What's Old


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01/ 6/26  (更新情報へ)

Possible Problem Cause:
The content category is adult.

 というか、現在働いている職場のネット環境にいわゆる「Webフィルターソフト」が導入された結果、日に日に職場から参照可能なサイトが少なくなってしまい、それに連れて「情報管制によって世界から断絶されて行く感覚」をヒシヒシと感じてしまうネットジャンキー特有の禁断症状を起こしつつある今日この頃なのですが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
 快適なネットライフを送ってますか?(職場や学校から)

 このフィルター、どうやらある特定のキーワードがページ上に存在しているかどうかを「アダルト」や「バイオレンス」等のカテゴリ分けの基準にしているらしく、その影響で日頃(職場から)愛読しているちょっとえっちなテイストの日記が面白い「ともよさま」や、少年少女誌から成人向け雑誌まで手広くレビューを行っているコミック書評サイト「OHP」、そして更には「MISTER ジパング」を扱っているやおい系サイトの一部までもが "アダルトコンテンツ" として扱われていると知った時は、ちょっとショックというかビックリというか何というか。
 この世の中には、こちらが何も特別だと思わないで何気なく見ていたものを「特別なモノ」と判定する、こちらとは全く違う価値観や判断基準というものが存在するのだというごく当たり前の事実を、改めて思い知らされた気がします。やおいは基本的に成人女性向けだとか(今更)。

 この心境を例えて言うなら、この前「トゥナイト2」で秋葉原最新エロ事情特集を放送していた時(アニオタニュースさんの 6/16 の記事を参照)、画面に映された男性向け同人誌の表紙にモザイクがかかっているのを見て、「ああ、オレ達は『トゥナイト2』ですらモザイクをかけるようなアレな表紙の本を、これまで平気な顔して秋葉原や同人誌即売会でやり取りしていたのか……」と恥ずかしく思ってしまったのと似たような感覚ですか?(ちょっと違うと思う)

 まぁ勿論、仕事と関係ないオタク系サイトを勤務中に「気分転換」と称して時々覗いているオレが一番悪いんですけどね!
 現在においては、ネットアクセスが自由に行える環境を従業員に提供するのは福利厚生の一環として機能するのみならず、情報収集や知識共有による生産性の向上、ひいてはネット時代における社員の社会的なスキル向上に役立つのは確かなんですけど、だからこそ従業員は節度を持ったネットの使用を心がけないといけない、ということですよね! 今後は気を付けさせて頂きます! 生まれてすみません!

 でも、「2ちゃんねる」の裏情報板の企業罵倒スレッドへ行って勤務先の会社の悪口や裏情報を覗いたりしていないだけ、まだ社会人としてはいくらかマシですよね?(責任逃れ)


MISTER ジパング5巻:

 そして、こちらは椎名高志ファンホームページ C-WWW ですので、椎名高志センセのマンガの話を少し。

 この前発売されたコミックス5巻は、織田信友を相手に信長が戦う前半部分と、「もう一人の日吉」こと日野秀吉が登場する後半部分に分かれるのですが、これらの話のうち、特に「藤吉郎、殿の身を案じるあまりに独断で行動」のエピソード(弟41話「決行!」編)は、当時「日吉てめぇ殿の命令を勝手に無視して独断で行動しているんじゃねぇ貴様は殿の部下っていうかサルっていうかとにかく小物の草履取りに過ぎないんだから身をわきまえない勝手な行動を取るな『こんな大事な時に何やってるんだオレは』じゃねえぇぇぇよ」みたいな意見から、逆に「いや日吉は歴史上でも元々こういうキャラというか物事の先を読んで行動して自分の武勲にして出世したよく言えば目端が利く悪く言えば自分の出世のためならどんなことでもやる野郎なんだから別にこれはこれでええやんかなぁええやんか」みたいな意見まで出て、色々と物議を醸したものでした。

 が、様々な設定が明らかになって来た今になって考えてみると、この時の藤吉郎の「殿がピンチに陥ったことを超感覚で察知!」というエスパー魔美みたいな描写は、今現在サンデーで繰り広げられているエスパー日吉な展開への伏線となっていた、と捉えるのが妥当ではないかと思われます。『藤吉郎には元々超能力めいた「先読み」の才能があり、「殿がピンチ!」とか「ヒナタがとっ捕まってなんかヒドイ目に!」とかいう極限状態になるとイヤボーンの法則に従ってソレが開眼してスゴイ能力を発揮する』という話にも対応できるような伏線が、既にこの段階から存在していたと見るべきでしょう。
 例の読者アンケートが実施されたのは、ちょうど「失われた時を求めて」編(吉乃がゲストキャラとして出てくる話)がサンデーに掲載された時だったんですけど、その時点から5巻の最後のエピソードである「首切り」編までが、このマンガにとっての大きな分岐点になったのは間違いないと思います。

