The app, which debuted in April, 2016, was created by Microsoft’s Garage research team to make it easier to enter text on iPhones and iPads, including a mode that let people write messages using only one hand. The team included auto-correct and auto-complete features that it felt were better than Apple’s own digital keyboard.
女王への道(5)
許されざる者
つい苦悶の表情を浮かべるナオミちゃん本体がステキですw
おかげで谷崎主任のお話が全く頭に入って来ませんでしたw
もしかしたら、谷崎主任の死亡を偽装工作すればナオミちゃんの汚染は解除されるんじゃないでしょうか?w
ザ・ハウンドに対しても小鹿主任が説得に臨むのカナ?
2人の能力は特殊なので、ただ模倣しても効果は薄いカナ?
敵もそこまでひとつ覚えの警備はしないカナー?
女王への道(4)
模造
ナオミちゃんはナオミちゃんじゃなかったようです・・・。
連載再開にあたり、現在の世界情勢→ザ・チルドレンの活動→敵対組織の悪質さという紹介は流麗なのですけど・・・、僕的には少々興を削がれましたね・・・。
模造品がオリジナルを超える事は無いのです。
チルドレンが模造エスパー相手に、苦戦する姿も圧勝する姿も特に見たいと思いません。
反撃の第一歩目からつまずくのも痛いです。
敵の警備のカラクリを知った上で、迂闊に手を出せない状況に陥るのは、なかなかよろしくありません。
初手ゆえに制圧よりも偵察の意味合いが強かったとしましても、奪取も救出も困難という結論では、情勢は悪化の一途です。
あと、全体的に説明口調になりがちで、感情が無色っぽくて、もの足りないです・・・。
唯一の光明は、谷崎主任です。
しかし、彼がこんなにシリアスに活躍している事が、世界が歪んでいる事の証左になりそうでフクザツです(苦笑)。
しばらく(年内?)は黒い幽霊の優勢が続くのかも知れませんねぇ・・・。
女王への道(3)
天敵の鑑
「げえっ!! 谷崎!! 生きていたのか!?」
とっても露骨な嫌悪感で、いっそ清々しいですw
そんな訳で、谷崎主任が最高に面白いカタチで登場しましたw
しっかしナオミちゃんのためにとっている行動は素晴らしいのに、にじみ出る変態性が凄いですねw フルフロントです。
なんとなく谷崎主任は、ナオミちゃんのスリーサイズは勿論、下着の色やトイレの回数、さらには生理の周期まで把握していそうですしね・・・(汗)。
同じ事を皆本や賢木あるいは兵部がすれば、「なんて親身になって気を配ってくれているんだろう」と感動しそうなのですが、谷崎主任だけはどうしても・・・(苦笑)。
でも、スタン攻撃を完全に封じるために絶縁スーツの下は裸であってほしいと願う僕がいますw
そして普通の念動力で普通に制圧されてほしいですw
あと今気付きましたけど、“絶縁”スーツを着て会いに来るって意味深・・・カナ?
ナオミちゃんのギミックに関しては、防御しない事が実体ではない事の裏付けになるのですけど、どうやって攻撃を届けているかがピンと来ません。
まぁ谷崎主任の到着が事態の解決を保証していますからね。
万が一チルドレンが失敗しても、彼がナオミちゃんだけはなんとかするでしょう。
ハッキリ言って、このシリーズはもう谷崎主任が持っていきましたw
ちなみに、「悪戯が親に見つかって叱られる前の子ども」の雰囲気をナオミちゃんに探しましたけど、見つかりませんでしたw
女王への道(2)
オープンワールド
第一の刺客はナオミちゃんですか。なるほど・・・ネ。
個人的には、この常時解放型は大好きなのですが、さすがにそろそろ暴走気味なので、満を持して谷崎主任の出番でしょうか。
問題は・・・読者のニーズがあるかですねw
連載再開の勢いを挫く結果にならなければよいのですが・・・。
ナオミちゃんのトリックに関しましては、自身の能力を防げるのはまだしも、薫のパンチを平然と防御できる訳はないので、これは協力者がいると思われます。
またぞろティムくんのフィールドかと考えましたが「おもちゃ」のキーワードから外れるので、ここはおそらくリトルマイスの2人が援護しているのカナと思いました。
幸生くんの幻覚を封じれば、力押しで行けるカナ?
