ここは、椎名高志先生が週刊少年サンデーで連載している、「絶対可憐チルドレン」に関する意見や感想を書き込むための掲示板です。 詳しくは、この掲示板についてをご覧下さい。
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リターン・オブ・ファントム(12)
BEFORE FOREVER
真 打 登 場 と言わんばかりに、ついに兵部京介が帰ってきました・・・!! 脳内再生機能は中の人の声は勿論、『LΛST RESOLUTION』や『THE UNLIMITED』までBGMとして響かせています♪
椎名先生は明言を避けましたけど、帰還のマーカーにしたのは京介自身ではなく、レアメタルに宿った京介の思念・・・あるいはその残滓・・・という事でいいのカナ? これで京介は役目も存在意義も果たしたと言えそうですが・・・、今それを考えるのは早計カナ? あとは兵部の心にどのような影響を与えているかですが・・・、個人的には兵部は変わらないと思っているので難しいところですねぇ・・・。
ともあれ、復活した兵部は早速ギリアムの対処に向かいました。 ユーリちゃんは薫たちに任せて大丈夫と踏んだのカナ? それとも、ギリアムのどす黒い意志に対峙させたくなかったのカナ?
戦闘兵器を用いるギリアムの戦術は、個人的に嫌いじゃありません。 まともに戦っても勝ち目の薄い高超度エスパーに対しての工夫が見られるからです。 天賦の才だけで局面を切り抜けられないなら、近代の利器を活用するハイブリッドな戦術。 紫穂のワイヤーガンや賢木の仕込み棒も原理は同じようなものですし。 もしかしたら・・・、未来でバレットくんの命を奪った戦術かも知れませんしね・・・。 問題は、ギリアムのは少し下品な感じがする事と(苦笑)、兵部に通用するかどうかでしょうか。
一方、薫はまたごつい武器を渡されましたね(苦笑)。 と言いますか、ここは日本刀の出番だったのでは?w いえ、椎名先生があんなにこだわる理由も、元ネタの有無についても僕は存じ上げないのですが、ここで登場させておけば『UNLIMITED』において先生の執念に翻弄された松田さんも報われるんじゃないかと・・・(苦笑)。
兵部の復活で戦局が一気に傾くのでしょうか。 ユーリちゃんの救出はなるのでしょうか? 今エピソードの山場をしっかりと読んでいきたいと思います。
リターン・オブ・ファントム(11)
SUPER LOVE SONG
幻覚から脱出した皆本たちを襲う更なる脅威・・・! これがウィザード級催眠能力者の実力・・・。 能力の借用自体は、“エスパーキラー”グリシャム大佐も使えますが、ユーリちゃんのはより強力な印象です。 なんと言いますか、グリシャム大佐が模倣なら、ユーリちゃんは掌握しているイメージでしょうか。 超度7を凌駕する精度・・・。恐ろしく・・・素晴らしいです・・・!
しかし、グリシャム大佐ならギリアムの口車には乗りませんネ。 むしろギリアムを籠絡する勢いでしょうw どうやらユーリちゃんは洗脳も支配もされていないけれど、思考を誘導されている状態にあるという事でしょうか。 どこまで正気を保っているのか判断が難しいですが、薫たちと敵対できるほどには自我を失っているという感じでしょうか。 そうなりますと・・・、ユーリちゃんの責任と覚悟が曖昧になってしまうのが個人的懸念ですが・・・、とりあえずその心配は後回しにしたいと思います。
今回は皆本が熱くて格好良かったです☆ 『解禁ガイドブック』に収録されている『ウルトラマン ネクサス』のエピソードを想起して、胸が熱くなりました☆ 結果的に予知通りユーリちゃんに捕らわれてしまいましたけど、これはあえて予知をなぞったのだと僕は考えています。 目的はもちろん兵部の復活で、なおかつトリプルブーストという切り札も保持したまま・・・。反撃は充分可能という計算かと。
なにはともあれ、予知は現実になり、ついに兵部が復活しました・・・! やはり予知という「要素」はこういう活用が望ましいですね。 繋がって、噛み合って・・・、なんと言いますか、ロングパスが通ったかのような快感があります。 次回は兵部復活祭でしょうか。どれだけ大ゴマを要求したのか楽しみにしたいと思いますw
リターン・オブ・ファントム(10)
遥か
京介、破れるの巻。 薫への凶弾を防いだり、ユーリちゃんの催眠に干渉するなど欠かせない活躍をしましたが、ギリアムの仕込んだ罠にしてやられました。 ギリアムがこの状況を想定していたなら、キメ顔をしていいくらい凄いのですがね・・・。 ともかく、フェザーが京介の形態をとる事は、おそらくもう無いのでしょう。
京介の経験を兵部に還元する目論みも御破算になってしまった・・・ようですね。 しかし個人的には、その目論みをあまり重視できないのですよね・・・。 なんと言いますか、80過ぎの人間が子供の頃幸せだったからどうだというのでしょう?? そもそも、若干8才の時に普通である事を拒み、超常能力者として生きる事を決めたのは他ならぬ兵部自身です。 さらに、普通人の上官の下でエスパーの仲間と楽しく暮らす事は、超能部隊で体験済みです。そしてそれは幸せな記憶であると僕は思っています。 その幸せを普通人の裏切りによって壊されたから、現在の兵部に至っているのです。
京介の記憶は兵部の心の許容範囲をほんの少し拡張させるかも知れません。 しかし普通人への憎悪はまったく緩和されないと思われます。 ・・・残念ながら現在の僕は、皆本ほど京介に感情移入できず、京介の存在意義についても理解が及びません・・・。
一方、ユーリちゃんの真意も判りません。 今回の様子から察するに、どうもギリアムに思考を支配されている感じは薄いです。 なんらかの思惑を持って行動しているように見受けられます。 兵部の復活を待っているのか・・・、あるいはミラージュちゃんの完全消滅を狙っているのか・・・。 少し前までギリアムに明確な敵意を向けていたのに、あの感情はどこへ行ったのか・・・。 うーん・・・、ユーリちゃんの心が解らないです・・・・・・。
着実に予知のシーンが近付いてきていて、皆本の対抗策も気になりますが、それでもなるべくフラットな気持ちで次回に臨みたいと思います。
リターン・オブ・ファントム(9)
UNLIMITED ~reloaded~
黒い幽霊が徐々に劣勢になってきましたね・・・。 果たしてギリアムはどこまで応戦できるのカナ? 予知のシーンに辿り着くのであれば、京介がレアメタルに戻った時に破壊してしまえばよさそうですが・・・、それでは気が済まないみたいですし・・・。 兵部が復活したらECMを発動すれば・・・、皆本のブラスターが脅威になってしまう・・・。 能力も年季も歪んだ性格も上手の兵部に対し一矢報いる事ができるのか・・・、ギリアムの正念場です・・・。
今さら気付きましたが、ユーリちゃんが見ている幻覚は、ギリアムの理想なのかも知れませんね。 最初から幻覚と認識していたユーリちゃんは実は洗脳されておらず、何か思惑があって行動しているのかも・・・、という仮説が浮上してきました。 果たしてどこまで錯覚しているのか・・・、催眠能力の戦いは奥が深いです・・・。
そして今回のMVP賢木修二☆ ユーリちゃんの催眠に対し、文字通り突破口を見出しました☆ もうその方法がステキw このシリアスとギャグのバランスこそ椎名先生の真骨頂だと思っております☆ 一連のシーンは、中の人の声を脳内自動再生で読ませていただきました♪
しかし・・・、紫穂が催眠能力者じゃなくて本当に良かったですw この娘に生殺与奪を握らせたら怖ろしい事になるでしょうね・・・w なんと言いますか・・・、「負傷した」ではなく「治癒した」という錯覚を与えて、悪化する症状を見てクスクス愉しみそうです・・・(汗)。 そういう意味では、ユーリちゃんは催眠能力者としては素直すぎるのカナ?
さて、予知通りに進行しているなら、このあと皆本が催眠に捕らわれるのですよね。 トリプルブースト後で薫のパワーが低下し、打破が難しい事態・・・。なるほど。 そこで兵部が復活・・・皆本総受けの図が完成する・・・あれ?? いろいろ推察しつつも、次回もフラットな気持ちで読みたいと思います。
あと、今回のトビラとアオリはゾクゾクしました。 担当編集者のシオさんグッジョブです☆
THE UNLIMITED 兵部京介 BD第3巻 & 第4巻
Realize Mission
さて、だいぶ遅くなってしまいましたけど、感想を解き放ちたいと思います。
まず第3巻について。
ライナーノーツを読んで猪爪さんのシリーズ構成っぷりに感動しました☆ 第5話でアンディの「パンドラの中の自分」を描き、第6話での決意に至る・・・、美しいです・・・☆ 振り返ってみれば、放映時の第5話は「ユウギリ回」としか捉えていなかった自分がいたような・・・いなかったような・・・(苦笑)。
しかし・・・、誠に残念ながら、僕は第6話にケチをつけねばならんのです・・・。 それはアンディが拳銃を分解して組み立てて決意に至るシーンについてです・・・。 僕はどうしても心情描写が不足している感が拭えないのです。 一連のシーンの演出意図はアンディの心情と拳銃をリンクさせる事だと思うのですが、なんと言いますか、シンクロ率が不足しているように思えてならないのです。 とどのつまり、拳銃の分解シーンが拳銃の分解以外の何も描写していないように映るのです。 うーん、リアルにテンポよく描写し過ぎたためにアンディの葛藤が伝わってこないと言いますか・・・。 いっその事、マガジンの装填を前に葛藤するアンディを長尺で見せてほしかったくらいです・・・。 BGMが素晴らしいだけに、なおさら口惜しく感じてしまうのです・・・。
放映も終わり、BDのリリースも終盤になった頃に、スタッフ渾身のシーンに不満を言うのは大変恐れ多いのですが・・・、もう僕のワガママとして言わせていただきます・・・。 一応、僕がアンディの心情バランスを取り違えている可能性もあるのです。 USEIとP.A.N.D.R.Aに50:50で感情移入している訳ではなく、USEIへの恩義と使命、P.A.N.D.R.Aへはあくまで無法者の検挙と捉えていて、80:20くらいの最後の踏ん切りをつけるシーンだったのかも知れません。 ともあれ・・・、僕はあのシーンに不満を残しておきます。
オーディオコメンタリーは遊佐さんと東山さん。 東山さんの快活さに癒されます・・・☆ と言いますか、終始なごやかなコメンタリーで聴き心地が良いです♪ ● ● つづいて第4巻。
過去編につきましては、もうひたすら絶賛する他ありません。 OPのモノクロバージョンは一番印象に残っていますし、EDの哀切さも堪りません。 スタッフさんの作品への愛を確信した回かも知れません。
オーディオコメンタリーは遊佐さんとゆかなさんと平野さん。 出番が少なくてちょっと拗ねてる遊佐さんをよそにw、お2人がディープな見解を話しています。 特に、ゆかなさんの不二子ちゃんへの見解がとても深くて凄いです・・・! そして平野さんは、原作よりも早く兵部の心情を知ってしまったので、今後の薫が色々と心配です。 でも、中1の頃の薫はオヤジが強めなので大丈夫カナ?w ● ● それから音楽について。
紅葉さんの『CHASE THE WORLD』。 スタイリッシュでありながら温かみのある歌声・・・素敵です♪ さすが「パンドラのお母さん“的存在”」の包容力です♪
葉クンの『TAKE IT EASY!!』。 いやもうフツーに格好良くて、気持ちが前向きと言いますか、上向きになる曲です♪ 思うに・・・、『UNLIMITED』で一番株を上げたのって葉クンじゃないですかね? 三幹部の誰が次期リーダーになってもパンドラは大丈夫だと思いますが、外見は飄々としていて中身は熱いという点で、葉クンが一番兵部に近いのかも知れません。
中川幸太郎さんによるサウンドトラック。 曲を聴いてアニメのシーンを想起できる事から、完成度の高さが窺えます♪ 個人的に印象的なのは、やはり『THE UNLIMITED』と『その瞳に孤独を映して ~アンディ・ヒノミヤのテーマ~』です。両方とも後半に変調して盛り上がるからカナ? それと、インタビューの中で「アニメーションとしての映像を見ながら音楽を作れたことが、ありがたかった」とあり、その環境を手配したスタッフさんを称えたいです。 そういう細かな配慮のひとつひとつが着実に作品の質を上げていくのだと思いました。