 そう――このマンガは、この世界では結果的に「藤吉郎が信長の元から出奔し、そこから戦国大名同士や天回宗との対決に巻き込まれるバトル編」の道を選んだ訳なのですが、このマンガが採用している多元宇宙モデル的に考えてみた場合、こことは違う次元にある別の宇宙では、こちらの宇宙の「首切り」編以降とはちょっと違った展開を採用した「MISTER ジパング」が存在しているに違いありません

 これをよりSFチックに申し上げると、こちらの世界とあちらの世界は「読者アンケート」というシュレディンガーの猫並に不確定な要素をキッカケに分岐したのです。天回が言うところの「この二つの世界を隔てる『何か』」とは、即ち読者アンケートに他ならないのであります。
 そして、もし現在のこの宇宙にヒナタとヒカゲが存在していると仮定した場合、こちらの世界に「チャンネル」を持っているヒナタが読むことができる「MISTER ジパング」は我々が読んでいるものと同じ内容ですが、あちらの世界に「チャンネル」を持っている(らしい)ヒカゲは、この世界とはわずかながらも異った道を選んだ「MISTER ジパング」を読むことが可能となるはずなのです。
 彼女はその目で、今どんなマンガを読んでいるのでしょうか。

 更に、天回殿までもが存在していたと仮定すると、彼がこのマンガの中で行おうとしていることは、即ち「MISTER ジパング」の将来像が分岐することになったコミックス5巻の後半以降の展開を自分の望むように書き換えようとする行為に等しいのです。
 もしあなたが今現在の「MISTER ジパング」の展開に何らかの不満を持っており、かつ歴史を遡って世界が二つに分岐するきっかけとなった時間に移動し、歴史に介入することが可能な「トキヨミの銅鐸」に匹敵するアーティファクトが手元にあったとしたら、あなたならどうしますか? また、もしあなたがヒカゲの立場だったら、彼の行動を容認すると思いますか? それとも、そもそも一度決まってしまった歴史を変えることは可能なのでしょうか?

 ――このマンガにおけるSF的なテーマは、とても大ざっぱに言うなら、概ねこのような点に集約されるのかも知れません。
 「不確定性理論によって分岐した並列世界への介入」は、いわゆる多次元宇宙モノの基本的な筋書きなのですが、なんかこう書くと「MISTER ジパング」のSF的な設定が一気に我々の日常的な問題に早変わり! なんかスゲエぜ!(なんか無理矢理に問題を矮小化しているような気もしますが)


エイケン:

 そして、週刊少年チャンピオンで絶賛連載中のみんな大好き美少女わんさかコメディー「エイケン」ですが、当サイトがヱゐケンヴさん主催の「エイケンリンク」に掲載されているのに気付きました。
 「ちゆ12歳」や「OHP」といった著名なサイトと並んで紹介されるのは、マンガ系サイトとしては大変な光栄であります(例えそれが「エイケン」であろうとも)。ご紹介ありがとうございました>ヱゐケンヴさん
 (なお、このページで「エイケン」について触れた時の日記はこちら

 ヱゐケンヴさんを始めとして、今現在「エイケン」をネット上で語っている方の大部分は、あくまでシャレというか、ダメなものをダメ故に愛好するような、B級カルト映画ファンクソゲーファンと同じ視点で物事を観察できる方々だと感じております。
 斯様な作品の愛し方ができるためには、「エイケン」を生み出す温床となった「ラブひな」を始めとした過去のキャラ萌え作品群に対する知識とそれらを読破し尽くした経験、および「この作品のどの部分をダメ故に愛することができるのか」を発見してそれを自分の言葉として語ることができる才能が必要となると思われます。
 確かに「エイケン」は現代キャラ萌え文化の果てに生み出されたアレな感じな作品に過ぎない、と言ってしまえばそれまでなのですが、だが一流にはその先がある! 立ていエイケニスト! 受けてみるか大乳! といったノリ(何それ)で、今あえて「エイケン」を語ろうというその意気は買いたい所存です。
 このサイトはあくまで椎名高志ファンサイトですので、今後「エイケン」に触れる予定は今のところありませんが、エイケニストな方々には頑張って頂きたい。

