・全般
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Q3.1.1:
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「GS美神」のキャラクターの誕生日や血液型を教えて。
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A3.1.1:
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アニメ (1993 / 4 〜 1994/ 3 放映) での公式設定は、以下の通りである。
生年月日 血 身長 スリーサイズ
美神令子・1972-11/11 AB 164 B-92 W-58 H-90
横島忠夫・1976-06/24 O 176
おキヌ・1665-10/15 O 156 B-78 W-56 H-80
小笠原エミ・1972-08/05 B 164 B-90 W-58 H-92
六道冥子・1974-03/03 A 162 B-84 W-56 H-85
マリア・1351-06/26 ? 160 B-100 W-57 H-95
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なお、現在連載中のマンガの中では、いわゆる「サザエ時間」効果のため、キャラクターが基本的には歳をとらない点に注意。美神は何年経っても21歳だし、横島は何年経っても高校を卒業できない。また、ピートは何年経ってもオカルトGメンに就職できないし、横島の父親は何年経ってもナルニアから帰国できないのだ。Q4.1
も参照のこと。
(年は進んでも年齢は変化しない、を追加)
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ただし、女性キャラのスリーサイズについては、この限りではないらしい。Q3.1.3
を参照。
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Q3.1.2:
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Q3.1.1 で美神と横島の年齢(21歳と17歳)は判ったのだが、小説「水迷宮の少女!!」での二人の年齢差は「2歳」だった。何故だろう。
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A3.1.2:
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この小説の著者である松井亜弥さんは、GS美神のアニメの脚本を担当していた方なので、キャラの年齢を知っていても不思議ではないはずである。では何故、アニメと年齢の設定を変えてしまったのか?
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この問いについては、以下の意見が考えられる:
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小説の物語では、この2人の年齢差が2歳の方が物語として美しく、ふさわしいので、あえてこの設定にした。
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小説執筆時のリサーチミス。小説を執筆した時点では、2人の年齢設定を失念していた。
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実は A3.1 で上げた設定が間違えていた。
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大した理由なし。いいじゃんどうでも。
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まー何にしろ、こーいうノベライズが原作とで細かい設定が異なるというのも実はよくある事らしいので、あまり深く気にしない方がよかろう。原作は原作、ノベライズはノベライズ、アニメはアニメと、別個の作品と割り切って楽しむ心のゆとりが欲しいものだ。
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なお、さらに詳細な考察を行った意見が寄せられたので、こちらに掲載する。
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これによると、やはり「原作ではアニメの設定の方が正しい」という解釈が成り立つようだ。
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Q3.1.3:
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おキヌや小鳩といった女性キャラは、ボディラインが出る衣装になると途端にボインボインになる事があるのだが、なんでだ?
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A3.1.3:
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よくそんな部分を見ているな。恐れ入った。
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基本的に、巫女の衣装や女子高校生のセーラー服というものは、「巫女」や「女子高校生」という職業本来の機能性を追求したコスチュームであり、従って身体のラインは必要以上には出ないものなのだ。現実社会では。
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だからきっと、彼女達は「ボディラインが出る衣装になると途端にボインボインになる」わけではなく、本来よりボインボインなのだ。そういう事にしておけ。
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なお、純粋に少年マンガ的に考えると、これは単なるファンサービスだ。
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編者は大きい胸は嫌いではない。
References: GS美神15 Report 1, GS美神18 Report 1, etc.
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Q3.1.4:
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「カモナ・マイ・ヘルハウス!!」編に名前が出てきた、「渋鯖男爵」って何者?
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A3.1.4:
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「上を向いて歩こう!!」その1を見よう。美神が手にしている本に「渋澤龍彦」という名前が見える。この人物はオカルト関係では有名な人であり(詳しくは識者のフォローに期待する)「渋鯖」というのは明らかにこの名前のもじりである。
References: 極楽大作戦!!3 Report 1, 極楽大作戦!!7 Report 8
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・おキヌ
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Q3.2.1:
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「母からの伝言!!」編で、おキヌが心臓を「どきどきどき」しているシーンがあったが……彼女は当時、幽霊じゃなかったのか?
