「美神令子・その人生・その愛」スペシャル

レポート334・「ジャッジメント・デイ!!」その7騒動

(98/ 7/28)

 サンデー98年34号に掲載された「GS美神・極楽大作戦!!」の「ジャッジメント・デイ!!」(その7)は、現在人気最高潮のキャラクター・ルシオラが、瀕死の横島の命を助けるのと引き替えにして自らは犠牲となって果てる、という、まさに「ルシオラの死」そのものを描いたエピソードとなりました。
 当然ながら、今までルシオラを熱烈に応援していた読者の間では、このあまりと言えばあまりな展開は、当然ながら大きな物議を醸し出すことになりました。

 このコーナーは、その「物議」がどんなものであったのかをここで紹介し、ファンがこの衝撃の展開をどう捉えている(いた)のかを考えてみよう、という趣向の元、急遽作成しました。

 なお、ここに上げられている発言は、主に「ベストカップルコンテスト」の横島・ルシオラ組、「ルシオラオンライン」の各コーナーの書き込みから引用したものです。
 引用元の文章を書かれた方には、無断でここに再掲載した事に対してお詫びを申し上げます。


ファーストショック

 今週のサンデー連載の構成は、最後のシーンの「ルシオラの死」を劇的に演出する様に計算されている、と言っても過言ではありません。そして、この演出方法に、大半の読者は見事なまでにハマってしまいました。
 初めて「ジャッジメント・デイ!!」(その7)を読んだ読者のショックの激しさは、この C-WWW の書き込みにも現れています。


納得いかん

 という訳で、今回ヒロイックにルシオラを消滅させた椎名先生ですが、当然ながらこの展開をそのまま受け入れられずに「あんまりじゃないッスか、椎名先生!」という感想を持った読者の方も多かったようです。
 この前の「甘い生活!!」その4の時もそうでしたが、どうも椎名先生はルシオラファンに厳しい展開を持ってきますなぁ。


椎名先生を信じる

 しかし、流石にルシオラクラスの重要キャラクターを、単なる次週への「引き」だけで死なせてしまうという事は、あまり考えられないと思われます。ルシオラを死なせたのは、まず間違いなく今後の重要な伏線に違いないでしょう。
 
 ただ、そう思えるかどうかは、読者がどこまで作者を信じているかにかかっている問題なんですけどね。


復活するのか?

 だが、一度死んでしまったからと言っても、色々と理屈を付ければ復活できたりするのが少年マンガの世界。実際問題として、本当にルシオラが「もう二度と復活できない」と考えている人は少ないのではないのでしょうか。
 何と言っても、今は「コスモプロセッサ」「文珠」の二大万能アイテムが物語の主軸でブイブイ言わせていますので、これらを使えばルシオラの復帰も十分期待できます。っつうか、死んだ魔族が一斉に復活し、さらに美神までこれを使って復活しようとしている以上、ルシオラの復活を期待するのは読者としては当然です。
 
 ルシオラが復活するかどうかは、今後の展開の注目点の一つとなり得るでしょう。


果たして、彼女は幸せだったのか?

 愛する男性を護り抜いて、そして死んだルシオラ。
 果たして、彼女の取った選択は正しかったのでしょうか?
 そして、彼女の短い生涯は、果たして本当に「幸せ」だったのでしょうか?


おキヌファンの反応

 横島=おキヌのカップルを支持するおキヌファンに取って、ある意味おキヌの強烈なライバルであったルシオラの消滅をどう見ているかと言うと……割と冷静な様ですね。
 以下の意見で述べられている「ルシオラの消滅により、最終的に横島は美神とくっつく」展開への誘導に対しては、美神=横島カップルを支持する層にも抵抗感が見られます。この辺は今後どうするつもりなんでしょうかね?


ポエミング

 「不幸は人を詩人にさせる」と申しますが、あまりのショックにポエムが入ってしまった方もおられます。
 という訳で、今回はこのポエムをご紹介。かなり泣きが入ってます。


まとめ

 前回の「美神令子・その人生・その愛」スペシャル(頭の悪いタイトルだな、コレ(笑))にも書きましたが、ルシオラが死んだ意味や理由は、連載が進むにつれて明らかになっていくはずです。C-WWW や Cna-BBS に書かれた感想や予想も、その多くは「今後の展開が読めなかった頃の、過去の発言」として忘れ去られてしまうでしょう。

 しかし、それが出る前の今、あえて「熱心なファン達の間であのシーンがどんな形で受け入れられたのか」をリアルタイムで残しておくことも、今この時の熱気を伝える意味でも有意義な事であると思い、今回もこのようなページを作成しました。

 ここに転載・引用した発言を書かれた方をはじめ、C-WWW や Cna-BBS に参加している皆さんの熱意に敬意を表しつつ、キレイにこのコーナーを終了したいと思う次第です。
 
 
※転載した発言を書かれた方々へ:
 もし、このような形で取り上げられることが不本意であると思われた方は、私までご連絡下さい。対象発言を速やかに削除します。
 


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