 ただ、肝心のマンガの方が、なんか週を追う毎にどんどんマンガとしてつまらなくなって行くのが気掛かりですが(笑)。
 やはり、「ラブひな」の東大受験に相当するストーリーの核となる要素がまったくないのは、連載マンガとして辛いですなー。とか言いながら終わり。

 

更新情報:


01/ 6/18  (更新情報へ)

今週のおすすめ(いきなり):
EVE☆少女のたまご(やぶうち優/小学館てんとう虫コミックススペシャル)

 10歳の女の子の姿形をした介護型ロボットの試作機として作られた主人公・イブが、自分を作った博士の息子の聖夜君や小学校のクラスメート達と共に様々な経験を積んでいくうちに友情・恋心・嫉妬といった「人間性」を獲得していくという、手塚治虫の時代から受け継がれる永遠のテーマを扱った近未来SFコメディ。
 第1話の4ページ目からいきなり主人公の裸エプロン姿を披露したり、ブルマ・スクール水着・パンチラ等のお約束的なシーンを随所に挿入したりして男性読者の萌心をグッと掴む演出を使う一方で、自分の中に生まれた「恋」や「嫉妬」の感情にとまどいを憶えながらもそれを克服して成長して行く少女漫画チックな描写をも盛り込む巧みさは、さすがはかつて「水色時代」で名を馳せたやぶうち優の面目躍如といったところか。

 しかし、この作品の最大の特徴は、このように萌え萌えなマンガが掲載されたのが、よりによって小学館の学習雑誌「小学五年生」である、という点であろう。
 小学五年生の頃から、メカ美少女の裸エプロンでヰタ・セクスアリスと洒落込みますか! 最近の小学生はススんでますなぁ!
 オレも小学五年生になりTai!(ヘボ)


 この他、やぶうち優氏は「小学六年生」で女装少年が主人公の「少女少年」シリーズを連載しているそうなので、女装美少年という検索キーワードでヒットする当サイトの管理者としては、今度ぜひ探して読んで行きたいと思いました。

 という訳で、こちらは椎名高志ファンホームページ C-WWW なのです。ホントです(多分)。

 それで我らが椎名センセの「MISTER ジパング」なのですが、先週に引き続いて今回もまたスゴイというか、読んでいるうちに「ああ、もうこのページで『あと残り7週!コミックス7巻分のエピソードが溜まるまで)』というセンテンスを冗談で使うのは辞めよう……」と気を遣いたくなってくる程の連載終了ムード満載な内容でした。

 特に圧巻だったのが、道三の死や桶狭間の戦いから本能寺の変までの信長絡みの戦国時代のメインイベントを、藤吉郎の視点から全4ページ+αを使ってダイジェストで描いた「未来視」シーンです。このシーンは、それぞれのコマを見ているだけで様々な想像が掻き立てられるという点においては読んでいてとても面白いのですが、その一方で「これらのシーンって、本来ならマンガの中でちゃんと描かれるべきはずだったエピソードの断片の集まりなのではないか?」とか思い始めてしまうと、たちまち打ち切りマンガにありがちな「最終回でこれから描かれるはずだったストーリーをダイジェストにお送りする」シーンに見えてくるのが不思議です。

 個人的には、以前から「このマンガで描かれる歴史の範囲は、やるとしても『桶狭間の戦い(1560年)』か『ねねとの結婚(1561年)』くらいまでなのではないか」とは思ってきましたし(このサイトの「ジパング年表」は、今のところ1561年までしか用意していません)、以前コミケへ行った時にジパング本を出していたサークルの方々の話を聞いた時も、概ね『「GS美神」のような長期連載ではなく、2年くらいで連載を終わらせるつもりで作っているのではいか』という意見が多かったので、連載開始後1年半の現段階でこういう展開になるのも当初の予定通りなのかも知れないなー、とは思ってはいるのですが、しかしまさかここでストーリーが歴史通りに進んだ場合、次の事件として起こるはずだった「斎藤道三戦死」イベントや「信行謀殺」イベントまでが今週の予知シーンに登場して来たのは、ちょっと意外でした。
 この段階でここまで描かれてしまっているということは、即ち今の対天回編が終わった後で起こるべき歴史的イベントがほとんどこの予知シーンだけで描写されてしまった訳であり、もし連載が続くとしてもここから先はどんな話にするつもりなのったらつもりなの? とか思ってしまうのですがどうか。
 やはり、「決められた歴史を藤吉郎が改変できるかどうか」が、今後の焦点になって行くのでしょうかね。

