蓋もないことを(笑)。
キャット・ウォーカー (5)
取り敢えず決着…しかし結局、ナイの身柄確保には至らず、でした。
ナイ&ユーリ共々、バベルに捕縛される事無く逃げおおせた様ですね。
でも、今回のエピソード前と後とでは、ユーリの立ち位置は(少なくとも彼女の内心上)相当に違ってきそうです。
感情を凍らせてエスパーに対しても冷酷であろうとしていたのに、本来持っていた優しさを思い出してしまったユーリ。
今まで陰で暗躍するのが彼女のスタイルであったのに、自分の身を晒してまでもナイを庇おうとする姿…例え「道具」であってもナイに生き続けていて欲しいと願ったその心からの叫びには、胸が熱くなりました。
そしてそんな優しさを取り戻しても尚、ナイに生きていて貰う為に、そして「お父様」を捨てる事も出来ないであろうユーリは、恐らくまだ「黒い幽霊」の元に居続けるしかないのではないでしょうか…。
ですから、これからの彼女は厳しい感情の葛藤の中で生きていく事になるのかもしれませんね…それも何だか辛いなあ。
だって、ユーリがフォース・オブ・アブソリューションに自らの身を晒されながら、そのまま「灼かれてしま」いたいとさへ思ってしまったシーン、これが全てを表現してます。
それで自分が「生まれ変われる」かもしれない…ユーリが抱いたその想いって、裏返せば “今の自分” を否定してるって事ですから。
恐らく、彼女は自分のやらかして来た事を理解していますし、「黒い幽霊」に居続ける以上、これからもその様に生きていかなきゃいけない事も理解してる。
そんなどうしようも無い「現実」の前に、優しく暖かい薫のもたらした光の中で全てを投げ出して楽に成りたい、そんな思いに駆られたのだろうな…私にはそう思えて、読んでいて無性に悲しくなりました。
しかし、トリプルブーストによって洗脳と言う他者の干渉から解放されたティム・バレやパティとは異なり、自分の意思で「黒い幽霊」の一員であったユーリは、この光の中でさへも全てをリセットする事は出来ません…例え、どんなにそれを望んでも無責任に “全てを忘れて” 一からやり直すってワケにはいかないのですよね。
だから、彼女を最終的に救えるのは…多分、彼女自身なのでしょう。
フェザーの采配のお陰で、ユーリは本質的な部分で解放されたと言えましょう。
でも、彼女が本当の笑顔を取り戻すには、もう少し時間が掛りそうに思えます。
ユーリはバベルに身柄を抑えられた方が、彼女にとってまだしも幸せへの近道だった様な気がしますが…
しかし、ネックになるのが、やはりナイに埋め込まれた爆薬。
何よりも今回描かれた起爆装置のレスポンスの早さに驚きました…先に、問題点として洗脳解除と起爆とのタイムラグについて触れましたけど、この早さではタイムラグどころか、トリプスブースト自体が「禁じ手」として封ぜられたも同然に思えます。
これでは、洗脳解除よりも先行して爆薬除去を行わねばナイの命が保障された事にはならないと思われますし、これに加えてもしも無線による手動起爆さへも可能だとしたら…益々ナイの身柄確保は難易度の高いミッションになりそうな予感。
或いは、ナイも含めて当面は動かし難い境遇になるのかもしれませんね…そうなると尚更に、ユーリにとって雲居悠理としての生活は、何にも代え難い救いになるかもしれません。
さて、やっぱりチルドレンも皆本@フェザーに対しては違和感感じていた様ですね (^^)
そして、その正体をも喝破していた紫穂は、流石と言うべきかw
ええ、この展開は歓迎です。
もしも…違和感を感じつつ、それでもチルドレンが皆本を疑わない様な展開になった場合、この違和感はそのまま皆本への不信感へと変換されても不思議ではなかったですからね。
