ここは、椎名高志先生が週刊少年サンデーで連載している、「絶対可憐チルドレン」に関する意見や感想を書き込むための掲示板です。 詳しくは、この掲示板についてをご覧下さい。
完成原稿速報20060609 〉多分彼女は谷崎に、「まともな父親的男性」になって欲しいと思ってるんじゃないかと。
そ、そうだったのか…!「どー考えてもコンビを解消しない理由はないのに?」と思っていた私が浅はかでした。「単なるマンガ上の都合」だけだろう、と決めつけていてごめんなさい、椎名先生(笑)。
ごめんなさい、こっちが正しいです。
http://www.ne.jp/asahi/cna100/store/news/060609/060609.htm
フェイスレス亡き今、私たちサンデー読者の心の隙間を埋めてくれるダメッポは谷崎主任なのかもしれない…と仄かな光を垣間見ました(w
つか、谷崎主任、ご愁傷様です (^^) なかなかビミョーな関係なんですね>主任&ナオミちゃん
“自分の欲望に正直な谷崎主任”と“そんな主任に対して容赦ないナオミ”の掛け合いって、横島と美神の関係に似ているなぁと思ってたんですが…。 何のかのと報われた感のある横島に対して、「いい感じになることは絶対ない」と神様(作者)のお墨付きを頂いてしまった彼との“差”に思わず涙が… (TT) これが少年マンガの主人公と一介のサブキャラ(しかも中年www)との扱いの差ですか?<絶望した!少年マンガのシビアさに絶望した!(w
まぁ、この二人の関係って結構好きなんですけどね…それ自体が夫婦漫才みたいで (^^)
この速報って今回のエピソードの続き? 一度、日常パートで二人オンリーのエピソード見てみたいなぁ、って思っているんですけど…こんな感じな↓ 【クラスメート(♂)と仲良く会話してるナオミを見て(彼氏か?彼氏なのか!?)と勘違いした主任が彼氏(違)を排斥しようと暴走の限りを尽くした挙句にナオミにバレバレになり→「たぁ・にぃ・ざぁ・きぃ~!!」とシバかれまくる】…そんな素敵展開プリーズ!(←それはドコの『極楽』ですかwww )
谷崎主任の場合、ナオミとの「間」のとりかたが悪過ぎるんですよねえ。36歳のおっさん主任と16歳の担当少女エスパーという関係からは逸脱した感情を抱いています。だから、ナオミは「早く大人になれ!」って蹴りを入れているんだと思いますよ。第12話「プリンセス・メイカー」で彼が皆本に語った理想(というより妄想)は結婚観の異なる時代・世界でないと通用しないでしょう。谷崎主任、プリンセス・メイクされた(理想の男性を押しつけられた)紫の上は本当に幸福だったと思いますか?
お? そう言えば、谷崎氏って36歳だったんですね (^^; 何だかイメージ的に40代感覚で受止めてたんですが、この年齢だと「中年」呼ばわりは申し訳なかったかなぁ、とWikiでチェック入れてみたらば…え、中年って「40歳“前”までを指す」んだったの? これは知らなかった… (^^;;;; 【http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B9%B4】 …それにしても、↑の記事書いた人はちょっと尊敬したいと思いました(前半部分は兎も角、後半部分が何だかもう…w)。
閑話休題。ふと、妄想。 ナオミの家庭環境って作中ではまだ描かれてなかったと思いますが、もしかしたら母子家庭なのかなぁと思ってみたり。 それ故に彼女は潜在的に父性を求めていた…とすれば、当初に谷崎の“指導”を素直に受け入れてた事も、“豹変後(w”にもチーム解消しなかった事にも一貫性が持たせられそうなんですが。 >多分彼女は谷崎に、「まともな父親的男性」になって欲しいと思ってるんじゃないか と言う先生の言も巧く符合させられそうですしね。
今回は、一際アタマの悪いアオリでした ………読者をナメとんのかーー!(笑)―――いや、ワザとやってる「だけ」だってことはよーくわかるんですけどね(笑)。
B.A.B.E.L 側にも兵部に対抗できるような人材はいたんですね。確かに、最初に兵部が出てきたとき「そんな奴どうやって捕まえたんだ?」という疑問は涌きましたから、おそらく当初から投入予定のキャラだったのでしょう。ずいぶんと引っ張ってからの登場となりましたが、兵部の投入が当初の想定より繰り上げられていた、ということだったので、こっちのキャラ(また名前を忘れてしまった…)の登場時期としては、当初の想定とあまり変わらないのかもしれませんね。
言うほど乳が目立つキャラでもなかったような気もしますが、締めアオリを信ずるなら次回は「おっぱい祭」だそうなので、さぞかし立派なシロモノが拝めるのでしょう。期待しておきます(するな)。
それにしてもマンガの教科書にそのまま使えそうな自然で上手な展開だなー。局長と朧のやりとりから「うかつに起こしちゃまずいキャラ」であることを読者に伝えるわけですが、そこでグズグズしたり躊躇ったりなどせず、皆本+チルドレンが突っ込んで来て、不可抗力で一気に道が開ける。皆本が彼女に気に入られるのは薫の自業自得で、薫は愕然とせざるを得ない、という流れで、ツカミ・キャラ立てもばっちりです。
P.S. ひょっとして、最近の若い人向けには「あのデザインを見たら『AKIRA』がピンと来なきゃいけないんだよ」という所まで懇切丁寧な説明が必要だったりする…?(いや、私だって自分じゃ十分若いつもりですよ、はい)
…つか、なんてハッチャケ振りやのん>担当さん! いえ、何だか最近この担当さんのノリに中毒症状を呈し始めてる自分が居りますよ f(^^; 柱の登場人物紹介も相変わらず遊んでるし(ナオミ嬢のカットも、わざわざあんなポップなヤツを抽出してきますかい?w) 取り合えず「おっぱい祭り」のアオリに釣られたら負けかなと思ってます(←既に釣られてますがねwww)
それは兎も角、また兵部というキャラを埋めるピースが出てきましたね。 扉絵の写真からすると、蕾見姐さんと兵部とはかつて“良い仲”だったんでしょうか? …って姐さん、あなた御幾つですか!??? 眠りって部分を強調してるとこ見ると、代謝機能を落として老化を防いでたのかな? 何れにしろ、味方側での老練なキャラ登場は嬉しいです…10歳児じゃまともには太刀打ち出来そうにないのがまた良い配置かと… (^^)
そんなこんなで、濡れそぼった紫穂に実はグッと来たのは内緒です(をぃ
いかーん、いかんぞ紫穂!女の子がそんなセリフを口に出してはいかーん! (たわば先輩風に)
今回の話はいつものように、お気楽に読ませていただきました。(笑) 新キャラクター、「蕾見」の由来はなんでしょうね? ひさびさに源氏物語かと思いましたが違うようです。 「不二子」はもしかしてルパンのお仲間の人かな?まさか歌丸さんの奥さんでは。。。(違うよ)
ともあれ、またまた物語世界に深みと萌えを加えてくれる魅力的な人物が 出てきたことに、喜びを禁じ得ません。 たとえ御歳80歳と言われても!(←やっぱりそうなの?)
