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99/ 5/31

今週の景気悪い会話

 「今オレが仕事を手伝ってるところって利益が出なくて、バイト代がなかなか出ないんですよねー」
 「へぇ。大変だねぇ」
 「なんか、今までの勤務時間ともらったバイト代から時給を計算してみると、たったの(あまりに低いので放送禁止)円にしかならないんですよね。『GS美神』の横島クンより時給低いッスよ」
 「う、時給(放送禁止)円……で、でも、それでも一応おキヌちゃんよりは時給高いよな?」(←フォロー)
 「いや、おキヌちゃんは生き返ってから横島クンよりもバイト代が高くなったから……」(←フォロー失敗)


 皆様方におかれましては、相変わらず景気悪いですか?
 こちらは、椎名高志ファンホームページ C-WWW ですけれども。

 まぁ、そんな感じでマジ景気悪い今日この頃なのですが、そんな不景気の折、5/18 に発売された「GS美神」コミックス36巻がトーハン調べのコミックランキングトップに立つという快挙を成し遂げていたことが明らかになり、このサイト的には久しぶりに景気の良いニュースとなりました。
 私の記憶が確かなら、「GS美神」がトーハンのコミックランキングでトップに立ったのは、おそらくコミックランキング史上初の快挙なのではないのでしょうか? 関係者各位としては「ようやく念願かなった」、というところなのでしょうね。作者黙認ファンサイトの立場として、とりあえずおめでとうございますと申し上げておきます。


 36巻が発売された 5/18 は、同じサンデー誌上で連載されている「からくりサーカス」8巻も発売されており、個人的にはこれがライバルになるんだろうなー、と思っていましたが、その「からくりサーカス」をもランクで上回る快挙を見せてくれました。藤田和日郎先生が「うしおととら」を描いていた頃は後塵を拝する事が多かった我らが「GS美神」ですが、今ではついに「からくり」と互角以上の戦いができるようになったのですね!

 私の中では、「GS美神」椎名氏と「からくり」の作者の藤田氏の二人は、既に「宿命のライバル同士。しかし、戦いの中で熱い友情が芽生え、今は深い絆で結ばれている」という設定になっているので、この二人のマンガが売り上げでトップを競う展開は望むところなのですよ。つまり、この二人の関係は、例えるなら「スト2」のリュウとケンであり、「サイキックフォース」のバーンとキースであり、「FFVII」のセフィロスとクラウドのような関係であって、それ故にやおいもバッチリなのです!(←既に現実と妄想の区別が付いていません)

 っつうか、「からくりサーカス」は鳴海が本編に復活したコミックス7巻以降の部分はマジで凄い面白いので、サンデーを読んでなくてコミックスで「GS美神」買ってる向きには、ぜひお勧めしたい所存です。みんな「からくりサーカス」買うべき!
 頑張れ藤田先生と椎名先生! サンデー公認マンガ家カップリング(妄想)であるところの、久米田康治×北崎 拓両先生に負けるな!


 ……以上、「男が二人いれば、煩悩次第でどんな人物同士でもやおいは可能」という凡例を無理矢理示しつつ、今週の更新情報ですが:


更新情報:

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。



     空更新でした(オチ)。
     ではまた来週!


    追加情報:

     ここの掲示板とかに時折書き込みして下さっている「溶解ほたりぃHG」さんが、彼のサイト上において、ここの連続突撃システムとコンパチなページ「シロvsタマモ 春の萌え萌え大作戦!!」の公開を開始しました。
     その名の通り、シロとタマモ限定の連続突撃キャラ萌えページのようです。興味のある方は参加してみて下さい。


  • 99/ 5/23

     ドクロドクロ!(挨拶)

     という訳で、皆様こんにちは。こちらは、「GS美神・極楽大作戦!!」コミックス36巻の表紙の絵にナイス骸骨が出ていて嬉しい私こと深沢(属性:ドクロ萌え)が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。
     みんな骸骨になってしまえばいいのに!(問題発言)


