(注意:神聖モテモテ王国1巻 P.82 を参照して下さい)
「あの…とにかく始めたいと…
いやー、秋ですなあ」
「おうよ、秋と言えば、
秋穂みのりです。」
「…あ……何?」
「秋穂みのりほど、虹色の青春にしか出てこないキャラはいねー。
よって虹野は秋穂のもの。
さあ…どう出る」
「台本通りやれ、バカ! 何が秋穂みのりだ。
いきなり僕がそんなきついアドリブについていけっこないだろ!」
「…ケッ!」
という訳で、「虹色の青春」を終わらせました。
終盤のストーリーは「最終回の1話前に事件を起こして無理矢理盛り上がらせる」系のよくあるタイプでしたが、最後の終わり方自体はかなり爽やかなので、プレイ後の後味は良いです。コテコテな展開なれど、そのコテコテが心地良いって感じ。「慣れればおいしいクサヤの干物」と同じ理論です(←違います)。
ただ、最後の事件が発生した辺りのプレイヤーキャラの行動は非常に軟弱極まりなく、イマイチ感情移入できなかったのが残念といえば残念ですが……
<愚痴>
まったくもー、いくら自信喪失状態だからとは言え、つまんない誤解を根に持って自分の惚れた女を泣かすなバカー
お前それでもスポウツマンかー
オレはお前をそんな風に育てた覚えはないザマスよー>ジャン健太君(マイキャラの名前)
</愚痴>
あともう一つの問題点は、やはりコーチの顔が如何ともし難い程に面白く、このコーチが出てくるとマジメなシーンであるにもかかわらず笑ってしまうところです。
終盤にコーチがマジメな顔して「嫌ならクラブを辞めてしまえ!」と主人公を罵倒するシーンがあるのですが、私にはコーチの怒った顔があまりにもプリティーに映ってしまい、シリアスな場面であるにも関わらず笑ってしまいました。
だってマジで瞳がかわいいんだもん、このコーチ。ああもう辛抱たまらん。
という訳で、オレ的な「虹色の青春」は、結局虹野よりも「コーチのアンバランスなフェイス」と「イザという時のマイキャラの不甲斐なさ」の方が印象に残ってしまったという、やや不名誉な結果になってしまいました。
やはり私は、美しい青春の恋愛を語る資格はないのでしょうか?
……このままでは虹野さんに申し訳ないので、とりあえず見逃していた彼女の水着イベントを拝見するためにソフトを再起動する予定です。
今日の更新:
最近故障していたセガサターンがようやく修復したので、前から中古で買っておいた「ときメモドラマシリーズ・虹色の青春」をプレイしています。
ゲームはまだ序盤段階なのですが、私はこのゲームは「かなりイケるぜ!」と確信しています。こんな愉快なゲームは久しぶりです。
何が愉快かと言えば、「主人公の所属するサッカー部の適度なダサさ」。これにつきますね。
まず、赤い長袖のシャツに細字で「きらめき」と書かれたユニホームを見た直後、思わず笑いが出ました。
ただでさえ原色系でハデな赤地の上に書かれた「きらめき」の文字。正直言って、かなりダサいです。「きらめき」という文字列は、なんかこうスポーツのユニホームには徹底的に似合いません。今度、是非ご覧になって下さい。
「きらめき」なんて書いてあるジャージを着た高校生が集団で電車に乗っているところを想像するだけで、今夜一晩笑いながら過ごせる事請け合いです。近所にきらめき高校がなくて残念です。
さらに、主人公が所属するサッカー部のコーチの顔が良いです。
このコーチは、基本的には70年代を引きずった熱血体育教師といった面構えをしているのですが、何せこのゲームはソフィティケーションが心情の「ときメモ」なので、彼の熱血な面構えにも、ときメモナイズな修正が施されています。
その結果、確かに熱血体育教師ではあるものの、どことなく「何かこいつ間違えているんじゃないか?」という雰囲気を滲み出している、実に笑えるキャラに仕上がっています。彼がバストアップで何か台詞を喋るたびに、私はヒイヒイ笑っていました。たまらん。
勿論、ゲーム本編の方は、評判に違わず「ときメモをプレイしている人であれば、誰にでも楽しめるゲーム」に仕上がっているのでこの点では不満はないのですが、だがやはり「ときメモ」の名前を冠するからには、タダの面白い恋愛体験ゲームというだけでは済まされません。
その点、この「虹色の青春」は、「青春」というキーワードをフル活用し、70年代的なテイストをときメモ世界に持ち込んだ、デザイナーの絶妙なセンスが輝くゲームに仕上がっているのではないかと期待しています。コナミ侮りがたしです。やるなファイティング武術!