あと 「我が眠りを妨げるものに呪いあれ」 どこかで聞いたフレーズだなー、と思って小一時間考えました。
…先生の更新速報に載ってたんだった。。。
>>P.S. ひょっとして、最近の若い人向けには「あのデザインを見たら『AKIRA』がピンと来なきゃいけないんだよ」という所まで懇切丁寧な説明が必要だったりする…?(いや、私だって自分じゃ十分若いつもりですよ、はい)
デザインうんぬんじゃなくて、台詞もまんまAKIRAでしたけどね(^_^)
サンデーでは巻末ポジションはまだ完全には奪いきれてないようで、良かったです。
またも新キャラ登場ですね。 由来は『藤壺の中宮』だと思います。 担当さんが胸をやたら強調してるので(笑)、ルパンの方も入ってるのかな??
彼女の気になるところと言えば、やはり兵部との関係ですよね。 可愛い男の子好きのようなので、兵部とも…
『我が眠り~』の文体が全然迫力がなくて、一瞬小竜姫の守護場(妙神山でしたっけ)の注意書きを思い出したのですが…(私だけですか!?
梅枝嬢も久しぶりに出てくれて大興奮ですよ! 本当に何で水着なんだ…(笑)
わざわざご説明有り難うございます。 本当に丁寧に説明してくださって!
>由来は『藤壺の中宮』だと思います。
ああそうだ、そうですね。 アナグラムに気づきませんでした。読者失格。
皆本を誘惑するお姉さんキャラですもんね、納得。
>『我が眠り~』の文体が全然迫力がなくて、一瞬小竜姫の守護場(妙神山でしたっけ)の注意書きを思い出したのですが…(私だけですか!?
私が思い出したのは同じく『極楽』の「魔女たちの集い!!」に出てきたヤツですね。 冥子ちゃんの父親の書斎に通じる秘密通路に掲げられた文面…「我がコレクションを荒す者に呪いあれ」! …呪ってばかりなんやね… (^^;;;;
を? そろそろ開幕戦の時間か! もう落ちねば! …長い夜になりそうです、当分の間 <体力持つカナ?カナ? (^^)
皆本の手が葵の敏感な部分にー! そりゃあテレポートのバランスもおかしくなりますよ。紫穂がパンチラしてしまう程に。 かなり久しぶりにヤンチャなチルドレンが見れて嬉しいです。
「管理官」という役職(ポジション)がいまいち掴めないですが、でも局長より凄そうなので…そんな感じ?
なんとなく緊迫したシリーズにはならなそうなので、のん気に楽しみたいと思ってます。おっぱい祭りもw
紫穂の異名は? 伊号おじーちゃんの予言通りなら、薫の異名は「破壊の女王」。コミックス第4巻「サイコ・ダイバーズ(3)」を読む限りでは葵は「光速の女神」。では、紫穂の異名は?んー、私のおつむでは思いつかない。
「トラウマの魔女」。
「女王」「女神」と続いているのですから次は「女帝」ということで。 「掌握の女帝」と予想してみたり… ついでに、大きくなってからのバベルでのコードネームも考えてみました。 いや、ずっと三人一緒ではない気がして… 薫:破滅の騒動屋・トラブル クラッカー 葵:音速の天使・ソニック エンジェル 紫穂:嘘吐き魔女・ライアー ウィッチ なんて、どうでしょうかねー
さて改めて25&26号分の感想を… グダグダに長くなりそうなんで新スレで失礼します m(_ _)m
で、今回のエピソード、初読時からどの様に把握すべきか悩んでまして、実は未だに結論らしい結論に至ってなかったりします f(^^;
恐らくエピソード本来の狙い所はさして難しいモノではなく、Fukazawaさんが既に述べられていました >今回のメインテーマはあくまで兵部少佐の変態っぷりと気まぐれで行動する子供っぽい可愛らしさを堪能するところにあるはず …って所で異論は無いんですが (^^)
実際、1エピソードが3~5話でジックリと構成されるのが一般的な『絶チル』において、今回の2話構成と言うコンパクトに納まったエピソードは、むしろ読み切りエピソードに扱いが近い様に思えます。 物語の展開に関わる“仕掛け”を仕込むエピソードと言うよりも、単に“幕間的に”兵部の活動の一端を(彼の個性を通して)見せてみたエピソード、と捉えた方が良いのだろうな、と…オチの付け方としても、その様に判断出来そうですしね。
それでも…尚、悩ましいのデスダヨ (^^;;;;
で、参考に「絶ブ」を介して他の方の意見を拝読してみても…今回は、ブロガーさんによっては把握の仕方が分裂してる様に見えました。 兵部の個性って部分(幼女好きも含むwww)を素直に受け止めて楽しんでいる方も居れば、それらの個性と作品背景との齟齬に違和感を覚えてる方も居る…。 例えば、ネオ・クリア燃料をテロリストに渡せばどうなるのかを承知の上で、一人の少女を介した怒りで自ら行動を覆すのは“覚悟が足りない”のではないか…と言う様なご意見とか。 こちらの感想でてつさんが書かれた作品背景をギャグネタで処理する事に感じられたらしい違和感もそうなのかもしれませんが、その違和感を作品自体への見解に広げて一種の不謹慎感を指摘される方もみえましたし…。 ただ、これら総じて違和感組の根っ子は同じなのかもしれないな、と言う印象を受けてます。
(続きです) つまり…リアルでシリアスな作品背景に対して、余りにも飄々とした兵部の言動とのギャップが大き過ぎる…って所でしょうか?