『UNLIMITED』関連の楽曲は、聴いていると気持ちが暗くなると言いますか、尖ってくると言いますか・・・、日常的に聴くには不向きというのが正直なところなのですが(苦笑)、それだけ作品世界を表現している素晴らしいものなのだと思います。 聴けば聴くほど作品を好きになる、スタッフさんを好きになる、そんな素敵な音楽をありがとうございます♪
リターン・オブ・ファントム(8)
フェイク
なんと言いますか・・・、ギリアムの詰めの甘さが浮き彫りになった感じでしょうか。 ユーリちゃんの洗脳も、兵部京介への対処も、クローンの活用も・・・、十全ではありません。 特に、幻覚のお父さまの愛情表現が薄っぺらい印象で、これはギリアムの生い立ちに起因するのだろうと思いました。 突け入る隙があるのなら・・・バベルにも勝機はあるでしょうね。
京介がユーリちゃんの心の中に入り、ギリアムの洗脳を解くつもりみたいですが・・・。 そーいえば、兵部も幼い頃に父親の呪縛を断ち切って生きてきたのでしたね。 個人的には・・・、単に切り捨てるよりも、家族を大切に想いながら生きる方が素晴らしいと思うのですが・・・、ユーリちゃんの愛情がお父さまに届くかどうかは別問題ですしねぇ・・・。 やはり・・・お父さまの動機も気になります。
次号は休載で、次回が読めるのはなんと8/21になるのですよね(汗)。 しかし最新第35巻が16日(金)に発売となり、その作業のための休載と捉えるべきなのでしょう。 残る個人的問題は、爆サンプレゼント応募のために、次号の『絶チル』の載ってないサンデーを買わなければいけない事でしょうか(苦笑)。 椎名先生が苦労して描いてくださった各ハード機器も魅力的ですけど・・・、応募するならやっぱり色紙カナ? 兵部のセリフは・・・日本刀絡みカナ?w
リターン・オブ・ファントム(7)
バトルクライ
バベル勢が一網打尽の巻。
ついにユーリちゃんとチルドレンが相対しました。 ユーリちゃんの心情がもうひとつ解らず、感情的にいまいち踏み込めないのがちょっぴり残念ですが、ともかく開戦です。
まさしく個人的な感想ですが、このメンツの場合、僕ならまず皆本を潰しますネ。 どんな機転を利かせてくるか判ったもんじゃありませんから。 指揮官さえ封じてしまえば、薫や京介の反撃は単調なものに限られるでしょうし。
薫は目の前にいるのが悠理ちゃんであると・・・、友だちであると判っていると、読者は判断していいのカナ? トリプルブーストで洗脳を解く流れも考えられますが・・・、その後の隙をギリアムに突かれそうで怖いですね・・・。 薫がユーリちゃんのおっぱいを揉んで・・・もとい触って・・・もとい刺激して正気に戻す画も想像しましたが、なにか色々と台無しになってしまう気がします(汗)。 いやしかし横島のDNAを受け継ぐ薫なら・・・、だがしかし・・・いくらなんでもそれは無い・・・はず・・・たぶん。
展開としては、兵部の復活が秒読み段階に入った感じでしょうか。 それでも、なるべく心をフラットにして次回に臨みたいと思います。
リターン・オブ・ファントム(6)
メーデー
クローンたちが一網打尽の巻。
正味の話・・・、クローンの処遇については難しいだろうなぁ・・・という思いが拭えません。 同じ顔・・・どころか同じ遺伝子を持つ者が多くいても作画が大変・・・もとい識別が困難だからです。 いずれ個性が発現したとしても・・・「クローン」という出自は変わりません。 そんなレッテルを軽々と乗り越えられる人物に育てばいいのですが・・・・・・。 でも『おそ松くん』みたいに案外大丈夫だったりするのカナ・・・? とりあえず今は、自分と同じ顔なのにちん・・・もとい男の子であるクローンたちに、ユーリちゃんがどういう印象を持ったか気になります(苦笑)。
期せずしてクローンたちを失ったギリアムですが・・・。 まだ第二世代の“在庫”がいるのでしょうか? 第三世代の“開発”が進んでいるから無問題なのでしょうか? ユーリちゃんという“駒”が手に入ったので損失をカバーできるのでしょうか? 個人的に、今エピソードは、ギリアムがラスボスの“汚名”を挽回できるか・・・という裏テーマもありますので、せいぜい権謀術数を駆使して頑張ってほしいです。
さて、今回の内容は読みたい展開とは違ったというのが正直なところですが・・・、ひとつのエピソードとしての流れに沿った構成になっていると思われますので、単行本で読むのを楽しみにしたいと思います。 さしあたって、次回はまたフラットな気持ちで臨みます。 それはそれとして、僕的には、やっぱり皆本の視点が読み易いなぁと思いました。
御無沙汰してます。鼎です。
ユーリの弟たち、アレクス・ペール・デュマ=アレクサンドル・大・デュマですね。 三銃士みたいにユーリを護って活躍してほしいものです。 個性が出るのか?という御懸念のようですが、もうすでにアレクスが長男のリーダーシップを発揮しているような気がします。 てか、ユーリってフランス人でしたっけ。それ以前にユーリって男名前だったような気もw
リターン・オブ・ファントム(5)
SWEET PAIN
祝☆8周年☆ センターカラーのイラストに、アンディとユウギリがしっかりいますネ。 まぁユウギリは先日のラクガキで、ついに椎名先生の毒牙にかかりましたがw あと、ナイちゃんのおしりに反応しても健全であると主張したいですw
本編は、ユーリちゃんの正念場です。 温かい家族との暮らしがギリアムの催眠幻覚だと認識しているところがミソですね。 しかしそれでも、ユーリちゃんの心を折れるとは思えないのですが・・・。 母親が決定打になるのでしょうか? それとお父さまが格好良すぎるのは真実なのか、ギリアムの補正がかかっているのか気になりますw
ギリアムの幻覚はユーリちゃんの心を魅了するとも蝕むとも思えないのですが、さすがにこの局面でギリアムがヘマをするとも思えないのですよね・・・。 ユーリちゃんの深層心理・・・、心の隙間・・・、うーん・・・。 次回は、あえて懐疑的に読みたいと思います。
第34巻
絶望を超えて未来を創る
もはや何月に発売されたか定かではなくなってしまいましたが・・・、感想いかせていただきます。
まず、加筆・修正点から。 4週間ほど前にざっくり照合したところ、たしか微々たるものだったような・・・。 今巻も良い意味で特筆するところはありません・・・たしか。
次に内容面を・・・と言いますか、読めば読むほど『THE UNLIMITED 兵部京介』ですねw 超能部隊をメインに、マサラやファウストとの交流、伊号たちの能力・・・。 しかし単行本として見ると、能力を明後日の方向へ解き放っちゃってる伊八号が全部持っていきますねww 巫女装束の不二子ちゃんや、何かをオマージュしてる宿木さんたちなんか目じゃないとは・・・、伊八号・・・、おそろしい子!
少し真似してみますと・・・、「21世紀初頭・・・、町の銭湯を舞台にしたSF漫画が大ヒットするであろう!!」 (・・・実際には、その漫画は打ち切りになるが、作者は絶望を超えて未来を創るであろう・・・!!) ・・・なんちて。 いや、あの漫画ちゃんと面白いんですよ? コメディ色を前面に出してアニメ化すれば、そこそこヒットするカナ? カナカナ??(←不安そう) ○ ○ そして、特装版のドラマCD『THE MEMORIES 兵部京介』。 あれ? これはまさか『UNLIMITED』のドラマCDに原作単行本が付属する形だったのカナ?w 内容は「葉クン×アンディ」、「ユウギリ×桃太郎」、「兵部×皆本」となっており、95%シリアスで構成されています。 『UNLIMITED』本編ともリンクしているので、さすが猪爪さん☆という感じです。 個人的には、アンディに絡みつつ、かまってあげる葉クンに好感が持てました。 あと、パッケージのイラストは勿論ですが、背表紙のブラック&ゴールドの字体が素敵です☆ ○ ○ さて、兵部京介に対する個人的見解の微調整です。 前巻で「哀しい瞳をしている限りその生き方を否定する」としましたが、「寂しい瞳で薫(女王)を見る限りは、その生き方を否定する」とします。 なんと言いますか、きっと現在の彼は自身が望んだかたちとは違うのでしょう・・・。 なので、より正確に表現するなら「否定してあげる」となります。おこがましいですが。 なんとなく・・・、思い違いかも知れませんが、少しだけ不二子ちゃんの心情に近づけた気がします。 根は純真で真っ直ぐな事を知っているので、穢れてしまった現在の姿を「これが兵部京介だ」と認識する事に抵抗を覚えるのです。 本人が快く思っていないなら尚更です。 肝心の女王は兵部の生き方を否定はしないでしょうけど、肯定されれば満たされるというほど簡単な問題じゃありませんしねぇ・・・。 とりあえず、兵部の幸福については保留にしておきます・・・。 ○ ○ 遅くなりましたが、第34巻の感想はこんな感じです。 あらためて「こんなに『UNLIMITED』に沿った内容にできるのか・・・」と、つくづく思いますw 滞ってるBDやサントラやキャラソンの感想はお盆あたりに・・・書ける・・・カナ? 豪華な第34巻を確かに堪能させていただきました☆
リターン・オブ・ファントム(4)
LOVE PHANTOM
因縁の兄妹の直接対決です・・・!!
しかし・・・、うーん・・・、ユーリちゃんの敗因は油断でしょうか。 自分の能力への過信は無かったかも知れませんが、敵の能力に対して無策すぎましたね・・・。 黒い幽霊なら、ユーリちゃんの能力に特化してチューニングするくらいお手のものでしょうし。 なんと言いますか、志と行動のギャップが若さゆえの過ちなのでしょうね・・・。
ふと、第15巻で兵部が皆本に言った「君を殺せば女王は生きてはいない」という言葉を思い出しました。 きっと薫も皆本の指導が無ければ、自分の能力だけを頼りに戦って、志半ばで倒れるのでしょう。 力があると頭は使わない、力が無いから頭を使う、・・・バランスっちうのは難しいなあ。
力の無さを嫌というほど痛感してきたギリアム・・・。 誤解を恐れずに言えば、彼の計画は「倫理に反する」以外は特に間違っていないと思います。 しかし「倫理に反する」事が致命的に大問題なのです。 人間のクローンは基本的人権の尊重を侵す禁忌の領域なのですから・・・! それを「偉大な仕事」と表現する時点で、彼は狂っているのだと思います。 当然のように、天才の妹を支配したとしても、満たされないでしょう。 心の底から渇望する本当に欲しいものを手に入れるまでは・・・。
さて、色々と予測のつかない展開になってきました。 兵部の帰還、チルドレンの極秘任務、ユーリちゃんの反逆・・・。 それでも、このまま行くと第33巻で姫子ちゃんが予知したシーンに辿り着きそうですが・・・、あの断片から受ける印象とは異なる事情になりそうな予感・・・カナ? 展開を踏まえつつ、先入観を捨てつつ、次回を読ませていただきます。
リターン・オブ・ファントム(3)
HEART STATION
兵部の帰還に向けて、バベルが正式かつ非公式に動き始めました・・・! 厳密にはチルドレンの無断渡航を秘匿するのが任務なのですが、変動確定値7の予知があるので、それを解決しつつ結果的に兵部の帰還をサポートするという・・・少し込み入った極秘任務です。
しかし・・・、投獄覚悟とは凄まじいです・・・。 どうしても表向きには「兵部のためにそこまで・・・?」と思ってしまいます(汗)。 そして賢木も「刑務所の中まで付き合う」なんて、「皆本の事をそこまで・・・?」と思ってしまいます(苦笑)。 まぁ仮に2人が投獄されても、なにか『ショーシャンクの空に』みたいな事をやりそうですが・・・w
そして今回のMVP 桐壷帝三局長ッ!! 全てを解った上で信頼と覚悟を持って部下の背中を押す・・・、上司の鑑です・・・ッ! 人生が崩壊する覚悟・・・! 若い皆本たちを上回る凄まじい覚悟です・・・! もしかしたら、あの予知が回避できないように、局長の更迭も回避できない事態が来るのかも知れません・・・。 今回のような事案に全霊をもって臨む事が、バベルの局長に必要な資質だと思うのですけどね・・・。 ともあれ、僕は惚れ直しましたよ、桐壷さんッ☆(謎の予防線)
ユーリちゃんも浮上してきて、これは両A面で展開されるのカナ? 兵部とユーリちゃん両方を救出する結末になるのカナ? それともどちらか一方しか救えない葛藤が待っているのカナ? そして壮絶な覚悟を持って帰還をサポートしてくれたバベル勢に対して、兵部はどんな態度を見せるのカナ? ワクワク・ハラハラしながら読ませていただきます。 ○ ● ○ ● 椎名先生の御身内の方のご冥福をお祈りいたします。
リターン・オブ・ファントム(2)
ユーリちゃんの反逆から、兵部の帰還へテーマがシフトした・・・カナ? ユーリちゃんの事情はB面となり、しばらくおあずけカナ?