 こんな感じでマジで信憑性が高まってきた「MISTER ジパングまもなく終了?」説なのですが、かつて椎名氏は「GS美神」の連載終了前、サンデーファン感謝イベント「日本全国サンデー祭り」で行われたトークショーの中で、「GS美神」の連載がまもなく終了することを自らの口で大っぴらにリークしたという前科がありますので、もしホントに連載が終わるんだったら、先生のサイト上で2週間前くらい前に盛大にバラしてくれるに違いありません(勝手に断定)。
 とりあえずサイト上ではそういう雰囲気は今のところはないっぽいので、ホントに連載終了するのかどうかについては、もうしばらく静観してみた方が良さそうです。

 まぁ、今の状況は言うなれば先がまったく見えない混沌とした状態であり、2ちゃんねるや他のサンデー系サイトで行われている今後の展開に関するファンの推測のやり取りを読んでいるだけでもある意味とても楽しめるので(悪趣味)、ファンの視点から一歩離れた、いわゆる「ウォッチャー」的な視点から、今の混乱した状況を楽しんでみるのも吉かも知れません。コミックス3巻でヒカゲが言ってた「明日が見えないと、今日がとても大切に思えるのね……」ってのは、正にこの事なのかも。
 そして、きっと作者である椎名高志御大は、こんな明日をも知れない我々読者の有様を眺めながら「ククク、すっかりこちらの術中にハマりおって」と若本規夫ヴォイス(重要)で含み笑いをして、不気味な声で鳴く子猫を撫でつつ独裁ワインをグビグビ飲んでいるに違いないのです!
 そんな悦楽を独り占めしているなんて、ズルイや先生!(←被害妄想)

 なお、サンデー28号においては、個人的にはむしろ「ヒナタ」と「ヒカゲ」という物語上のキーキャラクターが退場してしまった、という方がショック大きかったです。どちらもそれなり以上に愛着があったキャラであっただけに。
 サンデー本誌を読まずにコミックスでこのマンガを楽しんでいる方に配慮して、何故彼女たちが退場してしまったのかという詳細についてはここではあえて描写しませんが、簡単に言えば「場に出る為の追加コストとして、ヒナタとヒカゲを生け贄に捧げる必要がある融合モンスターみたいな変な新女子キャラ・ヒカリが登場してしまった」のが、全ての原因であります。

 しかも彼女、なんか場に出た途端に「ああ、あたしもう死にそう! ゴメンネ日吉! でも、これがあたしの生きる道なの! もう死んじゃうけどネ!」とか言いながらさっさと死んでしまいそうな勢いであり、彼女を助けようとした藤吉郎すら置き去りにして自分の世界に浸る始末。
 なんかこう、明らかにおかしい(頭が)ですよ彼女は!

 こんな様子なので、もはやヒカゲやヒナタは今後はもう登場しそうにない感じで一杯であります。
 ああ、せっかく「ヒカゲ×ヒナタの二次創作作品を作ることは可能か?」というテーマを研究するため、双子の姉妹が主人公の少女マンガを読んだりとか、双子の姉妹が主人公のギャルゲーをプレイしたりとか、双子の姉妹が主人公のオリジナル百合小説が載っていそうな同人誌を読破したりとかの作業を始めたばっかりだったのに!(それもどうかと)


 

更新情報:


情報:

 「MISTER ジパング」の5巻が発売になりました。
 よい子のみんなはみんな買ったかな〜?(しらじらしく)


01/ 6/12  (更新情報へ)

 「ノワール」と思って観たら全仏テニス!(近況)

 というか、テレビ東京の深夜番組を録画したつもりだったのに全仏オープンテニスの中継が録画されてしまっていてコマンタレブーな心境の今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている椎名高志ファンホームページ C-WWW なのですが、でも最近はむしろエイケン」絡みでこのページがリンクされていることが多いみたいなのです。これっていったいどういうこと?(自業自得)


 それで我らが「MISTER ジパング」なのですけど、いよいよあと残り8話!コミックス7巻分のエピソードが埋まるまで)ということもあってか、ここに来て藤吉郎がついに文字通りの大爆発! というか、むしろ藤吉郎が爆心地! という程の活躍っぷり!
 銃弾を上体を反らすことによって回避する「マトリックス避け」を披露するわ(舞台は戦国時代なので「今更マトリックスのパロ?」とか言ってはいけません)、ヒナタのことを超時空兵器を起動するための道具呼ばわりした天回に対して「殿は俺を一個の人間だって言ってくれた! 道具になれる人間なんか意味がない!」と彼女の身を案じて怒りを表すわ(ここは藤吉郎の見せ場なので、「殿は藤吉郎にそんな台詞は言ってないよ!」とか「今までヒナタの事を思い出してもいないのに、ここでそんな事を言っても説得力が!」とか言ってはいけません)、更にはいきなり周囲の空間ごと自分自身を別の場所に瞬間移動させるテレポーテーション能力を発動させて寺を破壊し、殿を含めたみんなに迷惑をかけるわと、なんかこう天回殿と愉快な仲間達をも凌駕する変態的な能力をここに来てついに発揮し始めましたヨ!
 盛り上がって参りましたね!(←盛り上がっていない時に言う常套句なので用法間違い)