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A3.2.1:
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これについては、いくつかの説が提唱されている。
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彼女の緊張が周囲にラップ音を引き起こしているのだ
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彼女の本能が「こういう時はどきどきするものだ」と判断して、反射的にこうなってしまった
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作者がオーバーな描写をしただけ。これもギャグの一環だろう
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他にも、幽霊おキヌの身体については「幽霊なのにぜーぜー言ったり、寝息を立てたりしている」とか「重力の影響を受けないはずなのに、逆立ちした時に髪の毛が逆立っている時がある」とか、色々な謎が存在する。
編者は、この問題についての納得できる回答を募集するものである。
References: GS美神11 Report 10, GS美神12 Report 5, etc.
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Q3.2.2:
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Q3.1.1 で、おキヌの生まれた年は 1665年だということは判ったのだが、それでは「スリーピング・ビューティー!!」編で明らかになったおキヌの没年(元禄時代
[1688 - 1704] に15歳でとりあえず死亡)と矛盾するのでは?
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A3.2.2:
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その通りだ。明らかに矛盾する。だが、それがどうした?
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アニメ化されたマンガが、アニメの方の設定を無視することなど、よくある事ではないか。こーいうケースでは、常に後から出てきた設定のほうが正しい、とするのが暗黙のルールなのだ。わはははは。以上。
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Q3.2.3:
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幽霊当時、おキヌはドコに住んでいたのか?
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A3.2.3:
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そういう描写はないようだが、多分、事務所におキヌの部屋みたいのが用意されていたのではないかと思う。
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それにしても、「おキヌの部屋」……いい響きだ。
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Q3.2.4:
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おキヌの髪型をよく見てみると、横島と同じように前髪が逆立ってる。
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連載開始当初に比べると髪型が変わっているのだが、彼女に何があったんだろう。
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A3.2.4:
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一番普通の回答としては、「しばらく描いているうちに、デッサンがこうなっちゃった」っつーことだろうが、これでは面白くない。
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おキヌの心情に突っ込んだ意見としては、こんなものがあった:
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「最初の頃のおキヌは、人間に接することなく話し相手のいない環境で長い間過ごしていたため、幼児退行を起こしてしまっていたのではないのだろうか。そんな精神状態を反映して、彼女の霊体は幼い頃のおかっぱ頭になってしまっていたのだ。
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そしてその後美神達に関わり、社会復帰する中で、徐々に実年齢に戻り髪も元通りになったのだろう」
References: 極楽大作戦!!1 Report 1
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・横島
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Q3.3.1:
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「今、そこにある危機!!」編で横島が「文珠」なる能力を身につけたが、これはかなり強力な能力であるように思える。
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この能力は、どこからどうやって沸いて出てきたものなのだろうか?
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A3.3.1:
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横島のこの能力そのものが今後の物語の焦点になる可能性もあるが、今のところは謎だ。
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以前に、横島の「サイキック・ソーサー」が「ハンズ・オブ・グローリー」に変化したり、それを意のままに変形させていたりするような描写があった。おそらくは現在の「文珠」も、サイキック・ソーサーからそんな感じで派生したものではないか、という説が、今のところは説得力があるのだが……。
References: 極楽大作戦!!14 Report 1
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Q3.3.2:
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小説版「GS美神」では大阪生まれの東京育ちとなっている横島だが、しかし16巻「ドヒョー・オブ・ドリームズ」では「東京都練馬区出身」となっている。
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さて、どちらが正しいのだろうか。
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A3.3.2:
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A3.15 のようにコミックスと小説は別物だというスタンスに立つと「コミックスでは東京出身」という解釈するのが普通なのだが、にしては確かに彼は流麗にドスの効いた関西弁を喋る傾向がある。彼のシャドウに至っては完璧に上方芸人だし。横島と関西弁の接点は何処にあるのか?
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丁度、この問題に対してさらに突っ込んだ回答を読者の方(笑)から頂いたので、ここで紹介する。
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→回答その1
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→回答その2
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→オッホン・パンダさんから寄せられた真摯な回答
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Q3.3.3:
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「ダンス・ウィズ・ウルブズ!!」編で出てきた「霊波刀」が人狼族の技であるということだそうだが、「霊波刀」に能力的に近い「栄光の手」を使える横島は、実は人狼族なのではないか?
