No.1 | 2000/04/29 00:48 | 鈴木(chi6suzu@cocoa.ocn.ne.jp) |
No.2 | 2000/04/29 01:20 | Who are me? |
〉 皆さんに激賞されている今回の展開ですが、私としてはあまり面白くないと
〉思いました。
〉 一応あの頓知は上手いと思いましたし、能面と衣装も時代にふさわしく良
〉かったとは思いましたが、そこに至るまでの見せ方がくどすぎました。
〉
〉 ヒナタも、今日初対面の蜂須賀小六も、「日吉になら出来る」と碌な根拠も
〉なしに誉めそやし、凄い凄いと解説するもので、“結局、これはマンガで、日
〉吉は主人公なんだから、上手くいくに決まってる”と白けてしまうんです。
〉 そんなことまでしなくたって、あの場で信長のひととなりを知ってるのは彼
〉一人なんだから、もっとさりげなく自然な流れであの方法にもって行けたと思
〉います。一応自分の知略に自信もあり、村の安全を誰より案じているはずの小
〉六が、「信長と戦ってみないか」というテーマそのものを棒読みのセリフにし
〉たような発言をするに至っては、村を守ることより、日吉が「やる気を出す」
〉ことの方が大事なのか? と思えるわけです。物語としての重点は確かにそこ
〉ですが、キャラクターに不自然な態度、発言させてまで描くことではないと思
〉います。
〉
〉 よく比較されていた横島ですが、彼はむしろ、最初は過小評価され、例え
〉上手くいっても、運が良かっただけと言われる有様でした。雪之丞に過大評価
〉された時にも「勘違い」として笑いのネタでした。時間をかけて才能を顕わに
〉していったわけで、それに比べると今回の日吉の『才能』は、まるで書き割り
〉のように薄っぺらに見えます。
No.3 | 2000/04/29 06:15 | 中村 守博(task17@mocha.ocn.ne.jp) |
なら、具体的にその白けたという『貴方の考えを文章に』出来ないのですか?
この様な、「さらし者の様な」レスの仕方は、鈴木さんに失礼とは思わないのですか。
と言う訳で、私がこの鈴木さんの投稿に返答したいと思います。(笑)
〉〉 皆さんに激賞されている今回の展開ですが、私としてはあまり面白くないと
〉〉思いました。
確かに、私もそう思いました。何故なら先週の段階であれほどの
問題提起(伏線)をなした割りには、あまりにもあっけない展開だったからです。
〉〉 一応あの頓知は上手いと思いましたし、能面と衣装も時代にふさわしく良
〉〉かったとは思いましたが、そこに至るまでの見せ方がくどすぎました。
うーん、頓知と考えた方が無難ですね、と言うのも
現在の「日吉」が、信長に対して「意識して策を為す」ってのは
まだまだ、物語の積み重ねが足りないと思いますしね。
〉〉 ヒナタも、今日初対面の蜂須賀小六も、「日吉になら出来る」と碌な根拠も
〉〉なしに誉めそやし、凄い凄いと解説するもので、“結局、これはマンガで、日
〉〉吉は主人公なんだから、上手くいくに決まってる”と白けてしまうんです。
うーん、それは少し深読みしすぎではないかな?(笑)
まだ、「日吉が主人公」って具体的に椎名先生がジパングで
描写しているわけではないし、まだまだこの漫画の「真の主役」
を決めるのは、時期早々かも?
ましては、ジパングは「戦国時代のフォーマット」を元に
その先は、椎名高志先生の「歴史ファンタジーシュミュレーション」な感じで
「椎名流戦国絵巻」を展開するのだと私は思いますし。(笑)
〉〉 そんなことまでしなくたって、あの場で信長のひととなりを知ってるのは彼
〉〉一人なんだから、もっとさりげなく自然な流れであの方法にもって行けたと思
〉〉います。
うみゅう? 「信長のひととなりを知っている」=「今回の解決方法」
ってのは、かなり難しいと思いますが?
ここで、鈴木さんが言われる「さりげなく」とはどの様な展開なのかな?