で、最初は今回のエピソードは背景設定をミスったのではないのだろうか?とシバシ悩み通したのですが…何度も読み直してる内に、或いはそれさへもかなり確信犯的に作られているのではないか?…とも思えてきたワケです。
1話目の狂気の表情や、2話目の「神」発言、更には井汲さんがご指摘されてる“兵部による皆本発言の再定義”や、躊躇いも無く気に食わない敵を殺しまくる姿などなど…“コミカルで憎めない彼”とは明らかに異なるもう一人の“彼”が随所に顔を出しているんですね。
この辺りの兵部の描写を、“物語への定型的な仕込み”と言うよりも、むしろ元々の“兵部のキャラ設定に於けるデフォルト”なのだと解釈すると…私が最初に感じた違和感も実は計算されたものではないのか?…とさへ思えてきました。 つまり、兵部の言動を作品背景とマジメに整合させようとすればする程に、そのギャップの中に彼の“歪さ”を感じざるを得なくなってしまうのですが、実はそれさへも彼の実態描写だったのではないのか?…なんて。
兵部は『絶チル』のキーパーソンでありながら、実は未だに解らない部分が多いキャラです。 彼の設定に関してはかなり先生の中では出来上がっているけれど意図的に彼のバックグラウンドは小出しにされている、という印象です。 もし、今回のエピソードであぶり出される彼の“歪さ”がその基幹設定ならば、それを垣間見せる事も今エピソードの裏テーマになっているのではなかろうか…そんな風にも深読みしてしまうんですよ f(^^;
ま、深読み過ぎるとは自覚してますが、斯様に今エピソードは私にとっては悩ましいものだった、と言う事で。 とは言え現時点では素直に彼の個性を楽しむに留めるのがベターで、今エピソードの位置付けは兵部の背景が描写され尽くされてから把握し直した方が良いのかもしれませんね。 結局、そんな程度の結論でお茶を濁す私です… (^^;;;;
PS. 目次ページのQ&Aでの椎名先生のお答えが、何だか一ファンとして泣けてくる…『カナタ』以降・『絶チル』以前の状態をついつい想い出してしまうからかなぁ (^^)
先週時点では、かなりマイナス感情たっぷりの感想を書いてしまいました。 まだまだ青いなあ、おはずかしい。。。
実際のところ、今回のお話が面白いかどうかということでいえば、とても 面白く読めたというのもまた事実なんですよね。 で、今になって気持ちを整理してみると、自分の戸惑いの「主な原因」は 兵部というキャラクターが、
過去の戦争で敵として戦った"元パイロット"との因縁を感傷的に 振り返り、あまつさえ軍法会議ものの問題のもみ消しを図ったような 「根っからの悪ではない」男
から
「人の生き死にを遊び感覚で弄ぶ」ような「残酷無比」な男
に、突然豹変した「ように見えた」ことだったのかな、という気がしています。
「もっとも、椎名先生の中では別に急激な方針変更などなくて 上の2つのキャラクターは連続性を持っているのだと思いますが。 今ではるかるかさんの指摘の通り、今回のお話のほうが 「兵部のキャラ設定に於けるデフォルト」なのかな、という認識に 変わってきています。
というわけで、もともとこういうやつだったんだ、と思ったら、案外すっきり 今回の話は納得できました。 いやー、宮崎ルパンから入った人間が、いきなり大塚ルパンを見せられて 「こんなバンバン人殺すルパンなんてルパンじゃない!」 ってところでしょうか。(←それと一緒なの?)
>てつさん いやぁ…私自身、前回のエピソードに巧く自分の気持ちを整合できなかった部分が有ったもので長々と書き込んじゃったんですが…結局そうやって色々考える事で自分の中で折り合い付けようと足掻いてた様なものですよね…そんな駄文に目を通して頂いた上にレスまで付けて頂いて本当に恐縮です f(^^;;;;
>宮崎ルパンから入った人間が、いきなり大塚ルパンを見せられて「こんなバンバン人殺すルパンなんてルパンじゃない!」ってところでしょうか
おぉ!実に解り易い!(w ええ、私的にもそんな感じの戸惑いだったのかもしれませんです、ハイ (^^)
お久しぶりです♪ 漸く中間&模試が一段落しまして戻って参りました。
今更ですが簡単に澪編感想を。 最初から最後までパンツ一色でしたね(笑)。 やたらパンツが多いなあと思っていたのですが、こんなオチに繋がるとは思ってませんでした。 あと、今まで『主人公の親友その一』だった賢木先生が大活躍していたのも賢木FANには嬉しかったです。 強いて言えば澪の暴走を止める役割は兵部にやって頂きたかったかな…と。 チルドレン第一話の『薫を抱きかかえている皆本』の対になる絵を見たかったので。
荒野のエスパー編感想。 九具津&黒巻姐さん再登場ですね!新キャラも出てきまして… 男二人とグラサン女は兵部とチャットをしていた人物かと思います。 パンドラ幹部クラスというトコロでしょうか?? コレミツもなかなか美味しいキャラになってますね。 『ただ真面目な人』という印象しかなかったので、ココまで上司に突っ込むとは思いませんでした。
さて、本編のポイントとしては『神』発言でしょうか…。 『将来薫がエスパーのリーダーになるなら、兵部は何をやってるんだ!』と思っていたら神ですか。 神というと、私には『上の視点から人々の様子を見て楽しんでいる』・『人間界には一切関与しない』というイメージがあるのですが…
カニキング>コレが5巻のオマケだったらどうしよう…(ありえないと思いますが) ポスター>どうも男キャラはいないようですねぇ。 美神・おキヌ+チルドレンかな?? 美神新装版も買わないと応募できないということはないと願ってます!