ところで、椎名先生って本当にさり気無い一コマでも無駄にしないなって感心しました。
一旦、身体の主導権を取り戻した皆本が、トリプルブーストを解禁しようと端末を見てハッとするシーン。
この時の端末画面は、フェザーが既にブースト解禁しようとしてアクセスしかかった状態になっていたワケで、それに皆本は気付いたワケです。
敏い皆本のことですから、今回フェザーが現われたのは、単純に【ブーストの邪魔をする=爆弾テロを幇助する為】だったのではない事にも直ぐに気付いたでしょう。
皆本も、当初はトリプル・ブースト解禁が妨害された事で(やはりフェザーは敵かもしれない)って思いもしたでしょうけど、これによってフェザーの行動には何らかの意図があったのだろうって事にも恐らく思い至っているハズです。
それだけの事を、このたった一コマだけで描写しているのですから、これには感嘆させられます。
>私が少し前から気になっているのは、爆弾のことをミラージュに伝えた「黒い幽霊」の構成員のことです。そのことをわざわざミラージュに伝える意図がわからないんですよね。
テオドールは、ユーリにとっては「黒い幽霊」からのメッセンジャーってポジションですが、彼自身はユーリの監視役も兼ねているのだろう、私はそう思います。
で、彼女にナイの爆弾の事を伝えたのは、監視対象を試しているのだろうな…と。
この揺さぶりを受けても、尚、今まで通りにナイを冷然と切り捨てる事が出来たのなら、ユーリは彼らにとってまだ暫くは利用価値のある「道具」だと確認できます。
逆に、情にほだされて任務よりもナイを優先してしまうならば(正にそんな展開になってしまったのですが)、「あのお嬢様も道具としてはもう寿命だな」って疑念への確証が得られる事になります。
まあ、確証を得たからと言って直ぐに捨てるってワケでもないでしょうけど、これによってユーリはもう「卵を産ま」なくなった「ガチョウ」と認識されてしまったかもしれません。
これからは、表向きは「お嬢様」として立てつつも、いつ切り捨てても惜しくないそんな程度の道具として、必要な局面になれば簡単に捨て駒にする事も厭わないのではないでしょうか。
さぷりめんと(95)
いやいやカズラちゃん、どんなものでも女の子の水着姿は眩しいんですよ☆
そしてパティちゃんは…、薫とは欲望のベクトルが違うのですねw
カガリくんは…悪魔の実の能力者みたいな…w
転校初日はあんなに格好良かったカガリくんが、どんどんヘタレて…もとい等身大の男の子になってゆくようですw
それから、この号が発売された時の現実世界は雪が降るほど寒かったので、最初読んだ時「夏だっけ???」とちょっと唖然としてしまいましたw 登場人物がほとんど長袖なのでそう思ってしまったのかも知れません。任務服にノースリーブが駄目なら、これはもうシースルー素材を採用してもらうしかありませんネっ!w
本編は、もうギリッギリの「ここしかない」というピンポイントに落とす椎名先生の手腕に感嘆しきりです…!!!
「ナイちゃんの洗脳は1回のブーストでは解けないかも知れない」という最終手段に賭けるフェザーさん、意識を取り戻す皆本、ブーストするチルドレン、ナイちゃんを助けるミラージュちゃん、ナイちゃんの危機、皆本から主導権を取り返し解禁中止するフェザーさん、離脱するミラージュちゃん&ナイちゃん。
何と言っても、全員が目的を達している事が凄いです…!!! しかも妥協なしの全力でぶつかっての結果ですから、それはもう奇跡のように凄い事だと思います…!!!
