No.1 | 2000/04/16 01:28 | shinsho(shinsho@pop13.odn.ne.jp) |
No.2 | 2000/04/17 00:45 | 笹蒲鉾(cby82650@pop01.odn.ne.jp) |
〉「忍者というのは一般的に情報屋の総称であり、特に手裏剣投げたり
〉火薬を扱ったりする技術に長けていなくても忍者と呼ぶ」、という
〉ヒナたん(推奨呼称)の説明は椎名先生の解説を代弁するものですが、
〉非常に柔軟性がある設定で、「やあ、配慮が細かいなあ」と感心した次第です。
信玄は烽火リレーシステムを用いたそうですが、このように戦時中は情報が非常に大事だったのですね。
忍者についてもいいのですが、そもそもヒカゲとヒナタの入れ換わりが不思議でしょうがありません。
多重人格で説明をつけようとしても、髪の色が何故変化するのか謎のままですし。
やはりオカルト要素として認めていかなくてはいけないんでしょうかね?
歴史といえど、結局非現実的世界なのか。
No.3 | 2000/04/18 00:11 | しんのすけ |
〉 忍者についてもいいのですが、そもそもヒカゲとヒナタの入れ換わりが不思議でしょうがありません。
〉 多重人格で説明をつけようとしても、髪の色が何故変化するのか謎のままですし。
〉 やはりオカルト要素として認めていかなくてはいけないんでしょうかね?
『漫画的要素』ってだけじゃダメなの?
No.4 | 2000/04/18 00:49 | 沼津市民 |
〉〉 忍者についてもいいのですが、そもそもヒカゲとヒナタの入れ換わりが不思議でしょうがありません。
〉〉 多重人格で説明をつけようとしても、髪の色が何故変化するのか謎のままですし。
〉〉 やはりオカルト要素として認めていかなくてはいけないんでしょうかね?
〉
〉『漫画的要素』ってだけじゃダメなの?
ところで「史実」として、そういったオカルト的な現象がはずせない歴史を持ってる
国ってないんですか?
No.5 | 2000/04/18 01:35 | 中村 守博(task17@mocha.ocn.ne.jp) |
〉〉〉 忍者についてもいいのですが、そもそもヒカゲとヒナタの入れ換わりが不思議でしょうがありません。
〉〉〉 多重人格で説明をつけようとしても、髪の色が何故変化するのか謎のままですし。
〉〉〉 やはりオカルト要素として認めていかなくてはいけないんでしょうかね?
〉〉
〉〉『漫画的要素』ってだけじゃダメなの?
〉
〉ところで「史実」として、そういったオカルト的な現象がはずせない歴史を持ってる
〉国ってないんですか?
そうですね、中華では、『史記』を筆頭とした歴史書では、オカルトな現象を『基本として』
物語に織り交ぜますね。 特に中華の場合は、何事も瑞兆や奇異な現象を何らかの
アクションとしています。
翻って、西欧史では、ローマ、ギリシャ、を例に挙げるまでもなく
なんらかのオカルト的な現象を持っています。
いわんや、ギルガメッシュ叙事詩、旧約聖書、等々、凡そ歴史において
オカルト的な要素は不可欠であります。
元々、この投稿の元は、『ヒナタ、ヒカゲ』の入れ替わりのオカルティックな
要素と、ジパングの元々持っている戦国時代の要素との整合性がとれないのではないか?
って所から来ていると思うのですが、私が思うには『MISTERジパング』は、椎名高志先生のお持ちの歴史的
ポテンシャルリソースを、自分なりに解釈して構成された、ファンタジーであると思います。
この方式を持ってきて成功した漫画作品に、『封神演義』がありますが、
この漫画は、殷周革命の歴史を演義化したものを、更に作者『藤崎竜氏』が
自分なりのセンスと創造力で再構築した物語であります。
内容は言うまでもないですが、私としては、椎名高志先生もこの方式に多少の
影響をお持ちになっているのは間違いないと思います。
その根拠としては、信長愚連隊が、蜂須賀氏の砦に襲撃した時に、騎馬隊のBGMに
暴走族と同じ、ぱららら〜♪、などの効果音を流している所から明白です。
つーか、私は十分『GS美神・極楽大作戦!!』で、オカルティックな描写には
慣れていると思うのですが、やはり『戦国時代』という元ネタがある以上
それに従って歴史的な解釈で疑問を投稿するのも宜しいと思います。
ただ、余りにも歴史に拘り、パロディの大家『椎名高志先生』の新作『ジパング』
の愉しみ方の幅を狭めるのは本末転倒です。
物語はまだ始まったばかりです、C−WWWの fukazawaさん が述べられていたように
この作品は長期に渡る連載になることは確実です。
その初っぱなから、史実にそぐわないからといって物語の展開を拒否してしまうのは
漫画の愉しみ方としては間違っていると思います。
無論、笹蒲鉾さんも戦国時代の史実を自らの信念として、このヒナタヒカゲの事を