 以前、サンデー8号で行われた「MISTER ジパング」の今後の展開に関する読者アンケートの選択肢の一つに「籐吉郎に超能力が発現し、その力で信長を助け、戦国の覇者となっていくお話」という項目がありましたが、今回のサイキックな展開はそのプランが実行に移された結果である、と思って良いのかも知れません。
 このサイトで勝手に取ったアンケートによれば、この項目よりはむしろ「籐吉郎は強くもならず、超能力も手に入れないが、知恵と勇気で戦国大名たちと戦うお話」案の方(=普通の歴史モノと似たような路線を希望する選択?)が人気があり、またマンガの方も京都編が始まるまでは概ねその路線で動いていたと思うのですが、ここに来てちょっと方向性が変わったと見るべきでしょうか。

 そして更に、当サイトの勝手なアンケートでは、最も邪悪な選択肢である「籐吉郎の相棒としてカワイイ女の子侍が現れ、一緒に出世していくお話」を選択する回答も多かったんですけど、『今ひとつ人気が波に乗れてないのでは?』と読者にまで心配をされているとおぼしきこのマンガに対し、果たして制作者サイドがテコ入れ要員として「カワイイ女の子侍」を投入するような決断を下すのか否か? という点も、今後は留意するべきでありましょう。

 勿論、個人的には「このマンガにもうギャルは要らねぇ! っつうか、これ以上の下手な新女子キャラの投入は、かえって逆効果を招きかねないぜ坊主! 坊主も本当の『男』になりたいなら、ギャルじゃなくてガキとオヤジに萌えてみろ! ガキとオヤジこそが椎名マンガの神髄! カワイイ女の子侍を出すくらいなら、カワイイオヤジ侍を出せと訴えろ!」と、鬼軍曹チックに主張したいのは山々なのです。

 ……が、もし「女の子侍」を出すんだったら、武田の騎馬隊所属で一人称が「ボク」なキャラなんてどうでしょうかサンデー編集部の皆さん!(ウキウキしながら)
 「武田の情報部にいた頃のヒナタのトモダチだった」という設定にしておけばヒナタ絡みで藤吉郎との接点も作れるし、性格的にボケ役がお似合いなヒナタに対するツッコミ要員にもなるからヒナタのキャラを立たせることも可能で一石二鳥! そしてキャラデザは、女子キャラがわんさか出て来た「GS美神」の中でも特に一発屋傾向(一度マンガに出ただけで二度と出てこなかった、という意味)が強かったキャラとしてオレの中だけで名高い、アン=ヘルシング嬢を基本形にするのがいいと思います! いやその、体格に不相応な鎧を着込んだ女子キャラってのは、個人的にエラい萌えるポイントなんですよ! 基本的にはダボダボの男物の服を着た女性にグッと来るのと同じロジックではあるのですが、これが甲冑だったりすると更にアレでナニ度がアップ! 鎧を剥いだら中身はブルマを着用した貧乳美少女! だったりするシチュエーションは、お約束だけど萌えるよなぁ!(←例えとして最悪かつ結局エイケンネタに逃避)

 あと、いよいよ次回は本編のヒロイン(のはずだった)ヒナタにとっての一世一代の大見せ場がやって来るっぽいので、そういう点においても期待であります。
 これまでの脳天気な言動が災いしてか、どっちかと言えば批判的な意見の方が多い感があるヒナタっちではありますが、彼女は一応このマンガのSF的な側面においては天回殿と並ぶ重要キャラでありますし、何より彼女にはコミックス1巻でヒカゲが日吉に対して言っていた「あの子が消える日まで、どうか守ってやって」という意味深長な台詞に端を発する伏線が用意されていることを忘れてはいけません。
 「あの子が!」「消える日まで!」「どうか守ってやって!」ですよ! 対天回編がクライマックスを迎えつつある今、ここで消えなくていつ消える気だヒナタ! と思わずにはいられませんよね!(←ファンサイト主催者とは思えない発言であり大変に申し訳ない)

