ここは、椎名高志先生が週刊少年サンデーで連載している、「絶対可憐チルドレン」に関する意見や感想を書き込むための掲示板です。 詳しくは、この掲示板についてをご覧下さい。
セブンス・ヘブン(3)
鳳翼天翔
フェザーが天空へと還っていきました・・・。
しかし正直なところ、僕の印象は混濁しています・・・。 チルドレンや皆本や兵部が聞いたメッセージは、果たして未来からなのか、それとも各自の深層心理からなのか、判然としないからです・・・。 無論、この辺の解釈は各々の読者に委ねられているのでしょうが・・・。 うーん・・・、やっぱり僕は知ったかぶりで思わせぶりな言動をするフェザーを、もうひとつ好きになれません。 椎名先生的には、そういう役割を任せるのに適したキャラクターだったのかも知れませんが・・・。 うん、僕はフェザーが嫌いです。(←結論)
今回はちょっと抽象的な内容で、やや僕の理解の外のようで、ちょっぴり困惑していますが、次回で中学生編が完結するようなので、しっかり見届けたいと思います。 「長期休載」というワードが気になりますが、とりあえず今は気にしない方向で(汗)。
セブンス・ヘブン(2)
本末
フェザーの真実が解明されました・・・! どうやら「未来のエスパーの統合思念が現代のレアメタル結晶に宿った意識体」ではなく、「破滅の予知への対抗力がレアメタル結晶に収束した情報統合思念体」という事みたいです・・・。 平たく言えば、伊号たちの予知への観測者効果が具象化した存在、それがフェザーのようです。
チルドレンは未来の破滅を知っていますが、薫が皆本に撃たれる事は知りません。 しかし、不二子ちゃんや兵部は知っています。なにげにインパラヘン王国の巫女たちも知っています。 私見になりますが、そういう予知を知る者たちが断片的にでも想像・空想・妄想した未来が、統合されてフェザーが「記憶している」未来となり、あたかも体験したように錯覚していたのかも知れません。 大人のユーリちゃんが顕現したのも、ナイちゃんをかばって浴びたブーストが、ユーリちゃんの深層心理をフェザーに反映させた結果なのかも知れません。 加えて言いますと、今までに兵部がギリアムを殺害する機会は2回ほどありましたが、仮に兵部が実行に移していたとしてもギリアムは致命傷を免れて、より狂気を増大させていたのかも知れません。 まぁ僕的には・・・、「超中二病的存在がフェザーである」という考え方が一番解り易いのですけどね(苦笑)。 ともあれ、重要なのは、フェザーは未来ではなく、あくまで現代からのアプローチであるという事です。
ここからが本題ですが、個人的にはこの解釈には素直に頷けません。 少なくとも今は「そうだったのかフェザーさん!」と納得する事は難しいです。 なぜならば「後付け感」が払拭できないからです・・・。 椎名先生は途中までフェザーを「未来からの使者」として描いていたはずです。 そうじゃなかったとしても、多くの読者はそういう印象を持ったはずです。 その齟齬が納得を妨げているのが現在の心境です。 もちろん椎名先生ですから、(おそらく)今までの描写と矛盾するような事は(たぶん)無いのでしょう。 後付け感の是非ではなく、あくまで読者の印象の問題なので賛否両論がありそうなのですよね・・・。 そして僕は、無理矢理に納得するでも頭ごなしに否定するでもなく、もう少し様子を窺いたいと思います。
そんな大人たちの小難しい思惑を飛び越えて、チルドレンは純粋ですね。 きっとこの大雪にもテンションを上げる事が出来るんだと思いますw 結局僕もチルドレンが好きなので、彼女たちが決めた事なら支持するだけです☆
御無沙汰しております。鼎です。 実は、薫が皆本に撃たれる未来が消失して、「いよいよ打ち切りか?」とハラハラしておりましたが、一応中学生編(実際はフェザー編)終了という事で、作品には未来がありそうですね。
そこで未来というものをSF的に考えてみました。 過去のSF作品を見ると、だいたいおおまかにわけて時間線的未来像(ニュートン力学的なラプラスの鬼が存在して全事象が予測可能)と波動収束的未来像(波動力学的で波動の節となる収束イベントだけが観察できる)の二つに分けられると思うのです。 前者は一般にタイムパラドクスが起こるものでアンダースンの「タイムパトロール」のような作品で、後者はハーバートの「デューン・砂の惑星」の未来幻視のように、どんな経緯で起こるのか判らないがその事象が生じる事だけが確定している時間観です。 椎名先生は両方の時間観を御存知だと思うんです。 なので、作劇上、「破壊の女王が皆本に撃たれる」シーンだけは不変だと思うのです。(つまり、波動力学的時間観)いかにそのシーンに持っていくかが作家の腕の見せ所なのだと私は考えます。 なので、フェザーの来た未来は到来しない(言い換えれば、もはや存在しないし存在したこともない)のは確定ですが、「薫(のように見える女性の形をした存在)が皆本に熱線銃で撃たれる」予知だけは今後何度でも復活してくると思います。 先生の連載継続のお手並みに期待したいと思います。
