先週の話になりますが、サッカー日本代表チームがワールドカップ出場を決めてくれました!
おめでとうございます>日本の皆さん
実は、先週の What's new! は日本=イラン戦を見ながら書いていたのですが、それのおかげで「日本サッカー史に残る熱戦を鑑賞しながら、エロやおっぱい星人について考える」というひどく矛盾をきたした行動を強いられる羽目になり、色々と大変でした。
二兎を追うもの一兎を得ず、とは、まさにこの事ですね(←違う)。
で、この日本=イラン戦ですが、Nifty-Serve のコメディーフォーラム (FCOMEDYS) で、「この試合は熱血ヒーローマンガそのまんまの展開だったのではないか」という指摘が書き込まれていました。
すなわち:
・苦しい戦いを凌ぎながら、どうにかW杯へのチャンスを得た日本代表!
・その日本に立ちはだかるのは、反則寸前のラフプレイを平気で行う悪役チーム!
・逆転に次ぐ逆転の熱い展開!
・熱い展開の末、卑怯なプレイをしていたライバルも最後は熱血に目覚める!
(延長で城と激突したイランGKが、負傷を圧して立ち上がるシーン)
・そして、劇的なVゴールで華麗に幕切れ! 正義(=日本)は勝つ!
……確かに、そう言われてみれば、素直に納得するしかありません。
「日本代表の試合が見れるのは少年ジャンプだけ!」って感じですか?
何はともあれ、これで以前私がここで心配していた、「日本代表が負けたら『俺たちのフィールド』の日本代表も負けちゃうじゃん」という事態はなくなりました。これで余計な心配をすることなく、「俺フィー」を鑑賞することができます。良かった良かった。
ただ、現実の日本代表があれだけマンガチックなロマン溢れる試合をしてしまった以上、「俺フィー」がこれを超える展開を見せてくれるかどうかは、正直言って非常に難しいのではないか、という懸念は残ります。
事実は小説より奇なりとは、まさにこの事ですね(←違う)。
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ついでに、この場を借りてお尋ね人コーナー:
前回までのあらすじ:
様々な「不幸な恋愛」を乗り越え、ついに念願の恋人を手に入れた友人A(仮名)。
だが、彼は彼女との愛に目覚める前に彼女のおっぱいに目覚めてしまい、その結果、彼は「オッパイ星人」に憑依されてしまった。
単なるおっぱい大好き人間と化してしまった彼に、はたして未来はあるのか?
あやうし! 奴!
……という状態にあった彼でしたが、この前電話で話したところ:
「このオレをオッパイ星人と呼ぶのは、もう止めてくれ。
これからオレは、愛に生きるのだ!」
と申していました。どうやら、彼はついに心を入れ替え、彼女との真実の愛に目覚める旅に出る決意をしたようです。
その意気込みに感服した私は、彼を「オッパイ星人」と呼ぶ事を止め、その代わりに「愛の戦士レインボーマン」と呼ぶ事を決定しました。ちょっと平凡カナ?
……という例でも判るように、男女の仲は、何だかんだ言ってもやはり基本はおっぱい……ではなく、やっぱりエロなんですよね。エロ。まず最初にエロがあって、愛とか情とかはエロの後から自然について出てくるものである――と、まぁこういう例も多いのではないのでしょうか(例によって俺ドメイン調べ)。
今、サンデー連載の方では、ルシオラが「横島と一発ヤって死ぬか、アシュタロスのためにヤらないで死ぬか」の瀬戸際でドタバタやっていますが、本当は一発ヤったくらいでは、本当にそれが愛なのかそうじゃないのかは判らないものなんですよねー。
愛を育む隙さえ与えないとは、色々な意味で惨い設定ですな。メフィストの事といい、アシュタロス様って女泣かすの好きなんですかね(笑)。
しかし……
そんなに部下が人間と仲良くなるのがイヤだったら、部下を美少女系じゃなくて触手がウネウネしているうろつきライクなクリーチャーにしちゃえば良いと思うのですが、でもそれじゃマンガの人気が上がらないからダメですかね。
世界征服を企むアシュタロス様も、小学館の営業には勝てないという事でしょうか?
