【蜘蛛巣姫】専用掲示板

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No.12004/10/03 12:44 fukazawa, C-WWW(cwww@pos.to)

 ここは、ヤングマガジンアッパーズ204年20号に掲載された、「蜘蛛巣姫 〜Princess Spider〜」の感想などを書き込む掲示板です。
 読後にわき上がった感情その他を、お気軽にお寄せ下さると幸いです。

 「絶対可憐チルドレン」でその実力を発揮して存在感を示した椎名高志氏がその次に描く、自称「戦国妖怪ラブコメディー」の内容や如何に!?(おおげさ)

※掲示板への具体的な感想の書き込みは、10月5日の0時をもって解禁とします

No.22004/10/06 09:09 なんと

ふつうに楽しい戦国妖怪ラブコメディー(?)でした。たしかに(?)付ですね(笑)。
話の構造は、けっこうオーソドックスな人外の悲恋ものなんですよね。だからコメディーというのは、少し違うかも。
でも、まさに「力の抜けたバカなもの」で、気楽に読めて、僕は「やっぱ、こういう軽さも椎名マンガの要素だよね」と楽しめました。
信玄が出てきたのはサービスかな。殿とか、いっそ戦国時代のGSも登場!なんて展開でもいいような気はしましたが、そこまではやらんか(笑)

あ。
「現世(戦国)ではライバルに譲って、生まれ変わった相手とこれから(現代で)想いを遂げられそうな妖怪」という展開は、ル○オラファンになにか感じさせるものがあるかも?だったら狙ったのかな?
とか今思いました。椎名氏はそんなこと全然考えてないだろうという想像の方が強いですが(笑)

No.32004/10/06 21:01 素浪人

読み終わってパッと思ったのは「……で、主役は誰なんだっけ……?」でした(笑)。
なんというか、後半に行くにつれてちょっと詰め込みすぎてゴチャゴチャしだした印象です。オチへ繋がる展開が弱いというか。何かいつの間にか諦めちゃってるよ!しかも開き直って助けちゃってるよ!……みたいな。
絶チルであれだけ展開が練り上げられてただけに粗が目立った感じかもしれません。

No.42004/10/07 00:01 こもも

はじめまして、書き込みさせていただきます。

この作品のためにアッパーズを買いましたです。
うわー、前後のカラー企画は男性向けで楽しい。新鮮。

さて、本編。パープル基調の美しいカラーから始まりダーーーーッと読み。
乙女心をなんというか、にくい感じで描いててらっしゃる。
気づいてわかる、どうしようもなさ。というか、イイ女な蜘蛛さんで。
ほれた弱みの描き方が好みでした。
人外のタフではかない想いはなにやらいつもかなわぬものか。

サービス信玄は素直にうれしいです。
こういったズバッと切捨てごめんな戦国アクションは見ていて気持ちいい。

続編あったらいいなー。

No.52004/10/07 17:35 ラシード

 素直に面白かったです。こきつかわれているチョウさんもツボでした。あの巨大リボンを取った姿も(笑)。次号で休刊だからなのか反応が良ければどこかで続編可能なのか迷う最後のあおり文句でした。続編読みたいです。関係ないですが平安時代頃、中国あたりから入ってきた風俗で蜘蛛が天から幸せを運んでくれるというのがあるそうです。

No.62004/10/07 22:13 えーす 23歳 男

 うん。ホントに「力の抜けたバカなもの」で、「軽い仕上がり」でしたね。有言実行な人だ、先生は。イメージを的確に捉えている…。感想は「おもしろいっ。」。…意外にというか何というか、ヤツメ、けっこう可愛い。この作品も連載できそうなクオリティですね。 凄い。 今年はもう先生の作品が読めなさそうな感じで、寂しい。来年には始まるであろう「チルドレン」の連載を待つしかないカナ。
 椎名高志先生へ。   砂漠へ向かってもいいじゃないですか。オアシス創って下さいよ。ダウンタウンだって自分たちの笑いが解らない人はほったらかして来たんですから。判るひとだけ解る最高峰。砂漠のオアシスに興味が無いひとは放っておきましょう。そのうち口コミでも伝わるはず……カナ?