     それでコミックス36巻の感想なのですが、この頃は長きに渡って続いていたアシュタロス編が終了した直後という事もあり、今後の展開を探るために色々と試していた時期ではなかったかと思います。美神のクソ女っぷりや横島のダメっぷりを強調した初期の頃のようなノリの話がある一方で、「ゴーストスィーパー」という職業の定義に『異世界の住人達と人間との仲介者』を加えてその存在に社会的な意味を持たせたり、新キャラとして栃木県出身のミス殺生石ことキツネ少女のタマモを出して活性化を図ったりと、試行錯誤をしている様が伺えます。

     また、その36巻以降の「GS美神」は、アシュ編の頃から美神令子以上の存在感を示していた母・美神美智恵、36巻の最後で再登場したシロ、そして唐巣神父などが主役となった、いわゆる「旧キャラの復権」がテーマになっていると思われる話が展開されており、どれも高い評価を得ているようです。
     アシュ編終了直後の頃は、「この調子じゃ復調はもう無理じゃないか?」という意見も見られたりしたのですが、最近は作者の側もかなり調子を上げているのではないのでしょうか。


     ただ、36巻以降の展開にあえて苦言を呈するとするなら、今後の方向性のようなものがイマイチ見えてこない点を指摘したいです。アシュタロス編という連載初期からの伏線を全て使い果たした大長編が終わった直後でもあり、しばらくは読み切り系の短編が続くのも仕方がないとは思うのですが、なんか今後の方向性というか、このマンガが最終的に何処を目指しているかをそろそろ垣間見せて頂きたいな、という気持ちも正直あります。

     いやマジメな話、アシュタロス編が終了した後に、残っていた伏線(美神の父親とか横島=美神の関係のケリとか)を回収した上で連載を終了させても、別に大半の読者はそれほど文句を言わなかったのではないかと思うんですよ。みんなそれなりの覚悟はしていたと思いますし。
     ――でも、せっかくアシュ編が終了した今でも連載が続いている訳ですから、何かもう一つやらかして欲しい所存です。確かに、現状でもこのマンガは十分面白い事は間違いなく、このクラスのマンガを今でも安定して創り出せるという作者の実力を改めて実感はしているのですが、でも「GS美神」がただマンガの連載の継続だけを目的にした普通のマンガになってしまうのは、なんかちょっと悲しいモノがありますからね。


     あと、36巻でちょっと残念に思ったのは、アシュタロス編が終わった事によるGS美神世界の影響がまったく見られなかった、という事でしょうか。
     35巻までの展開で、あれだけ世界中に厄災が起こったというのに、マンガ内での世界では今ではそんな災害の爪痕すら残っていませんし、横島や美神といった主要キャラも、まるでアシュ編など存在していなかったかのような振る舞いに戻ってしまいました。特に、34〜35巻で惚れた女を守るために全力で奮迅の活躍を見せる格好良い横島を見た後で、36巻「沈黙しない羊達!」の金のために美神に平気で銃を向けるヨゴレ役の横島を見てしまうと、「アシュ編って、結局このマンガに何をもたらしたんですか?」とか思えてしまう事しきりですよトホホ。
     やっぱり、作者の中では、アレはなかった事になってしまっているのでしょうか?

     また、先週までサンデーで展開されていた美神美智恵とその夫となる公彦の馴れ初めを描いた「GS美神 '78」編も、この話の中での美智恵と公彦のラブっぷりは存分に展開されていたものの、そのラブコメ的な要素が美神やその他のキャラに影響する方面に話が展開されなかったため、こちらもやはり「外伝」的な位置付けのお話になってしまった感があります。
     どうも36巻以降、「GS美神」はラブコメ要素をストーリーの中に組み込むことを放棄してしまったような気がします。ちょっと残念ですね。

     「GS美神」の格闘マンガ的な要素を担っていた対魔族・アシュタロス編は彼方に過ぎ去って忘れ去られ、もう一方の柱であったラブコメ的な展開も作者がその進展を望んでいないように思える今、このマンガはどんな方向に向かおうとしているのでしょうか。
     何らかのテーマ的な要素を全面に押し出して終演に向かうのか、それとも現状のまま短編を積み重ねてGS美神世界の「日常」を描写し続けるタイプのマンガのまま連載を継続させて行くのか?