……しかし、主人公の虹野沙希じゃなく、こういう所でゲームを評価している私は、はたしてギャルゲーを語る資格はあるのでしょうか? 続く。
今日の更新:
ちなみに、今夜の更新はこれだけです。
続きはまた明日(←ホントか?)
現在サンデーで繰り広げられている「GS美神」の対アシュタロス編「仁義なき戦い!!」シリーズですが、次回は野望達成のために「アイドル歌手誘拐計画」を遂行するアシュタロス一派と、それを阻止しようとする美神と愉快な仲間達が「TV局」で殴り合うという、血沸き肉踊る戦隊ヒーローっぽいお話になるみたいです。
まさか、GS美神で戦隊ヒーローの悪の組織が行う悪事の定番・「アイドル歌手誘拐計画」を読める事になるとは思いませんでしたよ。ホントにこの先大丈夫なんでしょうかね、このマンガ(笑)。
しかし、ここで誘拐されるアイドル歌手が安室奈美恵(のパチモン)だというのは、あまりに「平凡」であり、ちょっと残念です。どうせアイドル誘拐するなら、もっとイケてる人材を誘拐するべきだとは思いませんか?
椎名へきるとか田村正和とか高橋留美子とか藤崎詩織とかシスタージルとか、誘拐したら面白そうな人は沢山いると思うのですが。どうやって誘拐するのかはともかく。
今日の更新:
いきなりマニアックな話題で恐縮ですが……(いつもそうだけど)
先月、「トンデモ本の世界」等の著書で有名なと学会が、本年の日本トンデモ本大賞を決定しました。その本のタイトルは、何と「発情期 ブルマ検査」(マドンナ社/二見書房)。判りやすいタイトルの通り、完膚なきまでにアダルトポルノ小説です。
なんでも、「霊界と天上界の大真実」とか「巨大彗星がすべての地震の原因だった」等のオカルト・疑似科学系のノミネート作品を抑え、会員の過半数の支持を得たという事です。
この「発情期 ブルマ検査」がどんな内容なのか興味が沸いた私は、早速ソレっぽい本屋に赴き、購入して読んでみました(20代後半以降の独身男性は、ソレっぽい本屋に入る事を躊躇してはいけません)。
基本的なストーリーは、「小学六年生の主人公・直旗が同じクラスの美少女・静音と仲良くなって、様々なシチュエーションでエッチする」という、実に基本的なポルノ小説です。小学六年生がポルノの主役というのがアレですが、まぁ今の子供は進んでますからね(と、いう事にしておく)。
で、他の量産型ポルノと決定的に異なる点は、ヒロイン・静音がヘビーなアニメファンで、かつコスプレを趣味としている点です。この小説の中でも、婦人警官・真Sムライスピリッツ(Sは原文のまま:以下同様)のNコルル・EヴァンゲリオンのAヤナミと実に様々なコスプレを行い、読者のイメージプレイ願望を叶えてくれます。
特に、静音のAヤナミに対する思い入れは尋常ではなく、「彼女が何故Aヤナミのコスプレをするのか」という点を解き明かしていくのが、この小説のメインテーマとなっています。この辺などは、好きな作品に過剰に思い入れを抱いてキャラに感情移入するファンの心理を上手くパロディ化しており、トンデモ本大賞の審査の点ではこの部分が高く評価されたと推測されます。
とにかく、単なるポルノ小説以上の楽しみ方ができる「発情期 ブルマ検査」、コレはエヴァファンなら密かに買いですよ、買い。
ただのブルマ検査じゃないですよ(笑)。
今日の更新:
……しかし、マジメにポルノ小説読んだのは、10年前の富士見文庫のくりぃむレモンノベライズ以来です(笑)。
そういや、「くりぃむレモン」の一作品「ポップチェイサー」のアニメーターとしてEヴァンゲリオンのAンノ監督が参加していたのは、今となっては笑い話ですよね。時代は変わったなぁ(←そういう問題か?)
長かった夏休みも終わり、秋とか大相撲秋場所とか世紀末とか色々なものが否応なく迫りつつある今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。
この前、映画「ときめきメモリアル」を観ようと東映の映画館に思い切って入ってみたのですが、そこで流れていたのは、「ときメモ」でも同時上映の「デボラがライバル」でもなく、何故か「失楽園」でした。よりによって「失楽園」ですよ「失楽園」。絶対運命黙視録ですよアンタ(←違います)。
何故、今「失楽園」なのか? という理由なのですが、私が思うに、あまりに「ときメモ」映画が興行的にダメっぽいので、仕方なくコンスタントな集客が見込める「失楽園」を夜に放映する、という戦略に切り替えたのではないかと思われます(アクマで推測なので、そこんとこヨロシク)。
ですが、それにしても「ときメモ」がダメだから「失楽園」を突っ込む、という見切りの激しさには脱帽モノです