雪乃ちゃんとナオミちゃんがブーストできれば面白いカナ?
ちなみに「ザ・リトルマイス」の事は、第21巻が分かり易いカナ。
ところで、最終章後編では欲望が開放されていると言いますか、結構みんながやりたい放題といいますか・・・、とても個性が強調された世界観になっています。
ギリアムの洗脳の肝は、理性のリミッターを外し、潜在的欲求を浮上させる事にあるのかも知れません。
そして意外な事に、あまり窮屈さを感じないのですよね。
手加減無用で臨む状況に、ある種の高揚感を伴っているからかも知れません。
そのうち薫がフリフリの服を着たり、葵が衝動買いで貯金を浪費したり、紫穂が人をあやめ・・・もとい素直に甘えたり、ユーリちゃんがまた薫とデートしたり、皆本が「ちちしりふとももー!」と叫ぶ日が来るのかも知れません・・・カナ?
欲望や超能力は抑圧されるべきなのでしょうか?
いえ、今のナオミちゃんを見れば自明ですが(苦笑)、言葉にしにくい「答え」が物語の果てにあるような気がする今日この頃なのです。
「超能力など、普通の生活の中では迷惑な脅威でしかないのだヨ」
今は、当時とは異なるニュアンスで聞こえますネ・・・。
女王への道(1)
過ぎ去りし時を求めて
待望の連載再開です。
エスパーへの迫害が黙認され、報復しようとするエスパーが検挙される、いびつな世界・・・。
じわじわと黒い幽霊の侵蝕が進んでいますね。
厄介なのは、ギリアムの目的が利益でも混乱でもなく、兵部への嫌がらせという点でしょうか。
いっその事、2人で納得するまで話し合えばいいのに(苦笑)。
一方、ザ・チルドレンは洗脳ネットワークの破壊に乗り出しました。
僕の拠点攻略における懸念は3つです。
敵の防衛戦力、奪取した拠点の持続的防衛、他の拠点の警備強化。
つまり攻略が進むほど、敵の戦力は集中し、こちらは分散していく事になる訳です。
最も合理的な解決策は、戦力の“現地調達”なのですが・・・、果たしてそんなに新キャラを出せるのでしょうか?(苦笑)
ともあれ、ひとまずは、再開を喜ぶと共に、「健全なお色気アクション」を楽しみにしたいです。
具体的には、パンチラのひとつふたつを期待していますw
○
○
○
では僕は、祖父と再会を果たしたので、残りのオーブを探しに行ってきます(Lv28)。
第49巻
再開
梅雨模様の残暑の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ23日発売のサンデー39号より『絶対可憐チルドレン』の連載が再開されます。
わたくしたちのエロマンガ先生・・・いやさ、椎名高志先生が失踪・・・いやさ、休載からご帰還なされます。
わたくし的には、某誌で某ハンター漫画が連載中という事もあり、贅沢の極みのような状態を存分に味わい尽くす所存にございます。
さて、連載再開に向けて発売された第49巻をアニメイトにて購入して参りました。
表紙の妖艶な紅葉さんにドキッとしてしまいますね。
店舗別に特典がありましたけれど、わたくしは半裸の志賀さんの熱視線を拒む事が出来ませんでしたw
巻末の描き下ろしは、ユーリ嬢のリミッターについてでしたね。
彼女は自身の能力を制御できているように思いますが、刀を鞘に納めるが如く、強大な力を抜き身のまま所有する事は、心身への負担と危険を伴うのでしょう。
とどのつまり・・・、リミッターの位置に異論ありませんw
あとは本誌でも描写して、「どうして悠理ちゃんの解禁シーンではスカートがめくれるのですか?」という質問が椎名先生のツイッターに届けば完璧ですネ。
本編の方は、ギリアムの「世界」にどのように対抗していくか楽しみにしております。
○
○
最後に、遅ればせながら、本年も椎名先生が生誕記念日を迎えられた事、心よりお慶び申し上げます。
齢十七の青春を目一杯謳歌していただきたく存じます。
○
○
○
○
P.S.・・・この口調しんどいので二度とやりたくないです(苦笑)。
The app, which debuted in April, 2016, was created by Microsoft’s Garage research team to make it easier to enter text on iPhones and iPads, including a mode that let people write messages using only one hand. The team included auto-correct and auto-complete features that it felt were better than Apple’s own digital keyboard.