ま、そこで今後、高校生編があると仮定して、面白そうな事態を想像しています。 仮にチルドレンたちが高校生になったとして、皆本の昇進があると思うのですよ。 そしてたぶん現場指揮官である主任から、特務部隊長の課長くらいに昇進すると思うのですが、そうすると階級も昇進しないといけないのです。 何巻か忘れましたが、中学生編の始めあたりで昇進していますから、現在、彼は一尉のはず。 これが昇進しますと、三佐。つまり少佐ですわな。 ついに、兵部と同格になるわけで、これで「兵部少佐と呼べ(怒)」と童夢つぶしかけられずに済むようになるわけでして。ああ、兵部の面を見てみたい(笑)
最後のどうでもいいネタを。 皆本が拘束されてるN県の海上炭坑都市ですが、私の住まいから15分ほどの橋の上から見えるのですよ。 いざとなったらチルドレンが暴れて壊しても惜しくない廃虚として選んだのでしょうが、どっこい。 この島、一応「明治日本の産業革命遺産」の一部で、世界遺産に申請中なんですよ。いやぁ、国の宝が世界の宝をぶっ壊していいもんでしょうか(笑)
このエピソード。薫の超音速飛行と葵の連続テレポートの組み合わせで急行するなど、初期のテーストが戻ってきた感じです。 少し安心です。
セブンス・ヘブン(1)
鎮魂
中学生編の最終章のようですね・・・。
ともあれ、チルドレンが激闘のあとでも、学校に行って友達と話すという「日常」を楽しんでいる姿が印象的でした。 運命を変えるために戦う超度7のエスパーと、学校に通う中学生とが、きちんと両立しているように見えて、なんだかとても微笑ましい気持ちになります。 大人たちの思惑や世界の情勢はどうあれ、この光景こそ中学生編を象徴しているのかなと思いました。
そして澪は愛おしいですねw ずっとこのままでいてほしいですw こーいうおバカ・・・もとい細かく考え(られ)ないタイプが状況を打破する事はままありますからね。 カズラちゃんとカガリくんは、おそらく何が起こっても「パンドラの一員」であり続けるのだと思いました。
フェザーについては・・・、彼女がもう一度会いたいのはこの皆本ではないのだろうと思いました。 お互いにとって別人というのは・・・、なんと言いますか、健全なのですけどちょっぴり複雑ですね・・・。 ○ ○ ○ 余談を少し。 最近の楽しみなアニメはBS11で再放送されている『ガールズ&パンツァー』だったりします。 本放送時は戦車と女子高生のミスマッチのあざとさに嫌悪したものですが、椎名先生がネタにした事をきっかけに観なおしてみたところ、戦車を楽しんでいる姿と続きが気になる構成がとても魅力的でした。 全話観たあとにOVAを観るのが今から楽しみです☆ げ、劇場版・・・だと!?
レター・フロム・ファントム(4)
安息
伊八号が安らかに息を引き取りました・・・。 しかし伊号たちの能力が罪とは僕も思えないので、ここは小賢しい皆本に小難しい理論を小気味よく解説してもらいたいと思います。 あと・・・、やはり伊九号は既に死亡していると考えていいのでしょうか? 九号は皆本に、八号は兵部に未来を託した・・・と解釈する事もできそうなので、僕はそうしようと思います。 伊号たちの冥福は祈るまでもなく決まっているので、あとはもう単行本のおまけなどで存分にはっちゃけちゃってほしいと思います☆
さて、フェザーを「白紙の未来に帰す」との事ですが・・・。 いまいちピンと来ませんねぇ・・・。 フェザーが過去へ行く事が「逆行」ではなく「前進」という所までは解るのですが・・・「帰す」とは? そもそもフェザーとは何でしたっけ? 「未来のエスパーの統合思念が現代のレアメタル結晶に宿った意識体」でしたよね? でも未来からリアルタイムで操作している訳でも、能力が一部低下している訳でもなさそうで、「戻る」必要を感じないのですよね・・・。
ま、まさか皆本の精・・・もとい遺伝子を未来に持ち帰って人工授精を!? と少年誌の枠からはみ出した事を考えましたけど、きっと違うでしょうし(苦笑)。 ・・・。 ・・・フェザーが帰る事で、女王が生き返るのでしょうか・・・? そんな事が・・・?