No.72004/10/08 00:37 井汲 景太(ikumi@revery.net)

こじんまりとした佳作で楽しませてもらいました。こういうのを描かせてもうまいですね、椎名先生。さて、次の「ウルトラマン」は………さすがに、ちょっと追っかけられないなあ(笑)。
次はまたどこか青年誌で描いてくださるのを待ちたいと思います。今のサンデーには椎名作品を評価できる能力も意思もないので、とっととサンデーなどというどーでもいい雑誌は見限って、ちゃんと力を発揮できるフィールドに移って欲しいですね。

No.82004/10/08 01:37 ABC

色々出てきて面白かったです
出だしは犬夜叉
首の継ぎ目は忍者武芸帳
姫は隠し砦の三悪人
妖怪との取引は手塚ファウスト
蝶の精はショっカー怪人
破邪の剣はGS
大暴れはスパイダーマン
MRジパングの武田信玄が出て
オチは李ーさん一家
最後のナレーションはビリーワイルダー

No.92004/10/08 22:47 アッパーズをこのために今更買った

忙しくて今週はサンデーも読めてなくて、
そんなんで今日やっと買って読んだアッパーズ。
雲の巣姫はやや期待が大きかったか。
ページ数があと4ページくらいあれば、
もちょっと余裕がある話になったかも。

現代になるまでヤツメは男を見つけられないのか・・。
つか、男のほうが先に死んでしまうのか。
短編集に入らなそうなのが残念。アーカイブつくりますか。

No.102004/10/09 13:25 窓の外

 読みました。話自体は練り込みが足りない、というか、3分待てずに開けてしまったカップヌードル、というか。カップヌードルはうまいけど、もうちょい待てば良かった、みたいな。

 思い出したのは手塚治虫先生の「百物語」。ま、ぶっちゃけ「ファウスト」なんですが、戦国時代の人外(悪魔)との悲恋を描いた傑作中編でもあります。
 この漫画の欠点は純愛VS純愛というか、片思いVS相思相愛という構図で話を落としてしまった点で、この辺はもう少しどうにかならなかったかな、と。連載でやるならともかくも、読み切りでやってしまうと結果的にどちらかがあっさり身を引くしかないわけで、そうなるとどうしても話が軽くなってしまう。あと、彼女たちの思いが回想によって語られるのもそれを助長してる気がします。

 案外集中連載したら面白かった題材かもしれません。「絶チル」連載後の企画としてどうでしょうか。


 あと、この物語の狂言回しはシジミだと思うんですがどうなんですかね。そうなるとこのナレーションもシジミ?

No.112004/10/10 20:50 コピーキャット

椎名作品らしく、急発進、急カーブ、急ブレーキの連続です。
ヒーローがのっけから死んでるというのが、やっぱりすごい。

ちなみに、蜘蛛の目は普通の昆虫のように複眼ではなく、四対の単眼が並んでいます。
だからヤツメなんですね。

作品そのものは、教科書通りの漫画という感じで、素直に楽しめました。
それ以上に結構教科書として使えると思いました。いい意味で基本に忠実で。

No.122004/10/11 01:05 るかるか

えっと、遅れましたが感想です。
椎名先生ご自身が
>チルドレンでなんか心の中のモヤモヤを出し切った直後なので、前回と
>違ってイイ感じに力の抜けたバカなもの描けそうな気がしますしね(笑)。
と、事前に語られてましたが…ホント、そのマンマでしたね (^^)
まぁ、ファン側にしても『絶チル』の時の様な臨戦態勢は解除して肩の力抜いて楽しめましたし、ある意味、一介のマンガ読者としては『絶チル』以上に素直に楽しめたのかもしれません。
内容もそんなに深くツッコムのも無粋な気もしますし…それだけ娯楽作品として良く出来てるって事なんでしょうけど。

ただ…冷静に考えてみると…八郎太殿、アナタ結構変ですよ (^^;
いや、デカイ蜘蛛や蜘蛛の巣を見て(美しい)って感じるのはOKです。 こと、蟲絡みじゃ私も他人のコト言えた義理じゃないですし…(学生時代は昆虫を扱う研究室だった事もあってイロイロあったんですが、それは割愛)。
でも、死後の蘇りを経て意識が戻った後の顛末!…仕舞いにゃぁ糸で簀巻き状態にされながら、自分の今ある境遇が己の発したたった一言で「妖怪女」になびかれてしまった所以!、それを知りながらも自分が死ぬのを待ち構えてたその存在を「けなげ」と感じてしまうその人の良さ、つか、単純さ!
いえ、客観的に見て、私もナツメ姐さんはドエリャー可愛いと思うし、健気だとも感じますけど…でも、当事者となったら言えるセリフじゃないよなぁ〜って、感心してしまったですだよ (^^;
いやはや、一見まともそうだけど、八郎太殿も実はしっかりと椎名キャラです (w