 更に、彼女が今装着させられている珍妙な土偶型メカは、きっとヒナタ/ヒカゲが体の中に蓄えているトキヨミの一族としてのサイキックパワーを皮膚から直接チューチュー吸い出す為の装置であることに間違いなく、あの土器の中ではそりゃもう変な触手みたいなのがウネウネ動いたり絡まったりして大変なことになっているに違いないのです! 早く助けないと、哀れ彼女は触手の餌食に! ガンバレ藤吉郎! 負けるな触手!
 ビバ! ジャパニーズヘンタイテンタクルアニメーション!(←少年マンガのファンサイト主催者とは思えない発言であり大変に申し訳ない)

 そして(何が?)、次回はこの比叡山編の最大の見せ場となると思われる、ヒナタと藤吉郎の感動の再会シーンにも注目したいですね。
 長い間離ればなれだった上に斯様な極限状態の中で再会したこの二人は、果たして如何なる会話を交わすのか? このお二人さんは、「大切な友達」とお互いに認め合う関係からさらに踏み込み、ラブにひなる関係にまで発展する可能性はあるのか? ヒナタの持つ「トキヨミの一族」の力は、果たしてこのマンガの世界の歴史に何をもたらすのか? 今回見せた藤吉郎の超人的な能力には、何らかの理由があるのか? そして、ヒナタと藤吉郎のアレな行動に巻き込まれて迷惑を被っているに違いないヒカゲに出番はあるのか?
 いよいよあと残り8話!コミックス7巻分のエピソードが埋まるまで←しつこい)なこのマンガの今後の展開は要チェキですよ! 兄チャマ!(誰?)

 以上、今週は時間的および精神的な余裕がない関係で、倫理的にお見苦しいところがあったことをお詫びします。
 ああ、もっと心が強くなれたら……(深夜番組の放送時刻を録画前に確認できる程度に)


 

更新情報:


01/ 6/ 5  (更新情報へ)

 ご奉仕するにゃんっ!(挨拶)

 イエー!(景気付け)
 今更ながら、実写化が決定して話題になっている「東京ミュウミュウ」(講談社KCなかよし)を読み、そのあまりのおかしい内容に魂が震える程の衝撃を受けた今日この頃なのですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
 こちらは、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。

 このマンガ、基本的には「美少女戦士セーラームーン」や「カードキャプターさくら」と同様のいわゆる変身魔法少女モノの部類に属するのですが、セーラームーンにおける「月に変わってお仕置きよ!」に相当する変身後の決め台詞が、よりによって「お礼にたっぷり ご奉仕するにゃんっ!」という時点で、既に女の子向けマンガが守るべき「大切な何か」を最初から間違えているのは明らかです。
 何より、こんな格好をした12歳の女の子が、自分に対してヒドいことする謎のクリーチャー達に対して「ご奉仕するにゃんっ!」と決めポーズを取ってホントに色々とご奉仕しちゃう(主に光線技で)ようなマンガが、一応年齢一桁代の女の子をも対象読者にしている「なかよし」に載っているという事実がスゴイです。

 「東京ミュウミュウ」は、掲載誌のつながりを考えると「セーラームーン」や「CCさくら」の直系に位置するマンガだとは思うのですが、何というかよりによってそれらのマンガが持つダメな部分を摘出・濃縮して作ったような気がしてなりません。これは即ち、少年マンガで言うところの「ラブひな」と「エイケン」の関係に等しい訳であり、いわゆるエイケン汚染効果は少女マンガの世界においても既に発生していたのだ! と言わざるを得ません。
 更に、なまじ対象読者層の年齢が低いだけに、その毒性の効果は下手すると「エイケン」以上になる可能性があるやも知れません。もし、これで実写化が大当たりして大人気になった暁には、小学生の女の子の間で「ご奉仕するにゃんっ!」が流行ったりするような世の中がやって来るのでしょうか。お宅の娘さんは大丈夫ですか?