個人的に今回は、局長に関心が行きました。 「兵部京介の復活」の予知について、隠蔽せざるを得ない事態に・・・。 チルドレンの無断渡航がネックとなり、苦しい判断なのでしょうけど・・・。 財団とももう少し連携を取っても良さそうなのに、バベルの局長の立場としては「知らない」と答えるしかない始末・・・。 隠蔽工作は暴かれた時にスキャンダルとなるハイリスクなものなので、ちょっと心配です。 勿論、得た情報を何でも報道・公表すればいいというものではありませんし、隠密に対処する前提の決断なのでしょうけど・・・、なんだか局長の対応に「大人のきな臭さ」を感じてしまい、ちょっぴりヘコんでしまいました・・・。 うーん、桐壷局長にとって兵部は「チルドレンに取り憑く悪い虫」でしかないのかも知れません・・・(苦笑)。
一方で・・・、ついにアンディが原作本編に登場しましたね・・・! しちゃいましたね! まさかソフィ王女のさぷり出演が伏線だったとは・・・w と言いますか、ブログでの即興的設定は採用なのですねw あとは・・・バベルとパンドラと財団が現場で協力してくれれば、局長の苦渋の決断も報われるのですけど、果たして・・・? ○ ○ ○ そ・し・て・・・、HAPPY BIRTHDAY 椎名先生☆ いつも楽しい漫画を読ませていただき、ありがとうございますっ☆ これからも先生に沢山の幸せが訪れますように・・・☆
リターン・オブ・ファントム(1)
ココロノコンパス
新章は、ユーリちゃんの反逆のお話のようですね。 まだしばらくはシリアスな展開が続きそうです。
フェザーの中の兵部も動くみたいですね。 やはりユーリちゃんの行く末が、チルドレンの未来に大きな影響を与えるのでしょうか。 しかし、まだ兵部復活の時ではないはず・・・。フェザーのまま戦うのカナ?
あと気になるのは、某島の情勢です。 何かの伏線なのか、それとも椎名先生のお茶目な時事ネタなのかw、少し気になります。
それでは、ユーリちゃんの戦略と勝算に注目しつつ読んでいきたいと思います。
終わりの始まり(9)
愛悼
バラルー戦線が終着しました。 双方に多大な損害を出して、一応日本側の勝利という形でしょうか。 しかしこれは・・・失ったものが大きいとかではなく、失ったものばかりじゃないですか・・・! こんな不毛な行為の繰り返しが戦争なのですね・・・・・・。
超能部隊では志賀さんが初の戦死者となりました・・・。 引き替えに得たものは、兵部の成長と、全隊員の昇進・・・。 早乙女隊長の指揮に過失は無く、帰国後も決意を新たにしている事から、問責は無いでしょう。 事実上、志賀さんを見殺しにした伊号たちも、おそらく不問だと思われます。 しかしこれからは、早乙女隊長の期待が兵部に集中する事になるでしょうね・・・。
唯一の救いとも言えるのは、志賀さん本人に悔いが無かった事でしょうか。 優しさが招いた油断などと綺麗事を言うつもりはありません。 それよりも何よりも、あとを託せる仲間がいた事が志賀さんの幸福だったと思います・・・っ! 志賀さんの勇姿が陰る事は永久にありません・・・!!
狂気に呑まれる兵部を説得したのは芥さんでした。 芥さんの仲間を想う気持ちが兵部の心に届いて良かったです。 まぁ兵部が「女王のため・・・」と少しヨコシマ的な想いだったのが、ちょっぴり不満ですけど(汗)。 しかし、のちの兵部が寂しい瞳で薫を見つめる事から考えると、兵部は陽の当たる場所から堕ちてしまった自身にやりきれない想いがあるのでしょうね・・・。
今エピソードは超能部隊の壊滅への一歩なのでしょうか。 今後のお話では、どんどん隊員たちが死んでいくのでしょうか・・・。 身勝手な希望ですけど、いずれ虚数空間ででも超能部隊の座談会を見てみたいですねぇ・・・。 ○ ○ (鼎さんへのお礼は前の記事にレスしました)
戦争は不毛ではなく、悲惨です。 不毛でないと言えるのは、勝者は敗者からはぎ取って肥え太るから。 悲惨と言えるのは、勝利の恩恵に預かれるのは勝者の生者だけ。敗者と死者には何も残らない。
それはおいといて、今エピソードで気になった点を一つ。 早乙女隊長が基地司令官に意見具申をした時のつぶやき 「今の段階から すでにあんな考え方が横行しているとはー」 って、 これは、早乙女隊長は先が読める男、というのではなく、 先を知っていて変えようとしている男、なのではないか? という疑いを持ってしまいます。 彼は、時代の中で早すぎた男なのか、それとも、歴史改変を企む時間旅行者なのか、 そんな深読みをしてしまいます。
ところで、調子に乗って、「椎名先生の嘘」を暴いてみたいと思います。 今エピソードは昭和17年2月のニューギニア沖海戦がベースのようですが、この時のラバウルの状況と比較してみると
ラバウルに陸軍航空隊はまだない
コメリカ機動部隊を発見したのも、遅れたとはいえ海軍攻撃隊の護衛に飛んだのも、陸軍の九七式戦闘機でした。 超能部隊が陸軍ですから当然といえば当然ですが、史実のラバウルは海軍航空隊が先に航空防衛態勢に入っていて、陸軍航空隊ができるのはラバウルの要塞化が進んで、ポートモレスビー攻略が始まる頃です。 したがって、この時期、バラウーの陸軍航空隊は史実ではありません。
そして、なにより大嘘は、 陸軍が海上での艦隊航空戦に海軍と協同行動をとることは(ただ一点の理由を除いて)ありえない、 という事です。 その理由は、日本の陸軍と海軍は仲が悪いという、感情論ではありません。 コメリカ艦隊はバラウー沖740kmの洋上にあるのに対し、九七式戦闘機の航続距離は630km。 増槽つけても基地まで帰ってこれません。 そもそも陸軍の戦闘機と海軍の艦上戦闘機では、航続距離は倍以上違います。 それは、陸上の飛行では燃料が切れても着陸できれば、なんとか生還できます。 しかし、海上の飛行では燃料が切れて着水したら、友軍に回収してもらえる可能性はきわめて少ないです。 艦上戦闘機は母艦に帰投できなければ、機体も乗員も失われる率が高いのです。 そのため、陸軍の戦闘機は航続距離を犠牲にしても運動性能を求め、海軍の艦上戦闘機は防御力を犠牲にしても航続距離を求めたのです。 このような基本設計思想の違う戦闘機を持った陸軍は、機動部隊の襲来に対してどのように対処するべきでしょうか。 簡単です。 敵の空爆部隊を基地に近いところまで引き寄せて邀撃する。 それが、最も確実な作戦です。 ゆえに、航続距離の短い陸軍の戦闘機を攻撃隊の援護に飛ばすのは論理的にありえないのです。
ただ一点。超能部隊がいないならば。
超能部隊による空中給油だけが、考えられない作戦を実現させたのです。 超能部隊という架空の存在だけが、はじめて陸海軍の協同作戦を可能ならしめたのです。
以前に回想シーンで出てきた、兵部と不二子が零戦と並んで飛んだり、ミッドウェイ海戦とおぼしき海戦に陸軍の超能部隊が参加し空母を拠点にしていたり、という史実ではありえなかった場面は、このバラウー沖海戦での陸海軍協同作戦の賜物ではないか、と思うのです。 この事が日コメ戦争中ばかりでなく、戦後の蕾見管理官の政治的行動に裏付けを与えていってくれるのではないかと、期待しています。
えー、ミリオタの架空時代考証におつきあいいただきありがとうございました。
終わりの始まり(8)
雷鳴
さぷりめんと(215) また紫穂が欲求不満に・・・w やっぱり『UNLIMITED』出演時に暴れ足りなかったのでしょうか・・・w えー・・・、紫穂が上手にストレスを発散できる事を祈ってます・・・w
ユーリちゃんの催眠に疑念の余地が・・・w でもナイちゃんはともかく、ハンゾーさんの趣味は「忍者」でそんなに間違ってないカナw そして、執事喫茶を訪れるパティちゃんの後ろにソフィ王女とユウギリが居ない事を祈ってます・・・w ○ ○ 本編は、志賀さんが戦死しました・・・。 ですがまだ、感想は控えたいと思います・・・。
兵部の特異体質が覚醒しましたね・・・。 でもこれは・・・怒りが前面に出ていますけど、根本にあるのは悲しみですね・・・。 悲しみが深くて、誰かにぶつけないと胸がはりさけそうなのでしょう・・・。 きっと、この能力の意味を考える事こそが兵部京介という人物を知る事になるのだと思います・・・。 ○ ○ さて、椎名先生のブログが久しぶりに更新されましたね。 相変わらず時代考証が緻密で凄いです。 ちなみに僕は「戦闘機」と「攻撃機」の違いがググッても解りませんでした(汗)。
あと、『UNLIMITED』の打ち上げも開催されたようですね。 出版社、編集者、原作者、アシスタント、印刷所、読者・・・くらいで成り立つ漫画とは桁違いの関係者で成り立つアニメ・・・。 その皆さんが発する愛情や情熱を感じ取れる事が、原作者の最大の恩恵なのかなと思いました。 BDなどの売り上げの重要度は3・・・いや4番目くらいでしょうか(苦笑)? あらためまして、『THE UNLIMITED 兵部京介』に関わった皆様、お疲れ様でしたっ☆ BD第3巻のライナーノーツを読んで感動している今日この頃です。
御無沙汰してます。鼎です。 志賀さん、お亡くなりになってしまいました。 元不良少年というのは意外でしたが、面倒見の良い兄貴肌だったようですね。 それと、兵部の本来の能力はコピー能力だったのでしょうか。 彼の発達の仕方を見ると、ヒュプノとか念動力が主ではなく、コピー能力に優れると思えるのですが。
さて、ミリオタによる軍事用語解説を。 「戦闘機」と「攻撃機」の区別が分からないとの事ですが、 まず、敵に打撃を与える航空機には、「戦闘機」と「爆撃機」と「攻撃機」があります。 これらは歴史的発展を通して、現在の分類になってきましたので、第二次世界大戦と今では少し用法が違います。 まず、現在の意味から。 「戦闘機」は、敵の航空機を攻撃する航空機です。 「爆撃機」は、水平飛行をしながら爆弾攻撃を行う航空機です。 「攻撃機」は、急降下(加速しながら降下)して、爆撃または砲撃を行う航空機です。
次に、第二次大戦前の状況について この頃は、「戦闘機」と「爆撃機」しかありませんでした。 敵の陣地や都市に対して水平爆撃を行う「爆撃機」と、それを護衛・迎撃する「戦闘機」しか要らなかったのです。 しかし、進攻する地上兵力や艦船に対して攻撃を行う機会が生じると、水平爆撃では爆撃精度が足りなくなりました。 そのため、「爆撃機」より爆弾搭載量を減らしても、急降下爆撃が可能な運動性を備えた「攻撃機」というジャンルが登場したのです。
第二次大戦中に、急降下爆撃のため(主に陸軍で)襲撃機という機種が作られましたが、海軍では艦船攻撃用に攻撃機が作られました。 その頃の攻撃機は主に複座(もしくは三座)で、後席は通信士兼航法士兼後方銃座手が乗りました。というのも、爆装していますので、運動性能が戦闘機より劣ります。そのため後方防御のため後方銃座が必要だったのです。 しかし、戦闘機の運動性能の向上に伴い、銃座での防御には限界が見えました。攻撃機自身の運動性への要求は高まり、ついには戦闘機を爆撃や砲撃に転用する事が行われるようになりました。戦闘爆撃機(ヤーボ)の誕生です。 現代では「攻撃機」専用に設計される機体は(ゲリラ戦など軽戦闘向けを除いて)少なくなり、「戦闘機」として設計されたものを「攻撃機」に転用するのが普通になりました。 「戦闘機」→「攻撃機」 F-4B→F-4E MiG-23→MiG-27
さて、今回、作中の用語で混乱を招いているのは、大日本帝国海軍では爆撃機と攻撃機という言葉の用法が逆になっている、という歴史的事実があるからです。 すなわち、当時の帝国海軍では「水平爆撃しかできない大搭載量爆撃機」=攻撃機、「急降下爆撃可能な攻撃機」=爆撃機、と命名しているのです。 ですから、作中に登場した一式陸上攻撃機は、正しくは「爆撃機」に分類されるもので、本来、陸上の敵拠点への水平爆撃に使われるべき機体です。それゆえ陸上用の爆弾しか準備していなかったのは当然と言えるでしょう。 帝国陸軍には「爆撃機」に相当する重爆撃機と「攻撃機」に相当する軽爆撃機がありましたが、今回バラルーには陸軍の邀撃用戦闘機は配備されていても、艦船攻撃は海軍との役割分担があって頭から考えてなかったのでしょう。
以上、蛇足の時代考証でした。
適応
>鼎さん
とても丁寧なご説明ありがとうございますっ☆ ググっても固有名詞ばかりが並んでいて諦めてしまったので、とても助かります☆ 明確に定義し、経緯を解説し、特殊な事情まで注釈していただいたので、しっかりと理解する事が出来ました☆