     今や名実共にサンデーの中心的な存在になった、このマンガの明日はどっちだ


     ――と煽ってはみたものの、なんか今のサンデーは中堅・ベテラン作家を多数起用した超安定路線を取っているため、余程の事(36巻の売れ行きが極端に悪いとか)がない限り、「GS美神」の連載は継続していくのではないかと思うのですが。なんだか煽り甲斐がなくてつまんないですね(問題発言)。

     それに、ラブコメ要素などの既存の展開の延長を期待するのは、36巻以降の「GS美神」を素直に楽しむためには不必要なものかも知れませんし……。



    更新情報:

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。



     っつうか、早い話が今週は空更新です。イェア!(空元気)
     なので、空更新ついでに、多分他のサンデー系のファンサイトでは絶対触れないと思う話題を少し話して終わりにしたいと思います。

     今週のサンデーのカラーページには「チホのアカデミー賞ゲスト招待記!」というレポート記事が掲載されていましたが(な、他のサンデー系サイトじゃ絶対に取り上げない話題だろ? どうよ!)、この記事は「少年誌でアカデミー賞をあえて取り上げた」と言う意味で、なかなか意味のある記事だった、と評価しています。
     まぁ、「果たして、今のサンデーにアカデミー賞に興味がある人間がどれくらいいるの?」という点はとても気になりますが、こういう挑戦的な内容の記事をあえて載せる気概は買いたいです。

     私が読んだことのある今年のアカデミー賞を扱った記事は「ニューズウィーク」誌のものだけなのですが、こちらは『司会のウーピー・ゴールドバーグのジョークが下品でうんざりした』とか『主演女優賞を受けたグウィネス・バルトロウのスピーチは取り乱していて痛々しいほど最低』とか『「プライベート・ライアン」じゃなくて「恋に落ちたシェイクスピア」が最優秀を受賞するなんて、ハリウッドも変わったねぇ』とかいう毒舌系の記事ばっかりだったため、それとはまったく違った好意的で素直な視点で書かれている「チホのアカデミー賞ゲスト招待記」は、物事の両極端な視点を観察するという意味でも有意義でした。

     とにかく、比較的存在を軽視されがちなマンガ雑誌の文章記事ページにおいて、ここまで手間・暇・金をかけた企画を実行する根性は大したモノだと評価したいですね。また、ライターのチホこと新村千穂さんの文章も、あの千代大海を不調に追い込んだと評判のロビン・ウィリアムス氏インタビュー(まだ言うか?>オレ)と比べるとかなり読みやすく/判りやすくなっており、この点も良かったです。それに、今回は「(笑)」の乱発もないしな!(←エラそう)
     少年週刊誌のテキストページで一定以上の評価を受けているのは、「下手なゲーム雑誌のレビューよりも遙かに質が高い」と評判のチャンピオンの「電気頭脳園」くらいではないかと思いますが、それに匹敵するレベルの面白さを持ったモノを目指して頂きたいですね。

     以上、「スターウォーズ・エピソード1」よりも「カードキャプターさくら」の新作映画の方に興味がある私がお送りしました。
     っつうか、絶対に「スターウォーズ」よりも「CCさくら」の方が面白いって! アナキン・スカイウォーカーよりも李小狼の方が絶対少年キャラ的にカワイイって! 萌えるって! 声もくまいもとこだし!(←結局声優ネタ)