そして、ミラージュちゃんが「黒い幽霊の娘」としての体裁を保ちながらナイちゃんを助けた事が印象的でした。
チルドレンに対してイメージを損なわない事は勿論、テオドールに対して「ナイはまだ利用価値があるから生かした」という主張が通りそうです。まぁ疑われるでしょうけど、現段階では深く追求されないはずです。
「強制解放(フォース・オブ・アブソリューション)」は「黒い幽霊」の洗脳を解く技ですけど、「女王による赦し」という側面もあると思っています。
洗脳されて様々な罪を犯していたとしても、ここからやり直せる…と言いますか…、上手く言えないですけど「罪悪感からの解放」みたいな意味合いもあると思うんです。
ただ、るかるかさんもご指摘されているように、ユーリちゃんは事情があったにせよ自覚的に「黒い幽霊」に加担していたので、そう簡単に無罪放免にはならないし、なってはいけないのでしょう…。事情があったからこそ情状酌量の余地もあると思うのですが…、「黒い幽霊」の被害者は納得しないでしょうね…。
お父様の意志に背くという大きな一歩を踏み出したミラージュちゃんですけど、まだまだ希望の光はおぼろげにしか見えない感じです…。
ちなみに僕は、ミラージュちゃんとファントムちゃんの統合はまだ成されていないという見解です。ゴメンナサイ(汗)。
首を絞めるという行為はもろに“抹殺”なので、それで“統合”はしないかもという点と、分裂していた人格の統合という見せ場を椎名先生はあんなアッサリ描写しないハズという点が根拠です。 ガンコですいません…(汗)。
ファントムちゃんの存在理由は「反発心」なので、ミラージュちゃんが「黒い幽霊」に立ち向かう上では心強い味方になってくれると思ってます。
それから、ふと、ユーリちゃんからミラージュちゃんとファントムちゃんの部分を引いた残りが悠理ちゃんなのかも知れないと思いました。その存在は無垢にして抜け殻…すなわち「お人形」なのかも…なんて思いました。
そして、3つの人格が統合されて初めて「黒い幽霊」に対抗できるのかも知れないと思いました。
さてさて、次回で今エピソードは締めみたいですけど、葵のパンチラはこれで見納めなのでしょうか…?w 「無地かと思っていたら柄物! 一粒で二度おいしい!!」みたいな感じでそこそこ満足なんですけど、もう一押しあったら更に嬉しいですw
フェザーさんは精神体なので捕らえる事はほぼ不可能だと思うのですが、紫穂が電撃を使ったら判らないですね。紫穂ならやりかねないですw
締めは、やっぱり創作ダンスになるのカナ?
蛇足:ナイちゃんの悲鳴は「にゃあああああーーーっ!!」かも知れないと密かに期待していましたw さすがに緊迫感が欠けるのでそれは無しですよネ。
キャット・ウォーカー(4)
さぷりめんと(94)
この夏服が採用されていたら、この漫画の人気が一割上がったかも知れないと思いましたw
そして、絶対領域が却下されていたら、この漫画の人気が一割下がっていたかも知れないと思いました。
何と言いますか、薫の欲望は尊重されるべきなのかも知れませんw
椎名先生って短髪のキャラって苦手でしたっけ?w マッスルが唯一の成功例??
この3人は実はそんなにかぶってないんですけど、ただデフォルメした時に危ないんですよネw
しかし…、きっとパティちゃんは3コマ目の画からだけでも色々と妄想できるのでしょうね……(汗)。
本編は、ナイちゃんがスパッツを着用している事に愕然…もとい感心しました。
自身の戦闘スタイルにスカートがそぐわない事を解っていて、スポーティーかつキュートなスパッツを着用する事により、活発な動きとパンチラ防止を両立させています。ナイちゃんが社会的常識を身に付けていた事がとても嬉しいです。…たとえパンチラの可能性がゼロになったとしても…!!w
冗談はさておき、ナイちゃん、チルドレン、フェザーさん、ミラージュちゃんの想いが激しく交錯するとてもスリリングな回でした…!!!