しかし、本当に深い造詣をお持ちですね・・・! 特に、「大日本帝国海軍では爆撃機と攻撃機という言葉の用法が逆になっている」という点について、史実に則る椎名先生も凄いですけど、それをきちんと汲み取る鼎さんも凄いです・・・! 率直なところ・・・、マニアック過ぎて凄いです(苦笑)。 第28巻のラストにて、零戦の試作機について指摘したのも鼎さんなのでは・・・!? という疑惑の影が生じてしまうほどですw ○ ○ お返し・・・と言うとおこがましいのですが(汗)、兵部の能力について僕個人の見解を少し。 まず、兵部の純粋な能力は念動力だと思ってます。 電撃、発火、瞬間移動、催眠は、志賀さん、菊池さん、芥さん、夏見さんから受け継いだもの。 前フリの伏線として『終わりの始まり(1)』にて「超常能力幹脳細胞」が科学的根拠として提示されましたけど・・・、僕はやはり兵部の心に起因した特異能力だと思っています。 仲間の能力を受け継ぐ事は、果たして強さなのか弱さなのか、優しさなのか脆さなのか、素直なのか歪なのか・・・。
僕個人は「仲間の死別への拒絶反応」という見解をしています。 大切な人を失う事に耐えられず、自分の中にその人と同等のものを作り出してしまう・・・。 悲惨な現実に耐えうる思考チャンネルを脳内に形成する・・・というニュアンスでは、少し多重人格に近いかも知れません。 ただ、それだけ大切に想っていたという事が大事ですので、この現象を正しい・正しくないという物差しで計る事は出来ません。 つまるところ当人たちの気持ち次第だと思うのですが、そうなると志賀さんたちは「そこまでしなくてもいい。もっと自由に生きてくれ」と思っていそうなのですよね・・・。 とりあえず、現在の僕の見解はこんな感じです。ご参考の種となれば幸いです。
これからも各々のペースで椎名先生の活動を楽しんでいきましょうね☆
終わりの始まり(7)
落雷
さぷりめんと(214) 皆本のフェチは・・・まだなにか知的アピール感がありますネ。 なので「ページをめくる指に興奮する」が本音であるに一票ですw
なにはともあれ、3人ともそこそこプライベートな表情をしているので、もう少し萌えてもいいような・・・? 葵のキタナイ顔・・・もとい凝視する姿なんて、なかなかレアでしょうしw バレットくんはさておき、ティムくんがリアルに絶望しないかちょっと心配ですw ○ ○ 本編は、その時が来ました・・・。 志賀さんが迎撃に遭い被弾しました・・・。 やはり・・・貴方でしたか・・・。 ・・・この件への感想はもう少し後にしたいと思います・・・。
次回は、兵部がイヤボーンを発動するのでしょうか。 人を殺す事を躊躇わない“戦争の狂気”に呑まれないか心配です。 さらに報復殺人という“殺し合いの螺旋”に呑み込まれないかも心配です。 第2巻で薫がプッツンした時は皆本が止めてくれましたが、果たして・・・。 あと、それとは別の懸念も浮上してきました。思い過ごしであればいいのですが・・・。
一方、超能部隊の最バカ・・・もとい頭の弱い人は菊池さんという事になりそうですw まぁ犬神さんは戦闘方面への嗅覚が特化しているだけなのでしょうけど。 菊池さんもある意味、より魅力的になったので結果オーライ・・・カナw ○ ○ ○ 余談を少し。 『聖☆おにいさん』は演出が行き届いた内容でとても面白かったです☆ もしかすると万人受けするかも知れませんネ。
終わりの始まり(6)
果敢
さぷりめんと(213) ソフィ王女まで椎名先生の毒牙に!w いやしかし、ここまで来るとユウギリとの入浴は合法!w 露出を描かれないと椎名キャラとして認められないという、まことしやかなウワサもありますし・・・(ウソ)。
つまり薫の境地は・・・、美神の下着が白だったり、紅葉さんがノーブラだったり、マッスルが裸ネクタイだったりする理由を考察する過程にエロさを見出す・・・というものでしょうか。 深いのか中二らしい妄想力なのか微妙ですが・・・、結果オーライなのカナ?w でも、ラストの薫の表情はまだ可憐とは程遠いですねw なんとなく安心しますw
本編は、超能部隊の本領発揮です。 従来の空中戦の常識を超越する戦法・・・、凄まじい脅威となり得るはずです・・・! 敵機を奪い利用する攻防一体は素晴らしいものの、惜しむらくは攻撃力が足りない事でしょうか。 しかしこの状況下では、慎重で確実な最善の手段だと僕は思います・・・!
日本軍の愚鈍さを理解している早乙女隊長、まともな扱いを受けず燻っている超能部隊、前線基地維持のため敗退は許されない戦線、コメリカの軍事力・・・。 戦況を考察するには・・・おそらくまだ早いのでしょう。 超能力は万能でも無敵でもない・・・。 軍人の・・・普通人の意地に牙を剥かれる事もあるのでしょう・・・。
もはや僕にできるのは目をそむけない事だけです・・・。
休載
まさかのこの事実には、しばし目を伏せさせていただきます(苦笑)。
御無沙汰してます。鼎です。 椎名先生調子悪そうですね。ブログの方もしばらくお休みされてるようで。 Twitterで「乗り物の操作法が公開されてるのに、描写してはダメとか言われた」ってつぶやかれたあたりから苦しそうです。 たぶん、米軍戦闘機の操縦あたりが問題になったのではないかと。 商業誌に表現の制約は付き物ですが、要らぬ制約はないに越した事はありませんね。
THE UNLIMITED 兵部京介 BD第1巻・第2巻 etc.
Catch me if you can
では、ちゃっかり購入していたBDなどについて感想を書かせていただきます。
本編の内容につきましては、テレビ放映時に触れましたので、ここでは少しだけ。 第2話において、パティちゃんのNGテイクの方が収録されていますねw まぁこれはBD、DVD、レンタル問わず、ディスクで視聴してくれるファンへのサービスと解釈しております。そして嬉しいですw しかし・・・、あらためて視聴してみても凄まじい仕上がりです・・・☆ 特にチルドレン登場回の第4話は圧巻といいますか、濃密といいますか・・・、超絶です☆
オーディオ・コメンタリーも豪華です。 聴いててとても楽しいのですけど、男性の場合はやはり笑いを取りに行ってしまうカナ・・・? 内容がシリアスでハードでアダルトなので、どこまで茶化していいのか難しいですしねぇ・・・。 とりあえず僕は「遊佐さんがカワイイ」という結論に達しましたw
第1巻の映像特典である先行上映会の模様も観ました。 えー・・・、どことなく全体的にふわふわしていて・・・ちょっと苦手な雰囲気です(苦笑)。 『アニソンぷらす』の時のように平野さんのツッコミが欲しくなりましたw 出演者の技量に委ねる比重がちょっと大きすぎるカナ? だもんで『MEET THE OUTLAWS』にも応募していません。 遊佐さんの生歌が聴ける事が確定していたなら応募していたでしょうが・・・。 なので、漆黒の衣装を纏った椎名先生が警備員に止められない事を祈っておりますw
各巻に付属のライナーノーツ。 個人的には、これが一番の楽しみだったりします。 やはり既知のものより未知のものに興味がありますしネ。 愛情と情熱に満ち溢れた文面はとても読み応えがあります。
その中のひとつ「アンディ」について。 関係者のほぼ全員が「ヒノミヤ」と呼称するみたいですね。 源氏物語由来のこちらの方が確定していて、ファースト・ネームは仮称スタートだったために。 サンデー本誌では『ミッシング・リング(5)』掲載時に『UNLIMITED』の特報が発表されましたが、その時の「 「アンディ」って誰!? 」というツッコミは椎名先生からスタッフさんへのものだったのですねw 僕は単純にその時のファースト・インプレッションで「アンディ」と呼ぶに至ります。 なんとなく語感的にも「ヒノミヤ」より「アンディ」の方が男らしい気がしますし。 ちなみに、特報に対する皆本たちの反応を描いたシーンは第34巻ではカットされていますので、7月発売予定のムック本に収録される事を望みます。
ところで、このライナーノーツ、誰が執筆しているのでしょう? 「監督の五十嵐」、「シリーズ構成の猪爪」という呼称でありながら、原作者に対しては「椎名高志先生」というスタンス。 初稿や打ち合わせ、アフレコや音響、作画や演出など、幅広い分野を俯瞰できる視点。 少なくとも監督の統率下にあるスタッフに書ける内容ではないはずです。 推測するに・・・松田Pことプロデューサーの松田さんでしょうか? だとしたら嬉しい限りです。最上級の情熱を持った人が綴る内容なのですから☆ 僕はこれを読んでサントラの購入を決めました♪ それに、関わったスタッフさんにスポットを当てて労い称える事は、とても大事だと思います。 たとえこの先BDの売り上げが芳しくなかったとしても・・・・・・(謎の予防線)。
BDを購入して内容を楽しむ事で、より『UNLIMITED』を好きになれる気がするので、以降続巻も楽しみにしています☆ ● ● さて、ここからは音楽関連です。
まず『Break Through』。・・・と言いましても新録の4曲がメインですが。
兵部の『BEFORE FOREVER』。 決意と覚悟を秘めた闇の讃歌ですね。 内容に共感する事はできませんが、この歌は好きです。曲と詞と声が絶妙に融合してます♪ 『BRAND NEW EDEN』もそうですけど、やはり『UNLIMITED』シリーズでは兵部関連の歌が群を抜いて凄いですね・・・!
『・・・out of Control・・・ ver.2』 アダルティーにアレンジされている・・・のカナ。 オリジナルより落ち着いた雰囲気で、でも芯の強さは感じさせる・・・。 素敵なアレンジだと思います♪
『DARKNESS NIGHT - BRIGHTEST LIGHT Break Through』 『UNLIMITED』の集大成のような曲です。 僕的には、やはり皆本の信念が眩しいくらいに輝いて見えて、好きです。
アンディの『ALIVE』。 カタストロフィ号撃沈後の心情を力強く歌っています。 迷いを振り切ったような清々しさを感じますね。 アンディなら、エスパーの使役でもなく普通人の絶滅でもない他の道を歩んでくれると期待しています。 おそらく・・・ユウギリと結婚するような未来にはならないハズ・・・たぶん(苦笑)。
続いて『Realize Mission』。 こちらは撃沈前の葛藤ですね。 一定の決意を持ちながらも迷いも捨てきれない・・・。そんな生々しい感情にようやく理解を示す事ができます。 アンディの歌は心境の変化を見て取れるという側面があるのですね。素晴らしいです。
『DARKNESS NIGHT』のヒノミヤアレンジ。 やや軽快にアレンジされている・・・のカナ? なんとなくですけど、兵部のは闇の底に沈んでいくイメージで、アンディのは闇の底から浮上するイメージのように思いました。 うーん・・・、今さらですけど、アンディはかなり優遇されていますネ。
そして、真木さんの『BLAZING SHADOW』。 シリアスでハードでアダルトですw カタストロフィ号のバーで歌っている姿が容易に想像できました♪ 原作のギャグシーンに差し支えるのでは・・・と余計な心配をしてしまうくらい素敵です☆ ● ● ドラマCDは第34巻の感想の時に。 今月か来月か・・・今年中には・・・。
終わりの始まり(5)
死活
早乙女隊長の「空中給油」作戦が展開されました。 超常能力を活用して自軍の戦力を増強する・・・。その点において最大級の効果を発揮していると思われます・・・! 航続距離のもたない機体を参戦させるなんて・・・、常識を超越し、敵軍の盲点を突き、不可能を可能にする・・・、かつ超常能力者にしか出来ない事・・・、なんという発想でしょうか・・・っ! 合流後の戦況判断も的確で、慎重に確実な指示を出していますので・・・、この段階で、この任務における早乙女隊長の非は無いように思えます。
志賀さんたちも本格参戦した訳ですが。 この「群体」は懐かしいですね。『GS美神』第32巻を彷彿とさせます。 念動力、催眠、瞬間移動、電撃の能力を駆使する群体・・・、相当手強いはずです。 おそらく撃墜はされないと思いますが、それでもこの戦闘の果てに誰かが命を落とすのですよね・・・。 ・・・今は死因や敗因など考えずに、超能部隊の勇姿に注目したいと思います。
さて、GWですね。 合併号だったり、高雄統子さんの初監督作品として個人的に注目している『聖☆おにいさん』の公開前だったりして、脳内の余白が多く取れそうです。 なので、そろそろ溜め込んじゃってる『UNLIMITED』関連の感想を解き放ちたいと思います。 最新刊で色々と解き放っちゃってる伊八号にもツッコみたいですが、それはまた別件でw
リターン・オブ・ファントム(12)
BEFORE FOREVER
真 打 登 場 と言わんばかりに、ついに兵部京介が帰ってきました・・・!!
