美神 令子・その人生・その愛
今週で「今、ここにある危機!」編が終わった。思っていたよりも早い、あっけないよーな結末だった。
今回のこのエピソードは、要するに「これからは美神の前世ネタをバックグラウンドにしたエピソードを展開するよー」というメッセージを作者が読者に提示した、というところに、最大の意味があったと思われる。
今年のGS美神は、こんな感じで行くのだろうか? 何にしろ、まだまだ先は長そうだ。
で、終わったはいいけど、結局横島の文珠の謎は、説明がないままに終わってしまった。ひょっとしたら、これも美神の前世と一緒で今後の物語の焦点になるかもしれない。
しかし、これはまだ謎のままなので、予告通り「椎名作品 FAQ」に回して適当な解釈を加えることにする(笑)。ってことで、文珠の謎に関するあなたの推理を大募集。
美神の前世で思い出したのだが、以前 FAQ のネタ集めで美神の誕生日の設定が判った時に、ついでに Nifty-Serve の占いコーナーにある「あなたの前世大研究」(監修:マドモアゼル・愛)で美神と横島の相性を占った結果のログが残っていたので、面白そうだからここで掲載しておく。
……どう?
実に久々の更新。最近無気力でいけない。
今週のサンデーから、新しいエピソード「デッド・ゾーン!!」編が始まった。
比較的真面目なコメントは私の無差別レビューコーナーで書いたので、ここでは不真面目なことを。
ヒャクメがかなりいいぞ 以上。
そんな事はともかく、興味深いのは18日に発売されたコミックスの表紙折り返しにある、椎名氏のコメントである。
ここには、「今後の新展開のため、おキヌをレギュラーからはずした」と取れるような事が書かれてある。もっと端的に言えば――「今後当分の間、おキヌの出番はない」。このコメントからは、現在の新展開に賭ける椎名氏の姿勢の程が伺える。椎名氏には、従来の安定路線(「マンネリ」とか「不調」とかいう声も多かったけど)を捨て、おキヌというドル箱スターを退場させてまで展開させたいものがあるのだろう。
椎名氏がこういう不退転なる認識を表したからには、もはや今までのような面白さを期待するのは難しい。今までと同じ面白さを期待していると、今後椎名氏が展開していく「GS美神」の面白さを享受できなくなってしまうだろう。
もはや、幽霊だった頃のおキヌを想い忍んで「病んでいる」場合ではない。20巻を読んで流した涙を振り捨て強く生きるのだ、おキヌちゃんファン共よ。
先週のヒャクメに続いて今週はメフィストまで出てきたが、なんでもこれらの名前の出典は「アニメ版悪魔くん」なんだそうだ。私はそれほど幼少の頃はアニメを見てなかったので、全然わからなかった。ちょっとくやしい。
話は変わるが、最近私の住んでる静岡では、深夜に「ガンバの冒険」の再放送が流れている。これも私は放映当時はほとんどマジメに見ていなかったのだが(当時は幼稚園児だったけど)、今見てみると凄い面白いっつーか、感動できる。
もしこれを幼稚園児の頃ちゃんと観ていれば、私はもっと勇気のある人間になれたに違いない(笑)。こんな心境になったのは、二十歳過ぎにゲド戦記を読んだ時に「これを中学生の時に読んでいれば…」と思った時以来である。やっぱ、子どもの頃にはアニメだのマンガだの分野にこだわらずに色々観ておかないと創造性が育たないんだなー、と思う次第だ。
私が子どもの頃は「NHKしか見せない親」とか「マンガなんてもっての他と豪語する親」がたくさんいたんだけど、そんな親の下で育った子供たちは、今幸せな人生を歩んでいるのだろうか。
ここの創作紹介ページ「煩悩の部屋」だが、本編がもうそれほど煩悩煩悩と騒がなくなっているし、いいかげんに名前を変更したいと思っている。
題して、
「煩悩より深い愛の部屋」
……ダメ?
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