まず、ナイちゃん。
モッテモテの修行を経て猫の動きを体得していましたニャー♪ スカートの中から奇襲なんて『絶チル』界でトップ5に入るくらい素敵な技だと思いますw ラストの葵の帽子の中からの襲撃では「こんにゃろー!」という心の声を僕はしっかり聞きました。これはもうOVAの初回特典の候補に「ナイちゃん(猫ver.)のぬいぐるみ」を入れなくてはw
しかし、全体を通じてハッキリ思うのは「なぜナイちゃんがこんな事をしなければならないのか!?」、「なぜナイちゃんがこんな目に遭わなければいけないのか!?」という事です。わずか8才の女の子が爆弾とかヘンタイとか刃物とか殺すとかが横行する場に居る事が悲しくてなりません…!! なにかもう、『化物語』のあとがたり『なでこスネイク』編における神谷さんの「助けてあげなきゃ駄目だよ!」という気持ちが解ったようでした…。
つづいて、チルドレン。
皆本をよく知るチルドレンにとって、今回の皆本の発言はとにかく不可解なものだったでしょう…。「ブーストするな」、「手加減するな」…、なによりも淡々とした口調が一番皆本らしくありません…。それでも指示に従うのは普段の信頼関係からでしょうね…。
薫が、まだ嫁入り前なのに上半身半裸にされてもひるまないのは、きっと誰よりもナイちゃんを解放したいと思っているからでしょう…。洗脳の呪縛が見えるので尚更だと思います…。
皆本に憑依したフェザーさん。
彼女の最重要事項は「この場でナイちゃんにブーストさせない事」。一見、非情に見える言葉の数々は、ただただナイちゃんの命を救うため…!! 淡々とした口調は実はフェザーさんのもので、そこから彼女の心情を窺い知る事ができます…!
あとはミラージュちゃんが仲裁に飛び出して来るのを待つだけなのですが、…もしかしたらフェザーさんにできるのはここまでなのかも知れないですね…。詳しい事情は判りませんが、この場をフェザーさんが解決しては何かマズいような気がします。
それにしても…、もし皆本がナイちゃんの事情を知っていたら、どんな対応をしたのでしょう?? なんとなくフェザーさんと同じように力づくで抑えつけていたような気がします…。それとも全く別の作戦を立てたでしょうか……。
ちなみに僕は、爆弾は、(レアメタルへの細工と同じように)洗脳解除を察知して起爆する自動型か、洗脳解除を「黒い幽霊」の人間が確認してリモコンで起爆する手動型のどちらかだと考えていて、どちらにしろ爆弾除去が先という事実は動かないと考えています。
そして、ミラージュちゃん。
本心はナイちゃんを助けたい事が判ります。でもお父様はそれを望んでいない…。どうやら「お父様の愛情」こそがユーリちゃんを真に縛っているものみたいですね…。
ちょっと言葉が悪いですけど、チルドレンがバベルに拾われたように、真木さんや澪たちがパンドラに拾われたように、ユーリちゃんは「黒い幽霊」に拾われた…! たとえ非人道的組織の首領だとしても、ユーリちゃんにとっては唯一無二の父親…! 実の親子か義理の親子か確定していないにしても、それを裏切るのは容易な事ではありません…!