  • 99/ 5/16

     サンデー24号で悪霊が歌っている歌は「激走! ルーベンカイザー」という78年放送のアニメの主題歌だそうですが、 そもそも「激走! ルーベンカイザー」って何ですか?(挨拶)

     という訳で、70年代のアニメの事なんて全然判らない、健全で年若い皆さんこんにちは。
     こちらは、70年代当時からアニメマニアゲームマニアマンガマニアだったに違いない椎名高志先生を応援したい意向のファンページこと、椎名高志ファンホームページ C-WWW です(←相変わらずヒドイ事言ってるよな、という自覚だけはあります)。


     それで今週のサンデーなのですが、まず「GS美神」に関しては、美智恵が公彦に対して椎名マンガ史上かつてなかったレベルの「お前に激ラブ」っぷりを展開してモリモリと盛り上がっており、なかなかいい感じになっております。
     思えばこのマンガ、「大河ラブロマンスマンガ」とか評されつつも、ラブコメ展開で印象に残っているのが「横島と死別したルシオラ」とか「いつの間にかラブコメ要素が自然消滅したおキヌ」とか「恋人が目の前で脳天ブチ抜かれて死んだメフィスト」とか、なんかそんなのばっかりだったのですが、全面にハッピーっぷりを押し出した今回のお話は、そういう意味では珍しいタイプであると言えるでしょう。
     でもまぁ、どんな形にしろ、男女が幸せになる物語は見ていて気持ち良いです。後は、ムッツリスケベ男の公彦が、如何にラムちゃんばりの押し掛け女房っぷりを発揮している美智恵の存在を受け入れられるかが焦点となるのではないのでしょうか。

     ……とは言え、その一方で「漢魂」に「必殺シゴキ人・三味線のおきぬ」が出てきて、一部ファンがモリモリと盛り下がったりしている模様なのも確かなのですけど。いくら何でも「おきぬ」に「線ずり」はマズイと思うのだが、その辺どうですかお客さん。
     いや、オレはこういうバカバカしいのは大歓迎なんですけどね! 三味線のおきぬのレギュラー化希望!(←いいのか?)


     で、そんな調子で妙に盛り上がる「GS美神」はさておきまして、今週のサンデーで真に注目するべき出来事と言えば、石渡治氏の新連載マンガ「パスポート・ブルー」の開始、および西森博之+春風邪三太氏の「スピンナウト」の連載終了の二点が上げられるでしょう。

     まず「スピンナウト」ですが、「今日から俺は!」の西森氏を起用したにも関わらず連載が1年持たなかった事を考えると、やはり人気不振による打ち切りという意味合いが強いのではないかと思われます。正直言いまして、「スピンナウト」は世界設定にあまり魅力を感じられなかったので、私はあまりマジメに読んでいませんでした。

     あの世界のモチーフとなったのは、おそらく「コナン・ザ・グレート」辺りの古典的なヒロイックファンタジーなのでしょうけど、でも『ただっぴろい荒野に火を吹くハ虫類がウロウロさせるのを見せ、ここは異世界だと読者に感じさせる』手法を使うタイプの異世界ファンタジーは、いくら何でも今現在のウケるファンタジー作品の主流から明らかに逸脱しているよなぁ、とか思ってしまいます。個人的には。

     今現在の主な少年サンデー読者層が「ヒロイックファンタジー」と言って思い浮かべるのは、おそらくは「ベルセルク」や「ロードス島戦記」シリーズなどのような、濃密な世界設定や歴史をバックグラウンドに持ち、かつそれでいてキャラ萌え要素も巧みに持ち合わせているタイプではないかと思います。おそらく、サンデーの主流読者は、「スピンナウト」の古典的なファンタジー観を受け入れることができなかったのではないのでしょうか。
     異世界冒険ファンタジーなら、せめて「宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」並みの世界設定と萌え要素(例:オデコが広いデコ娘)は必須でしょう。特に萌え要素は重要!(←結局ソレ)