継承(8)
天照
皆本(と賢木)のポジションは面白いですね。
しかし、くくく・・・、ギリアムが皆本に近づく時、皆本もまたギリアムに近づいているのだ・・・!
これまでに何人も虜にしてきた「エスパーキラー」に、ギリアムがどこまで抵抗できるか楽しみです。
あの兵部京介でさえ、皆本と過ごす時間を人生の楽しみにしていましたからネw(誇張表現)
しかし皆本は、とうとうラスボスに誘拐されて、この作品のヒロインとしての実力を遺憾なく発揮していますね。
まぁ実際には、ほとんど役目を終えているので、今後の活躍は望み薄なのですけど。
あとは薫の想いにどう応えるか・・・カナ?
「女王」とは“希望”のようです。
あるいは“信託”。
でも一番近い表現だと思うものの、もうひとつしっくり来ない感じもあります。
「未来を託せる者」、または「命を預けられる者」。そういう存在が中心にいて初めてパンドラは成立するのかも知れません。
さて、態勢は整いました。
女王の光が憎悪の暗黒をどこまで照らせるのか、楽しみにしています。
ふと「才能の在り方」というこの作品の原点を思い出しつつ・・・、連載再開を心待ちにしています。
継承(7)
虹
ナオミちゃんが汚染されていない疑惑は確かにありますね(苦笑)。
心なしかイキイキしていますし、違和感が一番薄いかも知れませんw
まぁ表裏があると言うよりは、表も裏も自在に使いこなしていたのだと思うのですけどネ。
あるいは、これまでに汚染されたキャラの中で最もストレスを感じていたのかも知れません。・・・おもに主任から(苦笑)。
本編は、ようやくパズルのピースが噛み合いだした印象カナ?
ひとりひとりが個性を発揮していて、話のテンポも軽妙です。
次回は最終話ですね。(誤解を招く表現)
「女王」の正体を見極めたい気持ちです。
継承(6)
熱風
ECMで一網打尽を警戒していましたが、援軍到着のタイミングで作動とは・・・えげつない。
これをギリアムではなく、テオドールか谷崎主任(汚)が指揮していると、また深みが出るのですけどネ・・・。はてさて。
ブーストでECM圏外まで脱出するのは既定事項なので、見所はその後カナ?
バレットくんのノーマル狙撃なんて、葵のパンチラでいくらでも逸らす事が可能でしょうしw
○
○
○
さて、椎名先生がさらりと爆弾発言をされていました。
「言いそびれてたけど、サンデー20号で絶チルは高校生編・前半が終了し、しばらくお休みをいただきます。」
・・・。 ・・・・・・。 ・・・・・・・・・。 そうですか・・・。
『リアル』、『バガボンド』、『H×H』、『ワールドトリガー』、『背すじをピン!と』、そして『絶チル』・・・。
本気で楽しめる連載漫画がまたひとつ失われ、とうとう週刊漫画誌を読まなくなる時期が訪れてしまいました・・・。
おそらく年内には再開される予定なのでしょうけど、しばらく灰色の日々が続きそうです・・・。
しかし、後ろ向きな理由とは思えないので、椎名先生を信じて連載再開を心待ちにしたいと思います。
近況はツイッターを見れば判る訳ですし。
んもう、羽を伸ばして羽目を外して存分に英気を養ってくださいな。
僕は椎名先生を支持しています☆
継承(5)
旋空
明くんのリプレイスで俄然おもしろくなりました。
一石三鳥とも好感度度外視(笑)とも取れるこの一手で戦闘に深みが出ただけでなく、カズラちゃんの能力まで引き出しました。
これまで派手な活躍のなかった彼女ですが、そこはパンドラのメンバー、戦う力は持っているのですね。そして可愛い。
という訳で、僕の個人的MVPは明くんです。