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「今日から俺は!」の終了と時期が重なっていたために目立ちませんでしたが、異色アクションマンガ「もうスンゴイ!」も、実は終わっていたんですよねー。
このマンガは、絵的に濃すぎたのが災いしてあまりウケなかったようですが、このマンガで終始貫かれていたテーマが「漢」(おとこ、と読む)である点は、非常に気に入っていました。
このマンガの真の醍醐味は、登場するキャラがどれもこれも世間一般の「男らしさ」という概念を徹底的に勘違いした「漢」っぷりを発揮しまくっている点です。
だがしかし、この作者(南ひろたつ氏)のマンガがサンデー本誌で受け入れられるには、まだ早かったようですね。再起を期待しています。
……何故今このマンガの話をしたのかと言うと、同じサンデーのギャグマンガ「ファンシー雑技団」のパワーダウンが著しいのに、何故先に「漢」なマンガが切られるんじゃあー、という点に納得が行かなかったからなのですが(笑)。
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最近のGS美神は、なんか横島とルシオラを軸に凄い展開になりそうな予感がして面白くなりそうなのですが、その一方で「おキヌちゃんが巫女装束をしてくれなくて残念だ。出番も少ないし」と、世をはかなむファンも多いと聞きます。
そんなあなた達には、巫女フェチ憩いのギャルゲー・「戦巫女」をお勧めします。
このゲームをプレイし、そして「たとえ連載マンガの中のおキヌちゃんが I.C.P.O. の制服に着替えてしまっても、オレ達の巫女フェチ魂はそう簡単には消えやしないぜ! イェー!」と叫べば、少しはそんな自分が虚しくなる事請け合いです。
泣き虫は庭に咲くヒマワリさんに笑われると、ポリアンナは申しています。チューイせよ!(←ピカチュウ要素)
……という形式的な挨拶はさておき、身の回りの話を少し。
NHKのニュースで30秒くらいスポットが流れたのでご存知の方もいるかも知れませんが、11/ 3 まで静岡で「大道芸ワールドカップ」というものが行われており、私もちょっと遊びに行ってきました。
これはどんなイベントかと申せば、早い話が大道芸人(ジャグリングやマジックやアクロバットやその他の芸を披露することを生業とする人達)を世界各地から招聘し、静岡市街各地のストリートで実際に芸人達がパフォーマンスを行い、その技やウケの良さの優劣を競い合うというものです。
例えて言えば、秋葉原の駅前に夜になると登場してアンデス民謡を披露するミュージシャンみたいな人達が静岡市市街のあちこちにいてアンデス民謡を披露している、という感じですかね。判りませんかね(笑)。
この「大道芸ワールドカップ」のミソは、我々のようなパンピーは世界レベルの大道芸人の芸を間近で観れますし、芸人の方も自分の芸がウケればウケるほど見物人から「投げ銭」をもらって収入が増えるという、双方にとってメリットのあるシステムを採用している点です。
ストリートで芸を披露している以上、芸人と観客との距離は非常に近いものとなるので、芸人は時には観客すら自分の芸のネタにし、笑いを引き出すテクニックも身に付けていまければなりません。また、芸人と観客とがコミュニケーションすることにより、双方にとって思いも掛けない事が起こったりもするのが面白いところ。
例えば――
当日、オーストラリア出身の大道芸人が「一人でギターとドラムとシンバルとタンバリンとハーモニカを操作し、フォークソングを演奏する」という芸を路上で披露していました。
彼の周りには既に沢山の人だかりが出来、ウケは上々でしたが、だが彼の演技時間はあとわずかしか残っていませんでした。観客を最後に大ウケさせる何かが必要な雰囲気でした。
「何かリクエストはありませんか?」
と、大道芸人が英語っぽい日本語で言うと、彼の芸を最前列で見ていた白髪交じりの中年男性が、あるフォークソングのタイトルを彼に伝えました。
するとその芸人は、とたんに明るくなり、はしゃぎながら演奏を開始したのです。
その曲は、オーストラリアではメジャーなフォークソングでした。彼はまさか、日本で自分の母国の歌をリクエストされるとは思っていなかったようです。
そのおかげでもう彼はノリノリ。それに呼応して周りの観客のボルテージも上がり、最後はもうヤンヤの拍手喝采でした。小さな奇跡が目の前で起こったのを見た思いでした。
何よりカッコ良かったのが、オーストラリア出身の芸人に対して彼の母国の曲をリクエストできる中年男性です。
こういう状況下で、サラリと場を盛り上げられる曲をリクエストできるためには、単にフォークの知識だけではなく、それ相応の人生経験も必要になるでしょう。この男性は、きっと真に素晴らしい人生を歩んできたに違いありません。
真に「カッコ良い」とは、こういう事を言うのではないのでしょうか?