     西森氏は来週から早くも新連載を掲載するそうですが、予告を見る限りでは今度の連載は主人公が女の子という萌え要素を前面に押し出した作品になりそうであり、そういう面ではかなり期待できそうです(←結局ソレ)。
     西森氏の本領はやはり学園モノで発揮されるものであると思いますので、今後の展開に期待しておきたいと思います。


     そしてもう一つ、今週から始まった石渡氏の新作「パスポート・ブルー」。こちらは、話としてはまるで宇宙開発事業団が協賛したような、宇宙への夢っぷりが託された非常に美しい物語になりそうで、方向性はとても良いと思います。やっぱ時代は宇宙ッスよ宇宙! ジークジオン!(←間違い)

     ……でも、その一方で、主人公の名前が「直進」(まっすぐ)というどことなく前時代的な判りやす過ぎるものであったり、「オレもションベンもらしちゃったぜ!」というやっぱりどこか前時代的な台詞を見てしまうと、なんかこうどことないもどかしさを感じてしまうのも確かです。
     今回「パスポート・ブルー」を読んだ時に感じたもどかしさは、強いて言うなら、近未来のコンピュータ世界を舞台にしたNHKアニメ「コレクターユイ」において、主人公ユイが通う学校に『私立スクロール学園』という名前を付けてしまう、あんまりと言えばあんまりなセンスを目の当たりにした時に感じたもどかしさと似ているような気がしてなりません(意味深長)。

     まぁ、石渡氏の作るマンガなので、今後は色々な意味で濃いキャラ達がガシガシ出てきてブリブリと盛り上がって行くに違いないとは思いますけど(第一話からかなり濃い連中ばっかり出てますけど)、ちょっとこの辺が不安と言えば不安です。でも、そういうどことなく古臭いセンスが、石渡作品のテイストの一つであるのも確かなんですけどね。


     しかし……

     「3号連続電撃大攻勢」という企画自体はいいのですが、結局新連載で出てきたのは、村枝・石渡・西森という、ベテラン作家ばかりな顔ぶれになってしまいましたね。正直、一人くらいは新人作家を起用して欲しかったです。
     ホント、サンデーって描いてるマンガ家が変化しない雑誌ですね。良くも悪くも。


    更新情報:

  • 椎名作品秘宝館」の「GS美神グッズ」のコーナーに、Cna-BBS の常連 NOZA さんより送られた「GS美神トランプ」のジョーカーの画像(おキヌとカオス)、および「セイカノートGS美神ポケットティシュセット」のイラスト画像を掲載しました。ご提供ありがとうございました>NOZA さん
     っつうか、このティッシュって何の目的で作ったんですかね?

  • このついでに、「椎名作品秘宝館」のフォーマットの一部改定を行いました。多少は見やすくなったと思います(多分)。
     あと、以前「椎名作品 FAQ」に掲載していた作者関連情報をまとめた、「椎名高志情報」というページを新設しました。

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。


  • 99/ 5/ 9

    「ヒカルの碁」に出てくる佐為がだと言うことを、この前初めて知りました(挨拶)

     と、ジャンプの人気マンガの話をしながらこんにちは。
     こちらは、基本的にサンデー系ファンサイトを標榜しているつもりの、椎名高志ファンページ C-WWW です。いやぁ、「歩武の駒」も変なライバルがどんどん出てきて面白くなって来たなぁ!(フォロー)


     で、最近週刊少年ジャンプがホームページをリニューアルしてその筋ではそこそこ話題になっているのですが、皆様方におかれましてはもうご覧になられたでしょうか?
     とりあえず、「ヒカルの碁」と「シャーマンキング」と「遊戯王」目当てにジャンプを立ち読みしている私としても気になったのでちょっと見てみたのですが、さすが少年ジャンプと言える、凄いサイトでしたよ。画像と Java Script の使いっぷりが(ドクロ)。

     いやまぁ、Java Script を使うことは別に構わないのですが、それよりも凄かったのが、画像の使われ方です。
     見れば判るとおり、ジャンプの主要連載マンガのキャラが並んでおり、そのキャラの上にカーソルを持っていくとキャラがハイライト表示されるという、非常に凝った仕組みになっているのですが、しかしこれって、もしそのマンガが終わってしまった場合はどうするつもりなのでしょうかね?