初音ちゃんの獣化能力が前面に出ますけど、明くんのリプレイスも決まれば相手の戦力を一気に奪う事ができるので、あなどれないと思いました。
あと、あくまでも付加要素ですけど、貴重なカズラちゃんのパンチラありがとうございますw
さて、次回はちょっとギリアムを応援したいと思います。
ここで薫と兵部の関連性に気付けば、兵部が心臓を潰した行為が無意味になるからです。
さらなる攻勢をかけて、兵部にギリッと歯噛みさせてほしいです。くくく。
ツイッターの雰囲気だと、最近は椎名先生は艦隊これくしょんは全然やってなさそうな感じなんですが、今回のは純粋に中高生男子読者に向けて奮発されたんでしょうか(笑)。
初音のセリフにちょっとよくわからない所があったのですが、次回以降を読むとわかってくる…のかもしれませんね。
48巻、サンデーを読み損ねていた回がいくつか載っていて、じっくりと堪能しています。そうか、谷崎はこういう役どころだったのですね…(笑)。しかし椎名先生ってばこんなサバイバル知識までどこから仕入れてきてらっしゃるのでしょうか…!
そして後半は比較的最近読んだ所まで来ていますね。このわずかな期間で、協力関係にあったナオミやハウンドの2人とも刃を交える関係になるという目まぐるしい展開。引き付けられます。
継承(4)
濃霧
パティちゃんが来なければ危なかったとも言えますし、
その対策としてハウンドが外で待機していたとも言えますので・・・、
引き分けなのでしょうね。
人気投票上位陣・・・もとい、超度7級の実力者が結集しても誰ひとり汚染を解除できなかったのに、澪たちの「あわよくば救う」というスタンスには、少し危うさを感じてしまいますね・・・。
ワクチンが予防は出来なくても特効薬として機能する事を踏まえても・・・、甘い印象です。
・・・いずれその甘さが命取りになろうとも、「エスパーの解放」から目をそらさないという信条があるのならいいのですけど・・・。
パンドラにとって「女王」とは、どんな存在なのでしょう?
強者を束ねる君臨者か、弱者を導く救世主か、曲者をまとめ上げる辣腕か、普通人への防波堤の象徴か、あるいは愛する女性を保護するための箱庭か・・・。
基本的にパンドラは現行社会に弾かれた「不良エスパー」の最後の砦なので、そう簡単にはなくならないでしょうし、薫も用意された玉座にすんなり座るようなしおらしさは持ち合わせていないでしょうから・・・、どちらに転んでもパンドラは賑やかなままなのかも知れませんね。
次回では、ザ・チルドレンの判断に注目しています。
あの5人を今救うのか否か。
展開的には、もうちょっと敵側にいてくれた方が面白いのですけどネ。
あと、状況的に谷崎主任も汚染されてそうですけど、あまり変化がなさそうですねw
むしろ「特定の女性への執着」以外にもつけ入る隙が沢山ありそうですw
継承(3)
寒波
罠だと予測していたけど、思っていた以上にエグい罠だったの巻。
と言いますか、これはバベルvsパンドラの非公式戦ですよね!? ね!?
ここは是非とも「エスパー解放のための革命組織」の未来を担う者たちの、活躍が見たいです。
無法者はいかなる事態においても、自分の身は自分で守らねばならない・・・。
その生き様を魅せてほしいと思います。
・・・が、このエピソードはあくまで薫のためのものなので、あまり時間がありません。
おいしいところを持っていかれる前に、せめて刑務所からは脱出していてほしいな・・・と思いました。
ちなみに、ナオミちゃんが「特定の中年男性への嫌悪」を悪用されたであろう事は、容易に想像できますw
継承(2)
逆風
「これ誰得なのデスカー!?」
ケ、ケンが正鵠を射ています・・・!w
遠隔透視能力者の本領発揮なのでしょうか?