ここを知りたいですねー。
〉〉一応自分の知略に自信もあり、村の安全を誰より案じているはずの小
〉〉六が、「信長と戦ってみないか」というテーマそのものを棒読みのセリフにし
〉〉たような発言をするに至っては、村を守ることより、日吉が「やる気を出す」
〉〉ことの方が大事なのか? と思えるわけです。物語としての重点は確かにそこ
〉〉ですが、キャラクターに不自然な態度、発言させてまで描くことではないと思
〉〉います。
ここでは、私とは意見が分かれますね。むしろ私としては今回の展開は
非常にガッカリしました・・・が、前記の通り、華麗に「策を為す」日吉は
まだまだ、物語の積み重ねによる説明が難しいと思います。
確かに「信長と戦ってみないか?」のセリフによる展開は
決して、信長を「ぎゅう」って言わせるのが目的ではないと思います。
前にも言っていたように、「みんなで幸せになろうよ。」的な
お互いの「誤解」を如何にして穏便に収拾するかが目的だと思います。
鈴木さんの言われる通り、「やる気を出す」ってのは、大事なことです。
日吉というキャラが、登場時から「ネガティブ」であり、稲葉山乱入事件
に巻き込まれて、その後、徐々に「アクティブ」なキャラに成長していく
過程を、現在のジパングは各次元のバランスを取りつつ展開していると思います。
その次元とは何か?
1.道三&信秀オヤジラインによる、政略的(史実にある程度脚色化)な次元。
2.信長率いる血気盛んな若者の物語。(今日から俺は。東京番長、東京刑事的脚色)な次元。
3.日吉、とそれに付いていく「ヒナタ&ヒカゲ」の、軽いラブコメの次元。
4.これらに、ファンタジーや色々な脚色を肉付けしていく整合性を持った次元。
ってなりますね、私としては。
と言うか、1は、オヤジがガンガン活躍する、椎名先生がお好きな展開かも?
〉〉 よく比較されていた横島ですが、彼はむしろ、最初は過小評価され、例え
〉〉上手くいっても、運が良かっただけと言われる有様でした。雪之丞に過大評価
〉〉された時にも「勘違い」として笑いのネタでした。時間をかけて才能を顕わに
〉〉していったわけで、それに比べると今回の日吉の『才能』は、まるで書き割り
〉〉のように薄っぺらに見えます。
ここは、難しい問題と思いますね。
日吉=横島 と単純に比較が出来うるのかが一つ。
日吉の「考える」と言う、「力」が、「運」と同一的に表現される漫画なのか?(ジパングが)
薄っぺらってのは、キツイ表現ですねー。
私も先週は「狙撃兵」+「信長にプレッシャーを与える」って日吉の策が
具体的に提示されましたが、その回答は、自らを道化と為して
信長に「考えさせる時間を与える」ってことに費やされました。
実は57〜58ページの信長の葛藤については、まだ思考中なので
具体的な事は書けませんが、信長が喋った「渡せない人間」ってのが
引っ掛かってますね、少なくとも「犬千代」をノシた小六の手下では無いと思うのですが・・・。
と、鈴木さんの投稿を白けたと言う前に、まずジパングを良く読み
自らの感じたことを、具体的に纏め、氏の文章に自らが「白けた」と言う事を
具体的にレスすることが重要だと思います。
イキナリ全文引用で「さらす」行為は TOP にも反するのではないですか?
また、その投稿をにさえ反駁を加える程の、文章構築力があなたには無いのですか?
また、これ以上は言い過ぎとは思いますが、メルアド無し、HNも即興的な要素が見え
るのは、情に激した結果ですか?
私は、HNは使っておりません、自分の出した意見に対しては責任を持つ。
それ故に実名を出して Cna-BBS に投稿しています。
せっかく椎名先生の新連載が始まったのに残念でなりません。
って、今回の蜂須賀編については別に私なりに考察したいと思っています。(笑)
一晩中レンタルしたアニメをダビングしていた/中村@休養中
No.4 | 2000/05/01 01:58 | shinsho(shinsho@pop13.odn.ne.jp) |
鈴木さん、中村さん、及び、名も知らぬ方へ。
shinshoです。
〉 なら、具体的にその白けたという『貴方の考えを文章に』出来ないのですか?