脳内再生機能は中の人の声は勿論、『LΛST RESOLUTION』や『THE UNLIMITED』までBGMとして響かせています♪
椎名先生は明言を避けましたけど、帰還のマーカーにしたのは京介自身ではなく、レアメタルに宿った京介の思念・・・あるいはその残滓・・・という事でいいのカナ?
これで京介は役目も存在意義も果たしたと言えそうですが・・・、今それを考えるのは早計カナ?
あとは兵部の心にどのような影響を与えているかですが・・・、個人的には兵部は変わらないと思っているので難しいところですねぇ・・・。
ともあれ、復活した兵部は早速ギリアムの対処に向かいました。
ユーリちゃんは薫たちに任せて大丈夫と踏んだのカナ?
それとも、ギリアムのどす黒い意志に対峙させたくなかったのカナ?
戦闘兵器を用いるギリアムの戦術は、個人的に嫌いじゃありません。
まともに戦っても勝ち目の薄い高超度エスパーに対しての工夫が見られるからです。
天賦の才だけで局面を切り抜けられないなら、近代の利器を活用するハイブリッドな戦術。
紫穂のワイヤーガンや賢木の仕込み棒も原理は同じようなものですし。
もしかしたら・・・、未来でバレットくんの命を奪った戦術かも知れませんしね・・・。
問題は、ギリアムのは少し下品な感じがする事と(苦笑)、兵部に通用するかどうかでしょうか。
一方、薫はまたごつい武器を渡されましたね(苦笑)。
と言いますか、ここは日本刀の出番だったのでは?w
いえ、椎名先生があんなにこだわる理由も、元ネタの有無についても僕は存じ上げないのですが、ここで登場させておけば『UNLIMITED』において先生の執念に翻弄された松田さんも報われるんじゃないかと・・・(苦笑)。
兵部の復活で戦局が一気に傾くのでしょうか。
ユーリちゃんの救出はなるのでしょうか?
今エピソードの山場をしっかりと読んでいきたいと思います。
リターン・オブ・ファントム(11)
SUPER LOVE SONG
幻覚から脱出した皆本たちを襲う更なる脅威・・・!
これがウィザード級催眠能力者の実力・・・。
能力の借用自体は、“エスパーキラー”グリシャム大佐も使えますが、ユーリちゃんのはより強力な印象です。
なんと言いますか、グリシャム大佐が模倣なら、ユーリちゃんは掌握しているイメージでしょうか。
超度7を凌駕する精度・・・。恐ろしく・・・素晴らしいです・・・!
しかし、グリシャム大佐ならギリアムの口車には乗りませんネ。
むしろギリアムを籠絡する勢いでしょうw
どうやらユーリちゃんは洗脳も支配もされていないけれど、思考を誘導されている状態にあるという事でしょうか。
どこまで正気を保っているのか判断が難しいですが、薫たちと敵対できるほどには自我を失っているという感じでしょうか。
そうなりますと・・・、ユーリちゃんの責任と覚悟が曖昧になってしまうのが個人的懸念ですが・・・、とりあえずその心配は後回しにしたいと思います。
今回は皆本が熱くて格好良かったです☆
『解禁ガイドブック』に収録されている『ウルトラマン ネクサス』のエピソードを想起して、胸が熱くなりました☆
結果的に予知通りユーリちゃんに捕らわれてしまいましたけど、これはあえて予知をなぞったのだと僕は考えています。
目的はもちろん兵部の復活で、なおかつトリプルブーストという切り札も保持したまま・・・。反撃は充分可能という計算かと。
なにはともあれ、予知は現実になり、ついに兵部が復活しました・・・!
やはり予知という「要素」はこういう活用が望ましいですね。
繋がって、噛み合って・・・、なんと言いますか、ロングパスが通ったかのような快感があります。
次回は兵部復活祭でしょうか。どれだけ大ゴマを要求したのか楽しみにしたいと思いますw
リターン・オブ・ファントム(10)
遥か
京介、破れるの巻。
薫への凶弾を防いだり、ユーリちゃんの催眠に干渉するなど欠かせない活躍をしましたが、ギリアムの仕込んだ罠にしてやられました。
ギリアムがこの状況を想定していたなら、キメ顔をしていいくらい凄いのですがね・・・。
ともかく、フェザーが京介の形態をとる事は、おそらくもう無いのでしょう。
京介の経験を兵部に還元する目論みも御破算になってしまった・・・ようですね。
しかし個人的には、その目論みをあまり重視できないのですよね・・・。
なんと言いますか、80過ぎの人間が子供の頃幸せだったからどうだというのでしょう??
そもそも、若干8才の時に普通である事を拒み、超常能力者として生きる事を決めたのは他ならぬ兵部自身です。
さらに、普通人の上官の下でエスパーの仲間と楽しく暮らす事は、超能部隊で体験済みです。そしてそれは幸せな記憶であると僕は思っています。
その幸せを普通人の裏切りによって壊されたから、現在の兵部に至っているのです。
京介の記憶は兵部の心の許容範囲をほんの少し拡張させるかも知れません。
しかし普通人への憎悪はまったく緩和されないと思われます。
・・・残念ながら現在の僕は、皆本ほど京介に感情移入できず、京介の存在意義についても理解が及びません・・・。
一方、ユーリちゃんの真意も判りません。
今回の様子から察するに、どうもギリアムに思考を支配されている感じは薄いです。
なんらかの思惑を持って行動しているように見受けられます。
兵部の復活を待っているのか・・・、あるいはミラージュちゃんの完全消滅を狙っているのか・・・。
少し前までギリアムに明確な敵意を向けていたのに、あの感情はどこへ行ったのか・・・。
うーん・・・、ユーリちゃんの心が解らないです・・・・・・。
着実に予知のシーンが近付いてきていて、皆本の対抗策も気になりますが、それでもなるべくフラットな気持ちで次回に臨みたいと思います。
リターン・オブ・ファントム(9)
UNLIMITED ~reloaded~
黒い幽霊が徐々に劣勢になってきましたね・・・。
果たしてギリアムはどこまで応戦できるのカナ?
予知のシーンに辿り着くのであれば、京介がレアメタルに戻った時に破壊してしまえばよさそうですが・・・、それでは気が済まないみたいですし・・・。
兵部が復活したらECMを発動すれば・・・、皆本のブラスターが脅威になってしまう・・・。
能力も年季も歪んだ性格も上手の兵部に対し一矢報いる事ができるのか・・・、ギリアムの正念場です・・・。
今さら気付きましたが、ユーリちゃんが見ている幻覚は、ギリアムの理想なのかも知れませんね。
最初から幻覚と認識していたユーリちゃんは実は洗脳されておらず、何か思惑があって行動しているのかも・・・、という仮説が浮上してきました。
果たしてどこまで錯覚しているのか・・・、催眠能力の戦いは奥が深いです・・・。
そして今回のMVP賢木修二☆
ユーリちゃんの催眠に対し、文字通り突破口を見出しました☆
もうその方法がステキw このシリアスとギャグのバランスこそ椎名先生の真骨頂だと思っております☆
一連のシーンは、中の人の声を脳内自動再生で読ませていただきました♪
しかし・・・、紫穂が催眠能力者じゃなくて本当に良かったですw
この娘に生殺与奪を握らせたら怖ろしい事になるでしょうね・・・w
なんと言いますか・・・、「負傷した」ではなく「治癒した」という錯覚を与えて、悪化する症状を見てクスクス愉しみそうです・・・(汗)。
そういう意味では、ユーリちゃんは催眠能力者としては素直すぎるのカナ?
さて、予知通りに進行しているなら、このあと皆本が催眠に捕らわれるのですよね。
トリプルブースト後で薫のパワーが低下し、打破が難しい事態・・・。なるほど。
そこで兵部が復活・・・皆本総受けの図が完成する・・・あれ??
いろいろ推察しつつも、次回もフラットな気持ちで読みたいと思います。
あと、今回のトビラとアオリはゾクゾクしました。
担当編集者のシオさんグッジョブです☆
THE UNLIMITED 兵部京介 BD第3巻 & 第4巻
Realize Mission
さて、だいぶ遅くなってしまいましたけど、感想を解き放ちたいと思います。
まず第3巻について。
ライナーノーツを読んで猪爪さんのシリーズ構成っぷりに感動しました☆
第5話でアンディの「パンドラの中の自分」を描き、第6話での決意に至る・・・、美しいです・・・☆
振り返ってみれば、放映時の第5話は「ユウギリ回」としか捉えていなかった自分がいたような・・・いなかったような・・・(苦笑)。
しかし・・・、誠に残念ながら、僕は第6話にケチをつけねばならんのです・・・。
それはアンディが拳銃を分解して組み立てて決意に至るシーンについてです・・・。
僕はどうしても心情描写が不足している感が拭えないのです。
一連のシーンの演出意図はアンディの心情と拳銃をリンクさせる事だと思うのですが、なんと言いますか、シンクロ率が不足しているように思えてならないのです。
とどのつまり、拳銃の分解シーンが拳銃の分解以外の何も描写していないように映るのです。
うーん、リアルにテンポよく描写し過ぎたためにアンディの葛藤が伝わってこないと言いますか・・・。
いっその事、マガジンの装填を前に葛藤するアンディを長尺で見せてほしかったくらいです・・・。
BGMが素晴らしいだけに、なおさら口惜しく感じてしまうのです・・・。
放映も終わり、BDのリリースも終盤になった頃に、スタッフ渾身のシーンに不満を言うのは大変恐れ多いのですが・・・、もう僕のワガママとして言わせていただきます・・・。
一応、僕がアンディの心情バランスを取り違えている可能性もあるのです。
USEIとP.A.N.D.R.Aに50:50で感情移入している訳ではなく、USEIへの恩義と使命、P.A.N.D.R.Aへはあくまで無法者の検挙と捉えていて、80:20くらいの最後の踏ん切りをつけるシーンだったのかも知れません。
ともあれ・・・、僕はあのシーンに不満を残しておきます。
オーディオコメンタリーは遊佐さんと東山さん。
東山さんの快活さに癒されます・・・☆
と言いますか、終始なごやかなコメンタリーで聴き心地が良いです♪
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●
つづいて第4巻。
過去編につきましては、もうひたすら絶賛する他ありません。
OPのモノクロバージョンは一番印象に残っていますし、EDの哀切さも堪りません。
スタッフさんの作品への愛を確信した回かも知れません。
オーディオコメンタリーは遊佐さんとゆかなさんと平野さん。
出番が少なくてちょっと拗ねてる遊佐さんをよそにw、お2人がディープな見解を話しています。
特に、ゆかなさんの不二子ちゃんへの見解がとても深くて凄いです・・・!
そして平野さんは、原作よりも早く兵部の心情を知ってしまったので、今後の薫が色々と心配です。
でも、中1の頃の薫はオヤジが強めなので大丈夫カナ?w
●
●
それから音楽について。
紅葉さんの『CHASE THE WORLD』。
スタイリッシュでありながら温かみのある歌声・・・素敵です♪
さすが「パンドラのお母さん“的存在”」の包容力です♪
葉クンの『TAKE IT EASY!!』。
いやもうフツーに格好良くて、気持ちが前向きと言いますか、上向きになる曲です♪
思うに・・・、『UNLIMITED』で一番株を上げたのって葉クンじゃないですかね?
三幹部の誰が次期リーダーになってもパンドラは大丈夫だと思いますが、外見は飄々としていて中身は熱いという点で、葉クンが一番兵部に近いのかも知れません。
中川幸太郎さんによるサウンドトラック。
曲を聴いてアニメのシーンを想起できる事から、完成度の高さが窺えます♪
個人的に印象的なのは、やはり『THE UNLIMITED』と『その瞳に孤独を映して ~アンディ・ヒノミヤのテーマ~』です。両方とも後半に変調して盛り上がるからカナ?