     確かにここに並んでいるキャラのマンガは、今のジャンプを支える主軸マンガばかりなのですが、しかしマンガの連載などは人気によってその存在が左右される水物っぽいモノであるはずです(ジャンプなら尚更ですね)。もし、このジャンプサイトの表紙を飾るマンガのどれが一つでも終了した場合、そのマンガのイラストを除外して他のマンガと入れ替えるような行為をすることは極めて困難(というか、イラストを新しく作り直して Java Script を書き直さないとメンテ不可能)であることは明白であり、「今はこれでもいいけど、これから先このサイトのメンテをやらされる人は大変だよなぁ」という気分になって来ます。
     やっぱ、Web サイトは企業がやるにしても個人がやるにしてもコンテンツを常に最新の状態に保ちつつ継続して行くことが大事であると思いますので、その辺しっかりして頂きたいですね(エラそう)。

     とは言え、内容的には、同じ少年週刊誌の少年マガジン少年チャンピオンのサイトよりも遙かに充実度が高く、その辺は評価できます。
     後はぜひ、一刻も早く「ヒカルの碁」の扉絵コレクションの公開をお願いします。っつうか、アキラ君のおかっぱ頭を早くオレの手元に!(←ショタ?)


     しかし、少年サンデーの公式 Web ページが立ち上がる日は来るのでしょうか?
     頼みますよ小学館! 別冊少女コミックみたいな、センスのあるシックなデザインの奴を一つ!


    更新情報:

  • C-WWW ショートカットツアー」を、現状に合うように再構築しました。

  • GS-Mikami COOL SITES LINK」、および「C-WWW にリンクしてくれてありがとう特集」を更新しました。
     「GS-Mikami COOL SITES LINK」には、時折こちらに書き込んで下さっている my_sin さんの「Mysin's homepage」、コミック掲示板の集合サイトとして有名な「MMARU'S SQUARE」、および彩丸さんのリスペクト80年代サイト「少年ナマズ倶楽部」を追加しました。
     例によって追加作業が約束よりも遅れ、ご迷惑をおかけしましたです>my_sin さんと彩丸さん

  • レイアウト統一化に基づき、「ニュース・イベント情報」を修正しました。

  • ルシオラオンライン」の「今週のルシオラ」「ルシオラと愉快な仲間達」の書き込み期間を終了させました。

  • おキヌちゃん連続突撃」「ルシオラ連続突撃」の表示方法を変更しました。見れば判るので、説明は省きます(笑)。


  • 99/ 5/ 4

     ロスから凄い女がやってきた!
     Eカップ刑事! 月夜野豹子!(挨拶)

     という訳で、皆さんこんにちは。
     こちらは、こんなあられもない露骨なタイトルで、かつ内容が「豹柄のボディコンを着た巨乳刑事が、周囲の男共を振り回しながらパンチラしつつ大活躍!」というお約束的なマンガを載せてくれる夕刊ゲンダイを読むのが大好きな私ことオヤジ化著しい深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンのための Web サイトこと C-WWW です。

     でもまぁ、明らかにオヤジ読者向けな「Eカップ刑事」を読んでいると、男はいくつになっても「お色気ムンムンでわがままで強い女性に振り回されたい」という願望を持っているのだな、と再確認させられますね。初期の「GS美神」の成功は、この基本願望をコミカルにセンス良くまとめたところにあると思います。と、一応椎名高志ファンサイトっぽい話題をしてみました。