正直なところ、今でもフェザーに否定的な気持ちがあるので、立つ鳥があとを濁さないのか、見届けたいと思います。 皆本の白(自主規制)
レター・フロム・ファントム(3)
白
未 来 が 変 わ り ま し た ・ ・ ・ ・ ・ ・ ! ! !
それこそ伊八号が望んでいた事のようです・・・。 しかし・・・、どうやら兵部を中心に据えて未来を描いていた様子ですね・・・。 個人的には、伊八号にとって皆本光一という男は重要人物ではないような気がして、残念に思います。
「ラプラス」とは、乱暴に言ってしまえば「予定調和」という感じでしょうか。 「伊号たちが兵部少年に予知を見せたから現在に至っている」のであり、「兵部の人生は伊号たちの掌の上にあった」と、これまた乱暴に言う事も出来てしまうのです。 もっと言いますと、『一番湯のカナタ』が打ち切られる事も『THE UNLIMITED 兵部京介』がアニメ化される事も、椎名先生が生まれる前から決まっていた・・・とも言えてしまうのです。 とどのつまり、非常に面白くない考え方だと思われます。 だもんで、兵部も面白くない表情をしていますしね。
伊八号がまさかの攻勢に出ましたが・・・。 僕はこれを、兵部の反撃によって自身の生に幕を引きたいという伊八号の願望かなと、深読みしています。 予知への残酷とも言えるアプローチで数えきれないほどのものを失う結果になりましたが、それでも伊八号が兵部を気にかけていた事は紛れもない事実のようですし・・・。 「僕を殴れ」のような感じで「僕に終焉を」というのが、本当の狙いかなと思っております。 フェザーは遅かれ早かれ成仏するでしょうし・・・たぶん。
伊号たちの「回避不能の予知」という宿命との、全身全霊を賭した長い長い戦いが終わろうとしています・・・。 今となっては、彼らが「ラプラスの呪縛」から解放される事を、願わずにいられません・・・。 能力ゆえに苦しんだけれど、能力なりの喜びがあったと、思って欲しいです・・・!!
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鳳翼天翔
フェザーが天空へと還っていきました・・・。
しかし正直なところ、僕の印象は混濁しています・・・。
チルドレンや皆本や兵部が聞いたメッセージは、果たして未来からなのか、それとも各自の深層心理からなのか、判然としないからです・・・。
無論、この辺の解釈は各々の読者に委ねられているのでしょうが・・・。
うーん・・・、やっぱり僕は知ったかぶりで思わせぶりな言動をするフェザーを、もうひとつ好きになれません。
椎名先生的には、そういう役割を任せるのに適したキャラクターだったのかも知れませんが・・・。
うん、僕はフェザーが嫌いです。(←結論)
今回はちょっと抽象的な内容で、やや僕の理解の外のようで、ちょっぴり困惑していますが、次回で中学生編が完結するようなので、しっかり見届けたいと思います。
「長期休載」というワードが気になりますが、とりあえず今は気にしない方向で(汗)。
セブンス・ヘブン(2)
本末
フェザーの真実が解明されました・・・!