 まぁ、勿論汚染された土壌でなければ生きていけない我々にとっては、こういうマンガは大歓迎ですけどね!
 いわゆるストーリーマンガとしては明らかにダメな部類に入るのですが、マンガの部分以外が異様に面白いので、個人的にはンもう全然オッケー! 今年の夏コミでは、西館4階に「東京ミュウミュウ」のコスプレをしたレイヤーの方々がわんさか集まり、そこかしこで

 「すみませーん、写真撮りたいんで『ご奉仕するにゃん』のポーズ取って頂けますかー?
 「ご奉仕するにゃーん♥

 なんてアレな会話が交わされるに違いないのです!
 とにかく、「東京ミュウミュウ」は、この夏には確実にキますぜ! Zi(ゼッタイ)!
 ヽ(*´Д`*)ノ


 

更新情報:


以下、特別企画(まとまった文章書いてる時間がないので):
このサイトにヒットした検索キーワード列伝 (2001/ 4 - 5 版)

※当サイトでは現在、サイトアクセス状況調査のために HTTP_REFERER (どのページからこのサイトに飛んできたのかの情報)を収集しています(間もなく、それを使った逆リンク集を公開する予定)。
 そのうち、各種検索サイトで入力されたとおぼしきキーワードを解析した結果の一部を公表します。

漫画タイトル上位5傑

 「女装美少年が主人公」「『キャラ萌え』人気を狙った絵柄」「読者にはよく判らない理由により、コミックス1巻分にも満たない話数で連載終了」など、色々な意味でこの時期の少年漫画界の話題の中心だった『ぷろぶれむちゃいるど』でしたが、今ではその後を継いだ『エイケン』がすっかり『ぷろぶれむちゃいるど』を凌ぐ話題性を獲得しています。いくら話題作だったとはいえ、やはり週刊連載マンガは連載が継続していないと記憶からすぐに消え去ってしまうモノなのね、とつくづく思いました。
 なお、『ぷろぶれむちゃいるど』の作者の高柳ヒデツ氏は、以前「遙かなるリング」(講談社ヤンマガKC)というプロレスマンガを描いていた中村慶吾氏ではないかと言われています(が、確証はないらしい)。

 上記に上げたその他の漫画の中では、「リベロ革命」は漫画のタイトルよりはむしろヒロインの篠原舞子の検索キーワードが、同じく「史上最強の弟子」も漫画のタイトルよりはむしろヒロインの風林寺美羽の検索キーワードが、共に目立ちます。
 みんな、ホントに巨乳キャラが好きなのな。

漫画関係キーワード

小野敏洋 ポケモン 同人誌

 小野敏洋氏と言えば、「このピカチュウが一番可愛い!」という宣伝文句に偽りなし! と広くポケモンフリークから称えられた『電撃!ピカチュウ』の作者として有名ですが、ポケモンの(成人向け)同人誌も作っていたらしいです。興味のある方はこちらのサイト(いっちぃーさん制作・いっちぃーのHP)に詳しい情報が載っていますのでどうぞ。
 個人的には、むしろアメコミ版『電撃! ピカチュウ』修正一覧が興味深いです。

 そして、7月に発売されるサンデーGX連載『ネコの王』のコミックスは、ンもう絶対買いますぜ!
 つうか、カワイイのが好きな奴は絶対買え!(命令)

ウィンドミル オチ

 噂によれば「次は週刊連載をやる」とも伝えられる、橋口たかし氏の代表作。
 このマンガのオチですが、端的に言えば妊娠して出産です(端的過ぎ)。

チャンピオン 新連載 ラブひな

 それは『ラブひな』じゃなくて『エイケン』ですよお客さん!
 類似品にご注意!

モーニング ジパング 3巻

 惜しい! ここのサイトが扱っている『ジパング』は、そっちの『ジパング』じゃないんですよお客さん!
 まぁ、タイムスリップをネタにしている辺りはちょっとだけ似てなくもないんですけどね!
 類似品にご注意!(しつこい)

時事ネタ

BSマンガ夜話 うしおととら 椎名

 例の『椎名高志、BSマンガ夜話・うしおととらの回でいしかわじゅんに激怒!』事件に関するキーワード検索も、当サイトに対しては少なからずありました(このページでこの件に触れた時の記事はコレ)。この一件はもう鎮静化した話題だと思っていましたが、先週お伝えしたように藤田氏がWEBサンデーでこの件に関するコメントを発表した結果、なんかまた一部(より具体的には2ちゃんねる)で議論がぶり返してしまった模様です。
 「漫画にとっての批評とはどうあるべきか」という議論は、今後も形を変えて永遠に続けられるんでしょうね。

コミックGOTTA 休刊

 先日発売された7月号を持って、コミックGOTTAは休刊となりました。
 最終号の巻末に載っている『休刊のお知らせ』に「懸命の努力を重ねて参りましたが、部数の拡張をみることができず……」と書かれていたのが、個人的には印象的でした(わざわざそんな事を書く雑誌って初めて見たので)。
 創刊直後から「部数が伸びてない。返本率も高い。ヤバそう」と噂が絶えなかった雑誌ではありましたが、やっぱり部数が思うように伸びなかったのがよっぽど悔しかったんだなぁ、と思います。