ただ僕は、お父様のユーリちゃんに対する愛情はゼロではないと信じたいですっ! 補正されたとしても、ユーリちゃんの家出にヘコんでいた事もあった訳ですし。そもそもこんな可愛い女の子を愛さない理由がどこにあるんだコノヤロー!w
次回は、詰まるところ、薫が動くのが先かミラージュちゃんが動くのが先か、という事になりそうです。
と言いましても、薫は皆本不在ではブーストできないので、ナイちゃんを見逃すのかも知れないと思っております。
ミラージュちゃん(またはファントムちゃん)がナイちゃんに撤退を告げるのが最良の展開なのですが、それはそれで2人の今後が心配です。
希望的観測は多々あれど、実現困難な要素もまたあるので、本当に次回がどうなるのか判りません。週刊連載の醍醐味を噛みしめつつ、ワクワク☆ハラハラ☆ドキドキしながら次回を待っております。
初めてかきます。
すごく面白かったです。皆本のなかにフェザーが入ってどうなるのだろうと思います。 そして、薫はどうするのだろうと思います。今、チルドレン達は皆本がどうなっているかとか、ブーストをして、催眠がとけたらどうなるかなどを知らないのできになります。
『教育的指導』の頃から気になっていたのですが、椎名先生自身が「堕落したよいこ」なんだと思います。
ミラージュの「よいこ」へのしがみつき方が、実感ありますもの。
私も自己愛型人間なので、「親の愛を自らの愛で買わないといけない」立場の子どもの気持ちは分かります。それはつらいですよ。
愛を取引きすべき資源(好意とか有能さとか)が失われたら、親から愛情が得られなくなるという恐さは、人生を歪めてしまいます。
歪んだ果てに「ミラージュ」と「ファントム」に分裂してしまったわけですが、椎名先生がすごいのは「ミラージュ」と「ファントム」が便宜上の道具として作った「ユーリ」が人格統合の核になるという仕掛けが施してあるという所です。
これが、結婚して子どもができるなどの人生経験から来る自身の成長によるものではなくて、『教育的指導』の頃すでに「頭が良すぎて滑稽なほど孤立する天才」を描いている時点でテーマとして内在しているのですねぇ。
つまり、マンガ家になる前に「ユーリ」による統合を自身が果たしている、そしてそれを自覚しているという事がすごい。
ファンに評価されている以上に、知的に早熟な人だったように改めて思います。
今回の見所は、薫のブラチラ…じゃなくて、ユーリの葛藤シーンですね、やはり。
「お父様」に逆らう事を放棄していたユーリですが、それは取りも直さず自分の感情の放棄でしかなかったのでしょうね。
エスパーを冷酷に切り捨てて行く「お父様」に加担し続ける行為が、ユーリにとって本心ではどんなに辛い事だったのかが良く解るエピソードでした。
しかし、どんなにそれが辛くても、「お父様」から受ける愛を(例えそれが仮初のものでしか無かったとしても)失う事は、彼女にとってそれ以上の恐怖だったのでしょう。
「お父様」に自分を見続けていて貰う為には、「お父様」の期待に応え続けねばならなかった。
故に、その為にこそ切り離された感情の一旦が、ファントムだったのですが…ナイを切り捨てる事へ逡巡する事で、多分、本来のユーリが戻りつつあったのでしょうね。
このタイミングでファントムが現れたのは偶然ではなく、正に戻りつつある感情の表れとしての必然。
そして、当のファントムからその現実を突き付けられ、遂に激したミラージュがファントムに掴みかかったシーン…これには、思わず背筋がゾクリとしました。
そして、その直後の彼女の表情の変化が、これまた素晴らしいの一語。
(わかってる…本当はわかってるわ「ファントム」…!)と心の中で呟くミラージュ…いえ、もうこの時点(ミラージュがファントムに掴みかかったその瞬間)では殆どファントムとの人格統合が成されたのではないかと思えますので、元々の人格である「ユーリ」と言うべきか…。
切り離し、無くしていた感情を取り戻したかの様な、一瞬の呆然→自らの境遇を自覚し、こみ上げる何かを唇を噛んで堪えるかの様な表情の流れには、胸が熱くなりました。
今回の話しを読んで、ナイもモチロンですけど、彼女もまた救われるべきだ…私は強くそう感じました。