しかし・・・、リバティー・ベルズが警鐘を鳴らすとは、皮肉な話ですネ。
カガリくんが東野くんを心配する姿にグッときました。
いえ、パティちゃん的な意味ではなくw、学校が「日常」になっているんだなぁ・・・と。
パティちゃんは相変わらず絶好調ですけどw、彼女は「オタクに超能力者も普通人もない」という事を理解しているのだと思います。たぶん。
さて、世論と戦うという極めてつまらない・・・もとい、キナ臭い展開になってきました。
今後、拠点攻略編が始まるのか、キレイな・・・もとい、汚染されちゃう澪が台頭するのか判りませんが、気になる事を少し。
チルドレンは誰かの指示がないと動けないのでしたっけ?
リミッターで心身を保全しているのは解りますけど、能力の行使は誰かの管理下じゃないと駄目なのでしたっけ?
随分とおとなしくなってしまって・・・、寂寞の念を禁じ得ませんねぇ・・・。
継承(1)
太陽
どうやら作戦は失敗に終わったようですね。
不二子ちゃんは重傷のまま、バベルの異常事態が継続するみたいです。
そして兵部も行動不能・・・。もはや打開策が見当たりませんねぇ・・・。
ギリアムとチルドレンを関連づけるための布石にも思えますし・・・、しばらくはチルドレン主導のお話になるのカナ?
パンドラの全面協力が得られただけで事態が好転するとは思えませんので、長い目で経過を見守りたいと思います。
カタストロフ(6)
成果
もしかしたら、兵部の心臓はとっくにガタが来ていたのかも知れませんね。
機能の30~50%くらいは日常的に念動力でサポートしていたのかも知れません。
だからこそ思い切った行動に出れたのかも・・・。
まぁこのあと修復か移植か、どのように治療するのか判りませんが・・・(汗)。
真木さんの「屈辱でヘドが出そうだ」という言葉。
それを自覚してなお汚染が解除されないところが厄介と言いますか、タチが悪いと思いました。
いずれ真木さんはギリアムに一矢報いてほしいです。
ふと、チルドレンを松風くんに任せられるなら、皆本は自由に動けるのかも知れないと思いました。
頭脳だけなら不二子ちゃんを上回る本物の天才が本気の実力を完全解禁した時・・・、なにが起こるかちょっと楽しみです。
不二子ちゃんの奪還という目的を達成し、作戦はほぼ成功したと言っていいでしょう。
あの特殊部隊は、なんとなく敵じゃない気がしますし・・・。
皆本や蕾見文書の次の一手に期待しています。
カタストロフ(5)
心臓
「あんたは――俺のものだ、少佐」
真木さんの本音、いただきましたw
出会った頃から女王の方ばかり見て一向に振り向いてくれない兵部に対して、折り合いをつけつつも燻り続けていた想いを、遂にぶち撒けましたね。
なんと言いますか、とても清々しい印象です。
まぁ当人の兵部は、ギリアムと真木さんの思い通りにはさせない(むしろ一石二鳥)と言わんばかりに、心臓を貫かせるのですが・・・。
はっきり申しまして、どーせ死なないでしょう。
賢木は不二子ちゃんで手一杯ですけど、複雑な脳と違って心臓は全身に血液を巡らせるポンプの役割なので、超能力の組み合わせで応急処置が出来そうです。
あるいは、あらかじめユーリちゃんと共謀して、真木さんに幻覚を見せている可能性も否定できません。
万が一ノープランで死んでしまった場合は、真木さんに「親殺し」の十字架を背負わせる事になり、それはパンドラにさえ自身の面影を残そうとしない兵部の意志に反する事になるので、到底考えられないケースなのですよね。
と言いますか、ここで兵部の物語に幕が下りる事が、考えられません。
しかも今、学ランじゃなくてスーツ着てますし(苦笑)。
おそらく・・・、「ギリアムの思い通りになるのが気に入らない」、「司郎がヤブ医者のワクチンで解放されるのは、やっぱり気に入らない」という、単純な意地が根底にあると思うのですよね。
