何よりサンデー派にとって節目になりそうな一年でしたし、是非回顧をしときたく(マジモード)…以下、長文御免です m(_ _)m
やはりトップニュースは、待ち望んでいた 『絶チル』 引っさげての椎名先生連載復帰!
どの程度“今の”読者層に受けているのか、正直、掴みあぐねているのですが…増刷具合や編集側のプッシュ状況、何より“テコ入れ”らしき針路変更もない順調なストーリー進行(対象区として『カナタ』参照w)などを傍観する分にはマズマズ好位置に付けているものと推測してます。
『からくり』(や『D‐LIVE!!』も?)が終局に近づきつつある今(と、言ってもマダマダ引っ張りそうですがw)、そのニッチを補完しうる作品の第一候補に思えますし、当面は安定飛行出来るんじゃないかなと希望的予測(でも、月2回はアンケ出し続けている私の不安根源は、三○後遺症とでも呼んで下さいw)
逆に、個人的に残念だったのは『クロザクロ』終了…まぁ今更多くは語りますまい(TT)
「サンデー」全般で言えば、1年前の編集長交代が、かなり“効いてきた”印象ですね。
春の連載攻勢段階では、『ヴィンランド』『絶望』擁した「マガジン」に水をあけられたかと思われましたが、「マガジン」の以降の状況はご存知のとおり…。
一方、それに先んじて年初に始まった『あお高』にしろ、春組の『ブリアク』『クロスゲーム』にしろ順調に話数を重ね(『見上げて』のテコ入れ展開などは不安要因ですが)、その後の『あいこら』『絶チル』から年末の『アルバ』『グランドライナー』(但し短期集中)と、かなり「大きなおt(ry」のツボを刺激するラインナップも揃ってきており、ソコに長期連載組の安定度も加味すると、雑誌のカラーが2年前とは全く違って来ています。
え? 約2年前? ↓こんな感じですよ…ある意味、懐かしい…(笑)
http://www.s-book.com/plsql/com2_magcode?sha=1&sho=2066101104&type=s&keitai=0
そんな中、実は意外だったのが『アルバ』連載版…。
> 来年以降の予測については…全くつきません!(苦笑)…何しろ、不確定要素が多すぎで(…>特に誌面上の人気は別にして、肝心のコミックス売上がネック。 正直なところ、2005年組は、>あだちブランドの『クロスゲーム』以外はどんな状態なのでしょう?)
これについてですが、『絶チル』と『あいこら』は発売後すぐに重版がかかってますし、『うえき+』もかなりよかったと思います。問題は『あおい坂』『ブリアク』『見上げて』のあたりでしょう。トーハン
50位以内(週間1週目)に入ったことが一度もなかったはずですから。ですので次に打ち切りが来るとしたらこのあたりがきな臭いなとおもったり・・・(ギャグ作品はおそらく別枠だと思うので)
ところで、駒木博士のサイトによれば『見上げて』までが前編集長体制下で企画された作品だそうですが、それまでの作品と以降の作品とで上で書いたように単行本の売り上げの面で明暗が
分かれているのは偶然なんでしょうかね?それとも前編集長の怨念?(苦笑)
>え? 約2年前? ↓こんな感じですよ…ある意味、懐かしい…(笑)
十五郎……最早黒歴史以外の何モンでもないですな。
アルバトロスは本当に予想外の出来でした。若木先生の連載予告が本誌に載って、初めて知ったクチで、まったく、ぜんぜん、期待してませんでしたが、読んだ瞬間、イイ意味で「エロエロでダメダメだー!」という感じで、「絶対可憐アルバトロス」と名称を変更すべきかと真剣に思ったりしましたよl。
主人公がゴミ子と皇女殿下で、態度の温度差が違い、ヒロインが感情と責務の間で主人公に対する温度差を持つという、何となく新しい形は、今年最も輝いた「ツンデレ」の概念を換骨奪胎して、更に強力に増幅した画期的な形ではないかと。もしかしてこれって、革命的な発明では!?
とにかく、よく動いてくれる主人公だし、どーしよーもナイ皇女殿下も一々反応してくれて、あー、何かやらかしてくれそうな予感です。
これだけの能力を持っていながら、他の作品でどうもときめかなかったのは、編集長が悪いのかそれとも私がいかんのか。
>ですので次に打ち切りが来るとしたらこのあたりがきな臭いなとおもったり・・・
個人的には、春に始まった3作品の中では、「ブリザードアクセル」は結構面白いと思っています。超人達の祭典みたいな感じで進んでいますが、トリノを楽しむという即物的な理由もあるのですが、単行本は買わないけど、本誌だけで楽しめてしまうので、致命的な欠陥のようなものを感じつつこれでいいのではと思ったりしてます。
それでは行く年来る年娯楽都市!!
(続き)まぁ、ストーリー自体は王道、設定的にも非常に無難かつ分かり易い分、年少読者さんたちへの訴求力を兼ね備えているでしょうし、是非受けて欲しいと思っています。
ですが、実は、以前発表された読切版2本では全く触手…いえ、食指が動きませんでした、私…せいぜい(ヒロインのデザインが可愛いな)位で、お陰で切抜きも残してませんヨ!
それが、この連載版読んだら(ナニ?このなまら“分かった”作品は?)と大喜び (^^)
何しろ、子供向けフォーマットが大前提的だった前編集長時代とは異なり、この『アルバ』、全く逆ベクトルに手直ししてきましたよ! と言うか、若木先生の本来の持ち味が“解禁”されたって事でしょうか?…是非、失速する事無く、突っ走って頂きたく!
そして、それを許すのが林クオリティなのか!と感銘しきり(w…そんな林編集長さん、『うえき+』や『ガッシュ』と言う“不測の事態”発生で、営業的には大変なんでしょうね(心底同情)。 …ただ、皮肉にもこの事態が雑誌の前編集長カラーを更に薄めているのも一面の事実…とは言え、この逆境をチャンスに転換できるか否かは、新連載組&2005年組の動向にかかっているんでしょうけど。
『ミノル』『我聞』『ザクロ』と続き、遂に『道士郎』も次号で終わり…「ジャンプ」に比べて、緩く引っ張る「サンデー」にしてみればかなり新陳代謝が激しかったです。
結果、2004年組が『ハヤテ』しか生き残っていないと言う惨憺たる有様になっているのですが…流石に、この状況の源流を思えば…(以下略)
で、来年以降の予測については…全くつきません!(苦笑)…何しろ、不確定要素が多すぎで(…特に誌面上の人気は別にして、肝心のコミックス売上がネック。 正直なところ、2005年組は、あだちブランドの『クロスゲーム』以外はどんな状態なのでしょう?)
とは言え、それでも今見せつつある勢いは少年誌の中でも結構買いかな、って思えています(コンビニでも週末在庫の「サンデー」を見かけ難くなってますが、実売部数も幾らか伸びているんでしょうか?)
兎に角、来年の「サンデー」には今年を凌駕した期待感もって望みたい所存です(無難な結論)
補記…そういや、河合先生が「マガジンZ」(と「ヤングガンガン」)で鼎談記事入ってましたけど…講談社的にもツナギを付けときたい人材だろうしなぁ…またも人材流出の危機!?(笑)
と、こんな感じで長々とすいません。
この一年もfukazawaさんの記事には大変楽しませて頂きました。 また、私自身が場を借りて自由にさせて頂いた事にも、でっかいでっかい感謝を!
では、年末の狩場へ赴かれる闇狩人たち(←それチャウねんw)の収穫を祈りつつ…皆様、良いお年を!