どうやら「未来のエスパーの統合思念が現代のレアメタル結晶に宿った意識体」ではなく、「破滅の予知への対抗力がレアメタル結晶に収束した情報統合思念体」という事みたいです・・・。
平たく言えば、伊号たちの予知への観測者効果が具象化した存在、それがフェザーのようです。
チルドレンは未来の破滅を知っていますが、薫が皆本に撃たれる事は知りません。
しかし、不二子ちゃんや兵部は知っています。なにげにインパラヘン王国の巫女たちも知っています。
私見になりますが、そういう予知を知る者たちが断片的にでも想像・空想・妄想した未来が、統合されてフェザーが「記憶している」未来となり、あたかも体験したように錯覚していたのかも知れません。
大人のユーリちゃんが顕現したのも、ナイちゃんをかばって浴びたブーストが、ユーリちゃんの深層心理をフェザーに反映させた結果なのかも知れません。
加えて言いますと、今までに兵部がギリアムを殺害する機会は2回ほどありましたが、仮に兵部が実行に移していたとしてもギリアムは致命傷を免れて、より狂気を増大させていたのかも知れません。
まぁ僕的には・・・、「超中二病的存在がフェザーである」という考え方が一番解り易いのですけどね(苦笑)。
ともあれ、重要なのは、フェザーは未来ではなく、あくまで現代からのアプローチであるという事です。
ここからが本題ですが、個人的にはこの解釈には素直に頷けません。
少なくとも今は「そうだったのかフェザーさん!」と納得する事は難しいです。
なぜならば「後付け感」が払拭できないからです・・・。
椎名先生は途中までフェザーを「未来からの使者」として描いていたはずです。
そうじゃなかったとしても、多くの読者はそういう印象を持ったはずです。
その齟齬が納得を妨げているのが現在の心境です。
もちろん椎名先生ですから、(おそらく)今までの描写と矛盾するような事は(たぶん)無いのでしょう。
後付け感の是非ではなく、あくまで読者の印象の問題なので賛否両論がありそうなのですよね・・・。
そして僕は、無理矢理に納得するでも頭ごなしに否定するでもなく、もう少し様子を窺いたいと思います。
そんな大人たちの小難しい思惑を飛び越えて、チルドレンは純粋ですね。
きっとこの大雪にもテンションを上げる事が出来るんだと思いますw
結局僕もチルドレンが好きなので、彼女たちが決めた事なら支持するだけです☆
御無沙汰しております。鼎です。
実は、薫が皆本に撃たれる未来が消失して、「いよいよ打ち切りか?」とハラハラしておりましたが、一応中学生編(実際はフェザー編)終了という事で、作品には未来がありそうですね。
そこで未来というものをSF的に考えてみました。
過去のSF作品を見ると、だいたいおおまかにわけて時間線的未来像(ニュートン力学的なラプラスの鬼が存在して全事象が予測可能)と波動収束的未来像(波動力学的で波動の節となる収束イベントだけが観察できる)の二つに分けられると思うのです。
前者は一般にタイムパラドクスが起こるものでアンダースンの「タイムパトロール」のような作品で、後者はハーバートの「デューン・砂の惑星」の未来幻視のように、どんな経緯で起こるのか判らないがその事象が生じる事だけが確定している時間観です。
椎名先生は両方の時間観を御存知だと思うんです。
なので、作劇上、「破壊の女王が皆本に撃たれる」シーンだけは不変だと思うのです。(つまり、波動力学的時間観)いかにそのシーンに持っていくかが作家の腕の見せ所なのだと私は考えます。
なので、フェザーの来た未来は到来しない(言い換えれば、もはや存在しないし存在したこともない)のは確定ですが、「薫(のように見える女性の形をした存在)が皆本に熱線銃で撃たれる」予知だけは今後何度でも復活してくると思います。
先生の連載継続のお手並みに期待したいと思います。
ま、そこで今後、高校生編があると仮定して、面白そうな事態を想像しています。
仮にチルドレンたちが高校生になったとして、皆本の昇進があると思うのですよ。
そしてたぶん現場指揮官である主任から、特務部隊長の課長くらいに昇進すると思うのですが、そうすると階級も昇進しないといけないのです。
何巻か忘れましたが、中学生編の始めあたりで昇進していますから、現在、彼は一尉のはず。
これが昇進しますと、三佐。つまり少佐ですわな。
ついに、兵部と同格になるわけで、これで「兵部少佐と呼べ(怒)」と童夢つぶしかけられずに済むようになるわけでして。ああ、兵部の面を見てみたい(笑)
最後のどうでもいいネタを。
皆本が拘束されてるN県の海上炭坑都市ですが、私の住まいから15分ほどの橋の上から見えるのですよ。
いざとなったらチルドレンが暴れて壊しても惜しくない廃虚として選んだのでしょうが、どっこい。
この島、一応「明治日本の産業革命遺産」の一部で、世界遺産に申請中なんですよ。いやぁ、国の宝が世界の宝をぶっ壊していいもんでしょうか(笑)
このエピソード。薫の超音速飛行と葵の連続テレポートの組み合わせで急行するなど、初期のテーストが戻ってきた感じです。
少し安心です。
セブンス・ヘブン(1)
鎮魂
中学生編の最終章のようですね・・・。
ともあれ、チルドレンが激闘のあとでも、学校に行って友達と話すという「日常」を楽しんでいる姿が印象的でした。
運命を変えるために戦う超度7のエスパーと、学校に通う中学生とが、きちんと両立しているように見えて、なんだかとても微笑ましい気持ちになります。
大人たちの思惑や世界の情勢はどうあれ、この光景こそ中学生編を象徴しているのかなと思いました。
そして澪は愛おしいですねw
ずっとこのままでいてほしいですw こーいうおバカ・・・もとい細かく考え(られ)ないタイプが状況を打破する事はままありますからね。
カズラちゃんとカガリくんは、おそらく何が起こっても「パンドラの一員」であり続けるのだと思いました。
フェザーについては・・・、彼女がもう一度会いたいのはこの皆本ではないのだろうと思いました。
お互いにとって別人というのは・・・、なんと言いますか、健全なのですけどちょっぴり複雑ですね・・・。
○
○
○
余談を少し。
最近の楽しみなアニメはBS11で再放送されている『ガールズ&パンツァー』だったりします。
本放送時は戦車と女子高生のミスマッチのあざとさに嫌悪したものですが、椎名先生がネタにした事をきっかけに観なおしてみたところ、戦車を楽しんでいる姿と続きが気になる構成がとても魅力的でした。
全話観たあとにOVAを観るのが今から楽しみです☆ げ、劇場版・・・だと!?