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A3.3.3:
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確かに、この事実だけを取り出してみると、そうではないとは言い切れない。
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また、横島と(人狼族の)シロとの関係は、師弟というよりは、もはや兄妹の域に達しているとも推測される。この仲の良さに伏線を感じとれなくもない。
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しかし、だから「横島は人狼族だ」いうのは、やや短絡的な発想ではないのだろうか。霊波刀が使えるからといっても、それが必ずしも人狼族の証明とはならない。出歯で眼鏡を掛けている人物がが全て日本人であるとは限らないだろう。
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この説を裏づけるには、まず横島一族と人狼族の関わりを促すようなエピソードが必要だ。
References: GS美神18 Report 8
・美神
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Q3.4.1:
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「サバイバルの館!!」編で、美神が「我、美神令子 自然の理と正義の名において命ずる!」とかいう台詞を言うようになったが、何故あの美神令子が「正義」だなんて言葉を口に出せるようになったのだろうか?
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A3.4.1:
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美神の「正義」発言には、各界に相当の衝撃が走ったようだ。
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「美神なのに信じられない」「次は『愛』という言葉を口走るんじゃないか」「『力が正義ではない!! お金が正義よ!!』と公言している美神は、我々とは正義という言葉の定義が違うのだ」など、様々な憶測が乱れ飛んだ。
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まあ、死津喪比女やらアシュタロスやら今回の茂流田&須狩やらなどの「本当に悪い奴」と比較すると、美神などは相対的に見れば「正義」の範疇に入ってしまうものなのだろう。
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それに、ここ最近は美神の心境にも、徐々に変化が見られているのも事実である。それの影響も考慮するべきであろう。
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……もっとも、次の週では塔の入口に放火して敵をいぶり出そうという卑怯なダンジョン攻略の基本みたいな行動をしており、言動と行動の一致が見られていない。彼女が心身共に正義のGSとなる日は、まだまだ遠い。
References: 極楽大作戦!!23 Report 7
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Q3.4.2:
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美神と横島のロマンスを匂わせるような話が時々あるけど、美神と横島はホントに相思相愛状態なのか?
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A3.4.2:
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GS美神も人間ドラマの側面を持っている以上、男女の恋愛に触れないわけにはいかない。その代表的なものが、美神と横島のコンビの間の恋愛感情である。
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この件については、「横島は最終的に美神とおキヌのどちらと結ばれるのか?」という命題で、既に「GS美神ベストカップルコンテスト」等で激論が交わされており、ここで早急に回答を出せるものではない。
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ただ、ものすごい端的に言ってしまえば、「奇妙な信頼関係」がこの2人の間にあることは間違いなかろう。
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だが、世間一般で言われるような恋愛感情があるのかどうかは不明だ。横島は「このねーちゃんは俺んだっ!」と言う割には美神に何もしなくなってしまったし、美神の横島に対する感情表現は、思春期特有の片思いをしている少年少女の行動の域を越えていない。この2人は、見掛けや行動力に反して、愛に対しては臆病なのかも知れない。
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この問題は、連載の最終話で(うる星やつらのように)クローズアップされるのはほぼ確実だろうが、でも果たして決着をつけてくれるかどうかまでは判らない。どうするのよ椎名センセ。
・その他のキャラクター
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Q3.0.1:
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十二神将は十二支になぞらえたものと思うが、六道冥子の式神は、その姿形がよくわからない。この式神達は何をイメージしたものなのか?
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A3.0.1:
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六道冥子の十二神将は、基本的には十二支の動物をベースにし、アレンジされたものである。十二神将の図解と能力の解説についてはコミックス2巻に掲載されている(こちらに、そのイラストが掲載されている)。
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ちなみに、元々の「十二神将」は、薬師如来に従い衆生を守護する仏教の守護神のことである。昼夜十二の護法神ともいわれ,十二支が配されることもある。
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そういう事なので、冥子の式神のデザインが十二支の動物を元にしたものになるのも、当然の帰納と言えよう。
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ちなみに、私のイチオシは、やはりマコラちゃんだな。一匹欲しい。
References: GS美神2 Report 11
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Q3.0.2:
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「机の妖怪」愛子が机を持っていないシーンがあったが、彼女は机と離れて行動可能なのか?
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A3.0.2:
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特に彼女は机と常に接触していなければならないという事ではないようなのだが、それでも彼女は机の至近距離でなければ自由に行動できないという制約は存在している。そのシーンでは、単に机が描画されていなかっただけだとみなすのが一般的だ。
References: GS美神17 Report 7, etc.