〉 この様な、「さらし者の様な」レスの仕方は、鈴木さんに失礼とは思わないのですか。
自分も、失礼な投稿だと感じました。ここのBBSが何のためにある場所か理解している人なら、
どちらが白ける投稿であるか、自明の理ですね。掲示板でのマナーに関する点では
気になりますが、本題とされるべき「今週のMISTERジパング!」に関する限りでは黙殺
してよろしいかと。で、鈴木さんと中村さんそれぞれにレスポンスを書かせていただきます。
(引用文の順序を一部変更しました)
〉〉〉 一応あの頓知は上手いと思いましたし、能面と衣装も時代にふさわしく良
〉〉〉かったとは思いましたが、そこに至るまでの見せ方がくどすぎました。
〉
〉 うーん、頓知と考えた方が無難ですね、と言うのも
〉 現在の「日吉」が、信長に対して「意識して策を為す」ってのは
〉 まだまだ、物語の積み重ねが足りないと思いますしね。
〉
〉〉〉 ヒナタも、今日初対面の蜂須賀小六も、「日吉になら出来る」と碌な根拠も
〉〉〉なしに誉めそやし、凄い凄いと解説するもので、“結局、これはマンガで、日
〉〉〉吉は主人公なんだから、上手くいくに決まってる”と白けてしまうんです。
〉
〉 うーん、それは少し深読みしすぎではないかな?(笑)
〉 まだ、「日吉が主人公」って具体的に椎名先生がジパングで
〉 描写しているわけではないし、まだまだこの漫画の「真の主役」
〉 を決めるのは、時期早々かも?
この点は中村さんに同感ですね。更に言いますと、主役というキャラクターが
一人であるという事もないですし、「主人公だからうまくいく」という仮定も
現在では意味を持つものではないんです。特に複数の主人公が設定されている
物語では、少年向けだろうが少女向けだろうが序盤で主人公の一人が死んで
しまうような事は珍しくなくなりました。いや、「死」まで持ち出すのは表現が
極端ですけど。
自分としては、ヒナたんや蜂須賀頭領が「日吉を誉めそやしていた」と言う印象を
全く持たなかったので、鈴木さんの指摘は意外でもありました。小六の旦那は
日吉の人使いとしての才能を評価してはいますが、全面的に日吉を認めてる訳
ではないし、信じきっているどころか心配しているのはヒナタちゃんも同様です。
これはそれぞれの、
「・・・あんなので大丈夫なの?」
「まかせた以上、あいつを信じるしかねぇな。」
「問題は信長にそれが通用するかどうかだが―」
との台詞から、読み取る事ができるかと思います。
日吉への才能の評価はそれを自分が一応の策として認めたという
頭領自身の決断の意思表示であり、日吉賛美のためのみとは考えませんでした。
これは当人もなかなかの策士とされる蜂須賀殿のキャラクターを尊重しての事です。
彼が単なる引きたてキャラであるなら、事前にアレだけのインパクトをこのキャラに
与える必要はないんですね。
更に、蜂須賀頭首は日吉のピンチに際して
「助けるか!?それとも村のために―」
と思案しています。
ここまでで描写された蜂須賀小六正勝と言うキャラクターが日吉を仲間として
全面的に信頼していたなら、このような一瞬の迷いの描写は不用なんですね。
日吉の命が村の安全と引き換えにされるかも知れなかったのは、
まだまだ日吉の策が「ダメ元」で遂行されたものであり、小六殿が
村の存亡を日吉に全面的にまかせていたわけではなかった事の証明となります。
ですから自分には、このエピソード全体に主人公賛美による緊張感
の虚脱があったようには思いませんでした。そう思えた原因は描写の質より、
先週の引きの割に1エピソードでまとまってしまっていたという描写の短さにあった
のではないでしょうか?確かにもう一寸じっくりいってもよかった気はします。
また、以下の部分の件ですが、
〉〉〉一応自分の知略に自信もあり、村の安全を誰より案じているはずの小
〉〉〉六が、「信長と戦ってみないか」というテーマそのものを棒読みのセリフにし
〉〉〉たような発言をするに至っては、村を守ることより、日吉が「やる気を出す」
〉〉〉ことの方が大事なのか? と思えるわけです。物語としての重点は確かにそこ
〉〉〉ですが、キャラクターに不自然な態度、発言させてまで描くことではないと思
〉〉〉います。
これについては、先ほど挙げた蜂須賀殿の台詞がフォローとして働いていると
考えて問題ないかと思います。1週遅れてのフォローですが。
小六殿は、「日吉にある程度はまかせても案外いけるかもしれない。ダメなら・・・」、
そう思ったぐらいとすれば、まあ不自然ではないかと。ただ、フォローが遅れた事は
事実ですね。この辺、たぶん気になる方はどうしても気になると思いますが(^^;;
ともかくも今回はまだ日吉は、信頼の面に関しても自身のやる気の面に関しても
大躍進したわけではなく、まだまだ本の序の口なんです。横島君との対比がありますが、
まだ日吉は横島君がGS試験に出場する段階まで行っておりません。横島君は8年間椎名
ワールドに歴史を刻んだキャラで、その成長の過程は全体を通してみる事が出来ますが、
日吉はまだ連載が始まったばかりのキャラクター。この時点では横島君と対比するのは
かなり酷なのではないかと思います。やっと真友君のレベルに達したというところで
しょうかね。ほら、いつだったか話ましたよね。真友君も短編エピソードキャラである故に、
横島君と比較するとキャラの厚みがかすんで見えちゃう事もあるって話。
キツネの変奏曲!!のときだったと思いますけど。
以下は中村さんへ
〉 鈴木さんの言われる通り、「やる気を出す」ってのは、大事なことです。
〉 日吉というキャラが、登場時から「ネガティブ」であり、稲葉山乱入事件
〉 に巻き込まれて、その後、徐々に「アクティブ」なキャラに成長していく
〉 過程を、現在のジパングは各次元のバランスを取りつつ展開していると思います。
〉
〉 その次元とは何か?