レター・フロム・ファントム(4)
安息
伊八号が安らかに息を引き取りました・・・。
しかし伊号たちの能力が罪とは僕も思えないので、ここは小賢しい皆本に小難しい理論を小気味よく解説してもらいたいと思います。
あと・・・、やはり伊九号は既に死亡していると考えていいのでしょうか?
九号は皆本に、八号は兵部に未来を託した・・・と解釈する事もできそうなので、僕はそうしようと思います。
伊号たちの冥福は祈るまでもなく決まっているので、あとはもう単行本のおまけなどで存分にはっちゃけちゃってほしいと思います☆
さて、フェザーを「白紙の未来に帰す」との事ですが・・・。
いまいちピンと来ませんねぇ・・・。
フェザーが過去へ行く事が「逆行」ではなく「前進」という所までは解るのですが・・・「帰す」とは?
そもそもフェザーとは何でしたっけ?
「未来のエスパーの統合思念が現代のレアメタル結晶に宿った意識体」でしたよね?
でも未来からリアルタイムで操作している訳でも、能力が一部低下している訳でもなさそうで、「戻る」必要を感じないのですよね・・・。
ま、まさか皆本の精・・・もとい遺伝子を未来に持ち帰って人工授精を!? と少年誌の枠からはみ出した事を考えましたけど、きっと違うでしょうし(苦笑)。
・・・。
・・・フェザーが帰る事で、女王が生き返るのでしょうか・・・? そんな事が・・・?
正直なところ、今でもフェザーに否定的な気持ちがあるので、立つ鳥があとを濁さないのか、見届けたいと思います。
皆本の白(自主規制)
レター・フロム・ファントム(3)
白
未 来 が 変 わ り ま し た ・ ・ ・ ・ ・ ・ ! ! !
それこそ伊八号が望んでいた事のようです・・・。
しかし・・・、どうやら兵部を中心に据えて未来を描いていた様子ですね・・・。
個人的には、伊八号にとって皆本光一という男は重要人物ではないような気がして、残念に思います。
「ラプラス」とは、乱暴に言ってしまえば「予定調和」という感じでしょうか。
「伊号たちが兵部少年に予知を見せたから現在に至っている」のであり、「兵部の人生は伊号たちの掌の上にあった」と、これまた乱暴に言う事も出来てしまうのです。
もっと言いますと、『一番湯のカナタ』が打ち切られる事も『THE UNLIMITED 兵部京介』がアニメ化される事も、椎名先生が生まれる前から決まっていた・・・とも言えてしまうのです。
とどのつまり、非常に面白くない考え方だと思われます。
だもんで、兵部も面白くない表情をしていますしね。
伊八号がまさかの攻勢に出ましたが・・・。
僕はこれを、兵部の反撃によって自身の生に幕を引きたいという伊八号の願望かなと、深読みしています。
予知への残酷とも言えるアプローチで数えきれないほどのものを失う結果になりましたが、それでも伊八号が兵部を気にかけていた事は紛れもない事実のようですし・・・。
「僕を殴れ」のような感じで「僕に終焉を」というのが、本当の狙いかなと思っております。
フェザーは遅かれ早かれ成仏するでしょうし・・・たぶん。
伊号たちの「回避不能の予知」という宿命との、全身全霊を賭した長い長い戦いが終わろうとしています・・・。
今となっては、彼らが「ラプラスの呪縛」から解放される事を、願わずにいられません・・・。
能力ゆえに苦しんだけれど、能力なりの喜びがあったと、思って欲しいです・・・!!