この「大道芸ワールドカップ」は、静岡という地方都市が行うイベントにしては奇跡的に素晴らしいものだと、私は思います。このイベントを始めた時の静岡市長である天野進吾氏の偉業の一つと申せましょう。
だがしかし、天野市長はその後、汚職疑惑で退職に追い込まれました。世の中は、なかなかキレイ事ばかりという訳にはいかないようです。社会派的に完。
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日常というものは、何気なく過ごしていると毎日が何も変わらない様に感じてしまいますが、それでも何らかの変化は常に起きているものです。
先週の私にとっての「変化」は、「週刊サンデーが潰れるまで絶対に終わらないのではないか」と個人的に思っていたサンデー長期連載ヤンキー系マンガ「今日から俺は!」の連載が終了した事でした(マンガでしか変化を感じないのか、という意見はさて置け。頼む)。
あのマンガは、連載が続くに連れて非人道的なキャラクターがわらわら増えていく(笑)という欠点はあったものの、メインキャラクターの個性等の基本的な路線はあまり変わらず、実に安定した内容を保っていました。
長期連載するに連れて「敵のインフレーション現象」を起こしやすいジャンルにおいて、基本的な路線を踏み外さずに今まで続けてこられたのは、やはり作者の力量によるものなのでしょう。大した物だと思います。
ただ、やはり長期連載の弊害で、内容のマンネリ化傾向が避けられなくなっていたのも確かです。「今日から俺は!」は、続けようと思えばいくらでも続けられるタイプのマンガではあるのですが、この時点での終了を決断したのは、このマンガにとっても、サンデーという雑誌にとっても、作者の西森氏にとっても、良い選択だと私は思いますね。
マンガというのは、ダラダラ続いてても仕方ないものだし。
という訳で、いつの間にやら「GS美神・極楽大作戦!」がサンデーの最長連載マンガの座に着いた事になります。「GS美神」もかなり大詰めっぽくなって来ている雰囲気ですが、しかしまだしばらくは連載は継続するでしょう(いくらでも話を引っ張れそうだし)。最長連載マンガの座に相応しい最終展開をどう見せてくれるか、今後とも期待していきましょう。
……しかし、あだち充・高橋留美子・石渡 治各氏の「巨匠」クラスがバリバリ連載している現在、あんまり「GS美神」が最長連載マンガだという実感が湧かないのは、単に私の気のせいですか?
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コミックス28巻が発売されました。
コミックスを読んでいると、収録された話がサンデーに掲載されていた頃の事を走馬灯のように思い出し、「人は死ぬ前に人生を走馬灯のように思い出す」の法則によって思わず死にたくなってしまう、ちょっとおセンチな今日この頃です。
……何言っているか判りませんか?