〉
〉 1.道三&信秀オヤジラインによる、政略的(史実にある程度脚色化)な次元。
〉 2.信長率いる血気盛んな若者の物語。(今日から俺は。東京番長、東京刑事的脚色)な次元。
〉 3.日吉、とそれに付いていく「ヒナタ&ヒカゲ」の、軽いラブコメの次元。
〉
〉 4.これらに、ファンタジーや色々な脚色を肉付けしていく整合性を持った次元。
〉
〉 ってなりますね、私としては。
日吉のキャラクターの色を見ていますと、今回の件以降も、日吉はもうしばらく、トラブルに
巻込まれ、その中で目いっぱい苦労してトラブルを解決する、というパターンが続きそうです。
自分からアクティブに行動し出すのはまだ先かな?ほんとは平穏無事に暮らしたいけど、皆の
ためにそうもいかなくて、云々考えて「よかったあぁ・・・・またなんとか誰も死ななかった・・・」
とかいうパターンを繰り返して、その間にキャラを育てる気がします。もうしばらく、
「俺はヒーローじゃあないから・・・・」って言いながら頑張る日吉が見ていたいですね。
そんでその横で、小六さんとヒナタちゃんが、
「謙遜すんな、大金星だぜ!!」
「そうよ、立派なヒーローよ!」
・・・って、あああっ、考えただけで超燃える!!(ぞくぞくぞくっ) 【コミックス4巻178P参照】
こんせんとれーしょん コンセントレーション concentration・・・・
一寸取り乱しましたが、おいらはそんなタイプのキャラクターが大好きなんですね。
なんだかんだ言っても今回違和感を感じなかった原因は、蜂須賀氏同様、日吉に惚れこんで
しまったからかもしれません。
by 不自然にならない限り、ポリシーとしてキャラクターを呼び捨てにしない事に決めてるけど、
まだジパングキャラの呼称が定まらなくてちょっと苦労しているshinsho
皆さんに激賞されている今回の展開ですが、私としてはあまり面白くないと
思いました。
一応あの頓知は上手いと思いましたし、能面と衣装も時代にふさわしく良
かったとは思いましたが、そこに至るまでの見せ方がくどすぎました。
ヒナタも、今日初対面の蜂須賀小六も、「日吉になら出来る」と碌な根拠も
なしに誉めそやし、凄い凄いと解説するもので、“結局、これはマンガで、日
吉は主人公なんだから、上手くいくに決まってる”と白けてしまうんです。
そんなことまでしなくたって、あの場で信長のひととなりを知ってるのは彼
一人なんだから、もっとさりげなく自然な流れであの方法にもって行けたと思
います。一応自分の知略に自信もあり、村の安全を誰より案じているはずの小
六が、「信長と戦ってみないか」というテーマそのものを棒読みのセリフにし
たような発言をするに至っては、村を守ることより、日吉が「やる気を出す」
ことの方が大事なのか? と思えるわけです。物語としての重点は確かにそこ
ですが、キャラクターに不自然な態度、発言させてまで描くことではないと思
います。
よく比較されていた横島ですが、彼はむしろ、最初は過小評価され、例え
上手くいっても、運が良かっただけと言われる有様でした。雪之丞に過大評価
された時にも「勘違い」として笑いのネタでした。時間をかけて才能を顕わに
していったわけで、それに比べると今回の日吉の『才能』は、まるで書き割り
のように薄っぺらに見えます。