それはさて置き、一つだけ気になったのは、ラスト近くのヤツメ姐さんの「ヤケクソ」暴れの1頁。 これ、見開きの大ゴマだったら、もっと「大暴れ感」が出せただろうなぁ、と…まぁ頁数の都合もあったのでしょうけど。
ただ、ノンブル26頁から27頁の見開き部分が少し読み難く感じ、それまで良いテンポで進んで来た話しが、この2頁部分でゴチャついてしまった様に思えました。

でもまぁ、十分過ぎる程に楽しい作品でした。 こういうのもまた読みたいです!

No.132004/10/11 01:15 るかるか

部分訂正…
ナツメじゃなくて、ヤツメですよぉ〜… _| ̄|○
『クロザクロ』やら『BF』やらで馴染み深くて、「ナツメ」って名前が妙に頭に残ってるようですの(トホホ)

No.142004/10/13 08:41 Iholi(yiholi@nike.dricas.com)

 ふんどし娘!(絶叫)

 いや、今回のアッパーズは「ジョバレ」「つくねちゃん」の流血ブルマも凄かったのですが(いろいろと誤解を招きかねない表現)……女ふんどしとは、実にマニアでレアな萌えの急先鋒で来ましたよ、これは。同じ時代物であっても男比率の高い「MISTER ジパング」などでは滅多にお目にかかれない女ふんどしが遂に! これぞ正しくアッパーズ女ふんどし時代物マンガの先達である「バジリスク」が最後の最後にカラーで披露した執念の白ふんどし2丁、その後を襲う正統後継作品と称べましょう。
 いや、今回は断然ふんどしだね、白ふんどし、ふんどし娘!(一層誤解?を招く表現)

 とまあ、マニアでレアな萌えを喚起?したところで、感想。
 今回も結末(ここでは後日談&オチである最終1頁を抜かした物を結末とします)そのものは1頁半と短めなのですが、昔話風の本作は「Time Slipping Beauty」や短期集中版「絶対可憐チルドレン」の3、4話と違って愁嘆場の雰囲気も違いますし、結末付近に特に大きな波乱も無く(破邪の剣が登場したのは丁度真ん中あたり)実質的にはヤツメが己の負けを悟ったあたりからゆるやかに終結に向かっていたと謂えますので、今回はじっくりとヤツメの果たされぬ思いの寂しさに浸れました。それだけに、後日談の1頁のオチが効いてくると云う物で。 Iholi としましては、近作では出色の構成であったと想います。話の筋そのものを恋愛一本に絞ったのも、ヤツメの心情に視点が集中できて好かったです。
 それと、能動的であるように見えるヤツメの行動原理が徹底的に受動的理由に因るとするのもうまいです。立場と状況から受動的にみえる蜜姫は、しがらみが解けた途端に能動的な意志を表明しますので、全く正反対なのですから。いや、「極楽大作戦!!」の令子とルシオラよりも落ち着いて恋愛が描かれているように想えたので、単純にそれが嬉しいのかも。

No.152004/10/13 23:02 羊田中

タイトルページのアオリがすごい気に入りました。
 もうこの四行だけですごく面白そう!

で、実際面白かったです。ある意味4話通しての絶チルよりも。

 ただし、「物の怪故の愛し方」の描き込みが物足りなかったのも事実です。
オチが「いい男ってなっかなかいないねえ」だけに、余計に食肉欲→愛肉欲の変遷が欲しかった。
 もうちょっとヤツメの心理描写があれば彼女はもっと可愛く思えたのに…………
ってそれは言ってもページ数とかの関係で致し方無い事だったのかな。

話は変わりますが、昨晩、蜘蛛巣姫のパラレルな夢を見ました。
 八郎太を見初める所までは一緒なのですが、そこでの彼女の行動原理は
「子孫繁栄」であり、娘をもうけるために人間の男を引き込むという、
「独身女の悲哀」とはまた別なお話に。

 なんでこんな夢を見たのかは謎ですが、導入部しか覚えていないので、
続きが気になります(^^;)

 八本足のサービス……………ちょっと興味ある(^^;;;;)

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