それでは、当時のメモリアルを少し語ってあげましょう:
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」編が始まる頃、私はある企業内システムのソフト開発の仕事をしていましたが、その時期は丁度開発がピークに差しかかっており、毎日東京の五反田まで朝早く出張して深夜まで仕事する、という忙しい毎日を送っていました。
そんなある日の事、深夜に食事を取るため、先輩達と私の3人で近場の牛丼屋(吉野屋)に入りました。
その店には、当時我々の他に、
といった感じのお客がいました。
体育会系の若者3人は、まぁちょっと話し声が大きい以外はごく普通の人達だったのですが、「気難しそうな小役人風サラリーマン」と「一人でビールを深酒している酔っ払い」の二人は、なんかこう只者ではない雰囲気を漂わせていました。
まずサラリーマンなのですが、まず銀縁眼鏡を掛けており、目が細く、妙に響く声を発する人でした。それより何より、彼の店員に対する口調が非常に官僚風でイヤミったらしいのが特徴的でした。
只でさえ深夜勤務で忙しい店員に「注文まだなんですか?」「テーブルが汚いんですけど」「早くお茶を持ってきてくれませんかね」等々の細かい注文をし、店員(および、疲れ切って牛丼を待つ我々)を不愉快にさせていました。
あの、他人を不愉快にする口振りを自然に発する演技力からして、彼は日頃から職場や家庭で小難しい事を言って周りを不愉快にさせるのが趣味の人に違いありません。二度と会いたくないタイプですね。彼のイヤミ人生に牛丼で乾杯です。
そして、さらにイケてるのが、「一人でビールを深酒している酔っ払い」。
童顔の彼は、何があったのかは知りませんが完全に酩酊状態でビールを飲んでおり、顔を赤くして涙目でテーブルを見つめながら、しきりに「ちくしょう」「えうー」等のかなしげボイスを連発していました。
何か、彼に辛いことがあったらしいというのは何となく察する事ができましたが、何故彼はよりによって一人で牛丼屋に入り、ビールを飲んで泣いていなければならないのでしょうか? はたして彼は、「悲しい時は牛丼屋で泣く」というポリシーを持っていたのでしょうか、それとも東京という街が彼をそうさせたのでしょうか?
さすが大都会東京、深夜の牛丼屋と言えども様々な人生模様が垣間見えるな……と私は思いました。
この、牛丼屋の都会的にダークな雰囲気に圧倒された我々は、出された牛丼をさっさと食し、そして後ろを振り向く事なくビジネスホテルに向かって足早に旅立ちました。
サンデーで「ストレンジャー・ザン・パラダイス」編が始まったのは、その翌日の事でした。
そういう訳で、「ストザンパラ」編を読むたび、あの牛丼屋のイヤミ男と悲しき酔っ払いを思い出して、私の左腕はしびれるようになったのです。ねじ式風おわり。
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ガッチャ!(挨拶)
もうすっかり秋ですが、皆さん、素敵な恋はしてますか?
私事で恐縮ですが、私の友人の一人が、最近彼女を作りました。
彼は今まで、付き合う相手が「みんな人としての何かを間違えている」系の女性にばっかり巡り合うという非常に苦難に満ちた恋愛人生を送っており、知人一同から「何故お前はそんな苦労する相手ばっかり彼女にするんだ」と評されるほどのアンチハッピー恋愛男でした。
が、その苦労の甲斐あって、Nifty のフォーラムのオフ会で知り合った女性とお付き合いをするようになったそうです。
まぁ、今までの彼の苦労を知っている私としては素直に祝福してあげたいのですが、そんな私も、その後の友人の豹変ぶりには参っています。彼女のオッパイが余程心地よかったらしく、俗に言われる「オッパイ星人」モードに突入してしまったのです。さぁ大変。
サターンの格闘ゲーム「デッド・オア・アライブ」で遊んでいる最中に、女性キャラの揺れる胸のリズムに合わせて「ぽいんぽいんぽい〜ん」と叫び出したのを皮切りに、「この世の全ては、オッパイによって救われるのだ!」というオッパイファンダメンタリズムを主張し始めたり、「婦女子のオッパイを触ってオレのハンドパワーを送り込む、新興宗教オッパイ教があったらいいよなぁ」なんて妄想を抱いたりと、もう手が付けられません。
オッパイ星人に憑依されてしまった彼に、果たして明るい明日は訪れるのでしょうか?
っていうか、そもそもオッパイ星って何処にあるんですかね? オッパイ座?
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あと、近日中に「椎名作品秘宝館」に情報を追加する予定です。
なんか調子いいじゃん。どうしたオレ?