「納得出来ない」って思ったのですから、Cna-BBSの常連様も『その様な感じ方をする読者もいる』
って納得すべき度量を持ってもらいたいと思います。(希望)
無論、歴史的観点から考察するときには、ここをご覧になる人達を『納得』させる
努力が必要でしょう。
と、かなり僭越至極な投稿になりましたが、漫画と史実との摺り合わせの感想投稿で、
険悪な傾向が続くのは哀しいことです。
ヒカゲとヒナタの入れ替わりのプロセスは、あまり深くは追求しなくとも
椎名先生自身がいずれ、ジパングで語ってゆかれると思いますので、
あまり、深刻になることは無いと思います。
みんなで愉しもうよ/中村@休養中
No.6 | 2000/04/18 12:34 | fukazawa(fukazawa@st.rim.or.jp) |
ある掲示板で見かけたネタ:
「ヒナタの姉、ヒカゲが持つ特殊能力とは何か?」
「MISS ジパングに選ばれる」
私も始めてヒカゲが出てきた時は疑問に思いましたが、その後のヒカゲの使われ方(
読者なら誰でも知っている歴史的事実を物語の中で「予言」の形で伝え、話に説得力を
持たせる役割)を見た後は、「こういう使い方に限定するんだったら、別にオカルトチ
ックな能力を持ったキャラが一人いても問題ないだろう」と思うようになりました。
「歴史マンガにオカルト要素があるからおかしい」という見方ではなく、「予言とい
うオカルト要素をこれからどう歴史マンガの中で運用していくのか?」という見方をし
た方が、マンガを素直に楽しめると思います。
とりあえず、ヒナタとヒカゲの二重人格や髪の毛の色が変わるとかについては、今の
段階では「まぁ、マンガだから」で済ませておいて問題ない事項だと考えます。特に髪
の毛の色については、私なんかは単に「キャラの見分けを付けやすくするため」以上の
意味はないと思っていますし(←夢がない)。
何にしろまだ物語は始まったばかりであり、今の段階ではあんまり気にする必要はな
いでしょう。ヒナタとヒカゲの出生に関しては、今後伏線の一つとして活用してくる可
能性もあり得ると思ってます。
というか、歴史的な解釈からすれば、今週の信長さまも十分ヤバイのではないかと思
いました。あんなバカな(誉め言葉)信長見たことねぇ。
今回の信長の姿は「このマンガの中の信長はこういうキャラだ!」というのを強烈に
アピールする事に成功していますなぁ。
fukazawa / 結局全然「フツーの巫女」じゃねぇやん>ヒナたん
どっちかってゆーと、小原乃梨子さんより田中真弓さんかなあ?(Generation Gap)
どうも、今週の96〜97P見開きで倒れ伏すほど笑っちゃったshinshoです。
いやあ、ほんとにこの辺のセンスは少年誌界随一だよなあ。
それから、今回の中心のひとつとして挙げられるべきもうひとつのポイント、
おふとん忍者の解釈について。「忍者というのは一般的に情報屋の総称であり、特に手裏剣投げたり
火薬を扱ったりする技術に長けていなくても忍者と呼ぶ」、という
ヒナたん(推奨呼称)の説明は椎名先生の解説を代弁するものですが、
非常に柔軟性がある設定で、「やあ、配慮が細かいなあ」と感心した次第です。
つまり、ヒカゲねーさんもれっきとした忍者なんですね。
そんで、この解釈というのは椎名先生独自のものなのか、それともなにか記録に
基づくものなのか興味があったので、少し調べて見ました。
忍術の源流というのは、538年仏教とともに伝来した世界最古の兵学書「孫子」
がそれにあたるとされているそうです。当時、有力豪族だった蘇我馬子が間者を
つかって暗殺・諜報活動を繰り広げ、勢力を築いたらしいですね。
後にこの兵法を実戦的な暗殺技術にまで高めたのは、山伏であるとする説が
有力だそうです。いずれにしても、忍術というものは 孫子の兵法にある
「頭脳による勝利を優先すべし」との部分を汲み取り、応用されたもので、
その実践のための情報収集の任務を担ったのが忍者だったようです。
情報収集が最大の活動だったのは、その通りの様ですね。
暗殺活動もその中に汲みこまれ、いわゆる我々が忍者と聞いて真っ先に想像する
姿の忍者たちが生まれていった様です。でもやっぱり忍術というのは暗殺術や
潜伏・逃走と言ったための技術であった様で、格闘術的なものではなかった様ですね。
兵法に基づくからには、「戦争のための」諜報活動をするものが忍者であったようですが、
椎名先生はここをうまく解釈して、
「情報を受け取った側がその情報を政治・戦争にも利用する」
と言う意図がある場合、利用される情報屋さんは特に戦争に直接関係する
情報屋さんでなくとも広義の忍者という事になる、とした様です。
非常に見事な解釈ですね。
フィクションを構築するにあたり、こういう設定の妙を張れるのは
面白い作品を描く作家さんの腕の見せ所ですが、椎名先生はこういう所もうまいですね。
歴史パロディと言う意味が、なんとなくわかった気が致します。