     してみたところで話を変えますが、最近私もようやく人並みにプレステことプレイステーションを連休対策として購入しまして、今更ながら連休を利用して「R4」をプレイしている毎日です。
     当然のことながら、非常にオモロイですねーこのゲーム。ドリフトやグリップ走法といった基本テクニックが(語弊あるかも知れないけど)コマンド入力化されていて、割と簡単に早く走れるコツを掴めるようになっていますし、グランプリモードのゲームバランスも良好、レース画面も非常に美しくスピード感も抜群、インターフェースもカッコ良いですし、BGMもレッジレーサーシリーズらしいノリの良さ、その上リッジレーサー界の女神であり現代ポリゴンギャルの最高峰に君臨する永瀬麗子嬢のお姿まで拝見できるとくれば、もう言うことないです。

     そして何より重要なのは、ゲームバランスや操作性その他が非常によくできている事により、ちょっとやり込んだだけで「オレって、こんなに早く走れるのか! 凄いじゃんオレ! やるじゃんオレ! オレラブ!」という、『オレって凄い感覚』が比較的お手軽に味わえるという、個人的にコンシューマ向けゲームにとって一番重要であると思っている部分がちゃんとできているところですね。ゲームやってて余計なストレスを感じない作りは見事であり、やっぱナムコはレースゲームを作り慣れてるなぁ、という印象です。


     そして、R4でもう一つ重要なのが、グランプリモードで繰り広げられるレーシングチーム内でのドラマ要素です。
     ドラマとは言っても、その実体はレース前とレース後で監督とかオーナーとかの言葉がちょっと表示されるだけなのですが、これの内容はどのレーシングチームも短いながらも結構よく練られたストーリーを持っており、プレイヤー(つまりオレ)もそのドラマの中の重要な登場人物の一人としてレースに参加しているんだな、という気にさせてくれます。
     こういう要素を持たせることにより、単にグランプリを勝ち抜いていくというだけではなく、プレイヤーに「グランプリを勝ち抜いてストーリーの先を知りたい」とか「レースで良い成績を残して監督から褒めてもらいたい」とか、そういう方面でモチベーションを高めさせてくれる仕組みになっており、個人的には非常に気に入りました。
     今までこの手の要素が入ったレースゲームをやった事がなかったのですが(なにせサターンオンリーユーザーだったので)、こういうやり方は上手いですね。こんなセンスを持ったソフトハウスがプレステでゲームを沢山出してりゃ、そりゃサターンなんか買わねぇよなぁ、とか一人で納得している今日この頃です。

     で、そのグランプリモードのストーリーで感銘を受けたのは、やっぱチームMMMの24歳の女性オーナー(名前:ソフィ)シナリオです。
    彼女(オレの脳内では、既に声:鶴ひろみです)は、最初はレースになんかまったく興味を示さない、単なるわがままな良家のお嬢様に過ぎないのですが、プレイヤー(つまりオレ)がレースで好成績を残して勝ち進むに連れて彼女の態度が徐々に変化し、監督とミーティングを行って新車投入を支援したり、プレイヤーのレース内容を褒めるようになったり(最初の頃は順位しか褒めてくれません)してレーシングチームへの情熱を傾けるようになります。
     これって、やはりオレの素晴らしい走りが彼女を自分がオーナーであるという意識に目覚めさせた、という事なんだよな!(妄想)

     あと、ついでに彼女は父親(レーシングチームの出資者)が決めた許嫁と結婚するかどうかで父親ともめている、という設定もありまして、最初のうちは単に許嫁を押しつけられた父親に対する反発心しか見せなかった彼女なのですが、こちらの方もレースが進んで彼女がレーシングチームのオーナーとしての自覚が芽生えるに連れ、父親と話し合う姿勢を見せたりし始めます。そしてエンディングでは、「私が守るべき人は誰なのか、ようやく判ったの」という言葉を残して意中の人の元へと向かったのであった! というところでお話が終わります。
     これって、やっぱオレのナイスな走りを見て彼女がメロメロになり、最後は許嫁よりもオレを選んだ、って事なんだよな! ギャルゲーテイスト!(妄想)