………って、なんて都合のいい設定なんだ(笑)。いや、確かに少年マンガじゃそこはサラッと流しておかないといろいろ面倒なことになってしまいますから、それでいいんですが。
「僕は憎しみで人を殺せる」ってのは、「Vの悲劇!!」での横島・タイガーに教えてやりたいですね(笑)。
> さて、本編のポイントとしては『神』発言でしょうか…。
「神」よりもむしろ、ヘリに乗り込んだ兵部が言った「行きたい所に行くし、やりたいことをやる」(詳細失念)に注目したいと思います。もともと皆本がチルドレンの前で使い、「澪編」ラストで薫に継承されていたセリフですが、ここで兵部までもが口にすることによって、ちょっとこのセリフの意味合いが変化が生じてきています。
当初はこのセリフは皆本が希求する「エスパーとノーマルが共存する明るい未来」の方向のベクトルを帯びており、そのため、先だっての > それは逆に言えば、皆本との関係が薫の女王としての資質をも > 伸長させているとも言え、何か運命の皮肉を感じます。 というるかるかさんのコメントにもありましたが、それが澪をも感化しそうになる所に運命の皮肉が感じられていたわけです。
ところが、ここで兵部までがそれを言うことにより、「どこにでも行けるし、何にでもなれる」というのは、それ自身ではどちらの未来も指し示さない、中立なセリフである、ということに方向性が定義し直されてしまったわけですね。タイミングが澪編の直後だったことを考えると、椎名先生は極めて意図的にこの再定義を行ったと考えられます。
…これ、恐い話ですねえ。これからもこうやって、皆本が積み上げてきたことが次々と梯子を外されてしまうとしたら。「未来には絶望しか待っていないのか?」という緊張を高める、椎名先生の作家としての手腕に脱帽です。
………ところで、ECM 発動中に、兵部ほどの器用さを持たないコレミツはどうやって自分の意思をテレパシーで伝えていたんでしょう………って所はツッコんじゃだめ?(笑)(兵部の方が勝手にコレミツの意思を読んでいただけ?)
>>神というと、私には『上の視点から人々の様子を見て楽しんでいる』・ >>『人間界には一切関与しない』というイメージがあるのですが…
神を騙るとは確かに図々しいやっちゃ、とは思っていましたが 彼の超然とした思考と振る舞いは、確かに神の領域ですな。 ただの言葉遊びかと思いきや、兵部はどこか本気で自分を神に 重ね合わせているのかも。
ところで、今回の話は現実世界とリンクする「重い」ネタを あくまでパロディとして料理したみたいですね。 テロ組織の犯行声明ビデオが「wakuwaku犯行声明のコーナー」とは ちょっと笑いました。
でもやっぱり、戦争や人殺しをギャグのネタにするのは個人的には微妙。。。 絶チルが「”少年”サンデ」ーのマンガじゃなければそこまで気にしなかったと 思いますが。。。うーん、頭が固いのかなあ私。
話しの感想は時間が取れたら週末にでも再チャレンジ…って事で、今回はさくっとネタ絡み2題(つか、仕事行く前に何やってんだか>自分)。
>カニキング>コレが5巻のオマケだったらどうしよう… うーん、やっぱコレ…かなぁ? f(^^; 前の原稿速報で先生がオークション云々を持ち出したのも、思えばこの“ネタ振り”だったのかも、なんて <花咲ガニはレアカード(!)ですしね(w
モ、一つ…さて、マンガとは言え往々にして“お断り”が入るのは世の常。 何にせよシチ面倒なこの世の中ですから“予防線”を張って置くのは大事ですよね、ええ。 具体的に言えば…「この作品はフィクションです。実在の人物・団体等には一切関係ありません。」って文言が、“比較的目立たない箇所に”付せられていたりします(ページの最下段とか雑誌の綴じ込み側のサイド部分とかに)。 国家に対して主人公が喧嘩を売ると言う『ハルノクニ』でさへも同様です。 ええ、単なる予防線ですものね、フィクションと解り切ってるマンガで変に四角張っても興ざめなだけです。 …んが! 今回の『絶チル』…“お断り”が付せられた箇所は、別にタチキリがあるページでもないのに、2コマ目と3コマ目の間と言うやたら目立つ場所に! おまけにその文言たるや…「この作品は(中略)実在の団体、国家とは一切関係ありません。」…!! 「…実在の団体、国家とは…」…文言の位置だけでなく、何だかニュアンスもちょっと切実っぽい…。 流石に編集部でも今回のネタの危うさを認識されていたって事でしょうか? (^^;;;; そう言えば昔、『極楽』でバチカンネタやった時にも似たような慎重さを仕込んでましたっけ? 何にせよ、命懸けでパロディしてる漢・椎名高志に花束を!…と思ったワケです、ハイ (^^)
※えと、まあ…先生がパロディとして冷たく皮肉りたかったのは罪無き人々(子供さへも区別無く)を傷つける無差別テロに対してであって、決して特定宗教やその教義や神や預言者に対してでは無かったんですよー!…って事だけは、ムスリムな椎名ファンにはご理解頂きたく(←もしかしたら、そういうファンも居るかもしれないので念の為に… ^^;;;;)
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完成原稿速報20060609
〉多分彼女は谷崎に、「まともな父親的男性」になって欲しいと思ってるんじゃないかと。
そ、そうだったのか…!「どー考えてもコンビを解消しない理由はないのに?」と思っていた私が浅はかでした。「単なるマンガ上の都合」だけだろう、と決めつけていてごめんなさい、椎名先生(笑)。
ごめんなさい、こっちが正しいです。
http://www.ne.jp/asahi/cna100/store/news/060609/060609.htm
フェイスレス亡き今、私たちサンデー読者の心の隙間を埋めてくれるダメッポは谷崎主任なのかもしれない…と仄かな光を垣間見ました(w
つか、谷崎主任、ご愁傷様です (^^)
なかなかビミョーな関係なんですね>主任&ナオミちゃん
“自分の欲望に正直な谷崎主任”と“そんな主任に対して容赦ないナオミ”の掛け合いって、横島と美神の関係に似ているなぁと思ってたんですが…。
何のかのと報われた感のある横島に対して、「いい感じになることは絶対ない」と神様(作者)のお墨付きを頂いてしまった彼との“差”に思わず涙が… (TT)
これが少年マンガの主人公と一介のサブキャラ(しかも中年www)との扱いの差ですか?<絶望した!少年マンガのシビアさに絶望した!(w
まぁ、この二人の関係って結構好きなんですけどね…それ自体が夫婦漫才みたいで (^^)
この速報って今回のエピソードの続き?