ただ、洗脳されて「黒い幽霊」の指示に従ってきただけの(しかも、当時の記憶も無くした)ティム・バレやパティと異なり、ユーリは自覚的に「黒い幽霊」に加担してきたワケで、その罪を背負わざるを得ない事を思うと…どうしても悲劇的な流れも感じてしまいます。
果たして、椎名先生は彼女をどの様に処遇なさるのでしょうね…。
そして、ナイと言う存在を切欠に、正にピンポイントでユーリの葛藤を導き出したフェザーのコンダクトには舌を巻きます。
これは確かに同じ時空に在る者の所作ではないですね…ある程度の状況を把握できている、目線が異なる高さにあってこそ出来る業でしょう。
ただ今回、その為に皆本を操った事に関しては、peaceyさんが仰っている様に、あまりにも普段の皆本らしくない言動故に、作中でその不自然さをどう処理するのかは気になるところです。
いえ、憑依皆本の言ってる事は、理屈では正しいのですけどね。
ただ、私たちが読者目線で感じた違和感は、長年生活を共にしているチルドレンも当然ながら感じていておかしくないハズですし。
>ちなみに僕は、爆弾は、(レアメタルへの細工と同じように)洗脳解除を察知して起爆する自動型か、洗脳解除を「黒い幽霊」の人間が確認してリモコンで起爆する手動型のどちらかだと考えていて、どちらにしろ爆弾除去が先という事実は動かないと考えています。
私は当初、強力な念波の干渉を受ける事で起爆装置が起動するのかと思っていたのですが、今回「洗脳が解ければナイは死ぬ」となっていましたので、恐らくpeaceyさんのご指摘の通りでしょうね (^^)
この場合、自動型だと恐らく洗脳解除に伴う脳波や内分泌系の変化などを感知してって事になるでしょうから、タイムラグとの勝負になりそうでちょっと心配ですが。
一つ気になっているのは、いずれにせよナイの身柄を保護出来た後、果たして皆本はチルドレンにナイの置かれた状況(裏切り防止の為に、人間爆弾にされていた事実)を知らせるのだろうか…って事です。
紫穂あたりは勝手に知ってしまいそうですし、知っても(少なくとも表向きは)冷静に対処できそうですが、薫がそんな「事実」を知ってしまったら「黒い幽霊」への憎しみだけがネガティブに亢進されそうで、それも不安です。
或いは、パンドラがナイの身柄を掠め取って行くと言う展開も有り得るかもしれませんが…果たして?
いつも思うのはパティの能力が、まだ十分に生かされていない点です。
パティの微粒子化能力ですが、衣類ごと粒子化できてるわけですよね。
生物の他の個体は微粒子化できないのでしょうか。
つまり、ナイの身体を爆弾だけ残すように微粒子化していって、別な所で再構成するんです。
爆弾を取り出すのではなく、爆弾を残して体だけ粉にして篩い分けしてしまうんです。
これ最強の外科手術だと思うんですが。
>ナイの身体を爆弾だけ残すように微粒子化していって、別な所で再構成
Σ( =□=)
こ、これは盲点でした…もしそれが可能ならパティさん、最強ですねw
問題があるとすれば、自分の体の丸ごと粒子化とか(視覚等で)感覚的に認知できる範囲(体に纏う服など)の粒子化なら兎も角、他者の体内と言う認知し難い部分の粒子化をどうコントロールするのかって事かなあ…。
まあ、大気中に拡散した花粉のコントロールも出来た位ですから、パティの合成能力には周辺状況を把握できる精神感応系能力も混在してると思えますので、ある程度は可能…かな?
ただ、脳みたいに極めてデリケートな箇所となると、他の高超度な精神感応系能力者や空間認識能力者たるテレポーターとチームを組んだ方がよりベターな気はしますね。
他人の粒子化までできるとするのはちょっと難しそう。それが可能だとすると、厄介な敵を簡単に無力化できる(粒子化して、元に戻さず放置すればよい)ので、便利&強力すぎるという問題がありそうです。
私が少し前から気になっているのは、爆弾のことをミラージュに伝えた「黒い幽霊」の構成員のことです。そのことをわざわざミラージュに伝える意図がわからないんですよね。「黒い幽霊」側に何のメリットもない(特に、ミラージュを切り捨てることも織り込みずみならなおさら)ばかりか、むしろミラージュの離反を期待・ないし促してすらいるように思えます。
これは、まさしくそのように意図された何らかの伏線を椎名先生が用意しているのか、それとも単に読者に背景をわかりやすく見せるためだけでこれと言ったウラはないのか、どっちなんだろう………と思っています。