     まぁそれはさておき、このチームMMMシナリオの何が良いのかと言えば、やはり「お色気ムンムンでわがままで周囲を振り回していた女性が、様々な事を体験することによって徐々にその態度を改めて行き、最後はわがままではなく自らの意志で新しい人生を歩み出す」という、ある意味典型的ながらもツボを押さえた作りになっているからではないか、と思います(ここらの文章が、最初のEカップ刑事の記述と重なっている点が今回のポイント)。

     さらに言えば、このパターンのお話は、なんかかつて私が「GS美神」の美神令子に要求していた事にも当てはまるんですよね。
     「GS美神」というマンガを長期的に見た場合、最初は圧倒的な実力を背景に高嶺の花を気取っていた美神が、自分を(形はどうあれ)慕っている横島と接して行くうちに徐々に彼女の恋愛感情が顕在化して行き、それに連れて横島に対する態度も変化していく、という美神と横島の関係の変化を描いた恋愛モノ系要素が多分に含まれていることは納得して頂けると思うのですが、私が「GS美神」のコミックス18巻以降の展開で一番見てみたかったのは、「美神が横島を『自分は彼を恋愛対象として意識している』という事に気付いた事を自分自身が認め、そんな自分自身に対して彼女がどう対応するのか」という展開なんですよ。
     特にアシュタロス編は、美神の前世からの因縁がどうこう言う以前に、その辺の美神の恋愛感情絡みの伏線の総決算的な内容になって欲しいなー、と思っていたりなんかしたのですが、結局その辺の要素はくすぶりはしたものの、最後まで不発のままで終わってしまいました。この辺についてのケリが付かなかった事を残念に思っている人も、結構いるのではないのでしょうか(ケリ付けちゃうと連載が終わってしまうような気もするけど)。

     と、そんな「美神の心理的変化」を心の奥底で望んでいる私にとって、今回の「R4」のチームMMMシナリオは、まさにグッと来ました。オレが「GS美神」を何年読んでも見つけられなかった物語が、「R4」ではたった1時間のプレイで体験できてしまうなんて! さすが「クーソーしてから寝て下さい」のナムコ、オレの求めているものがよく判ってますよ!

     っつう訳で、「GS美神」での美神が今後どのように感情が変化してどんな人生を選択していくのかは、まぁ連載の中でおいおい明かされていくものと気長に期待していますので、それまでは私は「R4」をプレイしながら夕刊ゲンダイの「Eカップ刑事」を読んで頑張ることにしたいと思いました。おわり(強引)。


    更新情報:

  • 煩悩の部屋」のイラストコーナーに、緒理さんの新作『GS美神2015 〜イメージ〜』を掲載しました。以前に What's New! に掲載したお笑いショート小説「GS美神2015 〜久遠の絆編〜」のイメージイラストです。
     緒理さんありがとうございました。控えめに言って、死ぬほど嬉しいです(物理的に)。うぱー。

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。
    サンデー22,23号でコミックス37巻分が埋まったので、来週からはついに38巻分に突入します。週刊少年サンデー連載マンガの歴史の中でコミックス38巻を越えたマンガは存在していないのですが(多分)、果たして「GS美神」はこの壁を破るのでしょうか?


    あと、最後に自己反省文を:

     前回の What's New! では、「高橋留美子先生に影響を受けてマンガ家への道を歩んだ椎名高志先生が、自分の作品の中に高橋留美子先生本人を登場させたという、椎名先生にとっては『人生の目標の一つを達成した』と言っても良いくらいの快挙」を成し遂げたのにも関わらず、それを素直に祝福する文章が書けませんでした。猛烈に後悔しております。
     椎名高志ファンサイト運営者として、たまにはもう少しファンっぽい文章も書けるようにしたいと思いました。サルの様に反省致したい所存です。生まれてすみません(最近コレばっかり)。


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