一度、日常パートで二人オンリーのエピソード見てみたいなぁ、って思っているんですけど…こんな感じな↓
【クラスメート(♂)と仲良く会話してるナオミを見て(彼氏か?彼氏なのか!?)と勘違いした主任が彼氏(違)を排斥しようと暴走の限りを尽くした挙句にナオミにバレバレになり→「たぁ・にぃ・ざぁ・きぃ~!!」とシバかれまくる】…そんな素敵展開プリーズ!(←それはドコの『極楽』ですかwww )
谷崎主任の場合、ナオミとの「間」のとりかたが悪過ぎるんですよねえ。36歳のおっさん主任と16歳の担当少女エスパーという関係からは逸脱した感情を抱いています。だから、ナオミは「早く大人になれ!」って蹴りを入れているんだと思いますよ。第12話「プリンセス・メイカー」で彼が皆本に語った理想(というより妄想)は結婚観の異なる時代・世界でないと通用しないでしょう。谷崎主任、プリンセス・メイクされた(理想の男性を押しつけられた)紫の上は本当に幸福だったと思いますか?
お? そう言えば、谷崎氏って36歳だったんですね (^^;
何だかイメージ的に40代感覚で受止めてたんですが、この年齢だと「中年」呼ばわりは申し訳なかったかなぁ、とWikiでチェック入れてみたらば…え、中年って「40歳“前”までを指す」んだったの? これは知らなかった… (^^;;;;
【http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B9%B4】
…それにしても、↑の記事書いた人はちょっと尊敬したいと思いました(前半部分は兎も角、後半部分が何だかもう…w)。
閑話休題。ふと、妄想。
ナオミの家庭環境って作中ではまだ描かれてなかったと思いますが、もしかしたら母子家庭なのかなぁと思ってみたり。
それ故に彼女は潜在的に父性を求めていた…とすれば、当初に谷崎の“指導”を素直に受け入れてた事も、“豹変後(w”にもチーム解消しなかった事にも一貫性が持たせられそうなんですが。
>多分彼女は谷崎に、「まともな父親的男性」になって欲しいと思ってるんじゃないか
と言う先生の言も巧く符合させられそうですしね。
今回は、一際アタマの悪いアオリでした
………読者をナメとんのかーー!(笑)―――いや、ワザとやってる「だけ」だってことはよーくわかるんですけどね(笑)。
B.A.B.E.L 側にも兵部に対抗できるような人材はいたんですね。確かに、最初に兵部が出てきたとき「そんな奴どうやって捕まえたんだ?」という疑問は涌きましたから、おそらく当初から投入予定のキャラだったのでしょう。ずいぶんと引っ張ってからの登場となりましたが、兵部の投入が当初の想定より繰り上げられていた、ということだったので、こっちのキャラ(また名前を忘れてしまった…)の登場時期としては、当初の想定とあまり変わらないのかもしれませんね。
言うほど乳が目立つキャラでもなかったような気もしますが、締めアオリを信ずるなら次回は「おっぱい祭」だそうなので、さぞかし立派なシロモノが拝めるのでしょう。期待しておきます(するな)。
それにしてもマンガの教科書にそのまま使えそうな自然で上手な展開だなー。局長と朧のやりとりから「うかつに起こしちゃまずいキャラ」であることを読者に伝えるわけですが、そこでグズグズしたり躊躇ったりなどせず、皆本+チルドレンが突っ込んで来て、不可抗力で一気に道が開ける。皆本が彼女に気に入られるのは薫の自業自得で、薫は愕然とせざるを得ない、という流れで、ツカミ・キャラ立てもばっちりです。
P.S. ひょっとして、最近の若い人向けには「あのデザインを見たら『AKIRA』がピンと来なきゃいけないんだよ」という所まで懇切丁寧な説明が必要だったりする…?(いや、私だって自分じゃ十分若いつもりですよ、はい)
…つか、なんてハッチャケ振りやのん>担当さん!
いえ、何だか最近この担当さんのノリに中毒症状を呈し始めてる自分が居りますよ f(^^;
柱の登場人物紹介も相変わらず遊んでるし(ナオミ嬢のカットも、わざわざあんなポップなヤツを抽出してきますかい?w)
取り合えず「おっぱい祭り」のアオリに釣られたら負けかなと思ってます(←既に釣られてますがねwww)
それは兎も角、また兵部というキャラを埋めるピースが出てきましたね。
扉絵の写真からすると、蕾見姐さんと兵部とはかつて“良い仲”だったんでしょうか?