それと、インタビューの中で「アニメーションとしての映像を見ながら音楽を作れたことが、ありがたかった」とあり、その環境を手配したスタッフさんを称えたいです。
そういう細かな配慮のひとつひとつが着実に作品の質を上げていくのだと思いました。
『UNLIMITED』関連の楽曲は、聴いていると気持ちが暗くなると言いますか、尖ってくると言いますか・・・、日常的に聴くには不向きというのが正直なところなのですが(苦笑)、それだけ作品世界を表現している素晴らしいものなのだと思います。
聴けば聴くほど作品を好きになる、スタッフさんを好きになる、そんな素敵な音楽をありがとうございます♪
リターン・オブ・ファントム(8)
フェイク
なんと言いますか・・・、ギリアムの詰めの甘さが浮き彫りになった感じでしょうか。
ユーリちゃんの洗脳も、兵部京介への対処も、クローンの活用も・・・、十全ではありません。
特に、幻覚のお父さまの愛情表現が薄っぺらい印象で、これはギリアムの生い立ちに起因するのだろうと思いました。
突け入る隙があるのなら・・・バベルにも勝機はあるでしょうね。
京介がユーリちゃんの心の中に入り、ギリアムの洗脳を解くつもりみたいですが・・・。
そーいえば、兵部も幼い頃に父親の呪縛を断ち切って生きてきたのでしたね。
個人的には・・・、単に切り捨てるよりも、家族を大切に想いながら生きる方が素晴らしいと思うのですが・・・、ユーリちゃんの愛情がお父さまに届くかどうかは別問題ですしねぇ・・・。
やはり・・・お父さまの動機も気になります。
次号は休載で、次回が読めるのはなんと8/21になるのですよね(汗)。
しかし最新第35巻が16日(金)に発売となり、その作業のための休載と捉えるべきなのでしょう。
残る個人的問題は、爆サンプレゼント応募のために、次号の『絶チル』の載ってないサンデーを買わなければいけない事でしょうか(苦笑)。
椎名先生が苦労して描いてくださった各ハード機器も魅力的ですけど・・・、応募するならやっぱり色紙カナ? 兵部のセリフは・・・日本刀絡みカナ?w
リターン・オブ・ファントム(7)
バトルクライ
バベル勢が一網打尽の巻。
ついにユーリちゃんとチルドレンが相対しました。
ユーリちゃんの心情がもうひとつ解らず、感情的にいまいち踏み込めないのがちょっぴり残念ですが、ともかく開戦です。
まさしく個人的な感想ですが、このメンツの場合、僕ならまず皆本を潰しますネ。
どんな機転を利かせてくるか判ったもんじゃありませんから。
指揮官さえ封じてしまえば、薫や京介の反撃は単調なものに限られるでしょうし。
薫は目の前にいるのが悠理ちゃんであると・・・、友だちであると判っていると、読者は判断していいのカナ?
トリプルブーストで洗脳を解く流れも考えられますが・・・、その後の隙をギリアムに突かれそうで怖いですね・・・。
薫がユーリちゃんのおっぱいを揉んで・・・もとい触って・・・もとい刺激して正気に戻す画も想像しましたが、なにか色々と台無しになってしまう気がします(汗)。
いやしかし横島のDNAを受け継ぐ薫なら・・・、だがしかし・・・いくらなんでもそれは無い・・・はず・・・たぶん。
展開としては、兵部の復活が秒読み段階に入った感じでしょうか。
それでも、なるべく心をフラットにして次回に臨みたいと思います。
リターン・オブ・ファントム(6)
メーデー
クローンたちが一網打尽の巻。
正味の話・・・、クローンの処遇については難しいだろうなぁ・・・という思いが拭えません。
同じ顔・・・どころか同じ遺伝子を持つ者が多くいても作画が大変・・・もとい識別が困難だからです。
いずれ個性が発現したとしても・・・「クローン」という出自は変わりません。
そんなレッテルを軽々と乗り越えられる人物に育てばいいのですが・・・・・・。
でも『おそ松くん』みたいに案外大丈夫だったりするのカナ・・・?
とりあえず今は、自分と同じ顔なのにちん・・・もとい男の子であるクローンたちに、ユーリちゃんがどういう印象を持ったか気になります(苦笑)。
期せずしてクローンたちを失ったギリアムですが・・・。
まだ第二世代の“在庫”がいるのでしょうか?
第三世代の“開発”が進んでいるから無問題なのでしょうか?
ユーリちゃんという“駒”が手に入ったので損失をカバーできるのでしょうか?
個人的に、今エピソードは、ギリアムがラスボスの“汚名”を挽回できるか・・・という裏テーマもありますので、せいぜい権謀術数を駆使して頑張ってほしいです。
さて、今回の内容は読みたい展開とは違ったというのが正直なところですが・・・、ひとつのエピソードとしての流れに沿った構成になっていると思われますので、単行本で読むのを楽しみにしたいと思います。
さしあたって、次回はまたフラットな気持ちで臨みます。
それはそれとして、僕的には、やっぱり皆本の視点が読み易いなぁと思いました。
御無沙汰してます。鼎です。
ユーリの弟たち、アレクス・ペール・デュマ=アレクサンドル・大・デュマですね。
三銃士みたいにユーリを護って活躍してほしいものです。
個性が出るのか?という御懸念のようですが、もうすでにアレクスが長男のリーダーシップを発揮しているような気がします。
てか、ユーリってフランス人でしたっけ。それ以前にユーリって男名前だったような気もw
リターン・オブ・ファントム(5)
SWEET PAIN
祝☆8周年☆
センターカラーのイラストに、アンディとユウギリがしっかりいますネ。
まぁユウギリは先日のラクガキで、ついに椎名先生の毒牙にかかりましたがw
あと、ナイちゃんのおしりに反応しても健全であると主張したいですw
本編は、ユーリちゃんの正念場です。
温かい家族との暮らしがギリアムの催眠幻覚だと認識しているところがミソですね。
しかしそれでも、ユーリちゃんの心を折れるとは思えないのですが・・・。
母親が決定打になるのでしょうか?
それとお父さまが格好良すぎるのは真実なのか、ギリアムの補正がかかっているのか気になりますw
ギリアムの幻覚はユーリちゃんの心を魅了するとも蝕むとも思えないのですが、さすがにこの局面でギリアムがヘマをするとも思えないのですよね・・・。
ユーリちゃんの深層心理・・・、心の隙間・・・、うーん・・・。
次回は、あえて懐疑的に読みたいと思います。
第34巻
絶望を超えて未来を創る
もはや何月に発売されたか定かではなくなってしまいましたが・・・、感想いかせていただきます。
まず、加筆・修正点から。
4週間ほど前にざっくり照合したところ、たしか微々たるものだったような・・・。
今巻も良い意味で特筆するところはありません・・・たしか。
次に内容面を・・・と言いますか、読めば読むほど『THE UNLIMITED 兵部京介』ですねw
超能部隊をメインに、マサラやファウストとの交流、伊号たちの能力・・・。
しかし単行本として見ると、能力を明後日の方向へ解き放っちゃってる伊八号が全部持っていきますねww
巫女装束の不二子ちゃんや、何かをオマージュしてる宿木さんたちなんか目じゃないとは・・・、伊八号・・・、おそろしい子!
少し真似してみますと・・・、「21世紀初頭・・・、町の銭湯を舞台にしたSF漫画が大ヒットするであろう!!」
(・・・実際には、その漫画は打ち切りになるが、作者は絶望を超えて未来を創るであろう・・・!!)
・・・なんちて。
いや、あの漫画ちゃんと面白いんですよ?
コメディ色を前面に出してアニメ化すれば、そこそこヒットするカナ? カナカナ??(←不安そう)
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そして、特装版のドラマCD『THE MEMORIES 兵部京介』。
あれ? これはまさか『UNLIMITED』のドラマCDに原作単行本が付属する形だったのカナ?w
内容は「葉クン×アンディ」、「ユウギリ×桃太郎」、「兵部×皆本」となっており、95%シリアスで構成されています。
『UNLIMITED』本編ともリンクしているので、さすが猪爪さん☆という感じです。
個人的には、アンディに絡みつつ、かまってあげる葉クンに好感が持てました。
あと、パッケージのイラストは勿論ですが、背表紙のブラック&ゴールドの字体が素敵です☆
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さて、兵部京介に対する個人的見解の微調整です。
前巻で「哀しい瞳をしている限りその生き方を否定する」としましたが、「寂しい瞳で薫(女王)を見る限りは、その生き方を否定する」とします。
なんと言いますか、きっと現在の彼は自身が望んだかたちとは違うのでしょう・・・。
なので、より正確に表現するなら「否定してあげる」となります。おこがましいですが。
なんとなく・・・、思い違いかも知れませんが、少しだけ不二子ちゃんの心情に近づけた気がします。
根は純真で真っ直ぐな事を知っているので、穢れてしまった現在の姿を「これが兵部京介だ」と認識する事に抵抗を覚えるのです。
本人が快く思っていないなら尚更です。
肝心の女王は兵部の生き方を否定はしないでしょうけど、肯定されれば満たされるというほど簡単な問題じゃありませんしねぇ・・・。
とりあえず、兵部の幸福については保留にしておきます・・・。
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遅くなりましたが、第34巻の感想はこんな感じです。
あらためて「こんなに『UNLIMITED』に沿った内容にできるのか・・・」と、つくづく思いますw
滞ってるBDやサントラやキャラソンの感想はお盆あたりに・・・書ける・・・カナ?
豪華な第34巻を確かに堪能させていただきました☆
リターン・オブ・ファントム(4)
LOVE PHANTOM
因縁の兄妹の直接対決です・・・!!
しかし・・・、うーん・・・、ユーリちゃんの敗因は油断でしょうか。
自分の能力への過信は無かったかも知れませんが、敵の能力に対して無策すぎましたね・・・。
黒い幽霊なら、ユーリちゃんの能力に特化してチューニングするくらいお手のものでしょうし。
なんと言いますか、志と行動のギャップが若さゆえの過ちなのでしょうね・・・。
ふと、第15巻で兵部が皆本に言った「君を殺せば女王は生きてはいない」という言葉を思い出しました。
きっと薫も皆本の指導が無ければ、自分の能力だけを頼りに戦って、志半ばで倒れるのでしょう。
力があると頭は使わない、力が無いから頭を使う、・・・バランスっちうのは難しいなあ。
力の無さを嫌というほど痛感してきたギリアム・・・。
誤解を恐れずに言えば、彼の計画は「倫理に反する」以外は特に間違っていないと思います。
しかし「倫理に反する」事が致命的に大問題なのです。
人間のクローンは基本的人権の尊重を侵す禁忌の領域なのですから・・・!
それを「偉大な仕事」と表現する時点で、彼は狂っているのだと思います。
当然のように、天才の妹を支配したとしても、満たされないでしょう。
心の底から渇望する本当に欲しいものを手に入れるまでは・・・。
さて、色々と予測のつかない展開になってきました。
兵部の帰還、チルドレンの極秘任務、ユーリちゃんの反逆・・・。
それでも、このまま行くと第33巻で姫子ちゃんが予知したシーンに辿り着きそうですが・・・、あの断片から受ける印象とは異なる事情になりそうな予感・・・カナ?
展開を踏まえつつ、先入観を捨てつつ、次回を読ませていただきます。
リターン・オブ・ファントム(3)
HEART STATION
兵部の帰還に向けて、バベルが正式かつ非公式に動き始めました・・・!
厳密にはチルドレンの無断渡航を秘匿するのが任務なのですが、変動確定値7の予知があるので、それを解決しつつ結果的に兵部の帰還をサポートするという・・・少し込み入った極秘任務です。
しかし・・・、投獄覚悟とは凄まじいです・・・。
どうしても表向きには「兵部のためにそこまで・・・?」と思ってしまいます(汗)。
そして賢木も「刑務所の中まで付き合う」なんて、「皆本の事をそこまで・・・?」と思ってしまいます(苦笑)。
まぁ仮に2人が投獄されても、なにか『ショーシャンクの空に』みたいな事をやりそうですが・・・w
そして今回のMVP 桐壷帝三局長ッ!!
全てを解った上で信頼と覚悟を持って部下の背中を押す・・・、上司の鑑です・・・ッ!
人生が崩壊する覚悟・・・! 若い皆本たちを上回る凄まじい覚悟です・・・!
もしかしたら、あの予知が回避できないように、局長の更迭も回避できない事態が来るのかも知れません・・・。
今回のような事案に全霊をもって臨む事が、バベルの局長に必要な資質だと思うのですけどね・・・。
ともあれ、僕は惚れ直しましたよ、桐壷さんッ☆(謎の予防線)
ユーリちゃんも浮上してきて、これは両A面で展開されるのカナ?
兵部とユーリちゃん両方を救出する結末になるのカナ?
それともどちらか一方しか救えない葛藤が待っているのカナ?
そして壮絶な覚悟を持って帰還をサポートしてくれたバベル勢に対して、兵部はどんな態度を見せるのカナ?
ワクワク・ハラハラしながら読ませていただきます。
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椎名先生の御身内の方のご冥福をお祈りいたします。
リターン・オブ・ファントム(2)
Realize Mission
ユーリちゃんの反逆から、兵部の帰還へテーマがシフトした・・・カナ?
ユーリちゃんの事情はB面となり、しばらくおあずけカナ?
