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"Firefly" Questions and Answers - ホタルQ&A
   
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ホタルQ&A
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Last Update - 1998/ 1/28

 

ホタルはどういう仕組みで光っているの?

 ホタルは光でコミュニケーションを取る昆虫であることは判ったとして、それではホタルは何故光を発することができるのだろうか。
 それは、ホタルの発光器の細胞に存在する「ルシフェリン」という発光物質の働きによるものである。 

 まず、ホタルも生き物である以上、呼吸をする。呼吸をすることにより、体の中に酸素が取り込まれ、この時にホタルの発光器にも酸素が巡ってくる。発光器には発光物質・ルシフェリンを持っている発光細胞があり、この物質が「ルシフェラーゼ」という特別な酵素の働きによって酸化する。ルシフェリンと酸素がルシフェラーゼの働きによって化学反応を起こす時、光が発生するのだ。 

 ……なんかよく判らないという人もいるだろうが、早い話が「ホタルの体内には光る物質があって、それが光っているのだ」という認識で良いと思う。って、これじゃ説明した意味がないじゃん(笑)。 

  
 それはさておき、ホタルの発光の不思議なところは、酸化による化学反応(燃焼)によって発光しているにも関わらず、まったく熱を発生させない点である。これを、専門用語で「冷光」と呼ぶ。 
  
 これは、先ほど説明したルシフェラーゼという酵素が触媒となり、燃焼で発生したエネルギーのほとんどを、普通の炎のような熱や二酸化炭素ではなく光そのものの形で放出しているからである、と言われている。 
 ホタルの体は、まるで女の子の身体のように複雑で、かつ巧妙にできているのだ。我ながら判らん比喩だ。 
  
           

[Fukazawa, C-WWW]
 
→ホタルは、どこで見れるの?