 なお、「コミックGOTTA」休刊に関しては、OHPの芝田さんが的確なコメントを掲載していたので、そちらを紹介しておきます。
 ロー〜ミドルティーン向けのマンガ雑誌が伸びないと、将来マンガを読む人口は確実に減ってしまう訳で、この辺の層を開拓するのは少年誌を発行している出版社にとっても極めて重要なことだと思います。過去の人気漫画リバイバルブームの中で創刊された「コミックバンチ」が盛り上がる一方で、こういう将来を担う人材(マンガ家・読者共に)を育成するはずの雑誌が潰てしまうのが、今の漫画出版業界の苦しい現状なのではないのでしょうか?(エラそうに肩をすくめながら)

エロ関係キーワード

(注:18歳未満の方に対しては有害な情報が含まれる可能性があります)

女装美少年

 「ぷろぶれむちゃいるど」をネタにした時に、「これからは女装美少年です! 女装美少年はキますよ!」とか面白がって書いたら、なんかこのサイトがそれっぽいキーワード(女装 少年 イラストとか)でヒットするようになってしまった模様です。これって自業自得? 女装美少年愛好サイトへようこそ!(ヤケ)
 「ぷろぶれむちゃいるど」の後を継いだ『エイケン』でも、この前の話では主人公のダメ少年が女装すると意外とカワイイじゃん! 萌え! だなんて話をやって男性読者にバカウケだった模様ですし、やはり時代は確実に女装美少年の方へ向かっているのかも知れません。いい時代になったものですネ!(ホントか)

レズ 姉妹 双子

 イエー! ホント、みんなこういうの好きですな!
 当サイト的には、このキーワードに接触するキャラは当然ヒカゲとヒナタになる訳なのですが(ニュアンスとしては「百合」と表現した方が近いのですが、それはさておき)、果たして「ヒカゲ×ヒナタ」の組み合わせ(或いはその逆)が同人誌的なノリにおいてもカップリングとして成立するか否か? は、個人的には重大な関心事であります。これについては、今後とも色々と研究して行きたい所存。

 でもこの二人って、もし体が別々の普通の姉妹だったら仲悪そうなのですがどうか。
 もし俺がヒカゲなら、明るくて可愛くて元気なのはいいけど彼氏のことで頭が一杯な上にこちらの迷惑も考えないで後先考えずに突っ走り、更に「アタシは体育会系だから!」だなんて言葉で自己の行動を弁護するような妹がいたら、絶対その妹をいじめるね!
 ヘイトシスタープリンセス!(間違い)

ヒナタ 突起

 前回紹介した『突起の法則』ですが、それ以来なんか漫画のタイトルやキャラ名+「突起」をキーワードにした検索が増えているような気がします。ホントみんな好きな!
 でも、これって実際には効果がないケースの方が多いので、突起テクに頼るよりも、まずはちゃんとそういう二次創作作品を扱っているサイトを家族や同僚に知られないようにこっそり探したほうが良いと思いました。騙してごめんよ!(台無し)

全身 スパッツ

 私も男なのでその気持ちは痛い程よく判りますが、でもそれはもはやスパッツとは呼べないと思うのですがどうか。

その他

「ゆうき」 名前 年代 付ける 流行

 キーワードの並び方からすると、子供の名前に関する年代別の流行廃りを研究されているのではないか、とお見受け致すのですが、でもなんかこのサイトに対してこのキーワードで検索をかけると、「ルーンマスターゆうき」(今となっては伝説となった、以前週刊少年チャンピオンに短期連載された『カードキャプターさくら』のバッタモンマンガ)に関するネタが出てくる様です。
 お役に立てず、大変に申し訳ない。

女忍者 イラスト

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 ヽ(*´Д`*)ノ

少年誌 防弾

 「そんな馬鹿な!貴様はあの時、胸を撃たれて死んだはずだ!」
 (胸のポケットから少年サンデーを取り出して)
 「アイツの形見が俺を守ってくれたのさ…」

 もしかして、こんなハードボイルドで燃えるシチュエーションをお探しだったのですか?
 もしそうだとしたら、お役に立てず、大変に申し訳ない。


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'01
5 | 4 | 3 | 2 | 1
'00
12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1
'99
12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2
'98
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 6, 7 | 4, 5 | 2, 3
'97
12, 1 | 10, 11 | 8, 9 | 5, 6, 7 | 1, 2, 3, 4
- '96
96/10 - 96/12 | 95/ 9 - 96/ 9

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