個人的に今回は、局長に関心が行きました。
「兵部京介の復活」の予知について、隠蔽せざるを得ない事態に・・・。
チルドレンの無断渡航がネックとなり、苦しい判断なのでしょうけど・・・。
財団とももう少し連携を取っても良さそうなのに、バベルの局長の立場としては「知らない」と答えるしかない始末・・・。
隠蔽工作は暴かれた時にスキャンダルとなるハイリスクなものなので、ちょっと心配です。
勿論、得た情報を何でも報道・公表すればいいというものではありませんし、隠密に対処する前提の決断なのでしょうけど・・・、なんだか局長の対応に「大人のきな臭さ」を感じてしまい、ちょっぴりヘコんでしまいました・・・。
うーん、桐壷局長にとって兵部は「チルドレンに取り憑く悪い虫」でしかないのかも知れません・・・(苦笑)。
一方で・・・、ついにアンディが原作本編に登場しましたね・・・! しちゃいましたね!
まさかソフィ王女のさぷり出演が伏線だったとは・・・w
と言いますか、ブログでの即興的設定は採用なのですねw
あとは・・・バベルとパンドラと財団が現場で協力してくれれば、局長の苦渋の決断も報われるのですけど、果たして・・・?
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そ・し・て・・・、HAPPY BIRTHDAY 椎名先生☆
いつも楽しい漫画を読ませていただき、ありがとうございますっ☆
これからも先生に沢山の幸せが訪れますように・・・☆
リターン・オブ・ファントム(1)
ココロノコンパス
新章は、ユーリちゃんの反逆のお話のようですね。
まだしばらくはシリアスな展開が続きそうです。
フェザーの中の兵部も動くみたいですね。
やはりユーリちゃんの行く末が、チルドレンの未来に大きな影響を与えるのでしょうか。
しかし、まだ兵部復活の時ではないはず・・・。フェザーのまま戦うのカナ?
あと気になるのは、某島の情勢です。
何かの伏線なのか、それとも椎名先生のお茶目な時事ネタなのかw、少し気になります。
それでは、ユーリちゃんの戦略と勝算に注目しつつ読んでいきたいと思います。
終わりの始まり(9)
愛悼
バラルー戦線が終着しました。
双方に多大な損害を出して、一応日本側の勝利という形でしょうか。
しかしこれは・・・失ったものが大きいとかではなく、失ったものばかりじゃないですか・・・!
こんな不毛な行為の繰り返しが戦争なのですね・・・・・・。
超能部隊では志賀さんが初の戦死者となりました・・・。
引き替えに得たものは、兵部の成長と、全隊員の昇進・・・。
早乙女隊長の指揮に過失は無く、帰国後も決意を新たにしている事から、問責は無いでしょう。
事実上、志賀さんを見殺しにした伊号たちも、おそらく不問だと思われます。
しかしこれからは、早乙女隊長の期待が兵部に集中する事になるでしょうね・・・。
唯一の救いとも言えるのは、志賀さん本人に悔いが無かった事でしょうか。
優しさが招いた油断などと綺麗事を言うつもりはありません。
それよりも何よりも、あとを託せる仲間がいた事が志賀さんの幸福だったと思います・・・っ!
志賀さんの勇姿が陰る事は永久にありません・・・!!
狂気に呑まれる兵部を説得したのは芥さんでした。
芥さんの仲間を想う気持ちが兵部の心に届いて良かったです。
まぁ兵部が「女王のため・・・」と少しヨコシマ的な想いだったのが、ちょっぴり不満ですけど(汗)。
しかし、のちの兵部が寂しい瞳で薫を見つめる事から考えると、兵部は陽の当たる場所から堕ちてしまった自身にやりきれない想いがあるのでしょうね・・・。
今エピソードは超能部隊の壊滅への一歩なのでしょうか。
今後のお話では、どんどん隊員たちが死んでいくのでしょうか・・・。
身勝手な希望ですけど、いずれ虚数空間ででも超能部隊の座談会を見てみたいですねぇ・・・。
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(鼎さんへのお礼は前の記事にレスしました)
戦争は不毛ではなく、悲惨です。
不毛でないと言えるのは、勝者は敗者からはぎ取って肥え太るから。
悲惨と言えるのは、勝利の恩恵に預かれるのは勝者の生者だけ。敗者と死者には何も残らない。
それはおいといて、今エピソードで気になった点を一つ。
早乙女隊長が基地司令官に意見具申をした時のつぶやき
「今の段階から すでにあんな考え方が横行しているとはー」
って、
これは、早乙女隊長は先が読める男、というのではなく、
先を知っていて変えようとしている男、なのではないか?
という疑いを持ってしまいます。
彼は、時代の中で早すぎた男なのか、それとも、歴史改変を企む時間旅行者なのか、
そんな深読みをしてしまいます。
ところで、調子に乗って、「椎名先生の嘘」を暴いてみたいと思います。
今エピソードは昭和17年2月のニューギニア沖海戦がベースのようですが、この時のラバウルの状況と比較してみると
ラバウルに陸軍航空隊はまだない
コメリカ機動部隊を発見したのも、遅れたとはいえ海軍攻撃隊の護衛に飛んだのも、陸軍の九七式戦闘機でした。
超能部隊が陸軍ですから当然といえば当然ですが、史実のラバウルは海軍航空隊が先に航空防衛態勢に入っていて、陸軍航空隊ができるのはラバウルの要塞化が進んで、ポートモレスビー攻略が始まる頃です。
したがって、この時期、バラウーの陸軍航空隊は史実ではありません。
そして、なにより大嘘は、
陸軍が海上での艦隊航空戦に海軍と協同行動をとることは(ただ一点の理由を除いて)ありえない、
という事です。
その理由は、日本の陸軍と海軍は仲が悪いという、感情論ではありません。
コメリカ艦隊はバラウー沖740kmの洋上にあるのに対し、九七式戦闘機の航続距離は630km。
増槽つけても基地まで帰ってこれません。
そもそも陸軍の戦闘機と海軍の艦上戦闘機では、航続距離は倍以上違います。
それは、陸上の飛行では燃料が切れても着陸できれば、なんとか生還できます。
しかし、海上の飛行では燃料が切れて着水したら、友軍に回収してもらえる可能性はきわめて少ないです。
艦上戦闘機は母艦に帰投できなければ、機体も乗員も失われる率が高いのです。
そのため、陸軍の戦闘機は航続距離を犠牲にしても運動性能を求め、海軍の艦上戦闘機は防御力を犠牲にしても航続距離を求めたのです。
このような基本設計思想の違う戦闘機を持った陸軍は、機動部隊の襲来に対してどのように対処するべきでしょうか。
簡単です。
敵の空爆部隊を基地に近いところまで引き寄せて邀撃する。
それが、最も確実な作戦です。
ゆえに、航続距離の短い陸軍の戦闘機を攻撃隊の援護に飛ばすのは論理的にありえないのです。
ただ一点。超能部隊がいないならば。
超能部隊による空中給油だけが、考えられない作戦を実現させたのです。
超能部隊という架空の存在だけが、はじめて陸海軍の協同作戦を可能ならしめたのです。
以前に回想シーンで出てきた、兵部と不二子が零戦と並んで飛んだり、ミッドウェイ海戦とおぼしき海戦に陸軍の超能部隊が参加し空母を拠点にしていたり、という史実ではありえなかった場面は、このバラウー沖海戦での陸海軍協同作戦の賜物ではないか、と思うのです。
この事が日コメ戦争中ばかりでなく、戦後の蕾見管理官の政治的行動に裏付けを与えていってくれるのではないかと、期待しています。
えー、ミリオタの架空時代考証におつきあいいただきありがとうございました。
終わりの始まり(8)
雷鳴
さぷりめんと(215)
また紫穂が欲求不満に・・・w
やっぱり『UNLIMITED』出演時に暴れ足りなかったのでしょうか・・・w
えー・・・、紫穂が上手にストレスを発散できる事を祈ってます・・・w
ユーリちゃんの催眠に疑念の余地が・・・w
でもナイちゃんはともかく、ハンゾーさんの趣味は「忍者」でそんなに間違ってないカナw
そして、執事喫茶を訪れるパティちゃんの後ろにソフィ王女とユウギリが居ない事を祈ってます・・・w
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○
本編は、志賀さんが戦死しました・・・。
ですがまだ、感想は控えたいと思います・・・。
兵部の特異体質が覚醒しましたね・・・。
でもこれは・・・怒りが前面に出ていますけど、根本にあるのは悲しみですね・・・。
悲しみが深くて、誰かにぶつけないと胸がはりさけそうなのでしょう・・・。
きっと、この能力の意味を考える事こそが兵部京介という人物を知る事になるのだと思います・・・。
○
○
さて、椎名先生のブログが久しぶりに更新されましたね。
相変わらず時代考証が緻密で凄いです。
ちなみに僕は「戦闘機」と「攻撃機」の違いがググッても解りませんでした(汗)。
あと、『UNLIMITED』の打ち上げも開催されたようですね。
出版社、編集者、原作者、アシスタント、印刷所、読者・・・くらいで成り立つ漫画とは桁違いの関係者で成り立つアニメ・・・。
その皆さんが発する愛情や情熱を感じ取れる事が、原作者の最大の恩恵なのかなと思いました。
BDなどの売り上げの重要度は3・・・いや4番目くらいでしょうか(苦笑)?
あらためまして、『THE UNLIMITED 兵部京介』に関わった皆様、お疲れ様でしたっ☆
BD第3巻のライナーノーツを読んで感動している今日この頃です。
御無沙汰してます。鼎です。
志賀さん、お亡くなりになってしまいました。
元不良少年というのは意外でしたが、面倒見の良い兄貴肌だったようですね。
それと、兵部の本来の能力はコピー能力だったのでしょうか。
彼の発達の仕方を見ると、ヒュプノとか念動力が主ではなく、コピー能力に優れると思えるのですが。
さて、ミリオタによる軍事用語解説を。
「戦闘機」と「攻撃機」の区別が分からないとの事ですが、
まず、敵に打撃を与える航空機には、「戦闘機」と「爆撃機」と「攻撃機」があります。
これらは歴史的発展を通して、現在の分類になってきましたので、第二次世界大戦と今では少し用法が違います。
まず、現在の意味から。
「戦闘機」は、敵の航空機を攻撃する航空機です。
「爆撃機」は、水平飛行をしながら爆弾攻撃を行う航空機です。
「攻撃機」は、急降下(加速しながら降下)して、爆撃または砲撃を行う航空機です。
次に、第二次大戦前の状況について
この頃は、「戦闘機」と「爆撃機」しかありませんでした。
敵の陣地や都市に対して水平爆撃を行う「爆撃機」と、それを護衛・迎撃する「戦闘機」しか要らなかったのです。
しかし、進攻する地上兵力や艦船に対して攻撃を行う機会が生じると、水平爆撃では爆撃精度が足りなくなりました。
そのため、「爆撃機」より爆弾搭載量を減らしても、急降下爆撃が可能な運動性を備えた「攻撃機」というジャンルが登場したのです。
第二次大戦中に、急降下爆撃のため(主に陸軍で)襲撃機という機種が作られましたが、海軍では艦船攻撃用に攻撃機が作られました。
その頃の攻撃機は主に複座(もしくは三座)で、後席は通信士兼航法士兼後方銃座手が乗りました。というのも、爆装していますので、運動性能が戦闘機より劣ります。そのため後方防御のため後方銃座が必要だったのです。
しかし、戦闘機の運動性能の向上に伴い、銃座での防御には限界が見えました。攻撃機自身の運動性への要求は高まり、ついには戦闘機を爆撃や砲撃に転用する事が行われるようになりました。戦闘爆撃機(ヤーボ)の誕生です。
現代では「攻撃機」専用に設計される機体は(ゲリラ戦など軽戦闘向けを除いて)少なくなり、「戦闘機」として設計されたものを「攻撃機」に転用するのが普通になりました。
「戦闘機」→「攻撃機」
F-4B→F-4E
MiG-23→MiG-27
さて、今回、作中の用語で混乱を招いているのは、大日本帝国海軍では爆撃機と攻撃機という言葉の用法が逆になっている、という歴史的事実があるからです。
すなわち、当時の帝国海軍では「水平爆撃しかできない大搭載量爆撃機」=攻撃機、「急降下爆撃可能な攻撃機」=爆撃機、と命名しているのです。
ですから、作中に登場した一式陸上攻撃機は、正しくは「爆撃機」に分類されるもので、本来、陸上の敵拠点への水平爆撃に使われるべき機体です。それゆえ陸上用の爆弾しか準備していなかったのは当然と言えるでしょう。
帝国陸軍には「爆撃機」に相当する重爆撃機と「攻撃機」に相当する軽爆撃機がありましたが、今回バラルーには陸軍の邀撃用戦闘機は配備されていても、艦船攻撃は海軍との役割分担があって頭から考えてなかったのでしょう。
以上、蛇足の時代考証でした。
適応
>鼎さん
とても丁寧なご説明ありがとうございますっ☆
ググっても固有名詞ばかりが並んでいて諦めてしまったので、とても助かります☆
明確に定義し、経緯を解説し、特殊な事情まで注釈していただいたので、しっかりと理解する事が出来ました☆
しかし、本当に深い造詣をお持ちですね・・・!