…って姐さん、あなた御幾つですか!???
眠りって部分を強調してるとこ見ると、代謝機能を落として老化を防いでたのかな?
何れにしろ、味方側での老練なキャラ登場は嬉しいです…10歳児じゃまともには太刀打ち出来そうにないのがまた良い配置かと… (^^)
そんなこんなで、濡れそぼった紫穂に実はグッと来たのは内緒です(をぃ
いかーん、いかんぞ紫穂!女の子がそんなセリフを口に出してはいかーん!
(たわば先輩風に)
今回の話はいつものように、お気楽に読ませていただきました。(笑)
新キャラクター、「蕾見」の由来はなんでしょうね?
ひさびさに源氏物語かと思いましたが違うようです。
「不二子」はもしかしてルパンのお仲間の人かな?まさか歌丸さんの奥さんでは。。。(違うよ)
ともあれ、またまた物語世界に深みと萌えを加えてくれる魅力的な人物が
出てきたことに、喜びを禁じ得ません。
たとえ御歳80歳と言われても!(←やっぱりそうなの?)
あと
「我が眠りを妨げるものに呪いあれ」
どこかで聞いたフレーズだなー、と思って小一時間考えました。
…先生の更新速報に載ってたんだった。。。
>>P.S. ひょっとして、最近の若い人向けには「あのデザインを見たら『AKIRA』がピンと来なきゃいけないんだよ」という所まで懇切丁寧な説明が必要だったりする…?(いや、私だって自分じゃ十分若いつもりですよ、はい)
デザインうんぬんじゃなくて、台詞もまんまAKIRAでしたけどね(^_^)
サンデーでは巻末ポジションはまだ完全には奪いきれてないようで、良かったです。
またも新キャラ登場ですね。
由来は『藤壺の中宮』だと思います。
担当さんが胸をやたら強調してるので(笑)、ルパンの方も入ってるのかな??
彼女の気になるところと言えば、やはり兵部との関係ですよね。
可愛い男の子好きのようなので、兵部とも…
『我が眠り~』の文体が全然迫力がなくて、一瞬小竜姫の守護場(妙神山でしたっけ)の注意書きを思い出したのですが…(私だけですか!?
梅枝嬢も久しぶりに出てくれて大興奮ですよ!
本当に何で水着なんだ…(笑)
>>P.S. ひょっとして、最近の若い人向けには「あのデザインを見たら『AKIRA』がピンと来なきゃいけないんだよ」という所まで懇切丁寧な説明が必要だったりする…?(いや、私だって自分じゃ十分若いつもりですよ、はい)
わざわざご説明有り難うございます。
本当に丁寧に説明してくださって!
>由来は『藤壺の中宮』だと思います。
ああそうだ、そうですね。
アナグラムに気づきませんでした。読者失格。
皆本を誘惑するお姉さんキャラですもんね、納得。
>『我が眠り~』の文体が全然迫力がなくて、一瞬小竜姫の守護場(妙神山でしたっけ)の注意書きを思い出したのですが…(私だけですか!?
私が思い出したのは同じく『極楽』の「魔女たちの集い!!」に出てきたヤツですね。
冥子ちゃんの父親の書斎に通じる秘密通路に掲げられた文面…「我がコレクションを荒す者に呪いあれ」!
…呪ってばかりなんやね… (^^;;;;
を? そろそろ開幕戦の時間か! もう落ちねば!
…長い夜になりそうです、当分の間
<体力持つカナ?カナ? (^^)
皆本の手が葵の敏感な部分にー! そりゃあテレポートのバランスもおかしくなりますよ。紫穂がパンチラしてしまう程に。 かなり久しぶりにヤンチャなチルドレンが見れて嬉しいです。
「管理官」という役職(ポジション)がいまいち掴めないですが、でも局長より凄そうなので…そんな感じ?
なんとなく緊迫したシリーズにはならなそうなので、のん気に楽しみたいと思ってます。おっぱい祭りもw
紫穂の異名は?
伊号おじーちゃんの予言通りなら、薫の異名は「破壊の女王」。コミックス第4巻「サイコ・ダイバーズ(3)」を読む限りでは葵は「光速の女神」。では、紫穂の異名は?んー、私のおつむでは思いつかない。
「トラウマの魔女」。
「女王」「女神」と続いているのですから次は「女帝」ということで。
「掌握の女帝」と予想してみたり…
ついでに、大きくなってからのバベルでのコードネームも考えてみました。
いや、ずっと三人一緒ではない気がして…
薫:破滅の騒動屋・トラブル クラッカー
葵:音速の天使・ソニック エンジェル
紫穂:嘘吐き魔女・ライアー ウィッチ
なんて、どうでしょうかねー
さて改めて25&26号分の感想を…
グダグダに長くなりそうなんで新スレで失礼します m(_ _)m
で、今回のエピソード、初読時からどの様に把握すべきか悩んでまして、実は未だに結論らしい結論に至ってなかったりします f(^^;
恐らくエピソード本来の狙い所はさして難しいモノではなく、Fukazawaさんが既に述べられていました
>今回のメインテーマはあくまで兵部少佐の変態っぷりと気まぐれで行動する子供っぽい可愛らしさを堪能するところにあるはず
…って所で異論は無いんですが (^^)
実際、1エピソードが3~5話でジックリと構成されるのが一般的な『絶チル』において、今回の2話構成と言うコンパクトに納まったエピソードは、むしろ読み切りエピソードに扱いが近い様に思えます。
物語の展開に関わる“仕掛け”を仕込むエピソードと言うよりも、単に“幕間的に”兵部の活動の一端を(彼の個性を通して)見せてみたエピソード、と捉えた方が良いのだろうな、と…オチの付け方としても、その様に判断出来そうですしね。
それでも…尚、悩ましいのデスダヨ (^^;;;;
で、参考に「絶ブ」を介して他の方の意見を拝読してみても…今回は、ブロガーさんによっては把握の仕方が分裂してる様に見えました。
兵部の個性って部分(幼女好きも含むwww)を素直に受け止めて楽しんでいる方も居れば、それらの個性と作品背景との齟齬に違和感を覚えてる方も居る…。
例えば、ネオ・クリア燃料をテロリストに渡せばどうなるのかを承知の上で、一人の少女を介した怒りで自ら行動を覆すのは“覚悟が足りない”のではないか…と言う様なご意見とか。
こちらの感想でてつさんが書かれた作品背景をギャグネタで処理する事に感じられたらしい違和感もそうなのかもしれませんが、その違和感を作品自体への見解に広げて一種の不謹慎感を指摘される方もみえましたし…。
ただ、これら総じて違和感組の根っ子は同じなのかもしれないな、と言う印象を受けてます。
(続きです)
つまり…リアルでシリアスな作品背景に対して、余りにも飄々とした兵部の言動とのギャップが大き過ぎる…って所でしょうか?
