04/ 9 現在で、サンデー増刊号などに掲載され、かつコミックスにまだ収録されていない作品は、判っている範囲では以下の通り。
また、珍しいところでは、週刊サンデーに掲載された、河合(帯をギュッとね!)・藤田(うしおととら)両氏との合作オマケマンガ「うしとらギュッとね大作戦!」が、「うしおととら」のムック本に掲載されていたりする。
詳しくはこちらへ→「GS美神うしとらギュッとね大作戦!」伝説
椎名高志氏は、台湾で一度サイン会を行っている(コミックス19巻の作者コメントを参照)。
1995年の夏、ある日本資本系のデパートで、台湾の漫画出版社が合同で漫画イベントを数週間に渡って開催した(残念ながら、デパートの名前や場所は不明)。
そのイベントでは、複製原画や書籍の展示などの他に、イベントの目玉として台湾や日本の人気作家を招いたサイン会が行わた。そのサイン会では、椎名高志氏を始め、かわぐちかいじ、新谷かおる、尼子騒兵衛、北条司、等の著名な作家がゲストとして日本から招かれた。
このイベントはかなり盛況だったらしく、多数のマンガファンが訪れたそうだ。
サイン会を行った椎名高志氏は、訪れたファンの印象について「ファンの質は日本となんら変わるところがなく、中国語をしゃべる以外は絵に描いたような漫画オタク(笑)」だと述べている。
マンガ好き人間の本質は、台湾でも日本でも共通の様である。
ちなみに日本国内では、1995年 5月に大阪の「わんだ〜らんど」というアニメ・コミックショップで椎名先生のサイン会が行われた事があるが、この他には今のところサイン会は行われていない(らしい)。
週刊少年サンデー'02年21/22合併号より連載が始まった「一番湯のカナタ」。
しかし、このマンガがこのタイトルに決定したのは連載が始まるほんの少し前であったらしく、それ以前は「風呂王家カナタ」というタイトルで先行予告がなされていた。
またタイトルが「一番湯のカナタ」で決定してからも、マンガの表紙を飾るタイトルロゴのデザインが何度も(地味に)変更されていた様だ。ここでは、「風呂王家カナタ」が現在の「一番湯のカナタ」となるまでの変遷を記録して行きたい。
「椎名高志新連載!
少年サンデー新連載攻勢第二弾には、椎名高志先生が『宇宙人ご来訪銭湯大迷惑爆笑コメディー』を引っさげて堂々の登場!!
これを見逃したら明日はないぜ!!」
今となっては幻のタイトル。
デザインとしては「風呂王家」のロゴに冠が使われているのが特徴で、カナタが王家の人間であることをアピールしている。また、「風呂王家」は「風呂桶」とのシャレではないかと推測される。
だが、このタイトルではこのマンガが「宇宙人モノSF」であるという意味付けに乏しい。この辺が最終的に不採用となった理由なのではないか。
「お待たせしました!!
ついに椎名高志先生が、宇宙人ご来訪銭湯大迷惑爆笑コメディーを引っさげて堂々の巨弾新連載を開始!!」
サンデー春の新連載攻勢(みんなウキウキ勉強アキアキあの娘にドキドキ宿題ヘキエキ少年サンデーは今日も元気です新連載)が始まる前の号に掲載された、2色カラーの予告。
タイトルは「一番湯のカナタ」に変更されたが、「カナタ」のロゴは前のバージョンのものをそのまま流用している。「一番湯」の「番」の字に温泉マークがあしらわれているのがチャームポイント。個人的にはこれが一番好きだ(どうでもいい)。
「お待たせしました!!
ついに椎名高志先生が、宇宙人ご来訪銭湯大迷惑爆笑コメディーを引っさげて次号より巨弾新連載を開始!!
これを読まなきゃ、GWは迎えられないぜ!!」
次号から連載開始となるこの号においても、ロゴに変更が加えられている。
大きな違いは、「一番湯」のフォントが毛筆体となった点(温泉マークは「一」にあしらわれている)、および「カナタ」のロゴがシャープ&フラットなデザインになった点。また、この段階で、「The First Contact KANATA」の英文版タイトルも挿入され、これが宇宙人モノSFであることを地味にアピールすることとなった。
「エイリアンご迷惑コメディー!!」
そして、現在のロゴはこんな感じ。
「一番湯」の文字の外側に線が引かれてより見やすさが強調されたものになっている他、「カナタ」の文字の所々に星マークが付加されているのが前との違い。
雑誌に掲載されるマンガのタイトルやロゴは作者が一人で決めるものではなく、作者の意見を参考にしながらも最終的には編集者やデザイナーといった数多くのスタッフ達の手によって決定されるものであると言われているが、「一番湯のカナタ」のタイトルやロゴの変遷からは、作品が作られていく過程が垣間見えて興味深い。
とキレイにまとめてみたがどうか。
サンデーGX'2003年4月号から三回に渡って連載された「パンドラ」。
この作品が掲載される前、サンデーGX'2003年3月号に「パンドラ」の予告が掲載された。
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「見てはならない夢がある。
「受験に失敗したオレの前に現れた美少女。彼女の名は…パンドラ。 |
箱から出てくる少女が「パンドラ」であり、この予告からはこんな少女が浪人生を色香で迷わせたりするマンガになるであろう、と推測された。
しかし、実際にサンデーGXで掲載された「パンドラ」は、別のキャラクターにさし変わっていた。
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「シーナWorld全開! Special Fumajimeコメディ!!」 |
マンガに限らず予告と実際の内容が食い違う事はよくあるが、ヒロインの容姿がここまでバッサリ変わってしまう事は(特に椎名高志作品では)珍しい。
これについて作者は、「…いざ描き始めてみると、なんだかそんなアホらしい設定のヒロインに一生懸命髪型だのコスチュームだのをデザインする行為自体がサイテーに恥ずかしい行為のように思えてきて(笑)、最終的にはそういう必要のいっさいない、萌え要素完全否定のアナーキーなキャラに変わってしまったのです。」と弁解(?)するコメントを発表している。
「絶対可憐チルドレン」の主人公達が所属していたのが、「内務省特務機関 超能力支援研究所」B.A.B.E.L。
この B.A.B.E.L の本部が置かれているビルのモデルとなる建物があることが判明した。
羊田中さんからの情報によれば、「モデルは間違いなく財務省(旧大蔵省)」とのこと。
証拠写真も送って頂いたので、参考までに掲載する。比較して頂きたい。
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財務省(旧大蔵省) | B.A.B.E.L(サンデー超増刊2003年7月号 P.15) |
「極楽大作戦!!」に登場する六道女学院に関する情報を、ZLさんから頂いたので報告。
GS美神でおキヌちゃんが通っている六道女学院の外観(各教室が見える校庭からの外観)は、東京都立川市にある立川高校(中央線立川駅から徒歩10分程度)のまんまです。
自分の母校の外観がマンガに出てきたときはマジでビビりました(笑)
とのこと。