特に、「大日本帝国海軍では爆撃機と攻撃機という言葉の用法が逆になっている」という点について、史実に則る椎名先生も凄いですけど、それをきちんと汲み取る鼎さんも凄いです・・・!
率直なところ・・・、マニアック過ぎて凄いです(苦笑)。
第28巻のラストにて、零戦の試作機について指摘したのも鼎さんなのでは・・・!? という疑惑の影が生じてしまうほどですw
○
○
お返し・・・と言うとおこがましいのですが(汗)、兵部の能力について僕個人の見解を少し。
まず、兵部の純粋な能力は念動力だと思ってます。
電撃、発火、瞬間移動、催眠は、志賀さん、菊池さん、芥さん、夏見さんから受け継いだもの。
前フリの伏線として『終わりの始まり(1)』にて「超常能力幹脳細胞」が科学的根拠として提示されましたけど・・・、僕はやはり兵部の心に起因した特異能力だと思っています。
仲間の能力を受け継ぐ事は、果たして強さなのか弱さなのか、優しさなのか脆さなのか、素直なのか歪なのか・・・。
僕個人は「仲間の死別への拒絶反応」という見解をしています。
大切な人を失う事に耐えられず、自分の中にその人と同等のものを作り出してしまう・・・。
悲惨な現実に耐えうる思考チャンネルを脳内に形成する・・・というニュアンスでは、少し多重人格に近いかも知れません。
ただ、それだけ大切に想っていたという事が大事ですので、この現象を正しい・正しくないという物差しで計る事は出来ません。
つまるところ当人たちの気持ち次第だと思うのですが、そうなると志賀さんたちは「そこまでしなくてもいい。もっと自由に生きてくれ」と思っていそうなのですよね・・・。
とりあえず、現在の僕の見解はこんな感じです。ご参考の種となれば幸いです。
これからも各々のペースで椎名先生の活動を楽しんでいきましょうね☆
終わりの始まり(7)
落雷
さぷりめんと(214)
皆本のフェチは・・・まだなにか知的アピール感がありますネ。
なので「ページをめくる指に興奮する」が本音であるに一票ですw
なにはともあれ、3人ともそこそこプライベートな表情をしているので、もう少し萌えてもいいような・・・?
葵のキタナイ顔・・・もとい凝視する姿なんて、なかなかレアでしょうしw
バレットくんはさておき、ティムくんがリアルに絶望しないかちょっと心配ですw
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○
本編は、その時が来ました・・・。
志賀さんが迎撃に遭い被弾しました・・・。
やはり・・・貴方でしたか・・・。
・・・この件への感想はもう少し後にしたいと思います・・・。
次回は、兵部がイヤボーンを発動するのでしょうか。
人を殺す事を躊躇わない“戦争の狂気”に呑まれないか心配です。
さらに報復殺人という“殺し合いの螺旋”に呑み込まれないかも心配です。
第2巻で薫がプッツンした時は皆本が止めてくれましたが、果たして・・・。
あと、それとは別の懸念も浮上してきました。思い過ごしであればいいのですが・・・。
一方、超能部隊の最バカ・・・もとい頭の弱い人は菊池さんという事になりそうですw
まぁ犬神さんは戦闘方面への嗅覚が特化しているだけなのでしょうけど。
菊池さんもある意味、より魅力的になったので結果オーライ・・・カナw
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余談を少し。
『聖☆おにいさん』は演出が行き届いた内容でとても面白かったです☆
もしかすると万人受けするかも知れませんネ。
終わりの始まり(6)
果敢
さぷりめんと(213)
ソフィ王女まで椎名先生の毒牙に!w
いやしかし、ここまで来るとユウギリとの入浴は合法!w
露出を描かれないと椎名キャラとして認められないという、まことしやかなウワサもありますし・・・(ウソ)。
つまり薫の境地は・・・、美神の下着が白だったり、紅葉さんがノーブラだったり、マッスルが裸ネクタイだったりする理由を考察する過程にエロさを見出す・・・というものでしょうか。
深いのか中二らしい妄想力なのか微妙ですが・・・、結果オーライなのカナ?w
でも、ラストの薫の表情はまだ可憐とは程遠いですねw なんとなく安心しますw
本編は、超能部隊の本領発揮です。
従来の空中戦の常識を超越する戦法・・・、凄まじい脅威となり得るはずです・・・!
敵機を奪い利用する攻防一体は素晴らしいものの、惜しむらくは攻撃力が足りない事でしょうか。
しかしこの状況下では、慎重で確実な最善の手段だと僕は思います・・・!
日本軍の愚鈍さを理解している早乙女隊長、まともな扱いを受けず燻っている超能部隊、前線基地維持のため敗退は許されない戦線、コメリカの軍事力・・・。
戦況を考察するには・・・おそらくまだ早いのでしょう。
超能力は万能でも無敵でもない・・・。
軍人の・・・普通人の意地に牙を剥かれる事もあるのでしょう・・・。
もはや僕にできるのは目をそむけない事だけです・・・。
休載
まさかのこの事実には、しばし目を伏せさせていただきます(苦笑)。
御無沙汰してます。鼎です。
椎名先生調子悪そうですね。ブログの方もしばらくお休みされてるようで。
Twitterで「乗り物の操作法が公開されてるのに、描写してはダメとか言われた」ってつぶやかれたあたりから苦しそうです。
たぶん、米軍戦闘機の操縦あたりが問題になったのではないかと。
商業誌に表現の制約は付き物ですが、要らぬ制約はないに越した事はありませんね。
THE UNLIMITED 兵部京介 BD第1巻・第2巻 etc.
Catch me if you can
では、ちゃっかり購入していたBDなどについて感想を書かせていただきます。
本編の内容につきましては、テレビ放映時に触れましたので、ここでは少しだけ。
第2話において、パティちゃんのNGテイクの方が収録されていますねw
まぁこれはBD、DVD、レンタル問わず、ディスクで視聴してくれるファンへのサービスと解釈しております。そして嬉しいですw
しかし・・・、あらためて視聴してみても凄まじい仕上がりです・・・☆
特にチルドレン登場回の第4話は圧巻といいますか、濃密といいますか・・・、超絶です☆
オーディオ・コメンタリーも豪華です。
聴いててとても楽しいのですけど、男性の場合はやはり笑いを取りに行ってしまうカナ・・・?
内容がシリアスでハードでアダルトなので、どこまで茶化していいのか難しいですしねぇ・・・。
とりあえず僕は「遊佐さんがカワイイ」という結論に達しましたw
第1巻の映像特典である先行上映会の模様も観ました。
えー・・・、どことなく全体的にふわふわしていて・・・ちょっと苦手な雰囲気です(苦笑)。
『アニソンぷらす』の時のように平野さんのツッコミが欲しくなりましたw
出演者の技量に委ねる比重がちょっと大きすぎるカナ?
だもんで『MEET THE OUTLAWS』にも応募していません。
遊佐さんの生歌が聴ける事が確定していたなら応募していたでしょうが・・・。
なので、漆黒の衣装を纏った椎名先生が警備員に止められない事を祈っておりますw
各巻に付属のライナーノーツ。
個人的には、これが一番の楽しみだったりします。
やはり既知のものより未知のものに興味がありますしネ。
愛情と情熱に満ち溢れた文面はとても読み応えがあります。
その中のひとつ「アンディ」について。
関係者のほぼ全員が「ヒノミヤ」と呼称するみたいですね。
源氏物語由来のこちらの方が確定していて、ファースト・ネームは仮称スタートだったために。
サンデー本誌では『ミッシング・リング(5)』掲載時に『UNLIMITED』の特報が発表されましたが、その時の「 「アンディ」って誰!? 」というツッコミは椎名先生からスタッフさんへのものだったのですねw
僕は単純にその時のファースト・インプレッションで「アンディ」と呼ぶに至ります。
なんとなく語感的にも「ヒノミヤ」より「アンディ」の方が男らしい気がしますし。
ちなみに、特報に対する皆本たちの反応を描いたシーンは第34巻ではカットされていますので、7月発売予定のムック本に収録される事を望みます。
ところで、このライナーノーツ、誰が執筆しているのでしょう?
「監督の五十嵐」、「シリーズ構成の猪爪」という呼称でありながら、原作者に対しては「椎名高志先生」というスタンス。
初稿や打ち合わせ、アフレコや音響、作画や演出など、幅広い分野を俯瞰できる視点。
少なくとも監督の統率下にあるスタッフに書ける内容ではないはずです。
推測するに・・・松田Pことプロデューサーの松田さんでしょうか?
だとしたら嬉しい限りです。最上級の情熱を持った人が綴る内容なのですから☆
僕はこれを読んでサントラの購入を決めました♪
それに、関わったスタッフさんにスポットを当てて労い称える事は、とても大事だと思います。
たとえこの先BDの売り上げが芳しくなかったとしても・・・・・・(謎の予防線)。
BDを購入して内容を楽しむ事で、より『UNLIMITED』を好きになれる気がするので、以降続巻も楽しみにしています☆
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さて、ここからは音楽関連です。
まず『Break Through』。・・・と言いましても新録の4曲がメインですが。
兵部の『BEFORE FOREVER』。
決意と覚悟を秘めた闇の讃歌ですね。
内容に共感する事はできませんが、この歌は好きです。曲と詞と声が絶妙に融合してます♪
『BRAND NEW EDEN』もそうですけど、やはり『UNLIMITED』シリーズでは兵部関連の歌が群を抜いて凄いですね・・・!
『・・・out of Control・・・ ver.2』
アダルティーにアレンジされている・・・のカナ。
オリジナルより落ち着いた雰囲気で、でも芯の強さは感じさせる・・・。
素敵なアレンジだと思います♪
『DARKNESS NIGHT - BRIGHTEST LIGHT Break Through』
『UNLIMITED』の集大成のような曲です。
僕的には、やはり皆本の信念が眩しいくらいに輝いて見えて、好きです。
アンディの『ALIVE』。
カタストロフィ号撃沈後の心情を力強く歌っています。
迷いを振り切ったような清々しさを感じますね。
アンディなら、エスパーの使役でもなく普通人の絶滅でもない他の道を歩んでくれると期待しています。
おそらく・・・ユウギリと結婚するような未来にはならないハズ・・・たぶん(苦笑)。
続いて『Realize Mission』。
こちらは撃沈前の葛藤ですね。
一定の決意を持ちながらも迷いも捨てきれない・・・。そんな生々しい感情にようやく理解を示す事ができます。
アンディの歌は心境の変化を見て取れるという側面があるのですね。素晴らしいです。
『DARKNESS NIGHT』のヒノミヤアレンジ。
やや軽快にアレンジされている・・・のカナ?
なんとなくですけど、兵部のは闇の底に沈んでいくイメージで、アンディのは闇の底から浮上するイメージのように思いました。
うーん・・・、今さらですけど、アンディはかなり優遇されていますネ。
そして、真木さんの『BLAZING SHADOW』。
シリアスでハードでアダルトですw
カタストロフィ号のバーで歌っている姿が容易に想像できました♪
原作のギャグシーンに差し支えるのでは・・・と余計な心配をしてしまうくらい素敵です☆
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ドラマCDは第34巻の感想の時に。
今月か来月か・・・今年中には・・・。
終わりの始まり(5)
死活
早乙女隊長の「空中給油」作戦が展開されました。
超常能力を活用して自軍の戦力を増強する・・・。その点において最大級の効果を発揮していると思われます・・・!
航続距離のもたない機体を参戦させるなんて・・・、常識を超越し、敵軍の盲点を突き、不可能を可能にする・・・、かつ超常能力者にしか出来ない事・・・、なんという発想でしょうか・・・っ!
合流後の戦況判断も的確で、慎重に確実な指示を出していますので・・・、この段階で、この任務における早乙女隊長の非は無いように思えます。
志賀さんたちも本格参戦した訳ですが。
この「群体」は懐かしいですね。『GS美神』第32巻を彷彿とさせます。
念動力、催眠、瞬間移動、電撃の能力を駆使する群体・・・、相当手強いはずです。
おそらく撃墜はされないと思いますが、それでもこの戦闘の果てに誰かが命を落とすのですよね・・・。
・・・今は死因や敗因など考えずに、超能部隊の勇姿に注目したいと思います。
さて、GWですね。
合併号だったり、高雄統子さんの初監督作品として個人的に注目している『聖☆おにいさん』の公開前だったりして、脳内の余白が多く取れそうです。
なので、そろそろ溜め込んじゃってる『UNLIMITED』関連の感想を解き放ちたいと思います。
最新刊で色々と解き放っちゃってる伊八号にもツッコみたいですが、それはまた別件でw