で、最初は今回のエピソードは背景設定をミスったのではないのだろうか?とシバシ悩み通したのですが…何度も読み直してる内に、或いはそれさへもかなり確信犯的に作られているのではないか?…とも思えてきたワケです。
1話目の狂気の表情や、2話目の「神」発言、更には井汲さんがご指摘されてる“兵部による皆本発言の再定義”や、躊躇いも無く気に食わない敵を殺しまくる姿などなど…“コミカルで憎めない彼”とは明らかに異なるもう一人の“彼”が随所に顔を出しているんですね。
この辺りの兵部の描写を、“物語への定型的な仕込み”と言うよりも、むしろ元々の“兵部のキャラ設定に於けるデフォルト”なのだと解釈すると…私が最初に感じた違和感も実は計算されたものではないのか?…とさへ思えてきました。
つまり、兵部の言動を作品背景とマジメに整合させようとすればする程に、そのギャップの中に彼の“歪さ”を感じざるを得なくなってしまうのですが、実はそれさへも彼の実態描写だったのではないのか?…なんて。
兵部は『絶チル』のキーパーソンでありながら、実は未だに解らない部分が多いキャラです。
彼の設定に関してはかなり先生の中では出来上がっているけれど意図的に彼のバックグラウンドは小出しにされている、という印象です。
もし、今回のエピソードであぶり出される彼の“歪さ”がその基幹設定ならば、それを垣間見せる事も今エピソードの裏テーマになっているのではなかろうか…そんな風にも深読みしてしまうんですよ f(^^;
ま、深読み過ぎるとは自覚してますが、斯様に今エピソードは私にとっては悩ましいものだった、と言う事で。
とは言え現時点では素直に彼の個性を楽しむに留めるのがベターで、今エピソードの位置付けは兵部の背景が描写され尽くされてから把握し直した方が良いのかもしれませんね。
結局、そんな程度の結論でお茶を濁す私です… (^^;;;;
PS. 目次ページのQ&Aでの椎名先生のお答えが、何だか一ファンとして泣けてくる…『カナタ』以降・『絶チル』以前の状態をついつい想い出してしまうからかなぁ (^^)
先週時点では、かなりマイナス感情たっぷりの感想を書いてしまいました。
まだまだ青いなあ、おはずかしい。。。
実際のところ、今回のお話が面白いかどうかということでいえば、とても
面白く読めたというのもまた事実なんですよね。
で、今になって気持ちを整理してみると、自分の戸惑いの「主な原因」は
兵部というキャラクターが、
過去の戦争で敵として戦った"元パイロット"との因縁を感傷的に
振り返り、あまつさえ軍法会議ものの問題のもみ消しを図ったような
「根っからの悪ではない」男
から
「人の生き死にを遊び感覚で弄ぶ」ような「残酷無比」な男
に、突然豹変した「ように見えた」ことだったのかな、という気がしています。
「もっとも、椎名先生の中では別に急激な方針変更などなくて
上の2つのキャラクターは連続性を持っているのだと思いますが。
今ではるかるかさんの指摘の通り、今回のお話のほうが
「兵部のキャラ設定に於けるデフォルト」なのかな、という認識に
変わってきています。
というわけで、もともとこういうやつだったんだ、と思ったら、案外すっきり
今回の話は納得できました。
いやー、宮崎ルパンから入った人間が、いきなり大塚ルパンを見せられて
「こんなバンバン人殺すルパンなんてルパンじゃない!」
ってところでしょうか。(←それと一緒なの?)
>てつさん
いやぁ…私自身、前回のエピソードに巧く自分の気持ちを整合できなかった部分が有ったもので長々と書き込んじゃったんですが…結局そうやって色々考える事で自分の中で折り合い付けようと足掻いてた様なものですよね…そんな駄文に目を通して頂いた上にレスまで付けて頂いて本当に恐縮です f(^^;;;;
>宮崎ルパンから入った人間が、いきなり大塚ルパンを見せられて「こんなバンバン人殺すルパンなんてルパンじゃない!」ってところでしょうか
おぉ!実に解り易い!(w
ええ、私的にもそんな感じの戸惑いだったのかもしれませんです、ハイ (^^)
お久しぶりです♪
漸く中間&模試が一段落しまして戻って参りました。
今更ですが簡単に澪編感想を。
最初から最後までパンツ一色でしたね(笑)。
やたらパンツが多いなあと思っていたのですが、こんなオチに繋がるとは思ってませんでした。
あと、今まで『主人公の親友その一』だった賢木先生が大活躍していたのも賢木FANには嬉しかったです。
強いて言えば澪の暴走を止める役割は兵部にやって頂きたかったかな…と。
チルドレン第一話の『薫を抱きかかえている皆本』の対になる絵を見たかったので。
荒野のエスパー編感想。
九具津&黒巻姐さん再登場ですね!新キャラも出てきまして…
男二人とグラサン女は兵部とチャットをしていた人物かと思います。
パンドラ幹部クラスというトコロでしょうか??