サッカーの話はさておきまして……
今週のお勧めの一品は、「コミック・ゴン! 第1号」(ミリオン出版、\429 + Tax)。
表紙には「フツーの人々のためのコミック&新解釈分析雑誌」と売り文句が書かれていますが、内容があまりに濃すぎるため、いわゆる「フツーの人々」にこの雑誌を読破するのは無理でしょう(笑)。
この雑誌、基本的な体裁は確かにコミック誌に最近流行っているマンガ分析本の要素を追加したみたいな形式なのですが、「マンガ」の部分と「マンガ分析」の両方の部分がもはや只者ではありません。
内容の例を上げると、掲載マンガは:
という、常道を逸したメンバーを集めています。
これらの作家は、私のような「小中学校時代にひたすらマンガ読んで過ごした」世代にとってはもうビンビン来る濃いラインナップが勢揃いしています。たまりませんね。
だがしかし、さらに凄いのが、マンガの分析記事の数々。
あまりに記事の数が多いので全部は上げられませんが、私が「凄い!」と思った記事のタイトルだけでも:
コンテンツのテーマはほぼ完全にバラバラですが、個々の記事の内容が非常に濃い上、バカな内容であるにも関わらず非常に丁寧かつマジメに作られているため、とても楽しく読むことができます。
さらに凄いのが、これらの記事で使われている文字のフォントの小さいこと。限られたページで沢山の内容を詰め込もうとしたためか、マジで活字が小さいです。目の悪い人には読めないかも知れません(笑)。
個々の記事のテーマがバラバラなために全体的に散漫な印象を受けるという欠点はあるものの、内容の情報の質の高さ・資料性・バカバカしさにおいて、ここまで素晴らしいマンガ雑誌はおそらく存在しません。
この内容の濃さは、往年のファンロードやOUTをも凌駕しているのではないのでしょうか?
という訳で、この「コミックゴン!」は、かなりイケてます。
これを読んで面白いと思った人は、きっとボクと友達になれるでしょう。詳しくはメールでね。
更新情報
今日はこれだけですが、サンデー連載の方もようやく話が落ち着いてきましたし、そろそろ「美神令子・その人生・その愛」を更新する予定です。目標は火曜日だぜー(って書いても実際にやった試しがないんだよな→オレ)
あと、全然関係はありませんが、私個人のページも久しぶりに「表紙だけ」更新しました。見なくていいです。
ワールドカップサッカー最終予選が盛り上がる今日この頃ですが、今日の「加茂周監督更迭」のニュースにはビックリしました。
勝てそうで勝てなかったUAE戦、勝ってたけど負けた韓国戦、絶対勝てたのに悪い癖が出て引き分けになっちゃったカザフスタン戦と、どうもここ最近は試合をする毎にどんどんシオシオになっているので、ついに協会側がブチ切れてしまったのでしょう。
今のままでは「残り全勝すればいい」とか甘い事言ってもリアリティがない状況に追い込まれてしまった以上、今回の監督の緊急交代も致し方ない処置だ……と、思います。
ただ、「今の日本の実力はアジア最強でもなんでもなく、所詮はまだ予選突破できるかどうかギリギリなレベルである」事を我々に示した点では、貴重なことなのかも知れません。
予選が始まる前は「韓国はともかく、UAEなんて余裕っちー」みたいな報道がされていたのですが、だがしかし今ここに広がるのは「UAEよりもポイント低い状態での折り返し」という、辛い現実です。現実は常に厳しいですね。
ああ、何故この世は、ときメモみたいなフォーエバーハッピーワールドではないのでしょうか……。
で、私が今大変に懸念しているのは、もしも日本代表がワールドカップ本選に出れなかった場合、サンデーで連載している村枝賢一氏の名作サッカーマンガ「俺たちのフィールド」はどうなってしまうのか、という点であります。
サンデーを読んでいる方ならご存知の通り、あのマンガの中でも現在ワールドカップ予選が行われており、かなり白熱した展開が続いています。マンガとしては、カズヤがJリーガーになって以降、今が一番面白いんじゃないのでしょうか。
だがしかし、もしも現実社会の日本代表が敗れてしまった場合、「俺フィー」の日本代表はどうなってしまうのでしょうか? 現実の日本代表が負けてしまったのにマンガの中だけワールドカップ出場ー、とかいう展開になったら非常に寒いことになってしまうのは間違いないので、多分これはないでしょう。
でも、だからと言って、あのマンガのチームが予選突破できない程の実力しかないとも思えず、もしもこのチームを負けさせようという事になったら、なんか凄い不自然な展開を強いられそうです。どっちに転んでも、なんか非常にマズいことになりそうですな。
という訳なので、「俺フィー」のためにも、一発頼むぜ日本代表!
あんな面白いマンガを潰してしまう訳にはイカンのじゃー!
……と、代表の心配よりもマンガの心配する私。続く。
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