それであの瞬間に最も効果的な行動をとり、直感的に死なない算段を立てている・・・と思うのです。
しかし、身内を正気に戻すためにテクニカルな方法ではなく、あくまでメンタルに訴える姿勢は、非合法組織のボスとしてはやはり甘く、そして少年漫画の主人公のようですね。
次号は、これでもかと「どーせ死なない」と思いながら読ませていただきます。
カタストロフ(4)
散華
「撃つけど死なない」・・・、実にポピュラーな落としどころですねぇ・・・。
これで脳を損傷した不二子ちゃんが、兵部と同じように特異な能力に目覚める展開も考えられますけど・・・、個人的には、ギリアムの仕業で何ひとつとして、もたらされる必要は無いと考えています。
今回の最大の見どころは、兵部がデレた事でしょうか。
『アンリミ』の時の不二子ちゃんもでしたけど、互いの窮地でしか本音を出さないとは・・・、ひねくれた姉弟ですねぇ(苦笑)。
もしかすると、ギリアムのメインターゲットは、兵部なのかも知れませんね。
チルドレンは二の次で、第三世代のデータ収集のための遊び相手くらいの認識かも知れません。
指揮官である皆本なんて歯牙にもかけていないかも知れません。
そうなりますと、高校生編の主人公が誰なのか見えてきますね・・・。
ハートのクイーンとスペードのジャックを切ったギリアムの手札には、あと何が残っているのでしょう?
クラブのキングとダイヤのエース、そしてジョーカーという感じカナ?
まぁほとんど思考ゲームの類ですけど、方向性としてはちょっとだけ面白いカナ?
次回(1/25)では、真木さんの黒歴史はまだ続いてほしいと、個人的に思っています。
と、いうわけで、以前ほのめかされていたギリアムの標的“みんなの一番大切な人”(44巻p.146)が判明した感じですか…。不二子は必ずしも「大切に」思われていたというわけではない(笑)、と思うので、ややひねり気味で読者が思いつきづらい、しかし言われてみると「ああなるほど」と思える絶妙のチョイスだったと思います。蕾見文書が思った以上にストレートに善良なキャラで、こういう所で不二子の二面性を表しつつ話をテンポよく進めるうまい手段にもなっていて、椎名先生の円熟の芸を感じます。
さてここからどうやって引っくり返すか。個人的には、この潜入行でこれまで目立った活躍のなかった松風にキーマンとなってもらいたい所ですが、果たして。
カタストロフ(3)
凶弾
不二子ちゃんの論理は解らなくもないですが・・・、あえてさっぱり解らないと言わせていただきます。
椎名先生の漫画に完璧超人は登場しません。聖人君子も極悪非道も登場しません。
むしろ、優れた長所を持っている人ほど、どうしようもない短所を抱えている事が多いです。
それでも、不二子ちゃんの愚痴には違和感しかありません。
なによりも、いつだって「みんなが望んでいること」よりも「自分の望み」を優先してきたのが蕾見不二子だったはずです。
黒い幽霊の精神汚染のカラクリは潜在的な不満を煽るだけなのかなと、少し失望してしまいますね・・・。
ギリアムに対しては「バカかお前。人質は無事だから意味があるんだ」と言わせていただきます。
と言いますか、この流れで不二子ちゃんが死ぬような事があれば、完全な悪手です。
『絶対可憐チルドレン』という作品にとって致命的な汚点になりかねません。
不二子ちゃんの積年の想いと、ギリアムの悪徳では釣り合わないからです。
釣り合えば殺していいという事でもありませんけど、少なくとも僕は、ギリアムごときに不二子ちゃんが踏みにじられるのは到底納得できません。
不二子ちゃんはギリアムに殺されるために生きてきた訳じゃないんですから。
次回は、ギリアムがこの展開にどう落とし前をつけるのか見届けたいと思います。
○
○
○
年始から陰気な感想で申し訳ありません。
今年もつつがなく『絶チル』を楽しめますように・・・。
よろしくお願いいたします。