コレミツもなかなか美味しいキャラになってますね。
『ただ真面目な人』という印象しかなかったので、ココまで上司に突っ込むとは思いませんでした。
さて、本編のポイントとしては『神』発言でしょうか…。
『将来薫がエスパーのリーダーになるなら、兵部は何をやってるんだ!』と思っていたら神ですか。
神というと、私には『上の視点から人々の様子を見て楽しんでいる』・『人間界には一切関与しない』というイメージがあるのですが…
カニキング>コレが5巻のオマケだったらどうしよう…(ありえないと思いますが)
ポスター>どうも男キャラはいないようですねぇ。
美神・おキヌ+チルドレンかな??
美神新装版も買わないと応募できないということはないと願ってます!
………って、なんて都合のいい設定なんだ(笑)。いや、確かに少年マンガじゃそこはサラッと流しておかないといろいろ面倒なことになってしまいますから、それでいいんですが。
「僕は憎しみで人を殺せる」ってのは、「Vの悲劇!!」での横島・タイガーに教えてやりたいですね(笑)。
> さて、本編のポイントとしては『神』発言でしょうか…。
「神」よりもむしろ、ヘリに乗り込んだ兵部が言った「行きたい所に行くし、やりたいことをやる」(詳細失念)に注目したいと思います。もともと皆本がチルドレンの前で使い、「澪編」ラストで薫に継承されていたセリフですが、ここで兵部までもが口にすることによって、ちょっとこのセリフの意味合いが変化が生じてきています。
当初はこのセリフは皆本が希求する「エスパーとノーマルが共存する明るい未来」の方向のベクトルを帯びており、そのため、先だっての
> それは逆に言えば、皆本との関係が薫の女王としての資質をも
> 伸長させているとも言え、何か運命の皮肉を感じます。
というるかるかさんのコメントにもありましたが、それが澪をも感化しそうになる所に運命の皮肉が感じられていたわけです。
ところが、ここで兵部までがそれを言うことにより、「どこにでも行けるし、何にでもなれる」というのは、それ自身ではどちらの未来も指し示さない、中立なセリフである、ということに方向性が定義し直されてしまったわけですね。タイミングが澪編の直後だったことを考えると、椎名先生は極めて意図的にこの再定義を行ったと考えられます。
…これ、恐い話ですねえ。これからもこうやって、皆本が積み上げてきたことが次々と梯子を外されてしまうとしたら。「未来には絶望しか待っていないのか?」という緊張を高める、椎名先生の作家としての手腕に脱帽です。
………ところで、ECM 発動中に、兵部ほどの器用さを持たないコレミツはどうやって自分の意思をテレパシーで伝えていたんでしょう………って所はツッコんじゃだめ?(笑)(兵部の方が勝手にコレミツの意思を読んでいただけ?)
>>神というと、私には『上の視点から人々の様子を見て楽しんでいる』・
>>『人間界には一切関与しない』というイメージがあるのですが…
神を騙るとは確かに図々しいやっちゃ、とは思っていましたが
彼の超然とした思考と振る舞いは、確かに神の領域ですな。
ただの言葉遊びかと思いきや、兵部はどこか本気で自分を神に
重ね合わせているのかも。
ところで、今回の話は現実世界とリンクする「重い」ネタを
あくまでパロディとして料理したみたいですね。
テロ組織の犯行声明ビデオが「wakuwaku犯行声明のコーナー」とは
ちょっと笑いました。
でもやっぱり、戦争や人殺しをギャグのネタにするのは個人的には微妙。。。
絶チルが「”少年”サンデ」ーのマンガじゃなければそこまで気にしなかったと
思いますが。。。うーん、頭が固いのかなあ私。
話しの感想は時間が取れたら週末にでも再チャレンジ…って事で、今回はさくっとネタ絡み2題(つか、仕事行く前に何やってんだか>自分)。
>カニキング>コレが5巻のオマケだったらどうしよう…
うーん、やっぱコレ…かなぁ? f(^^;
前の原稿速報で先生がオークション云々を持ち出したのも、思えばこの“ネタ振り”だったのかも、なんて <花咲ガニはレアカード(!)ですしね(w
モ、一つ…さて、マンガとは言え往々にして“お断り”が入るのは世の常。
何にせよシチ面倒なこの世の中ですから“予防線”を張って置くのは大事ですよね、ええ。
具体的に言えば…「この作品はフィクションです。実在の人物・団体等には一切関係ありません。」って文言が、“比較的目立たない箇所に”付せられていたりします(ページの最下段とか雑誌の綴じ込み側のサイド部分とかに)。
国家に対して主人公が喧嘩を売ると言う『ハルノクニ』でさへも同様です。
ええ、単なる予防線ですものね、フィクションと解り切ってるマンガで変に四角張っても興ざめなだけです。
…んが!
今回の『絶チル』…“お断り”が付せられた箇所は、別にタチキリがあるページでもないのに、2コマ目と3コマ目の間と言うやたら目立つ場所に!
おまけにその文言たるや…「この作品は(中略)実在の団体、国家とは一切関係ありません。」…!!
「…実在の団体、国家とは…」…文言の位置だけでなく、何だかニュアンスもちょっと切実っぽい…。
流石に編集部でも今回のネタの危うさを認識されていたって事でしょうか? (^^;;;;
そう言えば昔、『極楽』でバチカンネタやった時にも似たような慎重さを仕込んでましたっけ?
何にせよ、命懸けでパロディしてる漢・椎名高志に花束を!…と思ったワケです、ハイ (^^)
※えと、まあ…先生がパロディとして冷たく皮肉りたかったのは罪無き人々(子供さへも区別無く)を傷つける無差別テロに対してであって、決して特定宗教やその教義や神や預言者に対してでは無かったんですよー!…って事だけは、ムスリムな椎名ファンにはご理解頂きたく(←もしかしたら、そういうファンも居るかもしれないので念の為に… ^^;;;;)