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Q3.0.3:
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タイガーとエミが最近一緒に働いているシーンをあまり見掛けないが、彼らはまだ一緒に仕事をしとるのか?
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A3.0.3:
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エミが、旧来のような除霊時に無防備になってしまうような方法で仕事をしているのであれば、ボディガードとして使っているんじゃないのか、と思われる。
まぁ、でも、タイガーは今では「エミの部下」としてよりも「横島の悪友」という役割の方がはるかに強いし、それよりなによりエミもタイガーも最近は出番が激減しているので、今となっては大した問題ではないのではないか。
……冷たい回答だな。
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Q3.0.4:
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マリアのバッテリーは美神が時間移動してしまうくらいの電力がある(=雷並み)ようだが、そんな凄い電力をどうやって貧乏なカオスは日頃マリアに与えているのだ?
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A3.0.4:
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「貧乏だからカオスはマリアに電力を供給できない」ではなく、「マリアにそれほどの電力を供給しているからカオスは貧乏なのだ」と考えてみてはどうだろう。マリアはカオスの生活を支える「生命線」であり、だからこそカオスは生活のほとんど全てをマリアの為に費やしているのではないか。
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他にも、マリアは供給された電力を体内で何倍にも増幅しているのではないかという説もある。
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ただ、せめてマリアの漏電対策くらいはしておくべきだろう。漏電はマジで危険だぞ。よい子はマネしないように。
References: GS美神16 Report 7
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Q3.0.5:
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カオスは700年前に比べて明らかに老化してるぞ。奴が不老不死だってのはハッタリか?
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A3.0.5:
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確かにおかしい。きっと、「不死」の方はともかく、「不老」の方は言葉通りの意味ではないのだろう。まあ、あまり細かいことにこだわるな(こればっかしだな)。
References: 極楽大作戦!!16 Report 7-10, etc.
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Q3.0.6:
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小鳩の父親はどこへ?
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A3.0.6:
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あまりの貧乏加減に嫌気がさし、妻子を捨てて逃げ出した……というのが、常識的な回答だ。
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しかし、何といっても小鳩は「ハウス名作アニメ劇場」のノリを信条とするキャラである。こういうエピソードはどうだろう。
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実は、彼女の父親はインドでダイアモンド鉱山を掘り当てたのだが、最後は親友に「娘を頼む」と告げて死んでしまった。で、その親友は現在、小鳩の住んでいるアパートの隣のお屋敷に、サルやインド人と一緒に住んでいるのだ。
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……小公女セーラって、こういう話だったっけ。あまり自信がない。
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Q3.0.7:
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「デッド・ゾーン!!」編で、メフィストフェレスなるキャラクターが登場したが、このメフィストフェレスとは元々どんな悪魔なのだろう。
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A3.0.7:
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元々は、「ファウスト」という物語に出てくる、ファウストの下僕の悪魔のことである。
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参考として、「地獄の辞典」(講談社)の記述から抜粋を、こちらに示す:
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→メフィストフィレスに関する記述
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……といった感じで、メフィストフィレスの原典は確かに「ファウスト」なのだが、今回出てきたメフィストは、もちろん「ファウスト」のメフィストフィレスとは全然何の関係もない。
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椎名氏は「魂と引き換えに望みを叶えてくれる悪魔」として最も有名なメフィストの名前を使って、メフィストという新キャラのイメージと行動を読者に示した、というレベルのようだ。マンガではよくある事だね。
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Q3.0.8:
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同じく「デッド・ゾーン!!」編で、魔族の実力者・アシュタロスなる人物が出てきたが、彼にもメフィストのように何か原作みたいなものがあるのだろうか。
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A3.0.8:
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アスタロト(記述によってはアスタロテ)という名前の地獄の悪魔が、地獄に関する文献などに存在している。どうやら、元々は彼がモデルのようだ。
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→アスタロトに関する記述
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ちなみにアスタロトの容姿についてだが、かの有名な「失楽園」に出てくるアスタロトは、女性的な美貌の堕天使として描かれている、との事だ。従って、「マントを取ったら美形だった!」というパターンも期待できるのではないか。
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最近は美少女キャラがハバを利かせているGS美神だけに、ここらで一発「悪の美形キャラ」として男を魅せるような展開も期待したいところである。
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地獄にはこのアスタロトを始め、様々なタレント性を備えた悪魔がうようよしているそうだ。今後が楽しみだ(オイ)。